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内田樹の検索結果81 - 120 件 / 421件

  • 『ストーリーが世界を滅ぼす』書評 - 内田樹の研究室

    『ストーリーが世界を滅ぼす』(ジョナサン・ゴットシャル、月谷真紀訳、東洋経済新報社、2022年)の書評を頼まれて、東洋経済オンラインに寄稿した。 「ポスト真実の時代の指南書」 「ポスト真実の時代」という言葉が私たちの時代を形容する語としてふさわしいものであると実感されたのはいつか。これについてはかなり厳密に時日を挙げることができる。それは2017年1月22日である。その日に放送された「ミート・ザ・プレス」のインタビューにおいて、アメリカ合衆国大統領顧問ケリーアン・コンウェイは、ホワイトハウス報道官ショーン・スパイサーが、第45代アメリカ大統領ドナルド・トランプ大統領就任式には「過去最大の人々が就任式をこの目で見るために集まった」と虚偽の言明をしたことについて問われ、その言明は「もう一つの事実(alternative facts)」を伝えるものだとして報道官の発言を擁護したのである。 この世

    • 内田樹 on Twitter: "古語辞典一つあれば千年前の古典でも読めるという国語教育をしている国ってもう東アジアには日本と台湾くらいしか残ってないんです。中国も韓国もベトナムも、古典はおろか百年前に書かれたものさえ一般人は読めなくなっている。この例外的な文化的… https://t.co/tS1vvLjv43"

      古語辞典一つあれば千年前の古典でも読めるという国語教育をしている国ってもう東アジアには日本と台湾くらいしか残ってないんです。中国も韓国もベトナムも、古典はおろか百年前に書かれたものさえ一般人は読めなくなっている。この例外的な文化的… https://t.co/tS1vvLjv43

        内田樹 on Twitter: "古語辞典一つあれば千年前の古典でも読めるという国語教育をしている国ってもう東アジアには日本と台湾くらいしか残ってないんです。中国も韓国もベトナムも、古典はおろか百年前に書かれたものさえ一般人は読めなくなっている。この例外的な文化的… https://t.co/tS1vvLjv43"
      • 書評『新しい封建制がやってくる グローバル中流階級への警告』ジョエル・コトキン著、寺下滝郎訳、東洋経済新報社、 - 内田樹の研究室

        標記の書物の書評を東洋経済オンラインから依頼されたので、こんなことを書いた。 タイトルから二つのことがわかる。「新しい封建制」が切迫していること。それによってもっとも大きな負の影響を受けるのがミドルクラスだということである。少し前にこのコラムで紹介した『意識高い資本主義が民主主義を滅ぼす』と問題意識の多くは共通している。超富裕層への富の集中、テックジャイアントの国家化、左右のポピュリズムの興隆、ミドルクラスの没落と民主主義の機能不全・・・どれも最近のアメリカの書物や論文に頻出する文字列である。でも、さすがに「封建制」まで踏み込んだ用例を私は知らない。さて、「新しい封建制」とは何か。 「今日、アメリカその他の国で出現しつつあるのは、新しいかたちの貴族制である。というのも、脱工業経済のもとで、富が少数者の手に集中する傾向がますます強まっているからだ。社会の階層化が進み、多くの人びとにとって社会

        • ポストコロナの時代を生きる君たちへ - 内田樹の研究室

          大阪市立南高校という高校が今年度でなくなる。他の二つの市立高と統合されて別の高校になるのである。独特の教育をしていた高校で、そこの国語の先生が私の寺子屋ゼミの受講生だった関係で、「さよなら講演」にお招き頂いた。その時に高校生たちにこんな話をした。 みなさんこんにちは。今紹介いただきました、内田です。幸い、皆さんが教科書で私の書いたものを読んでくださったということなので、どのようなことを話すか人間かはだいたいお察しになっていると思います。 こういうところに立つのは久しぶりです。でも、正直言って、こういう環境はしゃべりにくいんです。最近はずっとオンラインでやって、それに慣れてしまって。オンラインだったら自分の部屋からできます。自分の部屋の、自分の椅子に座って、iPadのスイッチを押せば、すぐにつながって、相手が10人でも100人でも、やることは同じ。ディスプレイに映る自分の顔を見ながら話す。ど

          • コロナウィルスと社会的共通資本 - 内田樹の研究室

            先週のAERAに寄稿したもの。それよりさらに数日前に書いたものなので、その点を勘案してお読みください。 コロナウィルスの感染はこの原稿が掲載される日(注:2月25日)にどうなっているか予測がつかない。たぶん事態は今以上に危機的になっているだろう。それにしても、今回の事件に日本社会の本質的な脆弱性が露呈されたと思っている人は少なくないだろう。 私が日本社会の弱さと思うのは「社会的共通資本」という概念が定着していないことである。 社会的共通資本とは人間が集団として生きるためにそれなしでは生きてゆけないもののことである。海洋・森林・河川といった自然環境、上下水道・交通網・通信網・電力などの社会的インフラ、そして行政・司法・教育・医療などの制度資本がこれに当たる。これらの制度設計・管理運営は専門家が専門的知見に基づいて、理性的かつ非情緒的に行うべきものであって、政治と市場はこれに関与してはならない

            • 『「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす』書評 - 内田樹の研究室

              『「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす』(カール・ローズ、庭田よう子訳、東洋経済新報社、2023年)の書評を東洋経済オンラインに寄稿した。 「ウォーク資本主義(woke capitalism)」とは聴き慣れない言葉である。本書はこの「聴き慣れない言葉」の意味をていねいに教えてくれる。でも、説明されても「ああ、『あのこと』ね」とぽんと膝を打つという人はあまりいないと思う。woke capitalism は日本にはまだ存在しないからである。 woke はwake (起こす、目覚めさせる)という他動詞の過去分詞である。「目覚めさせられた」という意味だが、60年代からアフリカ系アメリカ人の間では「人種的・社会的差別や不公平に対して高い意識を持つこと」という独特の含意を持つようになった。そういう意味で半世紀ほど使われたあとに、意味が逆転した。 意味を逆転させたのは「政治的に反動的な信念を抱く人々

              • 沈黙する知性 - 内田樹の研究室

                夜間飛行からもうすぐ『沈黙する知性』という本が出る。平川克美くんとの「たぶん月刊話半分」の対談を文字起こしして、大量に加筆したものである。ラジオで聴いたよ、という人もまあ悪いことは言わないから買ってみてください。「悪いようにはしません」(@村上春樹) 以前に「日本の反知性主義」という本を出したときに集中砲火的な批判を浴びたことがある。とりわけ私が「反知性主義」という語を一意的に定義していないという点を咎められた。キーワードを一意的に定義しないままで恣意的なラベル貼りをするようなふるまいこそ「反知性的」ではないか、と。 申し訳ないけれど、私は「キーワードを一意的に定義してから話を始めよ」というタイプのクレームには原則的に取り合わないことにしている。 というのは、私たちがそれなりに真剣になって議論しているとき、そこで行き交っているキーワードの理解は論者全員において一致していないのがふつうだから

                • China Scare - 内田樹の研究室

                  日韓関係が「史上最悪」である一方で、かつて排外主義的なメディアの二枚看板だった「嫌中」記事が姿を消しつつあることにみなさんは気づかれだろうか。 なぜ嫌韓は亢進し、嫌中は抑制されたのか。私はそれについて説得力のある説明を聞いた覚えがない。誰も言ってくれないので、自分で考えた意見を述べる。たぶん読んで怒りだす人がたくさんいると思うが許して欲しい。 Foreign Affairs Report はアメリカの政策決定者たちの「本音」がかなり正直に語られているので、毎月興味深く読んでいるが、ここ一年ほどはアメリカの外交専門家の中に「中国恐怖(China Scare)」が強く浸透していることが実感される。 かつて「赤恐怖(Red Scare)」といわれる現象があった。1950年代のマッカーシズムのことはよく知られているけれど、1910年代の「赤恐怖」についてはそれほど知られていない。 1917年にロシ

                  • コロナ禍についてのアンケート - 内田樹の研究室

                    ある媒体からQ&A形式でインタビューがあった。字数に制限があったので、ロング・ヴァージョンをこちらに掲載する。 ■新型コロナウイルスによって引き起こされた日本や世界の状況について、どのように解釈されていますか? 感染症の世界的流行そのものは2002年のSARS、2009年の新型インフルエンザ、2012年のMERSと短い間隔をおいて定期的に起きています。ですからコロナウィルスのパンデミックも別に前代未聞の大事件であるわけではありません。たしかにウィルスそのものはそのつど「未知」ですけれど、「未知のウィルスにどう対処するか」という手順は「既知」です。やることは決まっています。感染症対策のセンターを設置して、そこに情報と権限を集中すること、医療資源を備蓄すること、十分な予算をつけて感染症の臨床と基礎研究の専門家を育てておくこと・・・それくらいでしょう。別に奇跡的な予見能力や超人的な医療技術を求め

                    • 内田樹先生の「ひきこもりを過疎の里山に」って…?斎藤環氏らが批判

                      (略)…「引きこもり」の人たちに「歩哨」をしてもらうというものです。 一説によると、日本にはいま100万人の「引きこもり」がいるそうです。その人たちに過疎の里山に来てもらって、そこの無住の家に「引きこもって」もらう。里山だと「そこにいるだけで」、里山を自然の繁殖力に呑み込まれることから守ることができる。部屋にこもって1日中ゲームやっていても、ネットをしていても、それだけで役に立つ。 それほどの給料は払えないでしょうけれども、人がいなくなった集落でも、お盆のときだけは戻ってくるから、家は廃屋にしたくないという人はたくさんいます。そういう何軒かの家からちょっとずつ出してもらえば、仕事になる。家賃は要らないし、物価だって安いし、気が向いたら、畑を耕して野菜だって作れる…(略)

                        内田樹先生の「ひきこもりを過疎の里山に」って…?斎藤環氏らが批判
                      • 日本学術会議の独立性を侵害する政府の法改正方針を直ち に撤回することを要望します。 - 内田樹の研究室

                        内閣府は 12 月 6 日、日本学術会議と協議を行わないまま「日本学術会議の在り方に ついての方針」を公表しました。方針では「政府等と問題意識と時間軸を共有」し、会 員選考において「第三者の参画」を行い、「内閣総理大臣による任命が適正かつ円滑に 行われるよう必要な措置を講じる」と明記されています。この内閣府の方針は、梶田隆 章日本学術会議会長談話や、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞の社説、および日本学術会 議の「声明」( 12 月 21 日)で言及されたように、日本学術会議の独立性と学問の自由 を著しく侵害するものです。 さらに 12 月 8 日および 12 月 2 1 日の日本学術会議総会における内閣府笹川武総合政 策推進室長の説明では、現行の3部構成に加えて第4部を設置すること、直近1月の通 常国会に法案を提出すること、第 25 期の任期(9月末日満了)を 1 年半ほど延長し、 第 26

                        • Ikuo Gonoï on Twitter: "なぜ内田樹氏はかように軽率なのか。この彼の一言でぶち壊しになる可能性があると考えなかったのか。浮かれてんじゃないよ。こういうことは頼まれてても黙ってるもんだよ。プロ意識が低い。内田樹氏が明かす「安倍首相は28日に辞意表明の確率高い… https://t.co/lsX32am0Mo"

                          なぜ内田樹氏はかように軽率なのか。この彼の一言でぶち壊しになる可能性があると考えなかったのか。浮かれてんじゃないよ。こういうことは頼まれてても黙ってるもんだよ。プロ意識が低い。内田樹氏が明かす「安倍首相は28日に辞意表明の確率高い… https://t.co/lsX32am0Mo

                            Ikuo Gonoï on Twitter: "なぜ内田樹氏はかように軽率なのか。この彼の一言でぶち壊しになる可能性があると考えなかったのか。浮かれてんじゃないよ。こういうことは頼まれてても黙ってるもんだよ。プロ意識が低い。内田樹氏が明かす「安倍首相は28日に辞意表明の確率高い… https://t.co/lsX32am0Mo"
                          • 内田樹 on Twitter: "1901年にテキサスのスピンドルトップで一日10万バレルの油井が見つかったことです。「ただ同然」のエネルギー源がアメリカに見つかった。だから、アメリカをデフォルトにしてガソリン車が選択された。電気自動車の方が部品数も故障も環境負荷も少ないないことがわかっていたのに。"

                            1901年にテキサスのスピンドルトップで一日10万バレルの油井が見つかったことです。「ただ同然」のエネルギー源がアメリカに見つかった。だから、アメリカをデフォルトにしてガソリン車が選択された。電気自動車の方が部品数も故障も環境負荷も少ないないことがわかっていたのに。

                              内田樹 on Twitter: "1901年にテキサスのスピンドルトップで一日10万バレルの油井が見つかったことです。「ただ同然」のエネルギー源がアメリカに見つかった。だから、アメリカをデフォルトにしてガソリン車が選択された。電気自動車の方が部品数も故障も環境負荷も少ないないことがわかっていたのに。"
                            • 月刊日本インタビュー「ウクライナとパレスチナ」 - 内田樹の研究室

                              ― ウクライナ戦争に続いてイスラエル・ハマス戦争が起こりました。この事態をどう受け止めていますか。 内田 強い衝撃を受けました。これまでもイスラエルとパレスチナは衝突を繰り返してきましたが、今回は暴力性の次元が違うと感じます。イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザから攻撃を仕掛け、イスラエルは「戦争状態」を宣言して以来、徹底的な報復攻撃を行っています。欧米はイスラエルの自衛権を支持していますが、「これは自衛の範囲を超えている」と批判している国も多くあります。 でも、今回の事態を何と表現すればいいのか、私にも実はよく分からないのです。これは近代的な国民国家間の戦争ではありません。かといって、ポストモダン的な非国家アクターによるテロではないし、単なる民族抗争、宗教戦争とも言い切れない。そのどれでもなく、そのどれでもあるような、複合的な戦いが起きている。このような事態を適切に表現する言葉を私た

                              • 【そういうとこやぞ】内田樹氏「誤解しないでくださいね。「共産党はなぜ嫌われるのか」というのは「日本国民はどうして『政治的に正しい政党』より『政治的に正しくない政党』を好むのか?」という不可解さをめぐってのお話です」←ツッコミ多数

                                内田樹 @levinassien 神戸市で武道と哲学研究のための学塾・凱風館を主宰している物書き兼業武道家です。2023年4月に右膝の人工関節手術をしたおかげでようやく稽古できるようになりました。今年は正座できるようになるとうれしいです。でも、老骨はそろそろ後事を若い人たちに託して、竹林に端座して琴棋詩酒の余生を楽しみたいです。 blog.tatsuru.com 内田樹 @levinassien 今日の平川君とのおしゃべりの最後の話題は「どうして日本共産党の支持率は上がらないのか?」でした。政策は適切だし、議員たちの知性も倫理性も他党に比べると卓越しているのに、どうして人々は感情的な「反共」に容易に流れるのか? 2023-08-10 20:12:08

                                  【そういうとこやぞ】内田樹氏「誤解しないでくださいね。「共産党はなぜ嫌われるのか」というのは「日本国民はどうして『政治的に正しい政党』より『政治的に正しくない政党』を好むのか?」という不可解さをめぐってのお話です」←ツッコミ多数
                                • 自由論 - 内田樹の研究室

                                  アメリカにおける自由と統制 アメリカの話をしようと思う。自由を論じるときにどうしてアメリカの話をするのかと言うと、私たち日本人には「自由は取り扱いのむずかしいものだ」という実感に乏しいように思われるからである。私たちは独立戦争や市民革命を経由して市民的自由を獲得したという歴史的経験を持っていない。自由を求めて戦い、多くの犠牲を払って自由を手に入れ、そのあとに、自由がきわめて扱いにくいものであること、うっかりすると得た以上に多くのものを失うかも知れないことに気づいて慄然とするという経験を私たちは集団的にはしたことがない。「自由」はfreedom/Liberté/Freiheitの訳語として、パッケージ済みの概念として近代日本に輸入された。やまとことばのうちには「自由」に相当するものはない。ということは、自由は土着の観念ではないということである。 私たちはややもすると私たちは「自由というのはす

                                  • アメリカの新しい論調から「ベーシックインカムについて」 - 内田樹の研究室

                                    Foreign Affairs Report を定期購読している。アメリカの本家のForeign Affairs の主要記事を和訳してくれたもので、雑誌の性格上、ホワイトハウスの政策決定過程に関与している、あるいはしたことのある人の寄稿が多いので、アメリカが今何を問題にしているのかを知る上ではたいへん貴重な情報源である。でも、「おう、俺も読んでるぜ」という人に会ったことがない。どうしてなんだろう。ほんとに貴重な情報源なんだけど。 ともかく、その2020年11月号に、日本人もよく読んでおいた方がいいと思われる記事があった。情報を共有しておきたいと思う。 それはカナダの学者のベーシックインカム(BI)論である。 2020年の大統領選の民主党候補に立候補したアンドリュー・ヤンはすべてのアメリカの成人に月額1000ドルを給付するというBIのアイディアを提示した。残念ながら、まったく支持が広がらず、

                                    • 内田樹 on Twitter: "1975年卒業前にある宗教団体から全卒業生宛てに「3週間アメリカ旅行無料ご招待」の案内が届きました。義務は帰国後に報告会でレポートするだけ。結構な数の学生が「ただ旅行」に出かけました。ある宗教団体はこうやって「いずれ政官財で出世しそうな学生」を囲い込んでいたのでした。"

                                      1975年卒業前にある宗教団体から全卒業生宛てに「3週間アメリカ旅行無料ご招待」の案内が届きました。義務は帰国後に報告会でレポートするだけ。結構な数の学生が「ただ旅行」に出かけました。ある宗教団体はこうやって「いずれ政官財で出世しそうな学生」を囲い込んでいたのでした。

                                        内田樹 on Twitter: "1975年卒業前にある宗教団体から全卒業生宛てに「3週間アメリカ旅行無料ご招待」の案内が届きました。義務は帰国後に報告会でレポートするだけ。結構な数の学生が「ただ旅行」に出かけました。ある宗教団体はこうやって「いずれ政官財で出世しそうな学生」を囲い込んでいたのでした。"
                                      • 内田樹 on Twitter: "東京五輪は歴史的失敗に終わると思います。「失敗したら私が責任を取る」という人間がどこにもいないからです。そういうプロジェクトは必ず失敗します。"

                                        東京五輪は歴史的失敗に終わると思います。「失敗したら私が責任を取る」という人間がどこにもいないからです。そういうプロジェクトは必ず失敗します。

                                          内田樹 on Twitter: "東京五輪は歴史的失敗に終わると思います。「失敗したら私が責任を取る」という人間がどこにもいないからです。そういうプロジェクトは必ず失敗します。"
                                        • - 内田樹の研究室

                                          Q:以前ご返信をいただいた「きげんをよくすること」の中で、「救難信号を聴き取ってくれそうな甘さ」というお話がありました。わたしも、そういう方々に幾度となく甘えさせてもらったかわからないな...と内田先生やたくさんのお世話になった方々のお顔を思い浮かべながら、ふと感じたことがありました。 救難信号を受け取れてしまう方々は、「聴こえちゃう」から、その人たちにばかり救難信号が届いて、てんてこまいになってしまうのでは...と。 ちょっと話が違うかもしれないのですが、きげんよくしている人や元気な人に、「あいつ元気そうやし、こんくらい(あるいはこういう類の)仕事させても、いけるやろ」的な発想で、仕事がガサガサと振られるようなケースです。 そうして仕事がバンバン飛んできても、サクサク捌ける人だと問題ないと思うのですが、仕事が増えすぎると、そういうふうにできない状態になってしまうこともあると思うんです。

                                          • 「桜を見る会」考:味方なら「いい思い」敵なら「冷や飯」 安倍政治の本質を可視化 内田樹氏 | 毎日新聞

                                            2020年を迎えた。「めでたさも中くらいなり」どころか、今年も例の「桜を見る会」の暗雲が永田町を覆いそうである。疑惑は大小、数あれど、せっかくの新春、巨視的に考えたい。思想家の内田樹さん(69)に「戦後日本」「近代市民社会」という文脈でこの問題を読み解いてもらった。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

                                              「桜を見る会」考:味方なら「いい思い」敵なら「冷や飯」 安倍政治の本質を可視化 内田樹氏 | 毎日新聞
                                            • サコ先生のこと - 内田樹の研究室

                                              京都精華大学の学長(ということは私のボス)であるウスビ・サコ先生の『サコ学長、日本を語る』という本が朝日新聞出版から出た。頼まれて解説を書いた。以下に採録する。 サコ先生のことを思いつくままに書いていたら、依頼された字数の二倍以上になってしまいました。だから、「なれそめ」とかその他のエピソードは全部省略。日本ではじめてアフリカ人・ムスリムの学長が誕生したことの教育史的意義についても、他の方がどこかできちんと書いてくれると思うので、それも割愛。「サコ先生はどうして日本で大学の先生になる気になったのか?」という問いだけに絞って書きます。 僕はこれまで日本で暮らす外国人とたくさん会ってきましたけれど、サコ先生ほどナチュラルに日本語を話す人には会ったことがありません。大学教員の欧米人の中にはときどきば「意地でも日本語を話さない」という人がいますから、ほんとうに例外的です。どうしてなんでしょう? も

                                              • 竹田恒泰氏による山崎雅弘さんへの名誉毀損裁判費用への寄付のお願い(案) - 内田樹の研究室

                                                これは「お願い」の案文です。まだ正式のものではありません。 今週中にクラウドファンディングが開始されましたら、改めてお知らせ致します。現段階では、支援活動の趣旨と「呼びかけ人」にこれだけの方が短期間に集まってくださったことを感謝をこめてご報告したいと思います。 まず、呼びかけ人に応じてくださった皆さんのご厚志に心から感謝申し上げます。 3月23日午前0時をもって「呼びかけ人」の参加を締め切りました(手作業でアップデートするのがたいへんなので・・・すみません)。これ以降はクラウドファンディングの「賛同者」というかたちでお名前をネット上に公開してゆきたいと思います。「呼びかけ人になりたかった」という方、ごめんなさい。お気持ちだけ頂いておきます。 短期間に、これだけの方々が集ってくれたのは、このような事案についてきちんと「ことの筋目を通す」努力を積み重ねることによってしかこの国を「正義と条理の通

                                                • 反知性主義者たちの肖像 - 内田樹の研究室

                                                  「日本の反知性主義」というタイトルはリチャード・ホーフスタッターの名著『アメリカの反知性主義』から借りた。この書物の中で、ホーフスタッターは、アメリカ社会は建国のときから現在に至るまで、知性に対する憎悪という、語られることの少ない情念を伏流させてきており、それは間歇的に噴出してそのたびに社会に深い対立と暴力を生み出してきたという大胆な知見を語った。急いで付言しなければならないが、ホーフスタッターはこれを単純な「知識人対大衆」の二元論として語ったわけではない。経験が教えてくれるのは、知識人自身がしばしば最悪の反知性主義者としてふるまうという事実である。ホーフスタッターはこう書いている。 「反知性主義は、思想に対して無条件の敵意をいだく人々によって創作されたものではない。まったく逆である。教育ある者にとって、もっとも有効な敵は中途半端な教育を受けた者であるのと同様に、指折りの反知性主義者は通常

                                                  • 「それは個人の感想でしょ?」相手を黙らせても問題解決には1ミリも役に立たない…内田樹が反対する“知のアナーキー” | 文春オンライン

                                                    非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で、〈大人の頭数を増やす〉ために何ができるのか? そんな大テーマに挑んだ新著『街場の成熟論』が話題の内田樹氏が語る、「人を見る目のやしない方」。(全2回の1回目/続きを読む) 内田 いま日本社会では、物事をAll or Nothing、白か黒かの二項対立で雑にカテゴライズして、「だからこれはダメなんだ、間違っている」と切り捨てる単純思考が蔓延しています。そういう議論の立て方で、自説は100%正しくて、相手の議論は100%間違っているというタイプの言葉づかいをする人が非常に多くなっていますが、実際には、そんなことはないんです。「盗人にも三分の理」で、どんな偏頗な主張でも、そこには一抹の理がある。正しさにもグラデーションがあり、間違いにもグラデーションがある。 だいたいは正しいこと言ってるけれど、若干の事実誤認があるということもあるし、ある状況にはよくあては

                                                      「それは個人の感想でしょ?」相手を黙らせても問題解決には1ミリも役に立たない…内田樹が反対する“知のアナーキー” | 文春オンライン
                                                    • 内田樹氏、「断韓」を中刷りにした週刊ポストに怒ったわけ(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース

                                                      神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏に『週刊ポスト』の嫌韓的記事の特集を入り口に、横行する排外主義などについて聞いた。内田氏は背景に、中国など独裁国家の経済的成功があるという。(聞き手は角田裕育) ――今回の『週刊ポスト』の嫌韓的排外主義的な記事の見出しに憤りを表明し、今後は一切寄稿しないと宣言されました。しかし『週刊ポスト』関係者は記事の内容は数号前から変わっていないのにと考えているようです。 内田樹氏(以下内田) 週刊ポストの実売は35万部、記事の詳細にまで眼を通す人は多くありませんが、新聞広告の見出しや中づり広告はその数十倍の人の目に触れます。そして、多くの人は見出しで世論の潮目を判断する。 日本には五十万の在日韓国・朝鮮人の人がいます。「韓国なんていらない」という文字列を見たら、どれほど不安な思いに駆られるか。見出しだけで判断するな、記事の詳細を読んでから文句を言えという人がいますが、

                                                        内田樹氏、「断韓」を中刷りにした週刊ポストに怒ったわけ(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース
                                                      • 維新についてのアンケート - 内田樹の研究室

                                                        ある全国紙から大阪の維新の人気についてアンケートを受けた。説明が要るので長い回答を書いたが、紙面に載るのはこの10分の1くらいなので、オリジナルを掲載しておく。 Q1:大阪維新の会は立ち上げから10年を迎えました。当初は橋下徹氏の人気頼みの面が否めませんでしたが、15年に橋下氏が去った後も、高い支持を誇っています。平松市長時代に大阪市の特別顧問も務めた内田様からご覧になって、橋下氏が不在でも維新がこれだけの支持を得続けているのはなぜだと思われますか。 大阪の人に訊くと、とにかく維新の議員たちは「どぶ板選挙」に徹して、地域住民の声を汲み上げる点で他党に優れているそうです。でも、「どぶ板」は自民党はじめ他党もやってきていることですから、そこに決定的な差があるとは思いません。やはり維新のイデオロギーが大阪の人たちに広く好感されているのだと思います。 僕はそれは一種の「リバタリアニズム」ではないか

                                                        • コミュニズムのすすめ - 内田樹の研究室

                                                          『だからあれほど言ったのに』所収の一文であるが、これをブログに上げたのは、ある学習塾の小学校六年生対象の模試に以下の文章が使用されたからである。これを小学校六年生に読ませたのか・・・と思うと驚く。世の中は変わりつつあるのかも知れない。 現代日本の際立った特徴は富裕層に属する人たちほど「貧乏くさい」ということである。富裕層に属し、権力の近くにいる人たちは、それをもっぱら「公共財を切り取って私有財産に付け替える」権利、「公権力を私用に流用する権利」を付与されたことだと解釈している。公的な事業に投じるべき税金を「中抜き」して、公金を私物化することに官民あげてこれほど熱心になったことは私の知る限り過去にない。 税金を集め、その使い道を決める人たちが、公金を私財に付け替えることを「本務」としているさまを形容するのに「貧乏くさい」という言葉以上に適切なものはあるまい。今の日本では「社会的上昇を遂げる」

                                                          • 「関東大震災で朝鮮人虐殺はなかった」とみなす人々の“奇っ怪なロジック”を内田樹が暴く | 文春オンライン

                                                            「オルタナティブ・ファクト」(代替的事実)、「ポスト真実の政治」という言葉が世界を席巻する時代、私たちは自国の歴史とどう向き合うべきなのか? 新著『街場の成熟論』が話題の内田樹氏が語る、今こそ司馬遼太郎から得るべき学びとは。 朝鮮人虐殺は公文書で確定されている歴史的事実 ――関東大震災から100年をむかえた本年、朝鮮人虐殺について松野官房長官が「政府内で事実関係を把握できる記録が見当たらない」と発表したことに衝撃を受けました。 内田 官房長官の発言は、小池都知事の追悼文送付拒否と並んで、「オルタナティブ・ファクトの時代」を典型的に象徴するものだと思います。 小池都知事は虐殺犠牲者を悼む式典への追悼文を2017年以降送っていませんが、その理由を問われて、「何が明白な事実かについては、歴史家がひもとくものだ」「様々な見方がある」という言い方をして、歴史に向き合うことの政治責任を放棄していますが

                                                              「関東大震災で朝鮮人虐殺はなかった」とみなす人々の“奇っ怪なロジック”を内田樹が暴く | 文春オンライン
                                                            • よくわからない異世界=異文化の社会制度の理解 ~言語と数学による本質的な理解の方法(付:橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』/レヴィ=ストロース『親族の基本構造』/フレイザー『金枝篇』) - 日々是〆〆吟味

                                                              言葉と数学による本質的理解 〜レヴィ=ストロースの交叉イトコ婚の場合を参考にしてみよう! 未開部族とフィールドワーク よくわからない未開部族の制度 未開部族の制度と現代数学 構造主義と数学と言語 参考となる本 【橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』】 【レヴィ=ストロース『親族の基本構造』】 【ヴェイユ『重力と恩寵』】 【フレイザー『金枝篇』】 【佐藤郁哉『暴走族のエスノグラフィー』】 言葉と数学による本質的理解 〜レヴィ=ストロースの交叉イトコ婚の場合を参考にしてみよう! 未開部族とフィールドワーク さて、レヴィ=ストロースは文化人類学でしたから未開部族のもとにフィールドワークに出かけます。フィールドワークというのは調査者にとって未知の集団の中に入って一緒に生活し、外部者が内部から観察してその集団を分析するようなもの、だととりあえず思っておきましょう。ヨーロ

                                                                よくわからない異世界=異文化の社会制度の理解 ~言語と数学による本質的な理解の方法(付:橋爪大三郎『はじめての構造主義』/内田樹『寝ながら学べる構造主義』/レヴィ=ストロース『親族の基本構造』/フレイザー『金枝篇』) - 日々是〆〆吟味
                                                              • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』内田 樹 (著) |

                                                                内田 樹 (著) 講談社文庫 概要日本の子どもたちの勉強時間の減少、学力の低下が問題となって久しい。 こうした問題を招いた原因は何なのか。 「自己決定論」における解釈の誤り、「格差」の正体、そして「学ぶ」ことの意味とは。 子どもたちの教育から現代につながっていく問題を解き明かす驚愕の教育論。 学力の低下を招いた原因とはかつて日本の子どもたちは世界のどの国よりも勉強に意欲的でしたが、現代の日本の子どもたちは世界のどの国よりも勉強を嫌悪しています。 学級崩壊、学力の低下、高等教育の空洞化といったことが問題となっているのです。 学習習慣が身につかなくても子どもたちの五十パーセントは大学に行く。 分数の割り算ができない学生が大学の理科系に入ってきたと話題になりましたが、漢字が読めない、四則演算ができない、アルファベットが読めない学生が登場しつつあります。 子どもたちは疑問点があっても「気にしない」

                                                                • 3・11から学ぶこと - 内田樹の研究室

                                                                  3.11の時、東京電力福島第一原発では炉心溶融、建屋爆発が連続発生し、事故はチェルノブイリ原発事故と同レベルの過酷事故と認定された。以後再稼働することなく廃炉作業が続けられている。廃炉作業にどれほどの歳月と費用が必要なのかもまだわからない。経産省は2016年に22兆円と計算したが、2019年には民間シンクタンクが最高81兆円の試算を示した。政府のこの種の試算はだいたい後になって大幅に上方修正されるのが通例であるから、いずれ81兆円を超えても私は驚かない。 日本列島は、全世界のマグニチュード6以上の地震の20%が周辺で発生する世界有数の地震多発地帯である。世界標準を超えるレベルの安全基準を採用するのが当然だと私は思うが、原発を建てた人たちはそうは思わなかったらしい。 東電の旧経営陣3人が業務上過失致死傷で起訴された裁判で、東京高裁は「巨大津波の襲来を予測することはできず、事故を回避するために

                                                                  • 図書館には人がいないほうがいい 内田樹(著) - アルテスパブリッシング

                                                                    初版年月日 2024年6月27日 書店発売日 2024年6月27日 登録日 2024年5月27日 最終更新日 2024年6月24日 紹介 コモンとしての書物をベースに新しい社会を作るために。 司書、図書館員、ひとり書店、ひとり出版社…… 書物文化の守り手に送る熱きエール 世界でただ一人の内田樹研究家、朴東燮氏による 韓国オリジナル企画の日本語版を刊行! 2023年の講演「学校図書館はなぜ必要なのか?」をメインに、 日韓ともにきびしい状況に置かれている 図書館の本質と使命、教育的機能、あるべき姿を説き、 司書や図書館人にエールを送る第1部「図書館について」と、 「書物の底知れぬ公共性について」(書き下ろし)、 「本の未来について」、「書物は商品ではない」など、 「読む」ことの意味や書物の本質と未来を語る 第2部「書物と出版について」で構成。 朴東燮氏の卓抜な内田樹論「『伝道師』になるというこ

                                                                      図書館には人がいないほうがいい 内田樹(著) - アルテスパブリッシング
                                                                    • t「学生運動は実家が太い奴の青春ごっこ」内田樹さん「いや、あの時代の日本は凄くリッチだった」11年前の内田樹さん→「とにかくみんな貧乏だった」

                                                                      リンク KENBUNDEN - 見たい、聞きたい、伝えたい 内田樹さんに会ってきた 内田樹という思想家をご存じだろうか。いや、「思想家」とくくってしまうのは失礼かもしれない。内田先生は思想家であると同時に武道家でもある。そして先生が関心を持つ思想はフランス現代思想、武道論、映画論、ユダヤ文化論、教育論、身体論・・・じつに幅広い。 『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』や、『日本辺境論』といった書名に聞き覚えのある人も多いと思う。内田さんの文章はカラリとしたユーモアにあふれていながら、読むものを思わず立ち止まらせ、自分の思考の型そのものを繰り返し問い直させる。 このインタビュ 1 user 1 14.「もっと貧乏すればいいのに」 S ちょっと別の話に移らせてもらいますが…ブログで内田先生の大学時代に関しての記事を読んだのですが、個人的にはああいうものに憧れみたいなものを抱いてい

                                                                        t「学生運動は実家が太い奴の青春ごっこ」内田樹さん「いや、あの時代の日本は凄くリッチだった」11年前の内田樹さん→「とにかくみんな貧乏だった」
                                                                      • 朴先生からのご質問「内田の政治的立場は何か?」 - 内田樹の研究室

                                                                        韓国では、内田先生は「リベラル知識人」として広く知られています。実際に多くのマスコミでは、内田先生のことを「リベラル知識人」として紹介されています。 しかし、およそ十年以上先生のほとんどのご著作を読みふけるだけでなく、新聞・雑誌・Webメディアなどの媒体に寄稿された文章を読んだり、先生が出演されているラジオ番組などを聴いている者としては、内田先生のことを「リベラル知識人」として簡単に決めつけてしまうのはちょっと違うのではないかと思われます。 たとえば、先生の「教育論」などを読んでいると、 「学校教育は惰性の強い制度であり、社会の変化に即応すべきではない。変化しないことこそが教育の社会的機能なのである」というフレーズをよく目にいたします。こういう先生の「教育」についての知見は明らかに「保守的な」考え方ですよね。 そうしているうちに先日、 中島岳志さんが書いた『「リベラル保守」宣言』という本を

                                                                        • どうしたら日本はイノベーターが集まる国になれるのか? 内田樹と仲野徹が語る「コロナ後の社会」 | 文春オンライン

                                                                          感染拡大の初期、2020年3月にアメリカはセオドア・ルーズベルト号艦内に感染者が出て、作戦行動を中止しています。艦船というのは、狭い空間に多人数を押し込める移動手段ですし、軍隊というのは多数の兵士を狭いところに詰め込んで、斉一的な生活をさせるものですから、軍艦というのは感染症にきわめて弱いわけです。 アメリカの場合、通常の作戦行動は紛争地近海まで空母で移動して、そこからヘリコプターや戦闘機を飛ばしたり、ミサイルを撃ったりするものだった。でも、どこかの船で感染が広がったら、作戦を変更しなければならない。だから、これからどこの国でも、生身の兵士を大量に集めて、戦闘現場に連れてゆくということはできなくなるんじゃないかと思います。それよりはドローンやAI制御のロボットを使って、「人間が死なない戦争」にシフトしてゆくような気がします。 仲野徹教授 社会体制の変化 仲野 ドローン兵器といえば、今やとん

                                                                            どうしたら日本はイノベーターが集まる国になれるのか? 内田樹と仲野徹が語る「コロナ後の社会」 | 文春オンライン
                                                                          • 安倍首相辞任を想定し「内田樹氏に」予定原稿を依頼した新聞2社って、どこだと思う?/そのセンス、どう評価する? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                            新聞社二社から相次いで「安倍政権の総括」原稿を頼まれました。28日に辞意表明の確率が高いということでの予定稿です。村上春樹ノーベル文学賞受賞の予定稿は毎年書いてますけれど、安倍総理辞任の予定稿ははじめてです。🥺— 内田樹 (@levinassien) August 26, 2020 これが合気だっ。 合気の達人 渋川剛気…じゃなくて内田樹※内田樹氏が植芝守平氏の孫弟子にあたり、門弟を多数抱える合気の達人であるところからのパロディです 凱風館 - 合気道 凱風館 - 合気道とは 28日、 実際に辞意を表明するのかどうか、 それも確かに興味深いけど いまは、内田樹氏にこの原稿を依頼した新聞社2社がどこかって、興味ありますよね。 戦後初の2回首相登板、うち片方は8年間という超異例の長期政権を築いた首相が辞任する、その表明というのが、たとえば号外級、臨時特番級の大ニュースであることは、首相の政治

                                                                              安倍首相辞任を想定し「内田樹氏に」予定原稿を依頼した新聞2社って、どこだと思う?/そのセンス、どう評価する? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                            • もともと日本語にそんな言葉はないのに…内田樹が「深掘り」という言葉に微妙な違和感を抱くワケ 「とても上質な知的作業」だと思われている

                                                                              大学のパンフレットから消えた「複眼的」「学際的」 【内田】最近よく聞く言葉に「深掘り」というのがあります。僕はこの言葉をジャーナリストや学者の口から聞くたびに、微妙な違和感を抱きます。もともと日本語にそんな言葉はないのに、最近みんな実によく口にする。たぶん、それがとても上質な知的作業だという思いがするからでしょう。 ひとつの論件の本質は地中深くに埋められていて、石油や温泉をボーリングするように、「ここ」と掘るところを決めて、そこに垂直にドリルを立てていけば、やがて本質的な情報や知見を掘り出すことができる……そういうイメージを僕はこの言葉から感じるのです。もちろん、「ここ一点」を決めて、そこに垂直に掘り下げることも必要ですけれども、それだけでは足りない。 かつては「複眼的」という言葉がよく使われました。「学際的」というのもよく目にしました。ひとつの問題を多面的に捉え、複数の立場から立体視して

                                                                                もともと日本語にそんな言葉はないのに…内田樹が「深掘り」という言葉に微妙な違和感を抱くワケ 「とても上質な知的作業」だと思われている
                                                                              • 内田樹さんの考える日韓関係 マルクスの受容のされ方をめぐって|じんぶん堂

                                                                                記事:晶文社 『街場の日韓論』(晶文社) 書籍情報はこちら 韓国国内では得られない知見 韓国には戦前日本の治安維持法に類する国家保安法という法律が今も存在する。 1948年の大韓民国建国直後に制定されたこの法律は北朝鮮と共産主義を賛美する行為及びその兆候を取り締まりの対象としている。李承晩(イスンマン)大統領が南朝鮮労働党や左翼勢力を一掃するために制定した(朴聖焌[パクドンソプ]先生はこの法律によって投獄されたのである)。いくどか改定された後、1980年に全斗煥(チョンドゥファン)政権が従来の反共法をこれに統合して、ほとんどあらゆる反政府的な動きを弾圧できるようになり、実際に濫用された。 1987年の民主化以後、南北統一機運の高まりにつれて、国内における人権抑圧の法的根拠であった国家保安法の廃棄・改定に対する市民たちからの要求の声が高まったけれども、議会内で保守派が強硬に抵抗しているせいで

                                                                                  内田樹さんの考える日韓関係 マルクスの受容のされ方をめぐって|じんぶん堂
                                                                                • 『内田樹 on Twitter: "嫌韓・嫌中言説のうち「嫌中」が市場から姿を消したのにお気づきでしょうか。海外メディアが「中国はAI軍拡競争ですでにアメリカに勝っている。GDPも2040年までにアメリカを抜く」と報道していることを知らなくても「もう中国には勝てない… https://t.co/hDuD19sbgc"』へのコメント

                                                                                  テクノロジー 内田樹 on Twitter: "嫌韓・嫌中言説のうち「嫌中」が市場から姿を消したのにお気づきでしょうか。海外メディアが「中国はAI軍拡競争ですでにアメリカに勝っている。GDPも2040年までにアメリカを抜く」と報道していることを知らなくても「もう中国には勝てない… https://t.co/hDuD19sbgc"

                                                                                    『内田樹 on Twitter: "嫌韓・嫌中言説のうち「嫌中」が市場から姿を消したのにお気づきでしょうか。海外メディアが「中国はAI軍拡競争ですでにアメリカに勝っている。GDPも2040年までにアメリカを抜く」と報道していることを知らなくても「もう中国には勝てない… https://t.co/hDuD19sbgc"』へのコメント