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古生物学の検索結果321 - 360 件 / 1010件

  • 現生人類の起源をめぐる学説史

    現生人類(Homo sapiens)の起源をめぐる学説史についての概説(Stringer., 2022)が公表されました。現生人類の起源をめぐる学説史については、当ブログで何度か取り上げてきましたが(関連記事1および関連記事2)、一度体系的に学説史についての論文を読もうと考えていたので、現生人類アフリカ単一起源説の代表的な提唱者であるクリストファー・ストリンガー(Christopher Brian Stringer)氏によるこの概説を読みました。現生人類の起源をめぐる論争史の理解に、本論文はひじょうに有益だと思います。この記事では今後の参照のため、当ブログで取り上げていない本論文の引用文献も最後に記載します。なお、以下の「私」は本論文の著者のストリンガー氏を指し、敬称は省略します。 ●要約 この寄稿で私は、1970年代初頭に私が博士号を取得した時期に始まる、過去50年間にわたる我々の種【現

      現生人類の起源をめぐる学説史
    • 気持ちィィ! パカッと割れた石から「完璧なアンモナイト」が登場 最高の瞬間を捉えた動画に「脳汁止まらん」「神がかり的」

      石をパカっと割ったら、完璧なアンモナイトがご登場。最高に気持ちいい割れ方で現れた化石が話題です。 パカっ 気持ちィィィィィ Twitterに映像を投稿したのは、カンタ(@ammonite_boy)さん。古生物学者を目指す大学生です。 映像に登場する石は、素人目にはその辺に落ちていそうな何の変哲もないものです。ところが割れ目にそって開くと……手のひらサイズの美しい巻き貝の化石が現れます。 クリーニング後の姿を見ても完璧。すばらしい標本となりました。この化石はイカやタコの仲間であるアンモナイト。今からおよそ7200万年前のものです。 気持ちいい割れ方をしたのは偶然ではありません。表面に化石の一部が見えていたため、カンタさんもある程度は予想して割ったそうです。とはいえ想像を超える美しさに「脳汁止まらんかった」との興奮っぷり。奇跡のような出会いに、ツイートには「う、運…ウンモナイト…」とのコメント

        気持ちィィ! パカッと割れた石から「完璧なアンモナイト」が登場 最高の瞬間を捉えた動画に「脳汁止まらん」「神がかり的」
      • 中国の古生物学者、5億年前の「ウサギの耳形の虫」を発見

        【12月2日 Xinhua News】中国科学院南京地質古生物研究所は11月30日、同研究所のカンブリア紀大爆発研究チームがこのほど、山東省(Shandong)濰坊市(Weifang)で約5億年前の特徴的な虫を発見したと発表した。古代の節足動物、三葉虫の一種であるこの虫は、頭部の輪郭がウサギの耳に似ていることから、「耳形范特西虫(Phantaspis auritus)」と名付けられた。 三葉虫は5億年以上前のカンブリア紀に「海の覇者」として君臨。5億2千万年前に出現し、2億5千万年前に絶滅するまで、地球上に約2億7千万年の間、生息していたことは、生命力の強さを物語っている。 新たに発見された耳形范特西虫は、体長約4センチで、極めて特徴的な見た目をしている。細長い頭部が全長のほぼ半分を占め、頭の殻の上部が二股に分かれて延び、その間にはっきりとしたくぼみがあるため、頭部の殻の形状がウサギの耳の

          中国の古生物学者、5億年前の「ウサギの耳形の虫」を発見
        • ワニの足跡が残る3300万年前のワニのふん化石を発見

          【3月31日 Xinhua News】3300万年前、1頭のワニが新鮮なふんを踏み、その足跡が今日まで残った。中国科学院古脊椎動物・古人類研究所はこのほど、研究チームがベトナム北部でこの珍しい足跡を発見したと発表した。ワニの足跡をとどめたふんの化石が見つかったのは初めてという。研究成果は、古生物分野の国際学術誌「Palaeoworld」の電子版に掲載された。 2018年、同研究所の鄧濤(Deng Tao)研究員とベトナムの関係機関による共同研究チームがベトナムでのフィールドワークの際、100点以上のふん化石とさまざまな脊椎動物の化石を発見。その中にワニの足跡付きのふん化石も含まれていた。 論文の責任著者でもある同研究所のポール・ラミー(Paul Rummy)博士によると、足跡は長さ約4センチで、3300万年前の体長約2メートルのワニのものと思われ、右前足の第4趾(薬指)と第5趾(小指)で構

            ワニの足跡が残る3300万年前のワニのふん化石を発見
          • 妖怪の名前、俳句で拡散!? 博物館の課長、論文「鬼魅の名は」で仮説

            多彩な妖怪の名称は、実は俳句で広まった-。ちょっと意外な仮説を、兵庫県立歴史博物館(姫路市)の学芸課長、香川雅信さん(51)が提唱している。17~18世紀の俳句集、怪談集を丹念にひもとき、当時の俳人ネットワークを通じてその種類が激増していく“妖怪バブル”期の実相を論文にまとめた。題して「鬼魅(きみ)の名は」。(井上太郎) 香川さんは2006年、日本で初めて妖怪に関する論文で博士号を取得した「妖怪博士」。香川さんによると、近世以前の妖怪の種類は「鬼」か「てんぐ」、あるいはキツネやタヌキなどの獣が化けたという解釈に限られ、さまざまな怪奇現象に個別の名称が与えられることはなかった。 今回の論文では、その状況が17世紀に一変し、要因は俳句であると指摘する。 かげぼしや みこし入道 山の月(1642年「鷹筑波(たかつくば)」) 河童(カハラウ)が ちからおとしや 厚氷(81年「俳諧雑巾」) 鷹筑波に

              妖怪の名前、俳句で拡散!? 博物館の課長、論文「鬼魅の名は」で仮説
            • マンガでわかる「進化」とは「進歩して向上すること」ではない

              (さらしな・いさお)。古生物学者。武蔵野美術大教授。東京大学大学院非常勤講師。1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(ともに新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)、共訳書に『進化の教科書・第1~3巻』(講談社ブルーバックス)などがある。 若い読者に贈る美しい生物学講義 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か・・・。分子古

                マンガでわかる「進化」とは「進歩して向上すること」ではない
              • 大発掘プロジェクト|270万年前の大型クジラ化石を地中から救え!! - クラウドファンディング READYFOR

                当プロジェクトにご寄附をお寄せくださった皆様へ この度の温かいご支援に心より御礼申し上げます.皆様のお力により,無事に目標を達成できましたこと,改めてご報告させていただきます. 2023年11月の発掘が終わった直後から,資金も人的資源もない中,能代に眠る大きなクジラ化石をどうすれば良いのか,様々な方法を検討し悩み続けてきました.最後の頼みの綱として,このクラウドファンディングにトライすることを決めましたが,クラウドファンディングの開始前も,開始してしばらくも,どれほどのご支援をいただけるのか想像できず,不安だけが募っていく毎日でした.それがあっという間に皆様からご寄附が届いて第一目標達成となり,信じられない思いでした. クラウドファンディングの期間中は達成したという安堵と共に,皆様からお寄せ頂くコメントが大きな励みとなりました.また,直接お手紙やメッセージをくださった方もいらっしゃり,胸が

                • 5億4千万年前の袋状生物は人類最古の祖先ではないことが3Dモデルで判明 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                  2017年、中国の科学者らは現在のヒトデや脊椎動物、ヒトを含む最古の新口動物とされる5億4000年前のサッコリタスの化石発見を発表した。 サッコリタスは現代のどの生物にも似ておらず、トゲのあるシワシワの袋のような外見で、大きな口を囲むように配置された穴は、新口動物群の主要な特徴であるエラのための気孔と考えられている。 しかし長大な時間をかけた化石の分析結果により、口の周囲にある穴は、化石が保存されている間に破損した脊椎の基部であることがわかった。 著者である長安大学の純古生物学教授であるリュウ・ユンファンは「サッコリタスは奇妙な生き物で、口はあるが肛門はなく、口の周りには環状の複雑な脊椎があります」と語った。 「化石の解釈は非常に困難で、サッコリタスも例外ではありません。私たちはこれらの化石の分析の基礎にシンクロトロンという粒子加速器を使用しました。シンクロトロンは非常に強いX線を放射し、

                    5億4千万年前の袋状生物は人類最古の祖先ではないことが3Dモデルで判明 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                  • 有名な「始祖鳥の羽根」はやっぱり本物、論文発表

                    1861年にドイツの採石場で世界で初めて発見された羽根の化石。1億5000万年前のものだが、保存状態は非常に良い。丹念な分析の結果、この羽根はやはり始祖鳥のものであるとする論文が発表された。(MUSEUM FÜR NATURKUNDE BERLIN) 古生物学を象徴するその有名な羽根の化石は、1861年にドイツの石灰岩の採石場で発見された。ジュラ紀の岩石の中から見つかったその羽根は、現代の鳥に非常によく似ており、人々に衝撃を与えた。 1億5000万年前のこの羽毛は、近くの岩石の中から発見された始祖鳥(Archaeopteryx lithographica)のものとされた最初の化石である。カラスほどの大きさの始祖鳥の化石には鳥類と恐竜の特徴が混ざっていて、ダーウィンの進化論を裏付ける証拠の一つとなった。 この化石はしかし、最も有名な羽根化石であると同時に、最も論争の多い羽根化石でもある。20

                      有名な「始祖鳥の羽根」はやっぱり本物、論文発表
                    • 化石をいったん埋めてしばらくしてから掘ると楽しい

                      行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:クラゲを食べる(デジタルリマスター) > 個人サイト むかない安藤 Twitter 化石を買った 何年か前に博物館の売店でモササウルスの歯の化石を買った。たしか3000円くらいだったと思う。 裸で持ってくるのもあれだったので家にあったゴディバの袋に入れてきた。 モササウルスの歯。 僕は子どもの頃、化石を掘る人になりたかった。考古学とか古生物学とか、そんな難しいことはまだ知らない頃である。ただ単に、世界のどこか渇いた地層から、まだ見ぬ化石を発掘することを夢見ていたのだ。 時は経ち、僕はウェブサイトの編集部に勤務し、おもしろ記事の取材のついでに化石を買う。そのとき少年時代の夢を思い出したかどうかは今となっては覚えていない。 この化石をいったん

                        化石をいったん埋めてしばらくしてから掘ると楽しい
                      • ノーマスク解禁GWの感染対策は 専門医が推奨する「最低限の備え」:朝日新聞デジタル

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                          ノーマスク解禁GWの感染対策は 専門医が推奨する「最低限の備え」:朝日新聞デジタル
                        • 鳥類の起源 - Wikipedia

                          この項目「鳥類の起源」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文:https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Origin_of_birds&oldid=1095528992) 修正、加筆に協力し、現在の表現をより自然な表現にして下さる方を求めています。ノートページや履歴も参照してください。(2022年7月) Archaeopteryx lithographicaのベルリン標本 鳥類の起源(ちょうるいのきげん)とは、自然科学における課題・疑問とされるものの1つ。動物界のいずれのグループから鳥が進化したのかという科学上の疑問は、伝統的に "origin of birds"『鳥類の起源』と呼ばれている。現在の科学的コンセンサスにおいては、鳥類は獣脚類恐竜のマニラプトル類

                            鳥類の起源 - Wikipedia
                          • 古生物学者の夫|長瀬ほのか

                            うちのリビングの奥にある壁一面の本棚は、右側と左側でまるで景色が違う。 向かって右側は私の縄張りで、小説が多く並ぶ。文庫本の背表紙が、細い縞模様を成している。 一方、夫の縄張りである左側に並ぶのは、『アンモナイト学』、『絶滅古生物学』、『古生物学の百科事典』、『波紋と螺旋とフィボナッチ』、『イカタコ図鑑』……。取り出すのも億劫になりそうな重量級の図鑑や、妙なタイトルの専門書が、どっしり幅を利かせている。 昔、二人で観た映画で、相手の本棚のラインナップが自分の本棚とそっくりで恋に落ちるシーンがあった。その理論でいくと、私と夫は恋に落ちないだろう。 夫は古生物学者で、アンモナイトを研究している。山に入って化石を採集したり、新種の論文を書いたりしている。 と話せば、大抵の人は珍しがるので話題に困らない。小手先の処世術だけでのらりくらり生きてきた私にとって、夫の専門性は眩しい、と同時に、恰好の話の

                              古生物学者の夫|長瀬ほのか
                            • 干ばつの影響で川底から1億1000万年前の恐竜の足跡が発見される | カラパイア

                              この画像を大きなサイズで見る アメリカ、テキサス州はこの夏、記録的な猛暑に見舞われ、各地で深刻な干ばつが起こっている。 そんな中、”恐竜の谷”と知られる州立公園では、過去2年間、干上がった川底から恐竜の足跡が続々と発見されているようだ。 ダイナソーバレー州立公園のポール・ベイカー氏は、「これほど多くの恐竜の足跡を見たのは初めてです」と語っている。 干上がった川底から浮かび上がる恐竜の足跡 ダイナソーバレー州立公園(Dinosaur Valley State Park)は、テキサス州第三の都市ダラスから南へ1時間半ほどのところにある。 “恐竜の谷”と言うだけあって、ここには1億1300万年前に生きていた竜脚類や獣脚類が残した足跡がたくさんあり、恐竜ファンなら絶対訪れたい人気スポットだ。 そこを流れるパルキシ川では釣りや水遊びなどもできたのだが、深刻な干ばつのせいで、せっかくの川も干上がってし

                                干ばつの影響で川底から1億1000万年前の恐竜の足跡が発見される | カラパイア
                              • 唯一無二の超大陸「パンゲア」に繁栄した"最強両生類"たちの復元(ブルーバックス編集部)

                                化石を手がかりに、科学技術を駆使して、古生物のさまざまな謎に迫る「古生物学」。それは、まさに"良質なミステリー"とも言える学問ですが、中でもその進化と滅亡、あるいは現在へに至る道程、「生命の歴史」は、とりわけ壮大なテーマの1つです。 そして、私たちに、その古生物を生き生きと想像させてくれるのが、そうした研究から生みだされた復元。イラストや図に描かれた姿は、まさに当時の世界を彷彿させます。しかし、現在描かれる復元が確定するまでには長い年月を必要とした生物も少なくありません。そして、また新たな知見が加われば、そうした姿もまた"更新"されることでしょう。 今回は、復元にいたる過程が特徴的な古生物とその研究を、『カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編』からご紹介します。時代は、超大陸「ゴンドワナ」と「ローレンシア」、「シベリア」の3大陸が合体し、唯一無二の超大陸「パンゲア」が舞台となる古生代

                                  唯一無二の超大陸「パンゲア」に繁栄した"最強両生類"たちの復元(ブルーバックス編集部)
                                • 古生物学:かつて沼地に生息していたと示唆される脚の長い「鳥」 | Nature | Nature Portfolio

                                  中国の後期ジュラ紀の地層から発見された長い脚を持つ初期の鳥類様恐竜の化石について記述した論文が、今週、Natureに掲載される。この珍しい獣脚類の化石は、当時の鳥類の進化と陸域生態系を解明する上で新たな光明となる。 鳥類は、ジュラ紀に二足歩行恐竜から分岐したが、鳥類の初期の進化史についての我々の知識は、この時代の化石が少ないために限定的なものとなっている。この点で、中国の福建省で新たに発見され、1億4800万~1億5000万年前のものと推定された化石が解明の手掛かりになるかもしれない。今回、Min Wangらは、ジュラ紀の鳥群(現生鳥類と鳥類様恐竜を含むクレード)の中で最も後期の新属新種Fujianvenator prodigiosusの化石について報告している。F. prodigiosusは、キジほどのサイズの鳥群種で、下腿(脛骨)は腿部(大腿骨)の2倍の長さがあった。この特徴は、これま

                                    古生物学:かつて沼地に生息していたと示唆される脚の長い「鳥」 | Nature | Nature Portfolio
                                  • 地球最大の肉食恐竜スピノサウルスは、水中にも適応した最恐ハンターだったらしい

                                    地球最大の肉食恐竜スピノサウルスは、水中にも適応した最恐ハンターだったらしい2022.05.07 12:0010,294 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) 最大級の肉食恐竜は、地上でも水中でも脅威的なハンターだった? スピノサウルスは水中生活に適応した体を持っていたことが骨の密度の研究から判明したそうです。最大の肉食恐竜って、ティラノサウルスじゃなかったのね! 肉食恐竜の異端児スピノサウルスは今から9500万年〜1億年前の白亜紀に生きた獣脚類です。同時期に食物連鎖の頂点に君臨していたティラノサウルスよりも大きかったと考えられ、体長は18mにも及びました。ワニのような長いあご先、魚を捕らえるために最適化した円錐形の歯などの特徴からは、半水生動物だった可能性が以前から指摘されていました。そしてそれを裏付けるかのように、2020年に発見されたス

                                      地球最大の肉食恐竜スピノサウルスは、水中にも適応した最恐ハンターだったらしい
                                    • 「ポケモン化石博物館」でカセキポケモンに会いに行こうよ

                                      これはいい企画! 『ポケットモンスター』には、実在する生物をモデルにしたポケモンがたくさん登場しますよね。『ポケモン』を遊んでいたら、いつの間にか生物や植物に詳しくなったという話は珍しくありません。 だったら積極的にポケモンを学びのきっかけにしよう!ということで、上野の国立科学博物館では3月15日(火)〜6月19日(日)まで特別企画展「ポケモンカセキ博物館」を開催するそう。 いままでにも北海道の三笠市立博物館、島根県の三瓶自然館サヒメルで展示されてきたイベントで、上野の次は愛知県の豊橋市自然史博物館、大分県の大分県立美術館での展示も予定されています。 カセキポケモンと実際の化石を比較Image: Pokémon公式の説明によると、「カセキポケモンと、私たちの世界で見つかる『化石・古生物』を見比べて、似ているところや異なっているところを発見し、古生物学について楽しく学ぶ」ことを目的としている

                                        「ポケモン化石博物館」でカセキポケモンに会いに行こうよ
                                      • Derek D. Turner "Paleoaesthetics and the Practice of Paleontology(美的古生物学と古生物学の実践)" - logical cypher scape2

                                        古生物学の科学哲学の本で、その美的側面を強調している。 タイトルのPaleoaestheticsは、直訳するなら「古美学」になるだろうが、ここでPaleo-としているのは古生物学Paleontologyとかけているからであり、また、古生物学の美学、というよりは、古生物学の美的な側面を指す際に用いられているので、ここでは「美的古生物学」と訳してみた。 本書では、Paleoepistemologyという語も出てくるのだが、これも、古生物学の認識論という意味ではなく、古生物学の認識論的側面という意味で使われている。 科学というのは認識論的epistemicなもの(新しい知識を得るためのもの)と考えられがちだが、それ以外の面、つまり美的な面も持ち合わせているのだという。 さらに、単に美的な面もあるよねというだけでなく、認識論的な面と美的な面は相互依存の関係にあり、区別できないほど混ざり合っていると

                                          Derek D. Turner "Paleoaesthetics and the Practice of Paleontology(美的古生物学と古生物学の実践)" - logical cypher scape2
                                        • 史上最大のトリケラトプス、ビッグ・ジョンの骨格標本がオークションへ。8億8千万円で落札

                                          昨年、ティラノサウルスのほぼ完璧な骨格がオークションに出品されたことが話題となったが、今度はトリケラトプスだ。 6600万年前の白亜紀後期に生息していたとされる草食恐竜、トリケラトプスの骨格標本が、10月21日にフランスのパリでオークションにかけられ、665万ユーロ(約8億8千万円)で落札された。 「ビッグ・ジョン」と名付けられたこのトリケラトプスは、これまでに発掘された中でも最大のもので、全長は8メートルにもなる。 トリケラトプス“ビッグ・ジョン”の骨格標本が約8億8千万円で落札 10月21日、フランス・パリの競売大手ドゥルオー(Drouot)は、トリケラトプス「ビッグ・ジョン」の骨格標本が、オークションで665万1100ユーロ(約8億8千万円)で落札されたことを発表した。 ビッグ・ジョンは、6600万年前に生息されていたとされており、これまでに発掘された中で世界最大で全長は8メートルほ

                                            史上最大のトリケラトプス、ビッグ・ジョンの骨格標本がオークションへ。8億8千万円で落札
                                          • 福井県立大学に全国初の恐竜学部、2025年開設 県立恐竜博物館近くにキャンパス | 社会,学校・教育 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE

                                            福井県は2月10日、福井県立大学恐竜学部(仮称)を2025年4月に開設すると発表した。恐竜学や地質・古気候学などを学ぶ全国初の学部として県立恐竜博物館(勝山市)の隣接地に学部棟を整備し、研究と教育の連携強化を図る。22年度当初予算案に学部棟の整備費4400万円を計上した。 恐竜化石の発掘調査の成果、恐竜博物館、水月湖の年縞(ねんこう)、東尋坊の柱状節理など県内全域に及ぶ学びの環境を生かし、人材育成と研究を進める。杉本達治知事は10日の定例会見で「恐竜の研究は地球環境を考える上で重要な要素。日本にここにしかなく、いろいろな人が目指してくる」と新学部開設の意義を強調。勝山市と連携した地元密着型を目指す考えも示した。 ⇒【写真】恐竜博物館の森は空から見ても恐竜 新学部の入学定員は30人。恐竜・地質学科(仮称)に恐竜・古生物コースと地質・古環境コースを設ける。恐竜博物館西側にある第3駐車場(敷地面

                                              福井県立大学に全国初の恐竜学部、2025年開設 県立恐竜博物館近くにキャンパス | 社会,学校・教育 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE
                                            • 「2億8000万年前の爬虫類の化石」、実は作り物だった(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

                                              (CNN) 良好な保存状態で見つかった2億8000万年前の古代爬虫(はちゅう)類の化石とされる標本は、実は作り物だったとする調査結果がこのほど発表された。 問題の化石はイタリアのアルプスで1931年に発見されて「トリデンティノサウルス・アンティクウス」と命名され、イタリアのパドバ大学自然人類博物館が収蔵している。岩の上に残された黒っぽいトカゲのような痕跡は皮膚や組織と考えられ、初期の爬虫類の進化を探る手がかりになると考えられた。 この化石は長年にわたって文献にも引用されたが、これまで詳しい調査が行われたことはなかった。同じような標本がほかには見つかっていないことから、この生物の生態をめぐって多くの疑問が浮上していた。 そこで研究チームが詳しく調べた結果、化石の黒っぽい色は保全された遺伝物質ではなく、数本の骨と、刻んだ岩の上に塗られた単なる塗料だったことが分かった。この研究は、15日に古生物

                                                「2億8000万年前の爬虫類の化石」、実は作り物だった(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
                                              • ノーチラス号の冒険譚 -オウムガイの最大深度について- - 地底たる謎の研究室

                                                題名:ノーチラス号の冒険譚 -オウムガイの最大深度について- 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 オウムガイは頭部下側(腹側)の外套膜が筒状に巻いた漏斗より、飲み込んだ海水を勢いよく噴出するジェット推進を備えている1)。そのジェット推進によって200~300mもの深海から急速に浮上できる。また、殻の中にある気室によって殻を常に上向きにした姿勢で安定させることができる。その遊泳する姿はYoutube2)にもあるので興味のある方は閲覧していただきたい。ジェット推進の動画ではないが、安定している姿勢を、そこで詳しく見ることができる。 一方、ここでの記事でも示したように、現生オウムガイ類は白亜紀時代のオウムガイ類と異なって深所へも移動する。それは、浅所での高い捕食圧を逃れるための適応戦略であるが、現生オウムガイは、どのあたりまでを最大深度としているのかを、詳しく知ることは、オウムガイ

                                                  ノーチラス号の冒険譚 -オウムガイの最大深度について- - 地底たる謎の研究室
                                                • 国内初の「恐竜学部」開設へ 福井はなぜ「恐竜王国」になったのか:朝日新聞デジタル

                                                  福井県立大が「恐竜学部」(仮称)の開設準備を進めている。恐竜を中心とした古生物学や地質学、古気候学に特化した国内初の学部で、2025年春に1年生を迎える計画だ。研究者の養成とともに地質・土木系の技術…

                                                    国内初の「恐竜学部」開設へ 福井はなぜ「恐竜王国」になったのか:朝日新聞デジタル
                                                  • 島に棲む哺乳類は体サイズが極端に変化すると絶滅しやすいことが明らかに-島にヒトが到来すると絶滅率は10倍以上に増加-|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科

                                                    東京大学 発表のポイント ◆島に生息する哺乳類について大規模なデータを収集し、体サイズの変化率と絶滅しやすさを調査したところ、体サイズの変化が大きい種ほど絶滅しやすいことが明らかになりました。 ◆絶滅率は現代人(ホモ・サピエンス)の島への到来で10倍以上に増加し、極端に巨大化あるいは小型化した哺乳類はほぼ絶滅してしまいました。わずかながら現存している、島で特殊化した哺乳類に対し、より優先的な保全策を講じることが重要であると指摘できます。 ◆今後、「島嶼化」に伴う体サイズ以外の変化についても分析を進めることで、絶滅に対する脆弱性を高めた生物学的な背景についても明らかになると期待されます。 発表概要 東京大学大学院新領域創成科学研究科の久保麦野講師と国立科学博物館人類研究部の藤田祐樹研究主幹を含む国際共同研究グループ(代表者:マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルクのロベルト・ロッティ古生

                                                      島に棲む哺乳類は体サイズが極端に変化すると絶滅しやすいことが明らかに-島にヒトが到来すると絶滅率は10倍以上に増加-|記者発表|お知らせ|東京大学大学院新領域創成科学研究科
                                                    • トリケラトプスの秘密:角竜に隠された驚くべき物語 - 数物外縁研究所(v・∇)v

                                                      トリケラトプスと聞くと、2本の長い眉角と大きなフリルが印象的な姿が頭に浮かぶのではないでしょうか。この白亜紀後期の草食恐竜は、ティラノサウルスと対峙するほどの防御力と存在感で知られ、古代の大地にその名を刻みました。しかし、トリケラトプスがどんな暮らしを送り、その特徴がなぜ注目されるのかを詳しく知る人は意外と少ないかもしれません。この記事では、トリケラトプスの構造や生態を丁寧に紐解き、興味深い知識を織り交ぜて、魅力的な内容をお届けします。それでは、トリケラトプスが闊歩した白亜紀の世界へ、一緒に旅してみましょう! トリケラトプスとは:概要と特徴 トリケラトプス(Triceratops)は、約6800万年前から6600万年前の白亜紀後期に北アメリカに生息していた草食恐竜で、ケラトプス科に分類されます。学名は「三つの角の顔」を意味し、体長は約7~9メートル、体重は6~12トンと推定されます。主な種

                                                        トリケラトプスの秘密:角竜に隠された驚くべき物語 - 数物外縁研究所(v・∇)v
                                                      • 世界的権威の科学雑誌編集者の“未来予測”…これからの地球のあまり楽しくない未来と「大きな2つの流れ」

                                                        「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。

                                                          世界的権威の科学雑誌編集者の“未来予測”…これからの地球のあまり楽しくない未来と「大きな2つの流れ」
                                                        • 旧統一教会の養子縁組、再質問に教団の回答書 厚労省「精査中」:朝日新聞デジタル

                                                          ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                            旧統一教会の養子縁組、再質問に教団の回答書 厚労省「精査中」:朝日新聞デジタル
                                                          • 恐竜王国・福井の最新研究事情【前編】新種化石の発掘、デジタル古生物学、来春創設の新学部…話題相次ぐ | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

                                                            レポート 恐竜王国・福井の最新研究事情【前編】新種化石の発掘、デジタル古生物学、来春創設の新学部…話題相次ぐ 2024.10.15 関本一樹 / サイエンスポータル編集部 2024年3月に北陸新幹線が延伸した福井県。国内有数の「恐竜王国」であることは、同県のプロモーションなどを通じて多くの人が知るところだろう。今年、ホットな話題が相次ぐ福井のトップブランド「恐竜」の最新研究事情を取材した。

                                                              恐竜王国・福井の最新研究事情【前編】新種化石の発掘、デジタル古生物学、来春創設の新学部…話題相次ぐ | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
                                                            • 世界の知性が教える「科学が得意な人」と「苦手な人」…日常生活における決定的な差とは?

                                                              「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。

                                                                世界の知性が教える「科学が得意な人」と「苦手な人」…日常生活における決定的な差とは?
                                                              • 生物の「最古の生殖器」…化石から見つかった「不思議な突起」(土屋 健)

                                                                化石を手がかりに、科学技術を駆使して、古生物のさまざまな謎に迫る「古生物学」。それは、まさに"良質なミステリー"とも言える学問ですが、中でもその進化と滅亡、あるいは現在へに至る道程、「生命の歴史」は、とりわけ壮大なテーマの1つです。 好評の『カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編』から、古生物をめぐる歴史について、とくにここ十数年で得られた新たな知見に注目して、見ていくシリーズ。今回は、「シルル紀」から「デボン紀」の古生物たちを見てみたいと思います。 "板皮類"が熱い! 最近、絶滅したサカナのグループである"板皮類"の発見が相次いでいる。そのいくつかは画期的なものだ。 2021年には、中国科学院のチャン・リーたちが、中国南西部の重慶市に分布する約4億2300万年前(シルル紀の終盤)の地層から発見されたビアンチェンギクチス Bianchengichthysを報告した。この魚は、頭胸部を

                                                                  生物の「最古の生殖器」…化石から見つかった「不思議な突起」(土屋 健)
                                                                • 「のび太」の名前を持つ恐竜の足跡化石、科博がレプリカを公開

                                                                  子どもの頃からドラえもんのファンだった中国地質大学のXing Lida(シン・リーター)准教授が献名した。「映画ドラえもん のび太の新恐竜」で、のび太が新種の恐竜に自分の名前を付けるシーンがあり、「のび太の夢を叶えたいと思った」という。 ノビタイは1億2500万年前の白亜紀前期に生きていた肉食恐竜。足裏の長さが約30cmだったことから全長4mほどと考えられている。 2020年7月、四川省を襲った集中豪雨の後で板状の岩石の上で4つの足跡化石が発見され、シン准教授らが調査した結果、エウブロンテス属の新種と分かった。学名はラテン語の文法でつづられるのが基本のため、「ノビタ」に人名を示す接尾辞「i」(イ)を付けてノビタイと命名した。 かねてよりシン准教授と研究交流があった国立科学博物館はエウブロンテス・ノビタイのレプリカを寄贈されることに。11月30日からレプリカと研究成果を紹介するミニ企画展を開

                                                                    「のび太」の名前を持つ恐竜の足跡化石、科博がレプリカを公開
                                                                  • 絶滅動物図鑑 地球から消えた生き物たち

                                                                    カンブリア紀の不思議な生き物から人類の祖先まで全87種を、豊富なイラストとわかりやすい解説で堪能するビジュアル図鑑。 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 2021年6月21日発行 定価:3,300円(税込) 本書の内容 アノマロカリスからドードーまで、6億年の全記録! 35億年以上にわたる生命の歴史の中で、動物の歴史は6億年。この間、壊滅的な大量絶滅が5回あり、そのたびに全生物種の4分の3以上が姿を消した。生命の歴史は絶滅の歴史でもある。 本書は、絶滅してしまった動物や、絶滅したと思われていたがその後再発見された動物を、それぞれの時代背景を踏まえつつ紹介する。カンブリア紀の不思議な生き物から人類の祖先まで全87種を、豊富なイラストとわかりやすい解説で堪能するビジュアル図鑑。 目次 序文 第1章 最初に現れた動物たち 第2章 陸上への進出 第3章 恐竜の時代 第4章 哺乳類の台頭 第5章 人類

                                                                      絶滅動物図鑑 地球から消えた生き物たち
                                                                    • 更科 功 isao sarashina | ブルーバックス

                                                                      1961年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業勤務を経て、東京大学大学院理学系研究科修了。理学博士。現在、武蔵野美術大学教授、東京大学非常勤講師。専門は分子古生物学。初めての著書『化石の分子生物学』で講談社科学出版賞を受賞。他に『絶滅の人類史』『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『若い読者に贈る美しい生物学講義』など著書多数。共訳書にサイモン・コンウェイ=モリス著『進化の運命』がある。最新刊『理系の文章術』(講談社ブルーバックス)。

                                                                        更科 功 isao sarashina | ブルーバックス
                                                                      • 鳥類の起源としての恐竜と,恐竜の子孫としての鳥類

                                                                        鳥類の起源を巡る論争は,シソチョウArchaeopteryxの発見以来長期にわたって続けられてきている.鳥類は現生動物ではワニ目に最も近縁であることは古くから認められてきていたが,その直接の祖先としては翼竜類やワニ目,槽歯類,鳥盤類恐竜,獣脚類恐竜など様々な分類群が提案されてきている.獣脚類恐竜は叉骨,掌骨や肩,後肢の骨学的特徴,気嚢など鳥と多くの特徴を共有しており,鳥類に最も近縁と考えられてきている.最近では羽毛恐竜の発見や化石に含まれるアミノ酸配列の分子生物学的な系統解析の結果,発生学的に証明された指骨の相同性,などの証拠もそろい,鳥類の起源は獣脚類のコエルロサウルス類のマニラプトル類に起源を持つと考えることについて一定の合意に至っている.一般に恐竜は白亜紀末に絶滅したと言われてきているが,鳥類は系統学的には恐竜の一部であり,古生物学の世界では恐竜は絶滅していないという考え方が主流とな

                                                                        • 中国の七つの地質遺跡、初の世界地質遺産リストに登録(CGTN Japanese) - Yahoo!ニュース

                                                                          七つの中国地質遺産が初の世界地質遺産リストに登録(2022年10月27日提供)。(c)CGTN Japanese 【10月27日 CGTN Japanese】国際地質科学連合(IUGS)は26日、世界初の100の地質遺産リストを発表し、中国からは七つの地質遺跡が選出されました。 七つの中国地質遺産には、中国が単独で申請した長興煤山二畳紀/三畳紀生物の大絶滅と国際標準模式層断面および地点(GSSP)、バダインジャラン砂漠の高大なビルト砂山と湖、香港の白亜紀前期における酸性火成岩の柱状節理、澄江にあるカンブリア紀の化石産地と化石庫、石林のカルスト、チベット自治区南部の絨布峡谷のスリップ構造体系のほか、中国とネパールが共同で申請したチョモランマ(エベレスト)峰のオルドビス紀の岩石が含まれます。 今回の選考はIUGSの設立60周年を祝うために行われたもので、世界の36人の選考委員が56カ国から申請

                                                                            中国の七つの地質遺跡、初の世界地質遺産リストに登録(CGTN Japanese) - Yahoo!ニュース
                                                                          • 塀の向こうは「月収4537円」、取り立て可能? 遠すぎる被害回復:朝日新聞デジタル

                                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                              塀の向こうは「月収4537円」、取り立て可能? 遠すぎる被害回復:朝日新聞デジタル
                                                                            • “何十億年も前の地球の歴史”を学んでどんな意味があるのか? “世界の知性”からの納得の回答

                                                                              「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。

                                                                                “何十億年も前の地球の歴史”を学んでどんな意味があるのか? “世界の知性”からの納得の回答
                                                                              • しっぽは何のため? マフラー、ハエたたき…役割色々 ない動物も:朝日新聞デジタル

                                                                                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                  しっぽは何のため? マフラー、ハエたたき…役割色々 ない動物も:朝日新聞デジタル
                                                                                • 違法持ち出しの恐竜化石、独からブラジルに返還

                                                                                  ドイツからブラジルに返還された「ウビラヤラ・ジュバトゥス」の化石。ブラジル・ブラジリアにて。ブラジル科学技術省提供(2023年6月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / MCTI / Raul VASCONCELOS 【6月6日 AFP】ブラジルからドイツに違法に持ち出されていた新種の恐竜の化石が5日、返還された。ほぼ3年にわたり両国間で外交問題にも発展していたが、終止符が打たれた。 返還されたのは1億1000万年前に南米大陸に生息していた、原始的な羽毛と肩から飛び出る棒状の構造物を持つ小型恐竜の化石。重さは11.5キロ。恐竜は新種で、「ウビラヤラ・ジュバトゥス(Ubirajara jubatus)」と名付けられている。 化石は1990年に北東部セアラ(Ceara)州で発見され、研究のためドイツに運ばれていた。 2020年になってブラジルの研究者が、ドイツへの持ち出しは違法だと声を上げ、

                                                                                    違法持ち出しの恐竜化石、独からブラジルに返還