ロシアの首都モスクワで、野党指導者アレクセイ・ナワリヌイの葬儀に集まった支持者の警備に当たる警察官。2024年3月1日撮影(Getty Images) ロシア北極圏の刑務所で先月死亡した野党指導者アレクセイ・ナワリヌイを追悼するため、雪の中、厳重な警備もものともせず、数千人が首都モスクワの通りに繰り出した。ナワリヌイの葬儀では、集まった支持者が花束やろうそく、プラカードを買い求め「プーチンなきロシアを!」「ロシアを自由に!」、さらには「プーチンは人殺しだ!」といった声を上げた。また、ウクライナ侵攻をやめるよう訴える人々もいた。 別の時代であれば、このような大物野党政治家の葬儀は黙殺されたかもしれない。だが、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の指示で毒殺されたと主張するナワリヌイの支持者らは、動画投稿サイト「ユーチューブ」で葬儀の様子をライブ配信した。2011年の「アラブの春」をほうふつと