首相、窮余の方針転換 実効性課題、成立見えず―救済新法 2022年11月09日07時05分 首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害救済・防止を図る新法について、岸田文雄首相が今国会に提出する考えを表明した。自民党は消極的で首相も静観していたが、風当たりの強さを見て急きょ方針を転換した。ただ、世論の納得を得られるだけの実効性の伴うものになるか不透明。12月10日まで残り約1カ月の会期内に成立できるかも焦点だ。 政府、被害救済新法を今国会提出へ 悪質な寄付勧誘禁止―首相、教団被害者と面会 「今国会を視野にできる限り早く提出すべく最大限の努力を行う」。首相は8日、首相官邸で記者団にこう強調。これに先立つ公明党の山口那津男代表との会談で、こうした方針を確認した。 立憲民主党と日本維新の会は(1)寄付や物品購入は年収の4分の1を上限とする(2)マイン