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平野甲賀の検索結果321 - 360 件 / 360件

  • 「平野甲賀と」刊行のお知らせ | BOOK AND SONS

    大胆かつ繊細な描き文字を配した数多くの本の装丁、そして演劇集団「黒テント」のポスターデザイン・舞台美術などの仕事で知られる装丁家・グラフィックデザイナー、平野甲賀による描き文字〝画文集〟の決定版。 甲賀氏が82歳になった日、写真家の息子が娘をつれて父を一日撮影した……。老人力が増して来た甲賀氏を囲んで若きふたりのデザイナーが、描き文字選びに、作品選定に、レイアウトや造本に勤しんだ……。 本書はそんなふうに平野甲賀と数人のメンバーによって編んだ一冊です。制作中の合言葉は「絵本のように」。文字は風景なんだ――。甲賀氏のそんなことばに想をえたものでした。自身の手による描き文字作品群やエッセイのほか、制作風景や幕間のひとこま(撮影=平野太呂)、寺子屋「マルテの学校」の活動のこと(記録=編集部)、大好きなイラストレーターの作品(画=小島武)など、描き文字・画・写真・文をにぎやかに収めました。B5変型

      「平野甲賀と」刊行のお知らせ | BOOK AND SONS
    • 企画展『秀英体100』が大阪2会場へ巡回、杉浦康平の講演会も開催 | CINRA

      生誕100周年を迎えるフォント「秀英体」の魅力を伝える企画展『秀英体100』が、大阪・モリサワ本社とdddギャラリーの2会場で3月22日から開催される。 1912年に誕生した秀英体は、現代まで使用されている大日本印刷(DNP)のオリジナル書体。築地体と並び「明朝活字の二大潮流」として、その後の和文書体に大きな影響を与えてきた。同展は、DNPが創業当時から引き継いできた文化資産である秀英体の魅力を紹介するため、1月に東京・銀座のgggギャラリーで行われた『秀英体100』の巡回展となる。 会期中は、秀英体の魅力を伝える24人+1組のグラフィックデザイナーによる「四季」をテーマに制作された新作ポスターのほか、書籍やポスター、広告など様々な作品や開発資料を展示。活版印刷からデジタル活用まで時代とともに大きく変化してきた秀英体の100年を展望する。 また、秀英体を語るうえで欠かせないグラフィックデザ

        企画展『秀英体100』が大阪2会場へ巡回、杉浦康平の講演会も開催 | CINRA
      • ホーボーという生き方 | 私たちは20世紀に生まれた

        このあたりでちょいと息を抜いて、連載とはまるで違う話題を。 昨夜のこと、のんびりホットカーペットに寝ころんでいたら、家人から「この本を読んだか」と尋ねられた。「ああ、タイトルに惹かれて手に入れ、読んでみたのだが、ちょっと期待外れだったなあ」と答えると、私も同感だという。こんな本だ。 フレデリック・フェイエッド 中山容 訳 ホーボー アメリカの放浪者たち 晶文社(晶文社セレクション) 1988 「ホーボー hobo」とは懐かしい響きをもった言葉だ。大恐慌時代を背景に、住居も定職も家族ももたず、アメリカ各地を列車に無賃乗車しながらさすらう放浪者のことをこう呼ぶ。「ほうぼう旅する」という日本語が語源なのではないか…。そういう説をかつて聴かされた憶えがあるし、家人もそう思い込んでいた由。wikipedia では一顧だにされていないので、これはやはり俗説だったようだ。 標題から推して、てっきりアメリ

          ホーボーという生き方 | 私たちは20世紀に生まれた
        • 2007-03-07

          1.読み始めた本 (1)『落葉 他12篇』 (2)『大航海』62号 特集:中世哲学復興 2.継続中 (1)『ロールズのカント的構成主義』 (2)『スターリン、ヒトラーと日ソ独伊連合構想』 3.読了本 (1)『サイボーグ・ダイアローグズ』 (2)『秘密の花園』 僕が言うのもヘンな話だけど、イイ! ラインナップなわけで... 1.『十六世紀文化革命』1・2 山本義隆 4月16日刊 早く読みたい 2.『劇的な精神分析入門』 北山修 4月上旬刊 3.『信じない人のための<宗教>講義』 中村圭志 4月刊 4.『アメリカの政教分離』 E・S・ガウスタッド 大西直樹訳 4月下旬刊 5.『藤田省三対話集成3』 4月上旬刊 はじめて活字化された丸山眞男との会話から、オウム問題を有田芳生と語った対談まで。 6.『囚人のジレンマ』 リチャード・パワーズ 柴田元幸・前山佳朱彦訳 5月下旬刊 出る出るといっていたも

            2007-03-07
          • 昭和の熱狂よみがえる、アングラ演劇のポスター展 渋谷ヒカリエでスタート

            寺山修司の没後40年を記念した企画展「ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市 ~昭和の激動が生んだ熱狂アングラカルチャー~」が、昨日1月13日に東京・渋谷ヒカリエ 8階 Bunkamura Gallery 8/でスタートした。 これは、寺山の演劇実験室◎天井棧敷や、唐十郎の劇団状況劇場などのアングラ演劇が盛んだった1960年代から1970年代頃までのポスターを集めた企画展。宇野亞喜良、金子國義、横尾忠則らが手がけた“サイケデリックで猥雑”なデザインの巨大ポスターをはじめとする、当時のアングラ演劇の公演ポスターを中心に、同時代のポスターや公演チラシ、古書などの展示・販売が行われる。出品予定作家には宇野、金子、横尾のほか、赤瀬川原平、粟津潔、及川正通、大友克洋、合田佐和子、田中一光、寺山、花輪和一、林静一、平野甲賀、篠原勝之、和田誠が名を連ねた。展示は28日まで行われる。 また、21日16:

              昭和の熱狂よみがえる、アングラ演劇のポスター展 渋谷ヒカリエでスタート
            • 古本の時間 | 晶文社

              内堀弘著 四六判 272頁 定価:2,420円(本体2,200円) 978-4-7949-6911-8 C0095 〔2013年〕 装幀 平野甲賀 数知れない古本との出会いと別れ。 多くの作家やファンとの交流の歴史。 古本の醍醐味と業界の仲間たちを温かい 眼差しで描く、珠玉の古本エッセイ集。 振り返ってみると、東京の郊外で詩歌専門の古書店を開いたのは三十年以上も前のことになる。最近は若い人たちから「古本屋になりたい」。こんな相談がもちこまれるようになった。自分の年齢を感じるようになり、同時に、店にたどり着いた古本の数々、落札できなかった多くの古本の顔も浮かんでくる。テラヤマを買った日。山口昌男と歩いた神保町の夜。夭折の詩人・塩寺はるよの足跡を追った日々……。そして、やさしかった同業者の死を悼む夜が少し多くなっている。 伝説の古本屋「石神井書林」の日録、第2弾!! 〈書評掲載〉 図書新聞 2

                古本の時間 | 晶文社
              • マツモトアートセンター | 平野甲賀 展

                終了しました。 2019年8月11日(日)〜8月25日(日) マツモトアートセンターGALLERY 松本市大手1-3-32笠原ビル1階 Tel 0263-33 5511 https://matsumoto-artcenter.com 13:00~18:00 *休廊日 8月14日(水)・19日(月)・20日(火)・21日(水)・22日(木) この度、マツモトアートセンターでは、マツモトアートセンターGALLERYにおいて 「平野甲賀 展」を企画いたします。 装丁家・平野甲賀(1938年~)は、劇団黒色テントや水牛楽団などの活動に参加して独自のデザイン活動を実践したほか、 1964年以降、晶文社のほぼすべての本の装丁に関わり、犀をあしらった同社の書籍のロゴマークでも知られています。 本展は、8月24日 上土劇場(http://age-geki.jp/)で開催される、 松本タイポグラフィセミナー

                  マツモトアートセンター | 平野甲賀 展
                • たくさんのストーリーがつまった小豆島のお米

                  〈 この連載・企画は… 〉 海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。 この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。 writer profile Hikari Mimura 三村ひかり みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。 http://homemakers.jp/ 家族や身近な人のために育てたお米 ようやく暑さが落ち着いた9月。 青々としていた田んぼはあっという間に黄色くなり、あちこちで稲刈りをしています。 私たちが暮ら

                    たくさんのストーリーがつまった小豆島のお米
                  • ぼくたちの好きな戦争|人格OverDrive

                    ※価格はこのページが表示された時点での価格であり、変更される場合があります。商品の販売においては、購入の時点で Amazon.co.jp に表示されている価格の情報が適用されます。 古本屋の軒先で野ざらしになっていた裸の文庫本で読んだのが四半世紀前。 あのときより生々しく感じられた。 今回は閉架書庫から出してもらった平野甲賀による布装幀。 古い本特有のにおいがする。 86 年刊。 現代の商品とちがって造本がしっかりしていて紙は白くて指が切れそうなほど。 黄ばんで粉っぽくなったりしていないし、 ひらくだけで背が割れたりもしない。 現代なら大手出版社のどんな本にも必ず五箇所はある誤植だって、 ひとつも見つからない。 そして何より批判精神がある。 当たり前のように思われるかもしれない、 でも日の丸が国旗に、 君が代が国歌に正式に定められた頃から、 その当たり前が喪われてひさしい。 育成コストを要

                      ぼくたちの好きな戦争|人格OverDrive
                    • 平野甲賀氏のすごさについて

                      平野甲賀は日本の有名なブックデザイナー。 晶文社という出版社のほぼ全ての本の装幀に携わった。 独特なデザインの文字で有名。 私には彼のすごさがわかりません。 あの独特の文字はインパクトはあるけどバランスが悪いように思えます。 もしかして、あの文字はものすごく計算されてデザインされているのですか? 誰か教えてください。

                        平野甲賀氏のすごさについて
                      • 【エッセイ/書評】片岡義男「カレーライスと餃子ライス」ーカレーライスのエッセイと餃子ライスの物語。片岡ワールドは読んでるだけで幸せになれる! - また、本の話をしてる

                        カレーライスと餃子ライス posted with ヨメレバ 片岡義男 晶文社 2023年09月12日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 晶文社で片岡義男本というだけでなんだかうれしい。タイトルには亡くなった平野甲賀さんの題字が使われている。全体は2つに分かれていて「夕刊フジ」に連載されていたカレーライスのエッセイをまとめたものが1部。2部は餃子ライスをテーマにした書き下ろしの小説だ。このマッチングがなんだか楽しい。 エッセイは母親が彼のために作った黄色いカレーライスの思い出から始まって、次から次へとカレーの話が続いている。日本で食べることができるカレーの種類だとか、ライスカレーかカレーライスか、京都のカレーライスの話、ちょっとした掌編のストーリーのようなものまで本当に様々。この自在さが片岡義男なのだ。前に出した「珈琲が呼ぶ」「僕は珈琲」と

                          【エッセイ/書評】片岡義男「カレーライスと餃子ライス」ーカレーライスのエッセイと餃子ライスの物語。片岡ワールドは読んでるだけで幸せになれる! - また、本の話をしてる
                        • 11月26日(月) 晴れたり曇ったり - フィールドノート

                          今日は外出をしなかった。外出しようと思ってはいたのだが、いざ外出しようとすると、学生からコメントを求めるレポートが添付されたメールが届いたり、教務主任から至急の意見を求めるメールが届いたり、事務所から来年度の授業の担当曜限についてのアンケートのメールが届いたり、女の人からケータイに電話がかかってきたりして、結局、外出するタイミングを失ってしまった。でも、いいのである。昨日、古本屋で購入した長田弘『私の好きな孤独』を、ゆっくり読むことができたから。詩人の書く文章(散文)はいい。選ばれる言葉の一つ一つに神経がゆきわたっている。谷川の水を手ですくって飲んでいるような清々しい気分になる。全部で79編の短いエッセーが収められているが、どの文章も、最初の数行で読み手の心をいきなりつかんでしまう力をもっている。いくつか紹介しよう。 「心の余白に、思いだすままに、いくつかの言葉を書く。ふっとその言葉を書い

                            11月26日(月) 晴れたり曇ったり - フィールドノート
                          • ブックガイド/平野甲賀『僕の描き文字』/CD-R「コウガグロテスク06 漢字篇」

                            > 平野甲賀×祖父江慎 朗読・山下順子 日時:6月23日(土)15:00〜17:00 会場:東京堂書店神田本店6階 参加方法:要予約。参加費500円 電話(03-3291-5181)または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「コウガさんと話そう イベント希望」・名前・電話番号・参加人数、を知らせる。 ●CD-R「コウガグロテスク06 漢字篇」 2007年6月1日発売 平野甲賀氏が2004年発売した「コウガグロテスク 仮名篇」に続き、およそ4,500字収録の漢字篇をリリース、100部制作という貴重なCD-ROM。デザインを手がける方はもちろん、平野甲賀氏の装丁のファン! という本好きな方にもおすすめ。「CD-Rコウガグロテスク06 漢字篇」はオ−プンタイプ・フォントである。描き文字のコピーは自由にできるが、他商品への転用、意匠登録などはできない。 制作・発行:

                              ブックガイド/平野甲賀『僕の描き文字』/CD-R「コウガグロテスク06 漢字篇」
                            • 平野甲賀|日々是好日。文字と向き合う小豆島の日々 - PAPERSKY

                              日本を代表する装丁家でグラフィックデザイナーの平野甲賀さんが、小豆島に移住したのは2014年のこと。妻の公子さん、愛猫の空と暮らす小豆島は「ちょっと不便で、野菜がうまい」。そんな平野さんが語る、文字と島暮らしのこと。 「以前住んでいた神楽坂はにぎやかで楽しい街だったけれど、東日本大震災の後はあのにぎわいがちょっと辛くなってきてね。縁もゆかりもないこの島に、思いつきのように越してきちゃったんだよ」 神懸通に建つ、築100年の古い日本家屋で、平野甲賀さんはそんなふうに移住にまつわるあれこれを話してくれた。 「日々、実感するのは野菜が本当においしいということと、本当に不便だということ。野菜はね、どれを口にしてもこれまで食べたことのない味がするんだよ。畑から穫ってきて、ざっと土を払って、そのまま食べてしまうこともある。そのくらいおいしいんだよ。島でできた若い友人たちや大家さんが持ってきてくれるのだ

                                平野甲賀|日々是好日。文字と向き合う小豆島の日々 - PAPERSKY
                              • 直し方★Windows10にしてからAdobeのPhotoshop elementsやpremiere elementsが文字化けする ★ #Photoshopelements #Adobe #フォトショップエレメンツ : wshinchan-next

                                Windows10にしてトラブルは起こるだろうと思ったけど、どうにか解決できている事ばかりでアップグレードはおすすめです。 すでに先人方が、いろいろなトラブル事例をネットで挙げてくださっているので。 私のPCでWindows10にアップグレードしておきたトラブル ★ドライブが認識しないので、認識させる方法 ★ATOKが一部のソフトで使用できない ★アドビのPhotoshopelementsが文字化け(今回の記事) ★無線の5GHzが反応しない・・ 今回は、フォトショップエレメンツ プレミアエレメンツで文字化けがおこっていることから、イラストレーターなどでも同じ現象が起こっているのでは?と思います ↑症状的にはこんな感じで アラブっぽいもじやら 難しい漢字?やら・・・ といっても、全てでは無く、画面上だけで、 ファイル→新規 開く・・・ ↑文字化け ↑日本語 と、全てが文字化けではありません

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                                • 【あくまで人名辞典】サティからクルト・ワイルにエノケンも 斎藤晴彦

                                  ぼくが斎藤さんを初めて見たのは、本人が演劇センター68/69(現劇団黒テント)の芝居に初参加した『鼠小僧次郎吉』三の替わりの公演の1970年だったと思う。六本木の自由劇場だ。このとき、ぼくは大学3年で植草甚一さんの単行本などを出していた義兄小野二郎が関わる晶文社の嘱託だった。その関係で編集者の津野海太郎さんと装丁の平野甲賀さんが所属していたこの劇団の芝居の券を5枚ほど買った覚えがある。斎藤さんは紙猫屋という不思議な名称の役で、ともかく言いようのないおかしさをばらまく興味深いエノケン声の役者だった。 その後、劇団は黒テントによる移動演劇を始め、『チャンバラ-楽劇天保水滸伝』(山元清多作、佐藤信演出、72年)、『阿部定の犬』(佐藤信・作演出、72年)、『シュールリアリズム宣言』(加藤直作・村松克己演出73年)等の作品を三鷹駅北口のテントで観たが、ぼくらの仲間で交わされるのは「斎藤さんが面白かっ

                                    【あくまで人名辞典】サティからクルト・ワイルにエノケンも 斎藤晴彦
                                  • 日本の“アングラ演劇”ポスターの展覧会、渋谷ヒカリエで - 宇野亞喜良・金子國義・横尾忠則らが出品

                                    企画展「寺山修司没後40年記念 ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市」が、渋谷ヒカリエ内のブンカムラ ギャラリー 8/(Bunkamura Gallery 8/)にて、2024年1月13日(土)から28日(日)まで開催される。 アングラ演劇のポスターを中心に展示・販売『盲人書簡 上海篇』 演劇実験室◎天井棧敷 1974年 デザイン:花輪和一1960〜70年代にかけて高度経済成長期にあった日本では、経済や文化をはじめとして人々の価値観が大きく変化するなか、空洞化した社会に対する反抗が生じるようになった。文化や芸術においても、既成のものを破壊して新しいものを創造する動きが強まっている。こうしたなか、とりわけ注目を集めたのが、寺山修司や唐十郎などによるアングラ演劇だ。 『毛皮のマリー フランクフルト公演版』 演劇実験室◎天井棧敷 1969年 デザイン:宇野亞喜良アングラ演劇は、過激で実験的な

                                      日本の“アングラ演劇”ポスターの展覧会、渋谷ヒカリエで - 宇野亞喜良・金子國義・横尾忠則らが出品
                                    • 轍のあった道

                                      吉永陽一氏の「空鉄」のなかでも作品性の高いものを多く収録した待望の書。既刊の講談社の2冊がB5判であるのに比べ、今回はA4判、より大きな誌面で楽しめる。 吉永さんの空撮写真のすごさは垂涎のものだ。巻頭のベストセレクションはすばらしい。浜名湖を渡るN700系は書泉グランデでの写真展示で大きなパネルで拝見していて、なぜ講談社の本に収録されなかったのかと憤っていた作品。ようやくここで収録された。 本書は、適切な解説キャプションとともに、このスタイルで延々と続けて欲しかったのだが、全体的に、読者のイマジネーションをかきたてる素晴らしい空撮写真……をスポイルする編集がなされている。非常に残念だ。 * 前半は、東海道新幹線50周年ということで、それをメインに据えて構成してある。ならば、路線図や、駅・車両の解説などいらないので、その分、写真を大きく見せて欲しかった。写真展で畳1畳分くらいのパネルになって

                                        轍のあった道
                                      • 【訃報】装丁家 平野甲賀さん死去 82歳 肺炎で死亡「深夜特急」などの題字手がける : まとめダネ!

                                        平野 甲賀さん(ひらの・こうが=装丁家)22日、肺炎で死去、82歳。葬儀は親族で行った。喪主は妻公子(きみこ)さん。 沢木耕太郎さんの紀行小説「深夜特急」の題字など、のびやかな「描き文字」で知られ、7千冊以上の装丁を手がけた。 出典:装丁家の平野甲賀さん死去 「深夜特急」の題字手がける:朝日新聞デジタル 平野さんは、沢木耕太郎さんの紀行小説「深夜特急」の題字などで知られる。1964年からは約30年にわたって晶文社から出版された本の装丁を一手に担い、サイのマークもデザインした。演劇との関わりも深く、「劇団黒テント」のポスター制作も続けた。 東日本大震災をきっかけに、東京から妻の公子さん(75)とともに14年に香川県・小豆島に移り住み、19年から高松市内で暮らしていた。飾らない人柄は香川でも多くの人を引き寄せた。 出典:装丁家の平野甲賀さん死去 「深夜特急」の題字手がける:朝日新聞デジタル

                                          【訃報】装丁家 平野甲賀さん死去 82歳 肺炎で死亡「深夜特急」などの題字手がける : まとめダネ!
                                        • インテリアスタイリストの草分け・吉本由美が振り返る、70年代の東京と雑誌文化 「いま思えば当時はとても自由だった」

                                          インテリアスタイリストの草分け・吉本由美が振り返る、70年代の東京と雑誌文化 「いま思えば当時はとても自由だった」 7月下旬、吉本由美氏の最新エッセイ集『イン・マイ・ライフ』が刊行された。吉本氏といえば、『アンアン』『オリーブ』『クロワッサン』『エル・ジャポン』などマガジンハウスの雑誌を中心に、1970年代から活躍した雑貨・インテリアスタイリストとして知られる。 また、暮らしのスタイルや猫、動物園に水族館、雑草などなど、その時々の関心に応じてテーマを変え、繰り出されるエッセイの数々に魅了されてきた人も多いはずだ。 『イン・マイ・ライフ』は、前半に東京での若き日々のこと、後半は郷里の熊本に帰ってから現在のことと明確に2つに分けた構成を取る。「スタイリスト」といえば誰もがファッションしか思い浮かばなかった時代にインテリアを手がけた吉本氏の先見性・独自性は、70~80年代の東京の空気の輝きとしっ

                                            インテリアスタイリストの草分け・吉本由美が振り返る、70年代の東京と雑誌文化 「いま思えば当時はとても自由だった」
                                          • ある編集者のユートピア 小野二郎(世田谷美術館)

                                            編集者、ウィリアム・モリス研究家として知られる小野二郎。東京大学を卒業後、弘文堂に入社した小野は大岡信や澁澤龍彦などの『現代芸術論叢書』の編集を担当し、1960年には仲間とともに晶文社を立ち上げた。晶文社時代には、ヴァルター・ベンヤミンやポール・ニザンなどの著作をいち早く紹介するほか、ジャズやロック、映画関連の書籍なども出版。その後、平野甲賀の装幀による本が出版社の顔となる。 いっぽうで、明治大学教授として英文学を講じる教育者でもあった小野。晩年には飛騨高山の高山建築学校で、19世紀後半のイギリスで活躍したウィリアム・モリスの思想を説き、同校に集った石山修武ら建築家に大きな影響を与えた。 本展は、日本を舞台にモリスの芸術運動をめぐる様々な考察を展開させたひとりの編集者と、その周辺の活動を紹介するもの。「ウィリアム・モリス」「晶文社」「高山建築学校」の3部で構成し、小野が生涯を通して追い求め

                                              ある編集者のユートピア 小野二郎(世田谷美術館)
                                            • SUNDAY LIBRARY:岡崎 武志・評『ボクと先輩』『ガラパゴス』ほか | 毎日新聞

                                              侵さず、構えず、構えさせず ◆『ボクと先輩』平野太呂・著(晶文社/税抜き1600円) 写真家の平野太呂(たろ)は、先輩たちに会って撮影するのに、中古のフィルムカメラを買うところから始めた。「マキナ67」は、蛇腹式でピントを合わせる。この不便な「武器」で、36人を取材したのが『ボクと先輩』。 登場するのは、浅井愼平(写真家)、高橋悠治(ピアニスト)、大林宣彦(映画作家)、水木しげる(漫画家)など職も年齢もさまざまだ。あくまで、自分が「ボクの先輩」と思った人たちばかりだ。 建築家の阿部勤の場合は、自宅を訪ねた。細々したものを同行した編集者に説明する阿部。3度目の訪問になる著者は「陽だまりになっている泥染のソファーに横たわって心地よく聞くとしよう」と寛(くつろ)いでしまう。侵さない、構えないこの姿勢が、取材対象者の心も開かせるのだろう。 そこに優しい時間が流れていることが、自然光のスナップショッ

                                                SUNDAY LIBRARY:岡崎 武志・評『ボクと先輩』『ガラパゴス』ほか | 毎日新聞
                                              • 関西からの便り - y o m u : n e l

                                                一週間前に不忍の一箱古本市をうろうろしていたのが、すっごく昔のことのような気がする。連休の甘い記憶はそのあとの労働のしんどさに上書きされて、もう思い出せない。昨日ヨレヨレの仕事帰りに、楽しみにしていた『ぽかん』5号を買った。 今日は家から一歩も出ない日。朝読んだ「折々のことば」が長田弘を取り上げていて、午後に訃報が入り、なんて偶然と思ったが、3日に亡くなっていたとのことなので、そういう段取りだったのかな。「見えてはいるが、誰も見ていないものを見えるようにするのが、詩だ」(長田弘) 『ぽかん』をゆっくり読む。『ぽかん』は、なんていったらいいか、自分には少しお高級すぎるのだけれど、ちょっとくらい、無理しないと変わっていかないしね。ブログを愛読しているqfwfqさんとか、恵文社にお勤めのずっと女性かと思っていた(保田)さんも執筆されている。(保田)さんは、自社のサイトで「ぽかんに書かせていただき

                                                  関西からの便り - y o m u : n e l
                                                • 東京都・武蔵野美術大学 美術館・図書館で、装丁家の平野甲賀作品展を開催 - ライブドアニュース

                                                  東京都小平市の武蔵野美術大学美術館 展示室3において「平野甲賀の仕事 1964-2013」展が開催される。開催日時は10月21日〜12月21日の10時〜18時(土曜日、特別開館日は17時閉館)。入場無料。 ○半世紀にわたる平野甲賀の仕事を一堂に展示 同展では、同校出身のブックデザイナー平野甲賀氏が、1964年から2013年までに手がけた仕事の全貌を紹介する。展示作品は、装幀作品7,000冊以上から選りすぐった300冊、1960年代後半から70年代にかけてシルクスクリーンで作られたポスター、1990年代に発表したリトグラフ、これまで未発表だったポスター原画2点など。これらを一堂に展示することで、平野氏のデザインと作品に使われている独特の「描き文字」がどこから生まれてきたのかを探っていくという。 そのほか、演劇ポスター制作とともにデザインした舞台装置や舞台衣装、「シアター・イワト」「スタジオ・

                                                    東京都・武蔵野美術大学 美術館・図書館で、装丁家の平野甲賀作品展を開催 - ライブドアニュース
                                                  • sumus 13 晶文社特集 - 四谷書房日録

                                                    林哲夫さんの2/19「daily-sumus」の「sumus 13 晶文社・話題沸騰!?」に、「sumus 13」についての記事がありました。 例えば、<JUNKUDO BOOK WEB「すてきな すてきなミニコミ誌」sumus 13>で、このミニコミ誌を紹介しています。本好きにとっては?なしの、まさに話題彷彿!です。 となると、この週末に「sumus 13」を読まねばならないでしょう。さて、どこで買いましょう。購入できる書店は次の通りです。 <古書善行堂はもとより、蟲文庫、聖智文庫、古書ほうろう、古書現世、音羽館などの同人の関係する古書店でもお求めいただけます。火星の庭、カロ・ブックショップ・アンド・カフェ、恵文社一乗寺店、ガケ書房、模索舎などにも置いていただいてます。> この他、JUNKUDO BOOK WEBには「独断と偏見で厳選した晶文社の本8冊」も掲載されていましたので紹介してお

                                                      sumus 13 晶文社特集 - 四谷書房日録
                                                    • sumus 13 晶文社特集 | daily-sumus

                                                      『BRUTUS』(マガジンハウス、2010年4月15日号)の「ARTーreport」欄で御紹介いただきました。《文句なく保存版♪》 ÷ まるごと一冊晶文社特集 002 犀の足あと・晶文社略年譜 003 山本善行 晶文社の本について 011 福島 修 中村勝哉「創業のころ」を読む 026 岡崎武志 島崎勉さんと晶文社の日々 037 田中美穂 古本屋の歌ううた 043 有馬卓也 棚をすべて晶文社の刊行物でうめてみたい 046 寺井昌輝 ただただ読む事に熱狂した時期 051 晶文社特集アンケート あなたの好きな、思い出に残る晶文社の本を教えて下さい。 077 荻原魚雷 となりあわせの本 中川六平さんと晶文社の本 085 扉野良人 クンパルシータの中川六平さん 093 林 哲夫 平野甲賀・装幀の本 101 晶文社営業部と中村勝哉社長 島田孝久さんインタビュー 聞き手=南陀楼綾繁+高橋千代+目春典子

                                                        sumus 13 晶文社特集 | daily-sumus
                                                      • タイガー武藤の関西遊歩記 - ナンダロウアヤシゲな日々

                                                        7時半に起きる。新しい実家の二階は、階下の音がマル聞こえなので、あまり遅くまでは眠っていられない。朝飯のあと、『大阪京都死闘篇 武藤良子関西旅行記』を読む。しばらく前にNEGIさん宅に遊びに行ったときに武藤さんにもらったのだが、そのまま紹介できずにいた。ブログでの関西旅行記が面白いので、「あれ、本にしてよ!」と云ったところ、ホントにまとめてきてくれた。プリンタで打ち出したものをホチキスで綴じたもの(ホチキスが通ってなくてすぐ外れた)だが、表紙をはじめ武藤さん独特の書き文字とイラストが入っており、冊子っぽい雰囲気になっているところはさすが。 個展のために大阪に行ったのだが、そのハナシは少なくて、メインは路地を歩き、銭湯に入り、食べたり飲んだりした記録だ。とくに銭湯は大好きらしく、一日に何回も入っている。関西の銭湯には、女湯にオシメ替え台があるらしい。それに、よく飲みよく食らっている。知り合い

                                                          タイガー武藤の関西遊歩記 - ナンダロウアヤシゲな日々
                                                        • 渡部明美 - Wikipedia

                                                          出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2015年12月) 渡部 明美(わたべ あけみ 1943年2月17日 -)は、イラストレーター。別名義に、わたべあけみ、ワタベナツコがある。 略年譜[編集] 1943年2月17日豊島区生まれ。富士屋ホテルの食堂天井画を分担制作した日本画家・渡部浩年は祖父にあたる。 1960年、17歳の時、イラストレーターの長沢節が校長を務めるセツ・モードセミナーに入学。 1960年、セツ・モードセミナーの講師をしていた河原淳の薦めにより、「小学3年生」(小学館)にイラストを寄稿。 1961年、「装苑」(文化出版局)でファッション・イラストレーターとして正式デビュー。「若い女性」(講談社)等でも活躍する。 1961年、髙島屋宣伝部の新聞部にイラストレーターとして入社(デザイナー

                                                          • 第4回「出版者」は今すぐやれる。─ 編集室 屋上 ─

                                                            私の周りの出版人たちは皆、まず一冊目にある程度、売り先が見えている本を出した方が良いという。しかし新人写真家の写真集は、その枠に収まっているとは言い難い。そして1冊出すだけでは出版社とは言えないとも皆が言う。版元を起すときから2冊目、3冊目と考えていなくてはならないと。とはいえ、私は自分で版元をやるならどうしても出したい本だけしか出したくない……。 「どうしても出したい本」として私が田代一倫さんの写真集の次の企画として浮んだのは、井田真木子さんという、2001年に亡くなったノンフィクション作家の本を復刊することだった。初めて読んだのは『かくしてバンドは鳴りやまず』。井田さんが選んだ世界の傑作ノンフィクション作家に迫っていくという本で、出版社、リトルモアから未完の形で2002年2月に出版された。「絶筆」という帯の大きなキャッチコピーが目を引いた。編集者をはっきりと志した頃に衝撃を受けた本で、

                                                              第4回「出版者」は今すぐやれる。─ 編集室 屋上 ─
                                                            • 斎藤工、沢木耕太郎「深夜特急」を朗読。史上初のオーディオブック化 TBSラジオで4月3日(月)より放送開始

                                                              斎藤工、沢木耕太郎「深夜特急」を朗読。史上初のオーディオブック化 TBSラジオで4月3日(月)より放送開始 人々を旅へといざない続ける旅文学の傑作、沢木耕太郎『深夜特急』のあとがきにはこんな一文があります。 「恐れずに。しかし気をつけて。」 若者たちの背中を押してきた有名なこの一節を、コロナ禍を経た今、 沢木氏は語順をこう変えて伝えたいと言います。 「気をつけて、だけど恐れずに。」 今はまだ、気をつけることが最優先。そのうえで外へ歩み出す気持ちを忘れず、 自分たちの世界を広げていって欲しい、と。 そんな、当作品に込められたメッセージに賛同するTBSラジオはこの春、 『深夜特急』を「声」で届ける番組、そして様々なプロジェクトで、人生の旅人たちを応援します。 『深夜特急』全6巻すべてを朗読し、ラジオ番組として放送。それをAmazonオーディブルでオーディオブックとしても配信する史上初の試み。

                                                                斎藤工、沢木耕太郎「深夜特急」を朗読。史上初のオーディオブック化 TBSラジオで4月3日(月)より放送開始
                                                              • 2006-07-20

                                                                ▼チップ・キッドの仕事 http://www.dnp.co.jp/gallery/artist/chip/chip.html http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/gki/g187/g187ki.html http://drawn.ca/2005/10/25/chip-dip 公式サイト http://www.goodisdead.com/ ・・・本の装丁をする人たちの中で、私が好きなのは、 平野甲賀とチップ・キッド。 ▼<迎撃ミサイル>米が今秋に沖縄配備を発表 国内初 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060720-00000037-mai-pol ・・・そーらきた。(@∀@) 「これでまたカネをせびる口実ができた」と思ってるんだろう。 ▼戦争を語り継ごうブログ 昭和天皇はA級戦犯合祀に反対だった? http://nish

                                                                  2006-07-20
                                                                • うさこ観覧記

                                                                  2019年美術館博物館展覧会めぐり記完成。 前回2018年のブログのデータ入力に難儀したのでgoogleスプレッドシートを使うことにした(もっと早く気付けばよかった(;^_^A)入力がずっと楽だし書式も設定できるし計算も楽で分析もできる。 2019年に巡った展示は273展。 前期後期と2回いったり同展示を複数回行っても1展示でカウント。ただし今回からは表計算できるので同展示複数回行ったものもカウントすると310展(回?)だった。 一番行ったのはもちろん東博の16回。次は東近美の13回、庭園美術館の11回と続く。 そして一番行った展覧会は目黒区美術館「ウィーングラフィック展」4回だった。 2019年度はぐるっとパスを購入しない代わりに目黒区美術館の年パスを購入したが(ウィーングラフィックに通うため)結局トータル5回しか行ってなかった。今年度の年パスは東博、庭園美術館、目黒区の3か所購入したが

                                                                    うさこ観覧記
                                                                  • 『日本語を作った男 - 上田万年とその時代』山口謠司 - BOOK HUNTING

                                                                    『日本語を作った男 - 上田万年とその時代』山口謠司 知ってるようで知らないことは、案外多い。たとえば、「標準語のクリエイターは誰?」と質問されて、すぐに答えられる奴は少ないだろう。俺も知らなかった。そもそも標準語は、誰かがリーダーシップを発揮して作られたものではなく、新聞社や放送局から何となく生まれた産物だと思ってた。答えは上田萬年。初耳。弟子には『広辞苑』の編者として有名な新村出がいる。どうも本物クサい。 本書は、上田とその時代を描くことで、現代につづく日本語がどのようにして出来ていったのか追う。著者の山口謠司は、これまでにも『「アイウエオ」と「いろは」の発明』、『ん - 日本語最後の謎に挑む』、『日本語にとってカタカナとは何か』など多数の日本語本を出している。この本の書き手として頼もしい。装丁は平野甲賀。ひさしぶりに見た気がする。 明治維新を迎え「江戸」が「東京」となった後も、それを

                                                                      『日本語を作った男 - 上田万年とその時代』山口謠司 - BOOK HUNTING
                                                                    • 古本の時間 | 晶文社

                                                                      内堀弘著 四六判 272頁 定価:2,420円(本体2,200円) 978-4-7949-6911-8 C0095 〔2013年〕 装幀 平野甲賀 数知れない古本との出会いと別れ。 多くの作家やファンとの交流の歴史。 古本の醍醐味と業界の仲間たちを温かい 眼差しで描く、珠玉の古本エッセイ集。 振り返ってみると、東京の郊外で詩歌専門の古書店を開いたのは三十年以上も前のことになる。最近は若い人たちから「古本屋になりたい」。こんな相談がもちこまれるようになった。自分の年齢を感じるようになり、同時に、店にたどり着いた古本の数々、落札できなかった多くの古本の顔も浮かんでくる。テラヤマを買った日。山口昌男と歩いた神保町の夜。夭折の詩人・塩寺はるよの足跡を追った日々……。そして、やさしかった同業者の死を悼む夜が少し多くなっている。 伝説の古本屋「石神井書林」の日録、第2弾!! 〈書評掲載〉 図書新聞 2

                                                                        古本の時間 | 晶文社
                                                                      • 平野甲賀・黒川創 ブックデザインの構想 ──チェコのイラストレーションから、チラシ・描き文字まで|編集グループ〈SURE〉

                                                                        本づくりに生きる東欧の図像──チャペック兄弟の世界にうまれ、大正時代の日本の「漫画」にも影響を与えたブックデザインの様式とは? 書物の楽しさをデザインするための、あたらしい切り口。 チェコから真っすぐ日本にむかってボールは投げられた。それで、受けとめる人間が日本にいたんですね。──鶴見俊輔 2008年6月中旬刊行 定価1,540円(本体1,400円+税) 四六判並製・128ページ。 この書籍は書店での販売をしておりません。 SUREへの直接注文にてお求めください。 平野▼このフォントを、ぼくは「箸袋」と称してるんですけどね。なんかさ、食堂に入ると、紙の箸袋を折ったりなんかしながら、みんな待ってるじゃない。ああいう雰囲気なんです(笑)。三本、太さの違う線がありますね。これを一つの様式にしてるんですね。その様式が、ラダのイラストレーションとほとんど同じ手法なんですよね。こういうところに、影響が

                                                                        • 新書体「あかかね」デビュー! 書体デザイナー 大崎善治さんに、書体制作までの道のりをうかがいました |Fontworks | フォントワークス公式note

                                                                          2022年秋、フォントワークスの新書体「あかかね」がリリースされました。 「あかかね」は丸く張り出したふくらみと、すっきりした直線との組み合わせが特徴的なデザイン書体。リリースに合わせて、書体の魅力をぎゅっとまとめた特設サイトもご用意しましたので、ぜひご覧いただきたいです。 特設サイト内アニメーションの一部公式noteでは「あかかね」をデザインした書体デザイナー、大崎善治さんのスペシャルインタビューをお届けします。大崎さんが書体制作に携わられるまでのエピソードや、これまでにデザインされた「くろかね」「あおかね」、そして「あかかね」について、作り手の視点から語っていただきました。 〈書体デザイナー プロフィール〉 大崎善治 書店勤務や写植オペおよびデザイン制作会社を経て、フリーランスとして活動開始。写植見本帳との出会いから書体に興味を抱き、その後活版印刷を用いたタイポグラフィ作品から和文書体

                                                                            新書体「あかかね」デビュー! 書体デザイナー 大崎善治さんに、書体制作までの道のりをうかがいました |Fontworks | フォントワークス公式note
                                                                          • sumus13 ゲラ | daily-sumus

                                                                            『sumus』13号のゲラが届きました。これは小生が最終的に見て校了とさせてもらいます。 まるごと一冊晶文社特集 002 犀の足あと・晶文社略年譜 003 山本善行 晶文社の本について 011 福島 修 中村勝哉「創業のころ」を読む 026 岡崎武志 島崎勉さんと晶文社の日々 037 田中美穂 古本屋の歌ううた 043 有馬卓也 棚をすべて晶文社の刊行物でうめてみたい 046 寺井昌輝 ただただ読む事に熱狂した時期 051 晶文社特集アンケート あなたの好きな、思い出に残る晶文社の本を教えて下さい。 077 荻原魚雷 となりあわせの本 中川六平さんと晶文社の本 085 扉野良人 クンパルシータの中川六平さん 093 林 哲夫 平野甲賀・装幀の本 101 晶文社営業部と中村勝哉社長 島田孝久さんインタビュー 聞き手=南陀楼綾繁+高橋千代+目春典子 121 南陀楼綾繁 晶文社の広告 122 高

                                                                              sumus13 ゲラ | daily-sumus
                                                                            • 人生はあまりに短い 平野甲賀と晶文社展 1/29 - 人の金で美術館に行きたい+読

                                                                              仕事が代休なので銀座に来たんだけど、資生堂ギャラリーも資生堂パーラーも休みなので悲しみにくれている。 この手の失敗はよくやるので辛い。でも、まさか喫茶店が休みとは思わないじゃないかちくしょー。 というわけで、GGGに行って来た。 平野甲賀と晶文社展。 www.dnp.co.jp この出版社の出す本のほぼ全ての表紙をこの人が作成していたと聞いて凄いなぁと思う。 けどねぇ、読んだことある本なかったw「考える練習をしよう」くらいかな。パラ見した程度。 本当に、もう少し和書読もうかなと思ったよね……でも面白い翻訳文学読んでるだけで手一杯だよね。 作品展の感想は、特にないです。(酷い

                                                                                人生はあまりに短い 平野甲賀と晶文社展 1/29 - 人の金で美術館に行きたい+読
                                                                              • 〈新刊〉排版造型 白井敬尚|組版造形 白井敬尚 国際様式から古典様式へ、そしてアイデアへ|Typographic Composition, Yoshihisa Shirai

                                                                                〈新刊〉排版造型 白井敬尚 Typographic Composition, Yoshihisa Shirai 12,100円(税込) HOUSEPLAYING No.01 VIDEO 湯浅良介 4,500円(税込) PATH 湯浅良介 Ryosuke Yuasa 2,640円(税込) MAISON MARTIN MARGIELA 20 THE EXHIBITION メゾン・マルタン・マルジェラ 25,300円(税込) JEAN PROUVE Constructive Imagination ジャン・プルーヴェ 椅子から建築まで 14,850円(税込) The Best of Sears Collectibles 1905-1910 シアーズ カタログ 6,050円(税込) LAWRENCE WEINER A DAY IN THE LIFE 人生のある日 若木信吾 2,530円(税込) E

                                                                                  〈新刊〉排版造型 白井敬尚|組版造形 白井敬尚 国際様式から古典様式へ、そしてアイデアへ|Typographic Composition, Yoshihisa Shirai
                                                                                • READYMADE JOURNAL » 片岡義男さんと小西さんの共著!『僕らのヒットパレード』2月10日発売!

                                                                                  本日はビッグニュースをお伝えします!小西さんの最新刊となる一冊、なんと片岡義男さんとの共著『僕らのヒットパレード』が2月10日(金)に出版されます!「芸術新潮」で連載されていたリレーコラムの他、対談や音楽エッセイを収録。装幀は平野甲賀さんです。 『僕らのヒットパレード』(国書刊行会) B6変型判 290ページ ¥1,890(税込) 2月10日発売 「LPは魔法だ。過去のある時あるところで流れた時間が、音楽にかたちを変えて、LPの盤面の音溝に刻み込んである。その音溝から音楽を電気的に再生させると、過去の時間が現在の時間とひとつになって、現在のなかを経過していく。何度繰り返しても、おなじことが起きる。これを魔法と呼ばないなら、他のいったいなにが魔法なのか。」(片岡義男 〈まえがき〉より) 「レコードを愛することと、音楽を愛することは似ているようだがまったく違う。レコードが素晴らしいのは、そこに