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栗城史の検索結果41 - 80 件 / 164件

  • 大戸屋が炎上した背景に、ブラック企業と日本軍の深い関係

    12月10日にオンエアされた「ガイアの夜明け」の「残業を減らす!45時間の壁」シリーズの中で、同社の山本匡哉社長が、残業を減らすことができない3人の店長たちを指導して、働き方を改革していくという姿に密着をした。本来なら、”困難に挑むリーダー”というイメージが訴求できる企業側にとってもおいしい企画である。実際、大戸屋公式SNSもオンエア直前に「放送直前の今、とってもドキドキしています!!ぜひご覧ください」と嬉しさを隠せずにいた。 しかし、フタをあけたら「残業を減らす!45時間の壁」というより、さながら「ブラック企業に潜入24時」といったショッキングな内容になってしまっていたのだ。 人手不足を解消しようと単発バイトのサービスを利用したところ、逆に店長の残業が増えるなど、かなり過酷な労働環境に「ブラックすぎる」と視聴者がドン引き。さらに、社長が残業をやめられない店長に、「目が死んでいるんだけど。

      大戸屋が炎上した背景に、ブラック企業と日本軍の深い関係
    • PayPay「他社クレカ停止」の延期や取りやめ検討 批判が相次ぐ

      ソフトバンクの宮川潤一社長は20日の株主総会で、傘下のスマートフォン決済最大手のPayPayが8月から他社のクレジットカード取り扱いを停止すると発表した件について、「延期を含めて検討が始まったと聞いている」と述べた。 ソフトバンクの宮川潤一社長は20日の株主総会で、傘下のスマートフォン決済最大手のPayPayが8月から他社のクレジットカード取り扱いを停止すると発表した件について、「延期を含めて検討が始まったと聞いている」と述べた。PayPay関係者によれば、停止の延期だけではなく取りやめも含めて検討しているという。他社クレカの取り扱い停止は5月のPayPayの発表後、批判が相次いでいた。 宮川氏は株主からの質問に答える形で、PayPayの他社クレカ停止問題について言及。「8月以降の停止については延期も含めて検討が始まったとPayPayから聞いている。方針が決まり次第、発表があるのではないか

        PayPay「他社クレカ停止」の延期や取りやめ検討 批判が相次ぐ
      • 紅茶市場は“マンネリ化”しているのに、なぜ「ミルクとけだすティーバッグ」は売れたのか

        2021年8月に発売されてから、たびたびTwitterでバズっている日東紅茶の「ミルクとけだすティーバッグ」シリーズ。その名の通り、茶葉とクリーミングパウダーが入ったティーバッグをお湯にひたすと、ミルクが溶け出し、90秒で簡単にミルクティーが完成する。 売れ行きも好調で、22年3月時点で予想売上の3倍を達成している。発売初期は供給が滞り、SNS上では「どこで買えるのか」とつぶやく声が多く聞かれた。SNS解析によれば、同製品をもっとも支持しているのは17~24歳のZ世代だ。通常、ティーバッグ紅茶は40~50代の女性がメインの購入者層となるが、それとはまったく異なる動きだった。 社内では「売れない」と反対の声もあったというが、結果的にZ世代の心をつかむ異例のヒットとなっている。同製品の開発を担当した三井農林 企画本部 商品企画・マーケティング部 竹田一也部長に、開発背景と反響を聞いた。 関連記

          紅茶市場は“マンネリ化”しているのに、なぜ「ミルクとけだすティーバッグ」は売れたのか
        • 海外メディアは日本の「コンビニ」をベタ褒めしているが、外国での普及が難しいワケ

          海外メディアは日本の「コンビニ」をベタ褒めしているが、外国での普及が難しいワケ:スピン経済の歩き方(1/5 ページ) 世界よ、これが日本の「おもてなし」だ――。 なんて感じで、誇らしげな気持ちになっている方もいらっしゃるのではないか。選手村に滞在する海外のアスリートや、五輪を取材する海外メディアが「日本の高品質・高サービス」を称賛しているニュースが後を絶たないからだ。例えば、以下はそのほんの一例である。 「セブンなしでは何もできない」 五輪で来日のカナダ人記者、セブン-イレブンの虜になる(J-CASTニュース 7月26日) 五輪会場で日本製パンが海外記者に好評「本当にウマいぞ」 お手軽さで取材のお供に(THE ANSWER 7月27日) 来日した五輪記者が「選択肢の多さにパニック」 日本人は“自販機”に恵まれすぎている(クーリエ・ジャポン 7月30日) 日本のお菓子に豪州代表が歓喜 たけの

            海外メディアは日本の「コンビニ」をベタ褒めしているが、外国での普及が難しいワケ
          • エベレストで流しそうめんにカラオケ!? だんだんと方向性を見失っていった登山家・栗城史多氏の晩年 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

            2018年に亡くなった異色の登山家・栗城史多を描き、注目を集めた第18回開高健ノンフィクション賞の受賞作『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』。当初は栗城氏の面白さや革新性に心を動かされ、積極的に取材を行っていた著者の河野啓氏だったが、次第に彼の言動に違和感を覚えるようになっていく。同書から一部を抜粋して紹介する。 #1はこちら #2はこちら 栗城さんの新たな野望 2009年5月18日。栗城さんはダウラギリ(標高8167メートル・世界第7位)に登頂を果たす。その2日後、1年あまりの取材をまとめた番組『マグロになりたい登山家~単独無酸素エベレストを目指す!~』が放送された。 北海道限定だがゴールデンタイムでの放送だった。彼の事務所から提供を受けた登山のシーンは極力短くし、むしろ彼の日常にフォーカスしている。この番組は日本民間放送連盟賞などを受けた。 私は「観察モード」ながらも、栗城さんと

              エベレストで流しそうめんにカラオケ!? だんだんと方向性を見失っていった登山家・栗城史多氏の晩年 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
            • 「上司よ、もっと叱ってくれないか」 若者は本当にそんなことを考えているのか

              「上司よ、もっと叱ってくれないか」 若者は本当にそんなことを考えているのか:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) 年の瀬に、昭和のおじさん世代の溜飲(りゅういん)を下げるようなニュースが飛び込んできた。 「ホワイトすぎる職場」去る若者急増 「ゆるいと感じる」背景に…“仕事の負荷低下”(テレ朝news 12月19日) なんでも、長時間労働やハラスメントに配慮して、残業がなかったり、上司から叱られなったりする企業に対して、多くの若者たちが「ぬるい」と不満を感じているという。実際、「ホワイトすぎる企業」に勤めている若者たちは「社会人として成長できない」と危機感を抱いて続々と離職しているというのだ。 そんな驚きの話を受けて、「そうかそうか、わが社も若手に失望されないよう、明日からビシビシ鍛えてやるか」と決意をあらたにしている管理職もいらっしゃるかもしれないが、この話、あまり真に受けないほうがいい。

                「上司よ、もっと叱ってくれないか」 若者は本当にそんなことを考えているのか
              • 「オタク女性専門パーソナルジム」が人気、どんなところなのか?

                世界中のオタクに美と健康を届けたい――オタク女性専門のパーソナルトレーニングジム「Clara(クララ)」は、コスプレ歴19年目の作田耀子代表(以下、活動名のSAKU代表とする)のそんな野望から生まれた。 経営者もトレーナーも推し活にハマるオタクであり、オタク女性の体の悩みにどこまでも寄り添う。 2021年7月に池袋に1号店をオープンすると、入会待ちが120人に上る反響に。現在、都内に3店舗(池袋2店舗、秋葉原1店舗)を運営しており、4月10日には大阪に心斎橋スタジオをオープンしたばかり。 どんなサービスがオタク女性に刺さっているのか。SAKU代表にビジネス戦略を聞いた。 関連記事 バーガーキングがまたやらかした なぜマクドナルドを“イジる”のか バーガーキングがまたやらからしている。広告を使って、マクドナルドをイジっているのだ。過去をさかのぼると、バーガーキングは絶対王者マックを何度もイジ

                  「オタク女性専門パーソナルジム」が人気、どんなところなのか?
                • アイデア募集したら不正告発! 「政商」群がる? デジタル庁は大丈夫か

                  アイデア募集したら不正告発! 「政商」群がる? デジタル庁は大丈夫か:スピン経済の歩き方(1/5 ページ) デジタル社会をつくるために、皆さんからのアイデアをどしどし送ってください――。そんな呼びかけをしていたら、まさかこんな情報まで寄せられてしまうとは、平井卓也デジタル改革相も夢にも思っていなかったのではないか。 菅義偉総理の肝いりで進められているデジタル庁の来年創設へ向けて、広くアイデアを募集するために設置された「デジタル改革アイデアボックス」に11月29日、「【内部告発】デジタル庁の設立過程に関する癒着と不正について」というタイトルで以下のような投稿がなされたのだ。 『現状デジタル庁の設立に関する検討会の中に「自治体向けシステムを作っている大手ベンダー」がごそっと入り込んでいます。しかも彼らは、地方の自治体に対して「大手ベンダーだから検討会に参加できる。標準化といってもわれわれは切ら

                    アイデア募集したら不正告発! 「政商」群がる? デジタル庁は大丈夫か
                  • 「残業したいのに、させてもらえない」の声 問題はどこにあるのか

                    関連記事 丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由 またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。 イオンの「最低賃金以下」問題から見える、“安いニッポン”の無限ループ イオン九州が、パート従業員を最低賃金よりも低い時給で募集していることが明らかになった。とはいっても、これは単純なミス。システムの更新がきちんとできていなかったので、過去の“安い時給”が表示されていたわけだが、筆者の窪田氏は「見過ごせない出来事」だと指摘している。どういうことかというと……。 登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪 登山家の栗城史多さんがエベレスト登頂に

                      「残業したいのに、させてもらえない」の声 問題はどこにあるのか
                    • 栗城史多さんのこと | たびそら 写真家・三井昌志

                      「山写」という山岳カメラマンの登山歴が嘘っぱちだったと話題になっていた(のを今ごろになって知った)。山写氏のブログは以前に何度か見たことがあって、風景写真の現像技術も含めてたいしたもんだなぁと単純に感心していたんだけど、まさか写真界のショーンKだったとは驚きだ。 「詐欺師は人を引きつける魅力的な物語を持っていて、素人がそれを見抜くのは不可能」といつも言っているけど、山写氏はその典型例だ。インドの詐欺師連中もそうだし、栗城さんや小保方さんとも共通しているのは、その物語が面白くてつい引き込まれてしまうということ。人柄で判断してはいけない。 旅で経験したことを「盛りたい」という誘惑は誰にでもあって、一人旅なら誰も見ていないから「ま、これぐらいならいいか」と嘘や作り話を始めてしまうと、後戻りできなくなる。8000m峰登山のように厳密な記録が求められる冒険ではなくても、やっぱり旅人も写真家も嘘をつい

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                      • だから、多くのアパレルは苦戦することに

                        名門ブランド、レナウンが消滅することが決まった。業績が低迷していたところ新型コロナがトドメを刺した形で、再建に向けてスポンサー探しをしていたが、結局どこも手を差し伸べることがなく、破産手続きに移行しているという。 ただ、苦しい立場に追い込まれているのはレナウンだけではない。専門家の中には、長引くコロナ禍でかなりピンチのアパレルも多く、これから倒産ラッシュが本格化するのではという見立てをする方もいらっしゃるのだ。 実際、そんな未曾有(みぞう)のアパレル危機を生き残るために、これまではやってこなかった新たな取り組みに動き出しているメーカーも増えている。 例えば、一昨日の「毎日新聞」(11月1日)では、売れ残りの服を定価の1割程度で買い取る業者が大忙しだと報じている。これまで有名ブランドの売れない服は「廃棄処分」されることも少なくなかった。市場に流出して叩き売りなどされると、ブランドイメージが地

                          だから、多くのアパレルは苦戦することに
                        • ドンキの「光るスピーカー」はなぜ売れているのか “青い光”が見えてきた

                          ドン・キホーテで販売している「光るスピーカー」が売れている。最大の特徴は、なんといってもピカピカと「光る」こと。「音楽を聴くのに、照明なんていらないでしょ」と思われたかもしれないが、ターゲットにはササっているようで……。 家電量販店に足を踏み入れると、たくさんのスピーカーが並んでいる。大きいサイズのモノから小さなモノまで。価格は100万円を超えるモノもあれば、数千円で販売しているモノもある。 リーズナブルな商品を手に取ったことがない人からは「安かろう、悪かろうでしょ」といった声が聞こえてきそうだが、とんでもない思い込みである。いい音かどうかを聞き分けることはできなくても、数千円のスピーカーでも十分に満足している人が多いのではないだろうか。 たくさんの商品が並んでいる中で、キラーンと光るスピーカーに目がとまった。ドン・キホーテで発売されているBluetoothスピーカー「GRAV(グラブ)」

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                          • 「日本の宝・中小企業」をイジメる菅総理は、「悪」なのか

                            「そんな弱い者イジメのような政策より、手をつけなくちゃいけないことが山ほどあるだろ!」と怒りのあまり、気がヘンになってしまう方も多いのではないか。 「秋田初の総理大臣」「農家出身の苦労人」「実はシャイでパンケーキ好き」など好感度の高いキャラから、60〜70%という高い支持率を得た菅総理が、中小企業の再編圧力を強めていくらしいと報道されたところ、早くも一部からブーイングが出ているのだ。 ご存じのように、日本は他の先進国と比べて際立って生産性や賃金が低い。これは日本企業の99.7%を占め、全労働者の7割が働く中小企業の生産性が低く、低賃金が常態化しているからだという指摘がある。生産性と賃金を上げるには、再編や統合で企業規模を大きくすることが最も効果的であることが各国のデータでも明らかになっている。 そこで菅総理としては、補助金と優遇策で「保護」に重きを置いてきた中小企業政策を、「成長促進」へと

                              「日本の宝・中小企業」をイジメる菅総理は、「悪」なのか
                            • 「コンビニの書店強化」が大コケすると思う、これだけの理由

                              11月24日、産経新聞に『コンビニが「読者」を呼び込む 書店が減少する中、読書ニーズを掘り起こせるか』という記事があった。 コンビニが客と本を結びつける場として注目を集め始めているという内容で、大手3社の取り組みを紹介している。セブン-イレブンはお得意のPBということでオリジナル新書を販売、ローソンは書籍棚を充実、そしてファミマは書店との一体型店舗が取り上げられていた。 ご存じのように、最近のコンビニは書店機能が強化されている。かつては雑誌棚の3分の1くらいまで侵食していた成人誌コーナーも隅のほうへと追いやられ、新書やムックが面陳されているのはもはや常識として、店によっては、ちまたで話題のベストセラーが平積みされるなんてことも珍しくない。 という状況の中で、先ほどのようなニュースを耳にすると、「うちの近くの書店が潰れちゃったから、そういうコンビニが増えるのはありがたいかも」とか「コンビニが

                                「コンビニの書店強化」が大コケすると思う、これだけの理由
                              • 「ああいう凍傷は見たことがない」…エベレストで指9本を失った栗城史多さんに登山家たちが冷たかった理由(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                                世界最高峰のエベレスト登頂に幾度となく挑戦した栗城史多さんは、4回目の挑戦で両手の指を凍傷により9本失った。たいへんな大ケガだが、それでも多くの登山家は栗城さんの挑戦に冷ややかだった。なぜだったのか。河野啓さんの著書『デス・ゾーン』(集英社文庫)よりお届けしよう――。 【写真】河野啓さんの著書『デス・ゾーン』(集英社文庫) ■難しいルートにあえて挑む不可解さ ノーマルルートを逸れた末、カラスのせいで敗退したと発表した栗城さんは、翌年、このとき以上に「ありえない」行動に出る。 2012年秋。4回目のエベレスト挑戦。 栗城さんが選んだのは、ノーマルルートより格段に難度が高い西稜ルートだった。稜線(りょうせん)の上は常に強風に晒される。しかも西稜は長く険しい。 1963年にアメリカ隊が初めて足を踏み入れ、1979年にはユーゴスラビア隊が基部から忠実に稜線をたどって頂上を踏んだ。1981年、明治大

                                  「ああいう凍傷は見たことがない」…エベレストで指9本を失った栗城史多さんに登山家たちが冷たかった理由(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                                • 真面目に運営していても、「飲食店」だけが叩かれるシンプルな理由

                                  真面目に運営していても、「飲食店」だけが叩かれるシンプルな理由:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) ここまでくるともはや「反社」扱いではないだろうか。 7月8日、西村康稔経済再生相が酒類提供に応じない一部飲食店に対して、金融機関や取引先から働きかけてもらったり、利用客から「ぐるなび」などのクチコミサイトを通じて匿名で情報提供をしてもらったりする、という考えを示して大炎上し、「撤回」に追い込まれた。 これは当然といえば当然だ。表現がマイルドになっているだけで、本質的な部分では「暴力団排除」でやっていることと大差がないからだ。 例えば、暴力団の構成員や密接交際者だと判明した場合、金融機関で即座に取引が停止される。また、最近は多くの企業が商取引に「暴排条項」を盛り込んでいるので、反社認定されれば当然、取引もストップされる。また、全国の警察は暴力団を社会から撲滅するため、一般市民からの情報提供の

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                                  • 長く低迷していたインスタント袋麺のブレイクは、“復権”の兆しなのか

                                    長く低迷していたインスタント袋麺のブレイクは、“復権”の兆しなのか:スピン経済の歩き方(1/5 ページ) これは「袋麺の復権」が静かに始まっているということなのだろうか――。これまで長く低迷してきたインスタント袋麺がこの3月から急にブレイクしているのだ。 右肩あがりで販売量を増やしているカップ麺に対して、インスタント袋麺は年を重ねるごとに販売量が前年を割り込んできた。実際、2019年4月から20年3月までの即席麺市場を振り返った業界紙でも以下のように述べている。 「カテゴリーでは、袋麺が苦戦し、カップ麺が堅調に推移する。袋麺に関しては、単身世帯の増加などの社会構造の変化で、袋麺の中心の5食パックの魅力が伝わりにくい状況となっている」(日本食糧新聞 2020年3月1日) 業界紙らしい愛のある表現にはしているが、率直に言ってしまえば「時代遅れの商品」という位置付けだったのだ。どのあたりが時代に

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                                    • 「就職した会社で定年まで働く」77%、その理由は?

                                      関連記事 ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日 またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。 「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由 渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設ける

                                        「就職した会社で定年まで働く」77%、その理由は?
                                      • 新型コロナ感染拡大でも、日本が「中国人」を受け入れ続ける理由

                                        新型コロナ感染拡大でも、日本が「中国人」を受け入れ続ける理由:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) いよいよ日本国内で新型コロナウイルスの感染拡大が本格的に始まった。 というよりも、2月4日にタイ保健省が、1月下旬に日本を旅行したタイ人夫婦が感染したと報告をしたことからも、単に我々が認識していなかっただけで、ずいぶん前から国内では感染拡大が始まっていた可能性が高い。 つまり、3700人を「軟禁」したダイヤモンド・プリンセスの前で、マスコミが「速報です! また新たな感染者が確認されました」なんてお祭り騒ぎをしていたときには既に、日本のいたるところで「スーパー・スプレッダー」(一度に多人数を感染させる患者)が徘徊(はいかい)し、満員電車であなたの隣でゲホゲホやっていたかもしれないのだ。 なんて話を聞くと、「すべては安倍政権のずさんな危機管理が悪い! 責任をとって総辞職せよ!」といきり立つ方も多

                                          新型コロナ感染拡大でも、日本が「中国人」を受け入れ続ける理由
                                        • 日本を混乱させた中国企業「500ドットコム」が、うさんくさく感じる3つの理由

                                          日本を混乱させた中国企業「500ドットコム」が、うさんくさく感じる3つの理由:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) 1月11~12日に共同通信社が全国電話世論調査をしたところ、IR(統合型リゾート)の整備を「見直すべきだ」と回答した人がなんと70.6%にものぼったという。 「カジノ汚職」を受けて、「多くの国民はIRをうさんくさく思っている」(毎日新聞 2019年12月25日)という安住淳立憲民主党国対委員長の訴えが正しいことを裏付ける結果となった。 このような”民意”を支持率につなげたい野党側は、20日に召集予定の国会初日にカジノを禁止する法案を提出すると決めた。そこでも安住氏は、「いずれに起こる総選挙では、もう本当にカジノ是か非かの戦いを、国民に、私は判断してもらうような運動にしていきたいと」(TBSニュース 1月8日)とおっしゃっているので、しばらくは「うさんくさいIRを進める、うさん

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                                          • 「女性社外取締役」が増えると、男女格差が広がる皮肉なワケ

                                            「日本社会が変わったように世界に見せるにはやっぱ女性を会長に立てないとダメだろ」「いやいや、そんなお飾りのような発想で女性を担ぎ上げたら、それこそ性差別だ」「実力があれば男でも高齢者でもいいのでは」――。 迷走するオリパラ組織委員会の会長人事の議論が盛り上がるなかで、民間企業では着々と女性の経営参画が進んでいる。不二家が女優の酒井美紀さんを社外取締役に大抜てきしたのだ。同社広報によれば昨年、70周年アンバサダーに就任した経験と、主婦の目線で経営に助言を行ってもらいたい、ということで今回の運びになったという。 酒井さんのようなケースはややレアだが、実は今、女性社外取締役は右肩あがりで増えている。コーポレートガバナンスのコンサルティングを手掛けるプロネッドが、上場企業2168社を対象に調べたところ、女性社外取締役を選任している企業が927社となり全体の約4割を占めている(2020年7月1日時点

                                              「女性社外取締役」が増えると、男女格差が広がる皮肉なワケ
                                            • “不毛の地”を開拓? イーロン・マスクがTwitter買収で考えていること

                                              “不毛の地”を開拓? イーロン・マスクがTwitter買収で考えていること:世界を読み解くニュース・サロン(1/4 ページ) 4月4日に米証券取引委員会(SEC)の大量保有報告書で、米電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOが、米ソーシャルメディア大手「Twitter(ツイッター)」を買収することが明らかになってから、もう半年も経った。 その後、Twitterのbotアカウント(不正またはスパムアカウントなど)の数は同社が発表している数字よりも多く、ユーザー数を多く見積もっているのではないかと批判して裁判に発展、ツイッター社の買収は頓挫するかもしれない話にもなっていた。 だがマスク氏は10月4日になって、当初の合意通りに買収を行うと再び提案して大きなニュースになっている。28日までに買収を完了すれば裁判は終了し、買収頓挫で同氏が支払わなければならない10億ドルの罰金を避けられる。 相変

                                                “不毛の地”を開拓? イーロン・マスクがTwitter買収で考えていること
                                              • この世の中は「巨大な劇場」!? 登山家・栗城史多氏の生き様が物語ること - 集英社新書プラス

                                                第18回開高健ノンフィクション賞作品『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(集英社)の文庫版が1月20日に発売された。2018年に亡くなった「異色の登山家」とも称される栗城史多氏を描き、注目を集めた一冊だ。 そんな栗城氏を主人公に据えた本書が文庫化されるにあたって、著者の河野氏が解説文の執筆を頼んだのが、TBS「報道特集」の特任キャスター・金平茂紀氏だった。依頼の背景には何があったのか。そして金平氏は『デス・ゾーン』をどう読んだのか。2月初旬に行われた対談の模様を前・後編でお届けしたい(構成:朝山実)。 ━━まず河野さんから『デス・ゾーン』の文庫版解説を、金平さんに依頼された理由をうかがっていいでしょうか? 河野 私は、金平さんがモスクワ特派員だった頃から緊張感のあるリポートをされているのを拝見していて、敬意を持っていたというのが一つです。 1991年8月の軍事クーデター(ソビエト連邦

                                                  この世の中は「巨大な劇場」!? 登山家・栗城史多氏の生き様が物語ること - 集英社新書プラス
                                                • 飲食店でタバコを吸えなくなっても、“開き直りおじさん”が増える理由

                                                  飲食店でタバコを吸えなくなっても、“開き直りおじさん”が増える理由:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) たばこを愛する人たちを失意のドン底に陥れるようなニュースが続いている。 2016年に肺炎で入院するまで1日3箱を空ける芸能界屈指のヘビースモーカーとして知られていた志村けんさんが、新型コロナウイルスによる重度の肺炎で亡くなってしまったのである。 喫煙者や喫煙経験者が新型コロナウイルスで重症化するリスクが高い、というのは以前から指摘されていた。例えば、著名な米医学雑誌『The New England Journal of Medicine(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン)』で発表された論文では、中国の新型コロナ患者1099人を対象に調査したところ、非喫煙者の重症率は14%なのに対して、現在喫煙中の人も含めた喫煙経験者では24%が重症になっていたという。 また、多数の死者

                                                    飲食店でタバコを吸えなくなっても、“開き直りおじさん”が増える理由
                                                  • 16億円もかけたのに、なぜ「国葬」がチープに感じたのか 「低賃金」ならではの理由

                                                    16億円もかけたのに、なぜ「国葬」がチープに感じたのか 「低賃金」ならではの理由:スピン経済の歩き方(1/7 ページ) 16億6000万円を投入した「国葬」が、その額のわりにあまりに安っぽかったのではないかという指摘が相次いでいる。 例えば、SNSやネット掲示板では、祭壇がかなり薄く見えるような横からの写真や、会場にパイプ椅子が並んでいる写真ともに以下のようなコメントが寄せられている。 『安倍さんの国葬、あまりにも「ハリボテ」で世界中が大爆笑』 『体育館でパイプ椅子だしな  これ半分全校集会だろ』 『オグリキャップの葬儀でつくられた祭壇のほうが豪華だった。中抜きされているとしか思えない』 愛国心あふれる方からすれば、怒りのあまりどうにかなってしまうほどの「不謹慎発言」のオンパレードだが、実は同様の指摘は、国葬を目にした海外メディアからも寄せられている。 例えば、米ウォール・ストリート・ジャ

                                                      16億円もかけたのに、なぜ「国葬」がチープに感じたのか 「低賃金」ならではの理由
                                                    • なぜマスコミは、企業の倒産を「社会のせい」にしてしまうのか

                                                      企業倒産の件数が増えている。 東京商工リサーチによれば、2019年に倒産した企業は前年より1.8%増えて8383件。ちなみに、前年より増加となったのは2008年のリーマンショックが起きた以来で、11年ぶりのことだという。 という話を聞くと、脊髄反射で「アベノミクスの失敗だ!」と叫びたくなる人も多いのではないか。実際、このニュースを扱うマスコミ各社も言葉の端々から暗に「安倍政権が悪い」ことをにおわせている。 「消費増税などの影響で企業の倒産件数が11年ぶりに増加しました」(テレ朝news 1月14日) 「人手不足に加え、消費税増税に伴う個人消費の低迷を受けて中小零細企業の倒産が増加した」(時事通信 1月14日) だが、このようなニュースと、調査を公表した当事者のお話にはかなりの”温度差”がある。東京商工リサーチの「11年ぶりの倒産増を読み解く」(1月15日)では友田信男・常務取締役情報本部長

                                                        なぜマスコミは、企業の倒産を「社会のせい」にしてしまうのか
                                                      • 村上龍と中田英寿によると「頑張る」のは当たり前なので客観的な定量化が難しく個々人の頑張りと結びついた「労力」も評価基準にはならない - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                                                        年も明けてもう仕事始めてる人も多いのかな。 というわけで、仕事に関する話でもするか。 去年の末、「そもそも男女で同じ賃金がおかしいのではないかという話」って記事が話題になってたよね。 anond.hatelabo.jp「労働はかけた労力に応じて報酬を受け取るべきだと思っている」というのは、まあ気持ちはわかる。 けどその労働に成果が伴わないとただの自己満足、だからな。 なんて当たり前すぎる話だから、ブコメは「釣り」だの「何言ってんの」的な反応が大半だった。 しかし、頑張ったんだよ? 労力をかけて仕事してんだな、こっちは。 「ガンバッテるんだ!これで精一杯さ~♪」ってね、嶋大輔の唄にもある。 それでも評価しない。 まあ当然よ。そんな甘くない。 「頑張ってる」ってのは自分の行動の美化であり、他人や社会にとっては関心がない。 関心があるのは自分が生み出したアウトプットだ。 結果が出ないと上司に叱ら

                                                          村上龍と中田英寿によると「頑張る」のは当たり前なので客観的な定量化が難しく個々人の頑張りと結びついた「労力」も評価基準にはならない - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                                                        • 「確信犯だよ。スポンサーから金を引き出すために…」登山家・栗城史多が“単独無酸素での七大陸最高峰登頂”という“嘘”をつき続けていたワケ | 文春オンライン

                                                          2009年の2月上旬。番組企画が流れたことへの栗城さんの抗議メールから4日後のこと。私は彼のマンションの前にいた。朝一便で東京に向かう彼を取材するためだ。 やがて「おはようございます」と栗城さんが現れた。目は合わせなかったが、私の前でいったん立ち止まって少し頭を下げた。普段見せない仕草だった。 《少しは反省しているのかな》と私は思った。 栗城さんの人物評を尋ねると、こう答える人が多い。 「憎めないヤツ」 一方で、山の先輩Gさんや、初期の応援団長だった札幌の某弁護士のように、心のメーターが「かわいさ余って……」に振り切れた人もいる。 私自身はどうかというと、彼を目の前にするとそれまで抱えていた不満や怒りが萎えていく感覚があった。どうも強く言えないのだ。持って生まれた愛嬌もあるだろうが、それだけではない気がする。 酸素ボンベを使って登るのは8000メートル峰だけ 一つ告白しておかなければならな

                                                            「確信犯だよ。スポンサーから金を引き出すために…」登山家・栗城史多が“単独無酸素での七大陸最高峰登頂”という“嘘”をつき続けていたワケ | 文春オンライン
                                                          • ユニクロの「フリース1000円値上げ」は正しい、なるほどの理由

                                                            ユニクロの「フリース1000円値上げ」は正しい、なるほどの理由:スピン経済の歩き方(1/7 ページ) 秋冬モノで1000円前後の値上げを予定している、と発表したユニクロが叩かれている。 ネットやSNSでは「これでユニクロに行く理由がなくなった」などと厳しい声が多く寄せられているのだ。また、以前からSNS上ではたびたび指摘されている、「シンプルなデザインばかりで高齢者やオシャレに興味がない人向け」という批判も蒸し返され、「ダサいのに高すぎるを目指すユニクロのマーケティング戦略」などとディスられているのだ。 「ダサい」はさておき、「高い」という批判はユニクロ的に看過できないリスクだ。ご存じのように、日本人は「安さ」をアピールしていた企業が、高級路線に転じると、まるで犯罪をおかした者のように執拗(しつよう)に叩き続けるという陰湿なカルチャーがある。 分かりやすいのが、マクドナルドだ。かつて「65

                                                              ユニクロの「フリース1000円値上げ」は正しい、なるほどの理由
                                                            • 結局、大型ショッピングモールは街を生かすのか、殺すのか

                                                              テラスモール松戸、南町田グランベリーパークなど首都圏で大型ショッピングモールの開業が相次いでいる。ということもあってなのか、以下のような巨大ショッピングモールに好意的な報道がチラホラと出てきた。 『開業続々!巨大ショッピングモールは「シニアの楽園」』(毎日新聞 12月1日) クルマ社会とネット通販全盛の米国では巨大ショッピングモールが廃墟化しているが、日本のモールは電車やバスのアクセスが良く「徒歩客」も多いので集客が好調。図書館でヒマをもて余すような、リタイアしたシニアらの新たな憩いの場にもなっているというのだ。 一方で、地方都市になると、ちょっとムードが変わる。巨大ショッピングモールの出店が激しくなった2000年代から、一部の人たちから「古き良き商店街を殺し、町を破壊する悪のスキーム」と長らく目の敵にされてきたからだ。分かりやすいのが、「無印良品くらしの良品研究所」による、「郊外のショッ

                                                                結局、大型ショッピングモールは街を生かすのか、殺すのか
                                                              • 3度の戦力外通告を受け、営業部へ 「異例」のキャリアを選択した理由は

                                                                3度の戦力外通告を受け、営業部へ 「異例」のキャリアを選択した理由は:元横浜DeNAの中後悠平さん(1/5 ページ) プロ野球選手の現役期間は短い。しかし、幼少期から野球に心血を注いできたゆえに、球団のコーチや少年野球の指導者以外の選択肢をなかなか持てず、セカンドキャリアに悩む人は多い。 そんな中、元横浜DeNAベイスターズの投手、中後悠平(なかうしろ・ゆうへい)さんは、野球人生で3度目の戦力外通告を受けたタイミングで、同球団の営業部への転身を決意した。選手が引退後、すぐに営業に配属されるのは異例のことだ。 中後さんが引退を決断した理由、セカンドキャリアを歩む中で感じる困難と喜び、現在の仕事にかける思いを聞いた。 ――3度目の戦力外通告を受け、横浜DeNAベイスターズの職員に転身を決めた際の気持ちを教えてください。 通告を受けたその日に、「職員として残らないか」と球団の方から話をいただきま

                                                                  3度の戦力外通告を受け、営業部へ 「異例」のキャリアを選択した理由は
                                                                • だから「音声メディア」の勢いが止まらない 5つの要因を分析

                                                                  近年、音声メディアへの期待、需要がますます高まっている。なぜ今、音声メディアが流行するのか。本記事で、その理由に迫る。 音声メディアとは、音声で発信されるメディア全般のことで、中でも私たちに馴染み深いのはラジオだろう。しかし近年では主にインターネット上での音声配信サービスを指すことが多く、数多くの種類が登場している(参照リンク)。 例えば、2021年に爆発的に流行した音声SNS「Clubhouse」は記憶に新しいところだ。このほかにも、インターネットラジオ「radiko」や、音楽に加えニュースや英会話など幅広いコンテンツが楽しめる「Podcast」、さらには本を朗読する「Audible」も昨今注目を集めている。 また、私もパーソナリティとして情報発信している「Voicy」に代表される音声配信プラットフォームなど、実にさまざまな音声メディアが存在し、多くのユーザーを獲得している(参照リンク)

                                                                    だから「音声メディア」の勢いが止まらない 5つの要因を分析
                                                                  • ブリヂストン「中国企業への事業売却」を叩くムードが、日本の衰退につながったワケ

                                                                    ブリヂストン「中国企業への事業売却」を叩くムードが、日本の衰退につながったワケ:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) ブリヂストンよ、お前もか――。大企業が経営の効率化を目指して、大規模なリストラを相次いで発表する最近の流れから、そんな風に憤りを覚えた方も少なくないのではないか。 12月19日、『朝日新聞』が「ブリヂストン、従業員8千人を転籍へ 防振ゴム事業は中国企業に売却」と報道した。来年夏までに防振ゴム事業を中国企業に、自動車部品などの化成品ソリューション事業も投資ファンドに売却、国内外で22カ所の事業所を譲渡し、従業員約8000人に転籍を求めるという。 ブリヂストンといえば、世界に114(2021年5月時点)の生産拠点をもち、150を超える国々で事業を展開し、ミシュランとし烈な世界一シェア争いを続けているがことでも知られている。そんな日本を代表するグローバル企業が、中国企業に事業の事

                                                                      ブリヂストン「中国企業への事業売却」を叩くムードが、日本の衰退につながったワケ
                                                                    • 登山家・栗城史多の死から5年。「凍傷は雪に手を突っ込んだ自作自演」という噂は本当か。(藤岡利充) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      2018年5月21日、登山家・栗城史多は35歳の若さでこの世を去った。8回目エベレスト挑戦中での事故だった。死因は下山中におきた滑落時の衝撃による鈍的外傷と診断されている。 私は、2015年に栗城本人から映画を依頼され、2019年に栗城事務所・小林幸子マネージャーと父・敏雄さんと話し合って同意を得て、栗城の映画製作をしている。現在、彼が撮りためた膨大な映像素材の確認と整理も終わり、関係者インタビューもある程度集まった。 死後も議論は続いている 生前、栗城を「3.5流の登山家」とテレビ番組で言い放った登山家・服部文祥は、今年行った映画のインタビュー終了後に、こう呟いた。今も彼のために動く人がいるのかと。 栗城は、賛否両論ある登山家であった。死後も彼に関する動画や本が出されている。ほとんどは批判的な論調だ。5周忌を迎えた今、追悼の意味を込め、映画の取材で得た情報やインタビューを元に、新しく生ま

                                                                        登山家・栗城史多の死から5年。「凍傷は雪に手を突っ込んだ自作自演」という噂は本当か。(藤岡利充) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • 「異色の登山家」栗城史多氏をなぜ追ったのか - 集英社新書プラス

                                                                        第18回開高健ノンフィクション賞の受賞作『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(集英社)の文庫版が1月20日に発売された。2018年に亡くなった「異色の登山家」とも称される栗城史多氏を描き、注目を集めた一冊だ。 栗城氏は「夢の共有」というキャッチコピーを掲げて登山の様子を動画配信するなど、従来の登山家のイメージには収まらない型破りな活動を続け、話題を呼んだ人物だった。その活動には激しい毀誉きよ褒貶ほうへんがついて回った。 そんな栗城氏を主人公に据えた本書を、著者の河野氏が執筆するに至ったきっかけとは何か。また、本書を通じてどのようなメッセージを世に訴えたかったのか。文庫版の刊行を記念して、2021年に公開された著者インタビューをここに再掲したい。 ――まずは、なぜ栗城史多さんについてノンフィクションを書き始めようと思われたのか、執筆の経緯について教えてください。 河野 2008年から2

                                                                          「異色の登山家」栗城史多氏をなぜ追ったのか - 集英社新書プラス
                                                                        • ネットとは「孤独」の世界である - 集英社新書プラス

                                                                          第18回開高健ノンフィクション賞の受賞作『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(集英社)の文庫版が1月20日に発売された。2018年に亡くなった「異色の登山家」とも称される栗城史多氏を描き、注目を集めた一冊だ。 栗城氏は「夢の共有」というキャッチコピーを掲げて登山の様子を動画配信するなど、従来の登山家のイメージには収まらない型破りな活動を続け、話題を呼んだ人物だった。その活動には激しい毀誉きよ褒貶ほうへんがついて回った。 そんな栗城氏を主人公に据えた本書を、著者の河野氏が執筆するに至ったきっかけとは何か。また、本書を通じてどのようなメッセージを世に訴えたかったのか。文庫版の刊行を記念して、2021年に実施された著者インタビューの後編をここに再掲したい。 ――本書の重要なテーマとして、「インターネット」や「SNS」が挙げられると思います。栗城さんはネットでの活発な発信や、動画での登山中継

                                                                            ネットとは「孤独」の世界である - 集英社新書プラス
                                                                          • 失恋をきっかけに登山に開眼!? 異色の登山家・栗城史多氏が「単独無酸素」にこだわった理由 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

                                                                            「夢の共有」というキャッチコピーを掲げて登山の様子を動画配信するなど、従来の登山家のイメージには収まらない型破りな活動を続け、話題を呼んだ栗城史多氏。2018年に亡くなった彼の活動には、一方で激しい毀誉褒貶もついて回った。そんな彼の素顔を描き、このたび文庫版が発売された『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』から一部を抜粋、再編集して紹介する。 #2はこちら #3はこちら マグロになりたい登山家? 2018年5月21日、栗城史多さんがエベレストで滑落死した。35歳という若さだった。 かつて私は、北海道放送のディレクターとして栗城さんを約2年にわたって取材した。2008年から2009年にかけてである。 彼を取材しようと思ったきっかけは、2008年5月初旬、出張帰りの列車の中で目に留めたカタログ誌だった。座席前のポケットにJR北海道の車内誌と一緒に収まっていた。『単独無酸素で七大陸最高峰を目

                                                                              失恋をきっかけに登山に開眼!? 異色の登山家・栗城史多氏が「単独無酸素」にこだわった理由 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
                                                                            • 栗城史多は本当に山を愛していたのか? 『デス・ゾーン』著者・河野啓が語る“元ニートの登山家”の実像

                                                                              第18回開高健ノンフィクション賞は『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』が受賞した。著者はかつて栗城史多のドキュメンタリー番組を制作したこともある、北海道放送のディレクター・河野啓。 本書の主人公である栗城史多は、私にとって同郷の3学年上の先輩にあたり、地元の体育館の武道場でよく顔を合わせていた。その様な関係性もあり、序盤はここに書かれている“栗城史多”と、自分の知っている“栗城くん”のギャップに驚き、そして本人が反論できないのをいいことに、あまりにひどく書きすぎではないかとも思った。 しかし、読み進めていくうちにその感情は徐々に変化していく。 本作は、河野啓自身が「栗城史多を担ぎ上げてしまったのは自分でないか?」という自責の念と葛藤しながら、正面から栗城史多と向き合った(あくまで「河野啓からの視点」ではあるが)、“ノンフィクション”作品だ。 著者である河野啓に、関係を絶っていた栗城史

                                                                                栗城史多は本当に山を愛していたのか? 『デス・ゾーン』著者・河野啓が語る“元ニートの登山家”の実像
                                                                              • 「それは、言っちゃいけないことになっているので…」“栗城隊”の副隊長が9年越しに明かした“エベレスト挑戦”の真実 | 文春オンライン

                                                                                「日本人初となる世界七大陸最高峰の単独無酸素登頂に挑戦している」という謳い文句と明るいキャラクターで時代の寵児となり、賞賛を受けた栗城史多氏。一方で、同氏の常識とはかけ離れた登山スタイルが同業者から批判されることも多々あった。彼はなぜ登山界の常識に背いた“単独登頂”を続けたのか。どのような思いで、山に挑み続けていたのか。 ここでは、2020年に第18回開高健ノンフィクション賞を受賞した河野啓氏の著書『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(集英社)の一部を抜粋。エベレスト登頂時の様子を綿密な取材によって解き明かしていく。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ まるで大名行列!? 栗城史多さんが登山で率いた「隊」の正体 ギネスにも挑むと宣言した栗城さんのエベレスト初遠征。その壮行会が2009年8月7日、札幌市内のホテルで開かれた。父親の敏雄さんも、たくさんの支援者とともに今金町から駆けつけ

                                                                                  「それは、言っちゃいけないことになっているので…」“栗城隊”の副隊長が9年越しに明かした“エベレスト挑戦”の真実 | 文春オンライン
                                                                                • 『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』感想

                                                                                  話題のこの本。発売前に読んでいたので感想を書いておこうと思う。 上に載せたのは集英社の宣伝用POPで、私のコメントが載っているが、本の端的な感想としてはこのとおり。これは宣伝用に書いたコメントではなく、献本をしてくれた編集者に送ったメールの一部が使われたもので、率直な感想そのままである。 実を言うと私も、一時期、栗城さんについて本を書こうかと考えたことがある。『トリックスター』というタイトルまで思いついていた。 (トリックスターというのは、「神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者である。 往々にしていたずら好きとして描かれる。 善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴である<Wikipediaより>」らしい。まさに栗城さんにピッタリのタイトルではないだろうか)。 が、結局書かなかった。自分には「栗城史多について書く理由がない」と感じたのが最大の理由

                                                                                    『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』感想