小田急百貨店の新宿店本館が、再開発工事に伴って10月2日に営業を休止する。工事は新宿駅西口の新たなターニングポイントになるだろう。 新宿駅西口の発展は90年代から新宿駅西口のロータリーには、巨大な換気塔(写真中央)が設置されている。これが巨大な地下空間を実現させているが、地上の動線を阻害しないように配慮もされた(画像:小川裕夫) 新宿駅西口の象徴でもあり、にぎわいをけん引してきた小田急百貨店の新宿店本館が再開発工事に伴って2022年10月2日に営業を休止する。隣接する別館のハルクに一部店舗を移転。現在、ハルクは改装工事中だが、本館の閉館と入れ替わるように10月4日から営業を再開させる。小田急百貨店が立地する新宿駅西口は、1990年代からオフィスビルが集積した。鈴木俊一都知事(当時)が進める副都心計画で重要な役割を担ったエリアでもある。かつての新宿駅西口には、明治期に計画・造成された淀橋浄水