実生活に近い環境下で加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」を使用しても、非喫煙者への受動喫煙被害はほとんどない――フィリップ モリス ジャパンは4月24日に都内で会見を開き、こんな臨床試験結果を発表した。 試験では、レストランで被験者がアイコスを使用しながら飲食したが、大気中に含まれる有害物質の濃度は通常時とほぼ変わらなかったという。同席した非喫煙者の体内からも、こうした物質はほぼ検出されなかったとしている。 親会社である米Philip Morris International(PMI)はこれまで約3000億円を投じて多岐にわたる臨床試験を実施。アイコスが発する有害物質は紙巻きたばこよりも約90%少ないといった結果を発表してきた。 ただ過去の試験は、人がいない部屋など管理された環境下で実施しており、日常生活に近い状況での有害物質の量や受動喫煙の被害について結論は出ていなかった。レストランで実