さまざまな最新の映像表現を観られる機会として、すっかり定着した感のある『恵比寿映像祭』。その第8回目が、2月11日より恵比寿ガーデンプレイスにて開催される。選ばれたテーマは「動いている庭」。1943年にフランスに生まれた庭師ジル・クレマンが提唱したこの概念は、人の干渉を最低限にとどめ、植物のダイナミックなふるまいに任せることで驚きの風景を生む視点として、現代造園の世界で注目されてきた。 今回、『恵比寿映像祭』のキュレーター・田坂博子と語るのは、マンガ家・映像作家のタナカカツキ。『バカドリル』『オッス! トン子ちゃん』などの漫画作品や、CGによる映像作品、「コップのフチ子」の原案者として知られながら、近年は水草で風景を生み出す「水草水槽」や、サウナの新しい見方を提示する「サ道」といった活動に注力する彼の、自然との付き合い方とは? 「動いている庭」というテーマとともに、人間の視点を超えた物事へ