三重県津市で2018年12月に起こった、5人が死傷した事故。一般道を時速146キロの猛スピードでタクシーに衝突した事故ですが、名古屋高裁は控訴を棄却し、懲役7年の判決を言い渡しました。最大の争点は危険運転が適用できるかどうかでしたが、裁判所は車の制御が困難な状況ではなかった。片側3車線の直進道路をまっすぐ運転しており、事故は予見できなかったとしました。 事故の被害者のご遺族は判決に対して、一般道を146キロで走るのが危険運転じゃないとされたことに納得していなくて、「もし判決を出した裁判官は、私の立場だったら納得できるんですか」と、亡くなられた男性の婚約者の女性は述べられています。 私も実際にドライブレコーダーに記録された動画を見ましたが、猛スピードで走り抜ける様子に、あれが危険運転でなかったら、何が危険運転なのかと思いました。あれだけのスピードを出していたら、事故を引き起こす可能性が格段に