武蔵野市は十三日、市独自の新型コロナウイルス対策として、市内の中小零細企業などに十五~六十万円の緊急支援金を支給すると発表した。都が休業要請に応じた中小事業者に支払う「感染拡大防止協力金」の対象に含まれない業種が対象で、休業していなくても支給する。同様の支援制度は「都内の自治体で初めて」という。 (花井勝規) 計画では、小売業や卸売業、理美容業、食品業など市内の約四千社(人)が対象。市の財政調整基金から取り崩す約十億三千万円を財源に、申請のあった個人事業主に十五万円(二店舗以上の経営の場合は三十万円)、法人に三十万円(同六十万円)を支給する。市は「都の休業要請に含まれていない業種でも協力している店は多く、手を差し伸べる必要がある」としている。 二十五日に市役所に専用のコールセンターを開設し、各事業者から申請の受け付けを始める。感染防止に協力していることが条件で、飛まつ感染防止のために従業員