国際情勢を分析しているアメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」は、ことし最大のリスクとしてアメリカの国内政治を挙げました。11月のアメリカ大統領選挙ではその結果をめぐって訴訟が起き、混乱が長引くおそれがある、と警告しました。 そして最大のリスクとしてアメリカの国内政治を挙げ、11月に行われる大統領選挙では、トランプ大統領、民主党の候補のどちらが勝利したとしても、不正があったなどとして訴訟が起きる可能性を指摘しました。 そしてその結果、政治的な混乱が長引いて外交面にも影響を及ぼすだろうと警告しました。 2番目のリスクとして、米中が双方のつながりを切り離すいわゆる「デカップリング」を挙げ、次世代通信技術の5Gなど戦略的なハイテク技術をめぐるデカップリングが、ほかの産業にも及ぶ可能性を指摘しました。 これに伴って米中の緊張は安全保障面でも衝突につながるおそれがあり、香港や台湾などをめぐって対立