皆さんこんにちは。 百万巻の写経勧進による白鳳伽藍復興という空前の事業を興した、薬師寺管長高田好胤とはどのような人物だったのか。 前回は、結婚、そしてテレビ出演によって全国的な知名度を得るようになり、薬師寺副住職として活躍する好胤の姿をご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 副住職になったあと、独創的な方法で精力的に仏法を広める活動を展開する好胤は、いよいよ白鳳伽藍復興に取り組むこととなります。 金堂復興の誓い 百万巻写経勧進 金堂復興の誓い 好胤の師であり、薬師寺住職であった橋本凝胤は、70歳を目前にしたころから糖尿病を患っていたこともあり、体力的な衰えを自覚するようになっていました。 そういうこともあってか、好胤には折に触れて住職をゆずりたいと言っていましたが、都度、好胤は断っていました。 橋本凝胤は南都仏教の金看板。師の引退は仏教会全体の損失と好胤は考えてい