農業や畜産業に欠かせない肥料や飼料。 食の基盤ともいえるこうした資材の価格高騰が続き、農家は悲鳴をあげています。 危機的な状況を打開しようと山梨県最大の米どころ、北杜市では、農業資材の輸入依存を見直し、持続的な“循環型農業”への転換を進めています。 地元の農業を守るという目的を共有し、新たな道に挑戦する人々を取材しました。 (甲府放送局記者 飯田章彦) 八ヶ岳南麓に位置する北杜市。 豊かな水源と標高差を生かした米作りが盛んな地域で県内の米の4割が生産されています。 また市内の清里高原や小淵沢には多くの牧場があり、山梨を代表する畜産地域となっています。 取材を始めたことし7月、北杜市で米や野菜などを生産する農業法人を訪ねました。