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木下ちがやの検索結果1 - 29 件 / 29件

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木下ちがやに関するエントリは29件あります。 政治社会選挙 などが関連タグです。 人気エントリには 『こたつぬこ(木下ちがや)氏、池江選手を攻撃する限界サヨクに嫌気 - Togetter』などがあります。
  • こたつぬこ(木下ちがや)氏、池江選手を攻撃する限界サヨクに嫌気 - Togetter

    こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ @sangituyama 木下ちがやのアカウント 著書:『「社会を変えよう」といわれたら』(大月書店:2019)。『ポピュリズムと「民意」の政治学 : 3・11以後の民主主義』 (大月書店:2017)。『国家と治安ーアメリカ治安法制と自由の歴史』(青土社:2015)。翻訳:D.ハーヴェイ『新自由主義』J.ヤング『後期近代の眩暈』など。 渡辺輝人 @nabeteru1Q78 弁護士/日本労働弁護団常任幹事、自由法曹団常任幹事、京都脱原発弁護団事務局長/京都第一法律事務所所属/残業代計算用エクセル「給与第一」開発者/労働者側の労働事件・労災・過労死事件などを手がけています。ツイッターみて来られた労働者の方の労働相談は無料。

      こたつぬこ(木下ちがや)氏、池江選手を攻撃する限界サヨクに嫌気 - Togetter
    • 本多平直氏を巡ってこたつぬこ(木下ちがや)、北原みのり、仁藤夢乃、郡司真子氏らが論争~本多氏本人もコメント

      こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ @sangituyama 自称政治社会学者木下ちがやのアカ。著者『“みんな”の政治学:変わらない政治を変えるには』(2022年 法律文化社)。『「社会を変えよう」といわれたら』『ポピュリズムと「民意」の政治学 』『国家と治安ーアメリカ治安法制と自由の歴史』。翻訳:ハーヴェイ『新自由主義』ヤング『後期近代の眩暈』チョムスキー『アナキズム論』とか。

        本多平直氏を巡ってこたつぬこ(木下ちがや)、北原みのり、仁藤夢乃、郡司真子氏らが論争~本多氏本人もコメント
      • コロナ対策 従順なはずの日本がなぜ「総力戦」を闘えないか - 木下ちがや|論座アーカイブ

        中国の武漢を中心に発生したコロナウイルスは、いまや世界を覆いつくしている。リーマンショックを超える景気減速を伴うこの複合的危機に対して、世界各国は独自の対策を強化している。 隔離、移動制限を基本とする感染抑止については、これまで中国が、都市封鎖等の市民的自由を大幅に制限する対策を講じてきた。こうした政策は中国のような権威主義的な国家だけの対策と思われていた。ところが、自由・民主主義体制をとる欧米諸国でも、次々と市民的自由を制限する強力な社会統制策が実行に移され、もはや日本だけが「自粛」という緩やかな対策にとどまっている。この違いなぜ生じたのだろうか。 緊急事態宣言の発令準備へ わが国では2月初頭に、横浜大黒埠頭に係留された英国船籍「ダイヤモンド・プリンセス号」における大量感染者の発生以後、政府主導の対策がなされてきた。2月29日には安倍総理が記者会見で「この一、二週間が瀬戸際」と宣言、さら

          コロナ対策 従順なはずの日本がなぜ「総力戦」を闘えないか - 木下ちがや|論座アーカイブ
        • 限界ネトウヨと右翼ヘゲモニーの終焉 - 木下ちがや|論座アーカイブ

          限界ネトウヨと右翼ヘゲモニーの終焉 なぜ右翼の言論・運動が政治的に成功し、そしていま危機にあるのか 木下ちがや 政治学者 およそ8年にわたる安倍長期政権の幕が閉じるとともに、政権支持基盤の編成、すなわちヘゲモニーブロックが再編を余儀なくされている。 政権移行に伴う基盤の再組織化にてこずる菅政権が迷走を続けている一方で、安倍政権を支えてきた右翼勢力もまた深刻な危機のさなかにあるといえる。この間われわれがネット上で目にしている右翼の姿は、安倍政権下での栄光の姿、すなわち統治権力と強く結びつき、言論界を制覇し、野党政治家を粉砕する雄姿ではない。陰謀論に染まり、本来の敵である左派・リベラルそっちのけに内紛を繰り広げる醜態である。 安倍政権終焉で始まった右翼の内ゲバ 安倍前総理と親交が深かった百田尚樹、有本香氏ら右派言論人が、Twitterでアメリカ大統領選の不正選挙を唱え、それに異を唱えた上念司ら

            限界ネトウヨと右翼ヘゲモニーの終焉 - 木下ちがや|論座アーカイブ
          • 「地方紙と首長と議会のなれ合いは、徳島だけじゃなく全国的な地方政治の劣化の問題です」 - 木下ちがや|論座アーカイブ

            「地方紙と首長と議会のなれ合いは、徳島だけじゃなく全国的な地方政治の劣化の問題です」 後藤田正純インタビュー/上 木下ちがや 政治学者 第2次安倍政権末期から、各地で保守分裂選挙が勃発している。とりわけ野党勢力が比較的弱い西日本地域では、島根、福岡、福井そして徳島の知事選で保守系が分裂した。他方で東北地方や沖縄のように、保守層の一部が野党側にまわり野党共闘を進化させているケースもある。茨城県の保守系代議士中村喜四郎氏の立憲民主党への入党は、旧来型の保革対立から、新たな日本社会の状況にあわせた政治的対立軸が生まれつつあることを示している。いまたたかわれている名古屋市長選もまた、従来の保革対立の枠組みでははかれない展開を見せている。 徳島はこの保守分裂の流れを象徴する県である。知事選、各市町長選では知事派の保守系と、反知事派の保守系に同伴した国政野党や市民運動との争いがここ数年続いている。この

              「地方紙と首長と議会のなれ合いは、徳島だけじゃなく全国的な地方政治の劣化の問題です」 - 木下ちがや|論座アーカイブ
            • 「国民政党か、安倍私党か」 LGBT理解増進法をめぐる自民党内の攻防 - 木下ちがや|論座アーカイブ

              「国民政党か、安倍私党か」 LGBT理解増進法をめぐる自民党内の攻防 左右の固定観念を攪乱する、つながりと切断の無数の連鎖反応 木下ちがや 政治学者 ある出来事に直面したときに戸惑いを覚え、判断留保に陥るのは、われわれが普段所与のものとしている価値観からは推し量れない事態に直面した時だ。 例えば政治においては「右翼」「左翼」「保守」「リベラル」といった記号は政治を分割し、分割されているがゆえに競合が生じ、競合するがゆえにそれぞれの記号に観念が固定される。「あれは右翼だ」「あれは左翼だ」という固定観念は、政治が大きく再編されていく過程においては攪乱され、敵が味方に、味方が敵に転じ、つながりと切断の無数の連鎖反応が新たな支配と被支配を構成していく。 2021年5月から6月にかけての日本政治においてはこの連鎖反応が生じており、それは昨年まで続いた長期政権の支配ブロックからの脱却の力学に裏付けられ

                「国民政党か、安倍私党か」 LGBT理解増進法をめぐる自民党内の攻防 - 木下ちがや|論座アーカイブ
              • CDB、室井佑月、こたつぬこ(木下ちがや)……与党に本来批判的だった各氏の『野党”周辺”』への辛辣な言葉が増えてる? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                野党系文化人のみなさんが自分のことしか考えずに、必死で野党をささえた「下々の人」たちのことなんかどうでもいいことが日々明らかになりますねー— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) November 9, 2021 あの人たちみてたら、政権に入って権力握らせたら何されるかわからないと、普通の人は恐怖を覚えるわな。— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) November 11, 2021 憲法改正反対でかなり頑張って活躍していた本多さんを、必要以上に追い込めたのも彼女たちです。「そういう発言は誤解を生んで傷つく人もいるので辞めてください」それで良かったのではと思っています。— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) November 10, 2021 止めてくださいでした。発言についてなので。— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) 20

                  CDB、室井佑月、こたつぬこ(木下ちがや)……与党に本来批判的だった各氏の『野党”周辺”』への辛辣な言葉が増えてる? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                • 十数年ぶりの政変は到来するか 2021年政治の展望 - 木下ちがや|論座アーカイブ

                  十数年ぶりの政変は到来するか 2021年政治の展望 右派・ソーシャルリベラル・ネオリベラルの三者鼎立の争いへ 木下ちがや 政治学者 「長期政権がつづいたあとの政権は短命に終わる」。去年、自民党元幹事長古賀誠がこう述べていたそうだ。たしかに、佐藤栄作内閣後の田中・三木内閣、中曽根康弘内閣後の竹下・宇野内閣、小泉純一郎内閣後の安倍・福田・麻生内閣と、自由民主党の歴代長期政権後の内閣は常に短命で終わった。このパターンが今回もあてはまりそうな様相で、2020年の幕は閉じた。 長期政権の負債 2018年に安倍晋三が異例の自民党総裁選三選を果たした直後から、後継総理・総裁をめぐるレースははじまっていた。2019年の令和改元の頃には菅義偉官房長官(当時)が次期総理・総裁候補に浮上し、官房長官であるにもかかわらず訪米を果たし、2019年の内閣改造では側近の河井克行、菅原一秀を重要閣僚に送り込んだ。 ところ

                    十数年ぶりの政変は到来するか 2021年政治の展望 - 木下ちがや|論座アーカイブ
                  • 野党はSNSの「成功体験」を捨て去りましょう - 木下ちがや|論座アーカイブ

                    野党はSNSの「成功体験」を捨て去りましょう 必要なのは、ネットの泥沼から抜け出して人々の生の声を聞くこと 木下ちがや 政治学者 「野党はSNSの成功体験を捨て去りましょう」これがこの論攷の提起であり、結論である。 とはいえもちろん、野党にSNS自体を捨てろと言っているわけではない。いまやSNSは与野党問わず政治宣伝のための不可欠なツールである。じっさい、野党陣営のSNSには筆者が「野党系政治クラスタ」と名付ける緩やかな集団が存在しており、かれらが展開する冷静な政治解説やロジック、論戦は、野党陣営の情報発信の要になっている。とりわけ与党に比べて組織力、宣伝力、資金力に劣る野党にとって、SNSの重要性は今後も増していくわけだから、その重要性自体を否定したいわけではない。 ここで問題にしたいのは、野党が一過性の「成功体験」に捕らわれることで、世論あるいは本来の支持者の要求や意見を錯誤してしまう

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                    • 「国民民主党は立憲民主党より右だとかよく言われますが、全然違います」 - 木下ちがや|論座アーカイブ

                      「国民民主党は立憲民主党より右だとかよく言われますが、全然違います」 原口一博インタビュー/上 木下ちがや 政治学者 およそ1年にわたる紆余曲折を経て、立憲民主党、国民民主党、野党系無所属議員の合流による野党合同新党の結成が確実となった。これにより、2012年暮れの民主党下野以来最大規模の野党第一党が誕生することになる。この合流は立憲民主党への吸収合併ではなく、各党、会派が主体的に努力したことで、対等合併として成し遂げられた。このプロセスを主導した立役者のひとりであり、17年の「希望の党」騒動では無所属で総選挙に出馬することを選択し、そののち国民民主党をけん引してきた原口一博元総務大臣に、民進党分裂から新党結成にいたるまでの経緯と、これからの野党の目標と課題について聞いた。=インタビューは8月26日、国会内で行いました(聞き手・木下ちがや/政治学者) 国民民主党の綱領づくりは合流新党を見据

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                      • “静岡ショック”で露呈した自民党の構造的危機とは何か? 総選挙をどう変えるのか? - 木下ちがや|論座アーカイブ

                        “静岡ショック” 10月24日投開票の参議院静岡選挙区補欠選挙の結果を受けた「静岡新聞」の見出しは、最終盤に向かう総選挙のゆくえに一撃を与えたこの選挙の影響の大きさを端的にあらわしている。 裏切られた楽観論、自民低落に拍車 2021年6月20日に投開票された静岡県知事選挙に出馬した自民党参議院議員の失職に伴い行われることになったこの補選は、岸田政権が総選挙日程を前倒ししたことにより総選挙投開票日の一週間前に行われることになった。 この補選の結果が総選挙のゆくえに大きな影響を与えることを自民党はもちろん認識していたはずである。だとすると自民党には、補選では自民党候補が必ず勝利し、総選挙に向けた弾みになるはずだという楽観論が支配していたということになる。 事実、この補選では野党共闘は成立せず、立憲・国民両党が推薦する山崎真之輔候補と、共産党公認の鈴木ちか候補が立候補していた。10万票以上の集票

                          “静岡ショック”で露呈した自民党の構造的危機とは何か? 総選挙をどう変えるのか? - 木下ちがや|論座アーカイブ
                        • 西村智奈美、大沢真理、本田由紀さん座談会~野党は社会経済政策にどうとりくむのか(上) - 木下ちがや|論座アーカイブ

                          西村智奈美、大沢真理、本田由紀さん座談会~野党は社会経済政策にどうとりくむのか(上) 衆院選総括と、岸田政権の評価は 木下ちがや 政治学者 わたしたちの暮らしを左右する社会経済政策をめぐり、野党は昨年10月の衆院の総選挙で、有権者の心に届く訴えをできたのか。岸田政権のとりくみをどう評価するか。この夏の参院選ではどのように訴え、争点化を図ればよいのか。立憲民主党の西村智奈美幹事長と、東京大学名誉教授で経済学者の大沢真理さん、東京大学教授で社会学者の本田由紀さんにご参加いただき、オンラインで座談会を開きました。企画・司会・執筆は政治学者の木下ちがやさん。上下2回に分けてご紹介します。 (論座編集部) 西村智奈美 (にしむら・ちなみ) 立憲民主党幹事長 1967年生まれ。新潟大学大学院法学研究科終了。修士(法学)。大学非常勤講師、新潟県議などを経て、2003年衆院選に民主党から立候補し初当選。厚

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                          • 「山本太郎現象」その後 混迷するれいわ新選組のゆくえ - 木下ちがや|論座アーカイブ

                            昨年7月の参議院議員選挙比例代表で2議席を獲得し、新しい政治勢力として一躍脚光を浴びてきたれいわ新選組がいま、揺れている。 「れいわ新選組」の陥った構造的危機 れいわ新選組代表の山本太郎氏は、7月5日投開票の東京都知事選に同党公認候補として出馬し、落選したものの第3位の62万票を獲得した。だがこの出馬は、野党統一候補として出馬を決めていた宇都宮健児候補に挑むかたちとなり、世論に野党分裂を印象付けたうえ、他の野党との溝をより深めることになった。 さらに都知事選直後、同党の主要メンバーである大西つねき氏の「命、選別しないと駄目だと思いますよ。はっきり言いますけど、なんでかと言いますとその選択が政治なんですよ」という発言が物議をかもした。「命の選別を許さない」ことを党是とするれいわ新選組の理念に真っ向から反するこの発言には支持者からも非難が殺到したが、当初同党はあいまいな対応に終始した。混乱が深

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                            • 〈ウォーク左派について-スラヴォイ・ジジェックのエッセイを手掛かりに〉【改訂版】こたつぬこ(木下ちがや)|こたつぬこ

                              1,       ウォーク左派の衝撃 2024年7月15日に、韓国のハンギョレ新聞電子版に掲載された、左派の思想家スラヴォイ・ジジェクのエッセイ「ポピュリスト右派とウォーク左派の共謀」の邦訳が発表されてから、ウォーク(woke:覚醒した、目覚めた)左派という言葉が急速に普及している(注1)。欧米ではウォーク左派という言葉は少なくともここ5年の間に使われるようになっていたが、日本でいま普及していく理由の一つは、先の都知事選において「左派」の行動と言説が脚光を浴びたことにある(もちろんこの脚光は賞賛ではなく、疑問の広がりを意味する)。思想家の東浩紀はジジェクのこのエッセイが発表された当日のツイートで以下のように評している。 「右も左も同じくらいヤバいよね、という何年も前から皆が指摘していることを、「最近ジジェクも同じことを言っているらしいぞ!」とか言って難しく語り始めている学者さんをみると、そ

                                〈ウォーク左派について-スラヴォイ・ジジェックのエッセイを手掛かりに〉【改訂版】こたつぬこ(木下ちがや)|こたつぬこ
                              • 迷走するコロナ緊急事態宣言 - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                迷走するコロナ緊急事態宣言 「命か、経済か」の偽りの選択肢が「宣言」を無効化する 木下ちがや 政治学者 日本の政治史上、ひとつの法律、あるいは政策をめぐる世論の評価が、かくも短期間のうちに一変した事例は他にないだろう。コロナウイルス蔓延の危機を受け、4月7日に発令された緊急事態宣言については、根拠法である特措法が制定された3月半ばの段階では反対の声も強く、世論も消極的であった。 しかしウイルス蔓延の危機が深刻化し、欧米各国が強力な社会統制策を次々と打ち出すなかで、「宣言」発令の遅れや不徹底さ、また宣言に伴う経済的打撃への補償を求める声が高まり、安倍政権はこの一変した世論に急かされるように発令を決断したのである。 緊急事態宣言が露呈させた支配の瓦解 著者は緊急事態宣言が発令される直前の論攷「従順なはずの日本がなぜ「総力戦」を闘えないか」において、「緊急事態宣言のような社会統制には、民主主義的

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                                • 安倍政権は自らの政治的負債の重みで自然倒壊した - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                  安倍政権は自らの政治的負債の重みで自然倒壊した 「時間かせぎ」で積み上げられた瓦礫の山を乗り越えるのは誰か 木下ちがや 政治学者 一度目の悲劇、二度目の笑劇 「ヘーゲルはどこかで、すべての偉大な世界的事実と世界史的人物はいわば二度現れる、と述べている。彼はこう付け加えるのを忘れた、一度は偉大な悲劇として、二度目はみじめな笑劇として」(注1)。 カール・マルクスの名著『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の冒頭で語られる、このフランス革命を覆したナポレオン・ボナパルトの「悲劇」、共和制を覆した甥ナポレオン三世の「笑劇」の反復が、二度の安倍政権に例えうるかはまだ定かではないが、ともあれ、このマルクスの一節はいままっさきに頭に浮かぶことだろう。だがそれは病苦という自然の帰結ではなく政治帰結、すなわち、「戦後レジュームからの脱却」を謳い日本国憲法の改正を掲げたものの道半ばで辞任に追い込まれた「一

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                                  • 山口二郎氏、安河内賢弘氏対談~労働組合と政治、果たすべき役割は?(上) - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                    司会・木下ちがや (きのした・ちがや) 政治学者 1971年生まれ。一橋大学社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。工学院大学非常勤講師、明治学院大学国際平和研究所研究員。著書に『「社会を変えよう」といわれたら』『ポピュリズムと「民意」の政治学』『国家と治安』など。 松下秀雄 (まつした・ひでお) 朝日新聞「論座」編集長。 1964年生まれ。朝日新聞政治部記者、論説委員、編集委員を経て現職。 山口二郎氏、安河内賢弘氏対談~労働組合と政治、果たすべき役割は?(下) 中道左派的な政権政党づくり、挫折の30年 ――山口二郎さんは1987年の連合結成の頃から一貫して政治に関与されてきました。 山口)当時私はまだ若造の助教授でしたけれども、1989年の土井ブームから90年頃の社会党の改革をめぐって、さまざまな議論に加わりました。最初は労働運動研究者の高木郁郎さんに誘われて勉強会に加わったあ

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                                    • 「立憲は解党に近い出直し(結党当時のメンバーの追放など)でもしない限り、同じ失敗を何度も繰り返す運命にあると思います」なるトンデモXをリポストしたこたつぬこ(木下ちがや)氏(呆) - kojitakenの日記

                                      3日前の3連休初日に、こたつぬこ(木下ちがや)氏が下記Xをリポストしていたことにびっくり仰天した。 そういうことからも立憲は解党に近い出直し(結党当時のメンバーや菅野某に近いメンバーの追放など)でもしない限り、同じ失敗を何度も繰り返す運命にあると思います。 https://t.co/z334AvYxmw — 🇸🇮noriko (@Jabuko202406) 2024年7月13日 ここで「noriko」と名乗る人物は立民の「結党当時のメンバーや菅野某に近いメンバーの追放」などと言っている。菅野某云々はともかく、「結党当時のメンバーの追放」って、「希望の党」そのものじゃないか。 私は、最近のこたつぬこ氏は「追放なき『希望の党』」を理想にしているのではないかと書いたが、それを通り越して「『希望の党』こそ正しかった。今こそ『希望の党』の再興を!」と叫んでいるようにさえ見える。 ここ数日、蓮舫氏

                                        「立憲は解党に近い出直し(結党当時のメンバーの追放など)でもしない限り、同じ失敗を何度も繰り返す運命にあると思います」なるトンデモXをリポストしたこたつぬこ(木下ちがや)氏(呆) - kojitakenの日記
                                      • ひとりで苦しむ人が入る労組から、連合会長立候補を模索した理由~鈴木剛・全国ユニオン会長に聞く(上) - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                        ひとりで苦しむ人が入る労組から、連合会長立候補を模索した理由~鈴木剛・全国ユニオン会長に聞く(上) 何をもって政権と対峙するのか、対立軸はできているか 木下ちがや 政治学者 「ひとりでもだれでもはいれる労働組合」をスローガンに掲げる「全国ユニオン」には、パートや派遣、雇用契約のない人や外国人労働者を含め、たったひとりで長時間労働やハラスメントに苦しんでいる人が入ってきます。 連合の中では主流とはいえない組織ですが、全国ユニオン会長の鈴木剛さんは今回の連合会長選に、立候補を模索しました。どんな思いからだったのか。連合に何を望むのか。政治学者の木下ちがやさんが、鈴木さんにインタビューしました。 連合は非正規、未組織労働者に大胆にアプローチする必要がある。新自由主義社会を転換するために政権交代が必要という大きいテーゼをたてるべきだ。連合が求める経済社会を前面にたてて衆院解散・総選挙に挑んでほしい

                                          ひとりで苦しむ人が入る労組から、連合会長立候補を模索した理由~鈴木剛・全国ユニオン会長に聞く(上) - 木下ちがや|論座アーカイブ
                                        • 発言:ウクライナ侵攻と反戦理念=木下ちがや・明治学院大国際平和研究所研究員 | 毎日新聞

                                          ロシア軍のウクライナ侵攻開始から3カ月近くがたった。この戦争は、冷戦終結以降の世界秩序に打撃を与えつつある「グローバル戦争」であり、第一次、第二次大戦に匹敵する、世界史に刻まれるものになるだろう。 だからこそ、ロシア、ウクライナ、そして世界は反ファシズム戦争の記憶を競い合って「動員」している。他方、世界大戦を経て形成された左派的な反戦平和主義運動の記憶は、「動員」されているだろうか? その不在をある程度以上、ロシアの侵略擁護や「どっちもどっち」論、陰謀論が埋め合わせてしまっているように見受けられる。 近代の国家総力戦体制は、全国民を戦争の「当事者」とした。結果、安全保障や外交への世論の関心を高め、反戦運動の形成も促進した。ベトナム反戦、イラク反戦などの大規模かつ国際的な反戦運動は、まさにその産物だ。

                                            発言:ウクライナ侵攻と反戦理念=木下ちがや・明治学院大国際平和研究所研究員 | 毎日新聞
                                          • 2020年 野党の課題/上 - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                            2020年 野党の課題/上 「政権移行期」に入った今こそ、与野党の力関係は変わりうる 木下ちがや 政治学者 「三党合流」への期待と不信 2019年の日本政治は波乱の展開で幕を閉じた。政治資金規正法、公職選挙法違反疑惑による菅原経済産業大臣と河井法務大臣の突然の辞任、「桜を見る会」疑惑、かんぽ生命不正疑惑をめぐる情報漏洩による鈴木総務事務次官の更迭、そして東京地検特捜部による秋元前国交副大臣の逮捕、さらには小泉進次郎環境大臣の政治資金規正法違反疑惑という大スキャンダルが、年末に一挙に噴出したからだ。 これまで鉄壁を誇っていた安倍政権の支配ブロックが、黄昏ゆくことで弛緩し、内部対立が顕在化している。昨年末に起きた政権与党にかかわるさまざまな「事件」あるいは「出来事」は連鎖し、安倍政権の構造的な危機を照らし出している。 12月の世論調査によれば、内閣支持率は38%と1年ぶりに支持を不支持が上回っ

                                              2020年 野党の課題/上 - 木下ちがや|論座アーカイブ
                                            • 「新自由主義ではない、明るくあったかい方に向かっていけば新党は絶対勝ちます」 - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                              「新自由主義ではない、明るくあったかい方に向かっていけば新党は絶対勝ちます」 原口一博インタビュー/下 木下ちがや 政治学者 国民民主党国対委員長として、合流新党へのプロセスを主導した立役者のひとり原口一博元総務大臣に、これからの野党の目標と課題について聞く2回目。=インタビューは8月26日、国会内で行いました(聞き手・木下ちがや/政治学者) 原口一博インタビュー/上「国民民主党は立憲民主党より右だとかよく言われますが、全然違います」 安倍さんのキャラクターと自民党政治の変質 木下 合流新党に参加を表明した中村喜四郎さんには「本気の強さ」があり、それが保守の魅力になっていると原口さんは言いました。一方で、安倍政権のほうには本来の保守が持っていた魅力がないのではないか。原口さんは自民党はアメーバのような政党だとおっしゃっていますが、安倍さんによって自民党は変わってしまったんでしょうか。ただ安

                                                「新自由主義ではない、明るくあったかい方に向かっていけば新党は絶対勝ちます」 - 木下ちがや|論座アーカイブ
                                              • 2020年 野党の課題/下 - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                                2020年 野党の課題/上 単なる数合わせではない三党合流 昨年11月29日に投開票された高知県知事選は、共産党系無所属候補の松本けんじの応援に全野党の党首・幹部が駆け付けるという異例の選挙になった。松本は敗北したものの、間をおかず12月5日に都内で慰労会が開催され、全野党の党首クラスが参加し、さらなる結束を確認している。 高知県知事選挙の決起集会であいさつする野党統一候補の松本顕治氏。壇上には中村喜四郎氏、平野貞夫氏など保守系の野党重鎮も並んだ=2019年11月2日、高知市 高知県知事選に全野党幹部を集め、慰労会を企画した立役者は、この間、野党のなかで急速に存在感を増している中村喜四郎である。中村は高知県知事選についてこう述べている。 「今度、高知の県知事選で約6万2千票の差ができたけど、オール野党で戦っていったら、自民党は慌てた。戦ってくれば、慌てるに決まっているんですよ。何万票差つけ

                                                  2020年 野党の課題/下 - 木下ちがや|論座アーカイブ
                                                • 「寛容性がない自民党では、最終的に国民に拒否されます」 - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                                  地方政治の劣化について話を聞いた「後藤田正純インタビュー/上」に続き、後半では貧困対策や労働問題に取り組んでいる国政を中心に語ってもらった。(木下ちがや) 個人の尊厳が認められない国でいいのか 後藤田 僕のことをよく知っている人は「おまえは民主党よりも革新系やな」といいますよ。僕がそこらの野党議員よりもずっと労働問題に力を入れてきたということは、組合も認めたがらない。僕は連合に推薦依頼だそうと思ってるくらいです(笑)。全体としてみればたしかに自民党は企業寄りだろうと思われているでしょうが、一個人として見てほしい。政党政治だからたしかに党派を選ぶわけだけれど、その中でも与党になったときにはちゃんとブレーキになる人が必要でしょう。 夫婦別姓についても党の世話人として関心を持っていますが、個人の尊厳が認められない国は何なんだって話でしょう? そういう意味じゃ、徳島では僕以上にリベラルな政治家はい

                                                    「寛容性がない自民党では、最終的に国民に拒否されます」 - 木下ちがや|論座アーカイブ
                                                  • ひとりで苦しむ人が入る労組から、連合会長立候補を模索した理由~鈴木剛・全国ユニオン会長に聞く(下) - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                                    ひとりで苦しむ人が入る労組から、連合会長立候補を模索した理由~鈴木剛・全国ユニオン会長に聞く(下) 新自由主義社会の転換のため政権交代が必要。連合は大きなテーゼを 木下ちがや 政治学者 ひとりで苦しむ人が入る労組から、連合会長立候補を模索した理由~鈴木剛・全国ユニオン会長に聞く(上) 鈴木 剛(すずきたけし) 1968年生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。学生時代は無党派学生運動と早大雄弁会に関わる。仕事起こしの協同組合である労働者協同組合センター事業団を経て、2000年代に若年非正規労働に取り組むフリーター全般労働組合に関わる。2008年末の「年越し派遣村」の取り組みを経て、2009年より東京管理職ユニオン専従書記。現在、同執行委員長。全国ユニオン会長。著書に「中高年正社員が危ない」(小学館101新書)、「解雇最前線PIP襲来」(旬報社)、「社員切りに負けない」(自由国民社)。 労働者の8

                                                      ひとりで苦しむ人が入る労組から、連合会長立候補を模索した理由~鈴木剛・全国ユニオン会長に聞く(下) - 木下ちがや|論座アーカイブ
                                                    • 関西学院大・金明秀教授が、木下ちがや(こたつぬこ)氏を殴打したとされる一件の顛末~ヲ茶会氏のツイートより(李信恵氏もその場に居合わせたとか) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                      今更で恐縮だが、以下の木下ちがや氏が金明秀氏から殴られた一件が発生したのは、2013年7月14日の大阪でのことである。 2018年上半期、鹿砦社が投下する最大の爆弾!「関西カウンター」の理論的支柱・金明秀関西学院大学教授の隠された暴力事件を弾劾する!鹿砦社特別取材班 https://t.co/aar84IJLrt— 💴お金に汚いヲ茶会💴 (@wochakai) August 10, 2021 この日は在特会らによるヘイトスピーチに反対する、関西のカウンター参加者の有志が主催した、「仲良くしようぜパレード(通称:仲パレ)」が行われ、上記の一件はその打ち上げの席で起きたものである。https://t.co/DD4HTqibXt— 💴お金に汚いヲ茶会💴 (@wochakai) 2021年8月10日 李信恵氏「仲パレの打ち上げの場で、自分と同席していた金明秀が、関東の誰か(その当時は木下ち

                                                        関西学院大・金明秀教授が、木下ちがや(こたつぬこ)氏を殴打したとされる一件の顛末~ヲ茶会氏のツイートより(李信恵氏もその場に居合わせたとか) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                      • 新型コロナ危機をのりこえる力はどこにあるか――『「社会を変えよう」といわれたら』その後(木下ちがや)|大月書店

                                                        木下ちがや(政治学者。TwitterID「こたつぬこ」@sangituyama) 危機がつくりだす共通感覚が他者への理解をすすめる こんにちは。はじめまして。おひさしぶりです。 僕を知る人も知らない人も、このエッセイをいま覗いているみなさんと僕との出会い方はいろいろです。ただこの場でわたしたちをいま結んでいるのは、先行きの見えない容赦ない危機のさなかにいるという認識、です。 この危機はいつから始まったのでしょうか。2月から? 3月から? それとも先週から? インターネットやテレビで日々洪水のように流される新型コロナウイルスをめぐる情報はがれきのように積み上がり、わたしたちがどの時点でどうみずからが危機のさなかにいると認識したのかを薄ぼんやりとした過去に追いやっています。 わたしたちはいつどこで危機を危機として自覚したのか。中国・武漢での新型コロナウイルスの感染爆発の報道を見てか、豪華客船内

                                                          新型コロナ危機をのりこえる力はどこにあるか――『「社会を変えよう」といわれたら』その後(木下ちがや)|大月書店
                                                        • 共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由~中北浩爾『日本共産党』によせて(下) - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                                          共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由~中北浩爾『日本共産党』によせて(下) 生き残りの鍵はどこに 木下ちがや 政治学者 (上)はこちらからお読みいただけます。 6.高度成長下における文化的公共圏の形成 美空ひばり、ドリフターズ……大阪の音楽興行の8割をしめた「労音」 勤労者音楽協議会(労音)の創設を担ったのは戦前に宝塚歌劇団の音楽監督を務め、戦後日本共産党の参議院議員になった須藤五郎である。そのルーツは戦前にあるが、各地域でさかんに結成されていったのは1950年代である。 そのなかでももっとも成功をおさめたといわれるのが「大阪労音」である。1960年代半ばに最盛期を迎えた大阪労音の会員数は15万人にのぼり、大阪の音楽興行の8割をしめていたという(注19)。1949年に結成され、クラシックを中心に会員を増やしていたが、1950年代半ばにポピュラーミュージックに進出したことで、会

                                                            共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由~中北浩爾『日本共産党』によせて(下) - 木下ちがや|論座アーカイブ
                                                          • 共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由~中北浩爾『日本共産党』によせて(上) - 木下ちがや|論座アーカイブ

                                                            共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由~中北浩爾『日本共産党』によせて(上) 「宮本路線」成功の鍵は 木下ちがや 政治学者 1.政治史のなかの日本共産党 政党の存在感が薄まるなか、有権者とのつながりを保つ2つの党 政党の存在感がわれわれの日常世界から失われて久しい。政党がたんなる政治家の集まりではなく、無数に張り巡らされた利益集団を包括する政治マシーンとして、あるいは政治的理念にもとづいて結束する社会集団として、政治のみならず社会、経済、文化領域にまで浸透していた時代を知る者はもはや現役世代にはいない。 ただ束の間とはいえ、近年政党が一般大衆に存在を意識されたのはおそらく2009年の民主党政権交代であろう。その民主党政権の崩壊とともに、国政選挙の投票率は史上最低の5割程度で推移し、政党の社会的存在の希薄化は極まりつつある。 戦後政治において、政党の存在低下の決定的な節目は199

                                                              共産党100年の歴史にみる「強さ」と「危機」の理由~中北浩爾『日本共産党』によせて(上) - 木下ちがや|論座アーカイブ
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