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為末大の検索結果41 - 80 件 / 96件

  • 命は本当に最優先なのか|DaiTamesue為末大

    「命を最優先に」という言葉には確かにそうだとしか言えない説得力があります。しかし、命というのはとても抽象的な言葉ですから、よくその意味を考えてみなければなりません。私たちが本当に最優先しているものはなんなのでしょうか。 例えば90歳のおじいちゃんが半年の余命宣告をされているとします。延命治療を行えば余命があと一年延びます。一年半です。しかし延命治療を行えば家族と会話をすることは難しくなります。生物学的な命が命の定義だとするならば、延命することが命を最優先することになります。しかしそんな選択を皆がするとは限りません。人は命と同じぐらい生き方も大切にしているからです。短い時間でいいから最後は家族と話をしながら過ごしたいと考えおじいちゃんも家族も延命を避け、それを医療機関も社会も許容するのならば少なくとも「生物学的な命は優先されず別の何かが優先された」ということになります。私はその別の何かとは「

      命は本当に最優先なのか|DaiTamesue為末大
    • 嫉妬のマネジメント|DaiTamesue為末大

      40代に入り、これから必要なスキルの一つが嫉妬のマネジメントだと直感しています。日本社会に生きている場合は特にですが、他者の嫉妬から免れることはできませんし、また自分自身の嫉妬の感情をうまく扱えなければ身を滅ぼします。 振り返れば私の人生で初めて強く嫉妬を覚えたのは高校生の時でした。自分より優れた才能を持った後輩が同じ学校の陸上部に入ってきて、追い抜かされました。この時のなんともいえない感情は今でも覚えています。他人が彼を褒めるときに例えば「確かにすごいね。でも、実はこんな問題点があって、、」と、一見同調しているようでいながら問題点を指摘するその言葉は、自らの嫉妬からきていることに気がついてもいました。あの時が人間の嫉妬について考える出発点でした。 嫉妬自体を悪いものだと捉える傾向にあると思いますが、実際には少なくとも競争の現場においては良くも悪くもありませんでした。全ては扱い方次第です。

        嫉妬のマネジメント|DaiTamesue為末大
      • deadletter on Twitter: "為末大とか田端信太郎とかが絶賛しているとかいうこの記事。試しに引用されている論文に当たってみたらこの記事とぜんぜん違う話になっていて、さもありなんと思った。https://t.co/pV0PDN704Y/リンク先はPDF。『日本人… https://t.co/yYSGePzdu1"

        為末大とか田端信太郎とかが絶賛しているとかいうこの記事。試しに引用されている論文に当たってみたらこの記事とぜんぜん違う話になっていて、さもありなんと思った。https://t.co/pV0PDN704Y/リンク先はPDF。『日本人… https://t.co/yYSGePzdu1

          deadletter on Twitter: "為末大とか田端信太郎とかが絶賛しているとかいうこの記事。試しに引用されている論文に当たってみたらこの記事とぜんぜん違う話になっていて、さもありなんと思った。https://t.co/pV0PDN704Y/リンク先はPDF。『日本人… https://t.co/yYSGePzdu1"
        • 哲学的であること、考えすぎていること|DaiTamesue為末大

          哲学的であるということと、考えすぎているということの境目はどこにあるのでしょうか。前者は深くなっていきますが、後者はこじれていきます。哲学的であれば何かを理解するために考えますが、考え過ぎていれば悩むために考えます。決めようとせず考え続けることに心地よさを覚えるかどうか。疑問に興奮する人間は哲学的です。 考えすぎている人は疑問が投げかけられた時に浮かない表情をします。疑問に対しおもしろいですねという答えは返しません。いや、でもと繰り返します。なぜならば考え過ぎている人は、本当の意味では理解することを目指していません。堂々巡りの状態に居続けようとするので、核心をついてはならないのです。 もちろん本当に突き抜けるような哲学者は、そこに命をかけざるをえないほどの必然性があるのかもしれません。考えたいというよりも考えざるを得ないといったような。しかしそうであったとしても、その人は少なくとも何かを志

            哲学的であること、考えすぎていること|DaiTamesue為末大
          • 努力は報われるのか|DaiTamesue為末大

            池江璃花子さんのレース後に、「努力は必ず報われると思いました」というコメントがありました。多くの人がその言葉を聞いて、涙を流して感動したのではないかと思います。 一方で、数少なくはありますが「努力は本当に報われるのか」という意見を拝見しました。このタイミングですと水を差すような言葉だと思われがちですが、しかし、実社会において努力は報われるとは限らないことは多くの大人が気づいていることなので、これをきちんと考えてみることも大切だと思います。 努力は報われるかどうかの前に、言葉というものを考えてみます。普段私たちは会話で言葉を使っていますが、一体何をやりとりしているのでしょうか。 スポーツ選手の言葉がなぜ響くのかというと(全てではありませんが)、体験を通じて感じたことを言葉にしているからだと思います。それは一人称的なとても主観的な体験です。その人にとってはそうだったわけで、それを客観的に観察し

              努力は報われるのか|DaiTamesue為末大
            • Dai Tamesue (為末大) on Twitter: "人権の条文で、公共の福祉に反しない限りを、公益とかに書き換えるあたりでしょうかね。 #マシュマロを投げ合おう https://t.co/xWewchMULi https://t.co/e1HlPxF0eE"

              人権の条文で、公共の福祉に反しない限りを、公益とかに書き換えるあたりでしょうかね。 #マシュマロを投げ合おう https://t.co/xWewchMULi https://t.co/e1HlPxF0eE

                Dai Tamesue (為末大) on Twitter: "人権の条文で、公共の福祉に反しない限りを、公益とかに書き換えるあたりでしょうかね。 #マシュマロを投げ合おう https://t.co/xWewchMULi https://t.co/e1HlPxF0eE"
              • なぜ努力できる人とそうではない人がいるのか|DaiTamesue為末大

                才能と努力は誰にとっても興味があるテーマだ。まず才能というのは存在する。そして影響はとても大きい。しかしながら才能の影響が軽視されがちで、また努力は自分次第だと思われすぎていると感じる。もちろん競技によって努力の影響が大きいものと小さいものがある。陸上は努力の貢献度は小さい。 あの人は才能を持っているという言葉は真実ではない。『何かに対して才能がある』しかない。どのような環境においても有利に働く特性がないように、ある環境には有利でもある環境では不利になる。2mを超えた身長があればバスケットには有利だが、体操には不利だ。才能はいつも環境を必要とする。 トップ選手は人生において競争が激しくなって来た終盤をよりよく記憶している。前半でふるいにかけられていて、終盤の戦いは全体の上位1%以内のメンバーで行われている。終盤の戦いは技術や努力や工夫がより重要になるが、そもそもその戦いに参加するには最初の

                  なぜ努力できる人とそうではない人がいるのか|DaiTamesue為末大
                • 挑戦の技術|DaiTamesue為末大

                  どうすれば行動できますか。どうすれば挑戦できますかという質問がよくあります。私はこのように考える人は、前提に挑戦や行動を仰々しいものだと捉えている可能性があると思います。資格を取るとか、留学するとか、起業するとか、そのような物をイメージしてるのではないでしょうか。 私は一歩目にそのような対象を選ぶのは賢くないと思います。うまくいかなくて挫折する可能性が高い。行動や挑戦も技術ですから、それを自分に覚えさせる必要があります。めんどくさいなど理由は幾つかあると思いますが、日本に多いパターンはリスクの取り方がわからないことだと思います。 例えば道で誰かに話しかけるということはなんでもない人にはなんでもありませんが、そのような習慣を持たない人にとっては挑戦です。会議で発言するのも、質問するのも慣れない人にとっては挑戦です。発言する前に、心拍数が上がり、汗をかき、相手の反応に怯えながら一歩を踏み出すこ

                    挑戦の技術|DaiTamesue為末大
                  • 無観客試合と、シャーマニズム|DaiTamesue為末大

                    無観客試合が続く。これは現在の特殊な状況では仕方がないし、悩みながら難しい決定をされた皆様に敬意を表する。さて、ところで観客とはスポーツ観戦においてどのような役割を果たしているのだろうか。観客は試合を観察している切り離された存在か、それとも試合を構成する一部分なのか。 観客と選手の関係を考える時、私はいつもシドニー五輪でのキャシー・フリーマンを思い浮かべる。原住民族の血を持ち、オーストラリアを一つにする象徴として地元最注目の選手だった。オーストラリアの人は足踏みをして選手を応援する。決勝でフリーマンがスタートを切った途端、競技場が足音と歓声で揺らいで隣の人の声も全く聞こえなくなった。最後の直線でフリーマンが出てきた時感情は最高潮に達した。 フリーマンは優勝した。ゴールして数十秒ほどだったろうか。私には1時間にも感じられたが、歓喜する観客たちの真ん中でぽつんとフリーマンだけが放心状態で座り込

                      無観客試合と、シャーマニズム|DaiTamesue為末大
                    • 為末大と大迫傑が噛みついた「箱根駅伝」解体の“Xデー”|日刊ゲンダイDIGITAL

                      「利益はいずこに?」 そう思っている人は多いはずだ。 3日、青山学院大の総合優勝で幕を下ろした今年の箱根大学駅伝。同日2人のオリンピアンがツイッターを更新し、「箱根」に関する疑問を呈したのだ。陸上400メートル障害で3度五輪に出場し、世界陸上銅メダルの為末大(41)が、「箱根駅伝の財務内容を明らかにしませんか」と自身のSNSに投稿。続けて「大学スポーツにしては高額な放映権の配分や、意思決定がどのように行われているかを陸上界の人間ですらわからないことが問題視されています」と指摘し、さらに「正月二日であれだけ注目を集めるコンテンツが生み出した利益はどこにいくのか」と問題提起した。 これに呼応したのが早大時代に箱根を走り、マラソンの日本記録保持者の大迫傑(28=リオ五輪5000、1万メートル代表)である。 「僕が学生の当時も箱根によって何かリターンを得たという感覚は一切無かった。箱根の利益はいず

                        為末大と大迫傑が噛みついた「箱根駅伝」解体の“Xデー”|日刊ゲンダイDIGITAL
                      • 言わないけれども思っていること|DaiTamesue為末大

                        私が社会に出て最初に抱いた印象は、とにかく「思っているけれども本当のことは言わない」「遠回しに言うことが大事」ということでした。率直に思ったことを言ってしまうと角が立つので、やんわりと自然に察することを促すように言葉を置いておくイメージで相手には伝えるのだということを学びました。けれども面白いことに夜飲んでみると驚くほど率直な言い回しで人を評価したりしています。みんないろいろ思ってはいるのだけれども、作法としてそれは直接言わないということなんだなと理解しました。 競技の世界で特にトップに近づいてからは、とてもわかりやすい世界でした。勝てば良くて、負ければダメという世界です。努力することも皆当たり前になっていますから、そうなるとあとは努力の精度を高めるしかありません。精度は適切な戦略と適切なトレーニングで決まります。自分にとって適切な戦略と適切なトレーニングは何かというと、正確な自分の姿を知

                          言わないけれども思っていること|DaiTamesue為末大
                        • 誰がバランスを取るのか|DaiTamesue為末大

                          衆議院の予算委員会での大竹先生の意見に賛同します。私なりにご意見をまとめると ・まんえん防止の継続には反対 ・新型コロナ対策はバランスを取る必要がある ・コロナ危機による自殺は4900人 ・既婚女性の就業率の低下 ・恵まれない家庭の子供の影響が大きい ・婚姻数が11万件減った為、将来埋め合わせがなければ21万の出産減 端的にいうと一番影響を受けているのは ・若い世代 ・生活が苦しい家庭 だと思います。日本は少子高齢化でただでさえ若い世代に負担がかかる中、婚姻も出産もさらに減少しました。ようするに、日本はものすごく大きな負担が今の子供たちとこれから生まれてくる子供たちにかかるようになっています。 大竹先生がおっしゃっているのは、とても真っ当なことだと思います。新型コロナウイルスは危険ではないということをおっしゃっているわけではありません。その危険性もよく理解した上で「全体を見ながら失うものと

                            誰がバランスを取るのか|DaiTamesue為末大
                          • 我慢しない|DaiTamesue為末大

                            私は日本社会が良くなるためには ・我慢しない ・リスクを取る ・好奇心を伸ばす の三つが重要だと考えています。逆に言えば今の日本の生きづらさの背景には、我慢しすぎて、リスクを取れなくて、好奇心がない、からだと考えています。 我慢しすぎがなぜ良くないのでしょうか。幼少期「将来困るから」「人の迷惑になるから」という理由で我慢を強いられることが多くあります。このようなモデルで育てられそれを自分に取り込むと、我慢していない人を見て「将来困る」「人の迷惑になる」と考えるようになりますし、そのように指摘するようにもなります。過去には誰かが自分を抑圧したのかもしれませんが、いつしか自分の内側に取り込み、自らを自らで抑圧するようになり、他者を抑圧するようにもなっています。我慢してきた人は「本当はこう生きたかったのに生きられなかった」という抑圧感を抱えています。 ただ我慢しなければいいという話ではありません

                              我慢しない|DaiTamesue為末大
                            • 生産者の学び合いの場として『食べチョク学校』をオンライン開校。EC販売ノウハウを毎週提供し、為末大さん・佐川友彦さん・南場智子さんもサポーターとして参加。

                              生産者の学び合いの場として『食べチョク学校』をオンライン開校。EC販売ノウハウを毎週提供し、為末大さん・佐川友彦さん・南場智子さんもサポーターとして参加。 産直ECサイトアクセス数No1、こだわり生産者が集うオンライン直売所『食べチョク』を運営する株式会社ビビッドガーデン(本社:東京都港区 代表取締役社長:秋元里奈)は、生産者の学び合いの場として『食べチョク学校』を開校しました。食べチョクに登録している生産者限定で、EC販売ノウハウをはじめとし、多方面から参考にしていただけるコンテンツを定期的に提供していきます。 また食べチョク学校のサポーターとして元陸上選手為末大さん・農家の右腕佐川友彦さん・DeNA南場智子さんの参加が決定しました。放課後コンテンツとして、サポーターと食べチョク代表の秋元里奈が対談する企画を実施します。 食べチョク学校について ​■概要 食べチョクに登録している生産者の

                                生産者の学び合いの場として『食べチョク学校』をオンライン開校。EC販売ノウハウを毎週提供し、為末大さん・佐川友彦さん・南場智子さんもサポーターとして参加。
                              • 『『オリンピックを終えたアスリートの方へ|DaiTamesue為末大』へのコメント』へのコメント

                                こういう言い方はしたくないけど、体育会に対する積年の恨みを爆発させてるだけにしか見えない。彼らを指弾できるほど皆さんは社会のために自分を犠牲にしてるの?人生を賭けた目標を目前で投げ捨てたの? はてブ 東京五輪

                                  『『オリンピックを終えたアスリートの方へ|DaiTamesue為末大』へのコメント』へのコメント
                                • うつ告白の大坂なおみを取り巻く商業化が過ぎたテニスの弊害 「心の弱さではない」為末大   | AERA dot. (アエラドット)

                                  大坂なおみ選手(c)朝日新聞社 為末大さん(撮影/写真部・片山菜緒子) うつの症状に悩まされていたことを明かした大坂なおみ選手(日清食品)。テニスの4大大会である全仏オープン選手権を5月31日に大会を破棄した。その直前に記者会見を拒否して罰金が科され、プロとしての振る舞いに波紋が広がっていた。陸上男子400メートル障害の世界選手権銅メダリストでオリンピックに3度出場した為末大さん(43)は、今回の件について「スポーツ界にとって大坂選手が社会に投げかけたものは大きい」と話す。大坂選手の置かれた立場や心境を理解するために、トップアスリートのメンタルヘルスとスポーツビジネスの仕組みについて聞いた。 【写真】「僕が現役だったころより何倍も心の負担が大きい」 *  *  * 「大坂なおみ選手の決断は、スポーツ界にとっても、彼女自身にとってもよかったと思っています」 開口一番、為末さんはそう言った。

                                    うつ告白の大坂なおみを取り巻く商業化が過ぎたテニスの弊害 「心の弱さではない」為末大   | AERA dot. (アエラドット)
                                  • なぜ今、この国では努力が報われなくなっているのか|DaiTamesue為末大

                                    10年ほど前でしょうか。「努力は報われるとは限らない」ということをつぶやいて炎上をしました。アスリートであるあなたが努力が報われないと言ってしまえば努力する人がいなくなるではないかという声をいただき、私なりには思うところもあったもののそういう意見もごもっともだと納得もしました。当時、私の肌感覚では人々の一定数は努力は報われることを信じていたように思います。 「努力は絶対裏切らない」という池江選手の言葉にたくさんの反応がありました。コメントを見ていて驚いたのは、想像以上に多数の「努力しても報われない人は多数いる」「努力しても報われないのがほとんどだ」という声の存在でした。このような意見は10年前には多数派ではありませんでした。きちんと統計を取ったわけではないですが、今この国では、急激に努力に対しての信用が薄れていき、努力しても報われないという感覚を人々が持ち始めているように思います。 努力と

                                      なぜ今、この国では努力が報われなくなっているのか|DaiTamesue為末大
                                    • 百田尚樹氏、為末大氏の「出勤しちゃうんだ」発言をチクリ「家でぶらぶらできる人ばかりじゃないんだよ」 - スポーツ報知

                                      作家の百田尚樹氏(64)が10日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、発令された緊急事態宣言の中、元陸上競技選手でスポーツコメンテーターの為末大氏(41)が「出勤しちゃうんだ」などと発言し、物議を醸していることについて、コメントした。 どうしても出勤せざるを得ない人を批判したように読める為末氏の発言に対して、「テレワークできる仕事してたり、家でぶらぶらできる人ばかりじゃないんだよ。それに、食料品を売っているお店の人や、宅配便の配送センターの人が全員休んだりしたらどうなるか、ちょっと考えてみたらわかるだろ。ま、わからんから、そういうことを言うんだろうけどね。」とつづった百田氏。為末氏の発言をチクリと批判していた。

                                        百田尚樹氏、為末大氏の「出勤しちゃうんだ」発言をチクリ「家でぶらぶらできる人ばかりじゃないんだよ」 - スポーツ報知
                                      • 選手が「飲み残しのボトル」捨てる理由とは 「五輪清掃員の失望」記事受け為末大が解説→納得の声

                                        陸上400メートルハードル世界選手権銅メダリストの為末大さん(43)が、東京五輪でペットボトル飲料が飲み残したまま大量に捨てられていたと報じられたことについて解説している。 発端は2021年9月12日に毎日新聞がアップした「『夢壊された』 感染おびえ、残飯処理 五輪清掃員が感じた失望」という記事。東京五輪開催中に競技会場でアルバイト清掃員をしていたという女性を取材したもので、大会関係者の休憩室に一口だけ飲んで捨てられるペットボトルが大量にあったといい、女性はやりきれない気持ちになったと書いている。 「誰かにドーピング薬を入れられ出場停止になることを恐れ」 記事がインターネット上で話題を集めた中、為末さんは同日にツイッターを更新。同記事を引用しながら、飲み残したまま捨てる理由を選手目線でこう解説した。 「選手がペットボトルを残したまま捨てるのは、ペットボトルに誰かにドーピング薬を入れられ出場

                                          選手が「飲み残しのボトル」捨てる理由とは 「五輪清掃員の失望」記事受け為末大が解説→納得の声
                                        • 与えすぎて奪わぬように|DaiTamesue為末大

                                          我が家には教育方針がないけれど、もし何か選ぶとしたら『与えすぎて奪わぬように』が方針だろうと思う。自分の人生の経験から、人生で最も重要で得難い力は後天的にもたらされるものではなく、全ての子供が内側に持って生まれてきていると思っている。だからそれを阻害しないことがまず大切だ。 教育のパラドックスは、子供好きや教育が好きな人はつい子供に関わりたくなってしまい、関わりすぎてしまうところだ。むしろ関わらない方が子供が成長する場面において、良かれと思って子供に関わりすぎると、子供の成長を阻害してしまう。そのようにして、善意のもとに潰れていった才能をたくさんみてきた。 私は運良く、ほどよく放置された。母親はいつも後ろ5ー10mの距離からこちらを見ていて、振り向くまでこちらに声をかけなかった。おかげで私の夢中は壊されず、自分でやってみて、考えて、わからないと聞いてみて、というプロセスが回り始めた。思えば

                                            与えすぎて奪わぬように|DaiTamesue為末大
                                          • 為末大「出勤しちゃうんだ」発言が波紋 在宅勤務できない人も | 女性自身

                                            新型コロナウイルスの止まらぬ感染拡大を受け、4月7日にはついに日本でも緊急事態宣言が発令された。そんななかオリンピック出場経験もある元陸上競技選手で、現在はスポーツコメンテーターなども務める為末大氏(41)の発言が物議を呼んでいる。 宣言の効力が発生した初日である8日の午前8時、為末氏はTwitterで『日本経済新聞』が報じた“8日朝のJR山手線の乗客者数が35%減に留まった”ことを受けてこうつぶやいた。 《出勤しちゃうんだ》 今回の緊急事態宣言には、出勤停止を命じるといった強制力はない。また8日には対象地域となった7都府県での企業への休業要請について、西村康稔経済再生担当相(57)が2週間程度見送るように各知事へ要請していたと各メディアで報じられている。 被雇用者の出勤については“企業まかせ”となっており、被雇用者の判断で決めることができない状況にある。そんななかで《出勤しちゃうんだ》と

                                              為末大「出勤しちゃうんだ」発言が波紋 在宅勤務できない人も | 女性自身
                                            • Xユーザーのアールさん: 「本田圭佑の「メンタルが強い」とは何かが言語化されてるいると思って見ていたら、為末大の思考の深さと言語力に驚いたので是非観て欲しい。「何が出来るかにフォーカスしている限りは前向きになる」という考えは非常に賛成で、無駄に過去に固執するのは無意味。 https://t.co/ihzHk1HWJu」 / X

                                              • 魅力がある人、役に立つ人|DaiTamesue為末大

                                                「魅力がある人」と「役に立つ人」は違います。役に立っていけば魅力が増していくと思われるかもしれませんが、役に立つを極めても魅力は手に入りません。役に立つをを極めて手に入るのは「便利な人」です。役に立つと魅力があるは努力の方向と才能の源泉が違います。 「社会で生きていくために必要な能力を身につけ、多様な友人とコミュニケーションを取れる人になって欲しい」という教育の方向は、突き詰めれば社会の役にたつ人間になって欲しいに行き着きます。社会はこう変わるだろう。だからこんな人材が必要とされる。であれば、必要なスキルはこれだ。という風にです。社会の足りないものを埋めることができる人は役にたつ人です。 役に立つための努力の方向は、困りごとの解決であり、便利の提供です。このどちらも機能がなければなりません。本が入らない本棚は役に立ちません。本が過不足なく収容できて初めて役に立ちます。本を収納するのに十分な

                                                  魅力がある人、役に立つ人|DaiTamesue為末大
                                                • 為末大さんアンジャッシュ渡部建の「豊洲出禁」に持論 メディアが「人を追い込んでいる…」:中日スポーツ・東京中日スポーツ

                                                  陸上男子400メートル障害で世界選手権2度の銅メダルを獲得した為末大さん(42)が2日、自身のツイッターを更新。豊洲市場の大手仲卸店で働き始めていたことが明らかになったアンジャッシュの渡部建(48)に関し、報道陣の現地取材が過熱したことから「豊洲出禁」の危機に立たされているという記事を添付し、持論を展開した。

                                                    為末大さんアンジャッシュ渡部建の「豊洲出禁」に持論 メディアが「人を追い込んでいる…」:中日スポーツ・東京中日スポーツ
                                                  • 率直なフィードバックを受け取るために|DaiTamesue為末大

                                                    言わないけれども思っていることで、率直なフィードバックを受け取れるかどうかが勝つためには大事だと書きました。その中で、プライドが高い人は率直なフィードバックを受けられないということを書きましたが、これはいったいどのようなメカニズムなのか考察してみたいと思います。 もちろん個人差も当てはまらない人も一定数いるという前提で大雑把にまとめてご説明します。プライドが高い人は環境に適応しプライドが高くならざるを得なかった背景を持っています。ではどのような環境に適応したのか。それは能力と自分の存在価値が一致した環境に適応したのだと思います。適応した結果、能力が高ければ高いほど自分には価値があり、低ければ低いほど価値がないという外からの評価と自分の価値が一致するという思考モデルが出来上がったのだと思います。 能力と自分の存在価値が一致した環境とは、親も周囲の大人もそう思っている環境のことです。親もまた能

                                                      率直なフィードバックを受け取るために|DaiTamesue為末大
                                                    • 為末大氏「月曜日のたわわ」広告に抗議の国連女性機関を批判 「国連が基準を持ち込むべきではない」(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース

                                                      陸上男子400メートルハードルの世界陸上2大会銅メダリストで、現在はスポーツコメンテーターを務める為末大氏が16日、自身の公式ツイッターを更新。今月4日付の日本経済新聞に掲載されたマンガ「月曜日のたわわ」(講談社刊)の広告に抗議した国連女性機関を批判した。 【写真】これが「月曜日のたわわ」主人公の女子高生・アイちゃん 為末氏はツイッターで、抗議を伝えるニュースを引用し、「多様性の議論は必ず『どの程度不快を許容できるのか』に到達します」とツイート。さらに「何を持って不快とするかは文化圏で違い、人権侵害などはまだしも国連が基準を持ち込むべきではないと思います」と、国連女性機関の抗議行動を疑問視した。 「月曜日のたわわ」は、漫画家・比村奇石が自身のツイッター上に毎週月曜日にアップロードしていたイラストで、2020年11月から「週刊ヤングマガジン」で連載が開始された。16年にはYouTubeとニコ

                                                        為末大氏「月曜日のたわわ」広告に抗議の国連女性機関を批判 「国連が基準を持ち込むべきではない」(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース
                                                      • 『「沈黙は賛同と言われ、反省」。為末大さんが、森喜朗氏の女性差別発言で「処遇検討を」と意見』へのコメント

                                                        沈黙を続けずに声を上げてくれてありがとう/男性やアスリートやスポーツに関わる人が差別されることになったら私も声を上げたい。

                                                          『「沈黙は賛同と言われ、反省」。為末大さんが、森喜朗氏の女性差別発言で「処遇検討を」と意見』へのコメント
                                                        • 再配分と根性論|DaiTamesue為末大

                                                          長文ファンの皆様おはようございます。年末ですから本当に長文です。今年一番気になったことは「社会の配分システム」でした。 スポーツには根性論というものがありますが、これを定義すると「リソースの制限を考えない思考体系」だと言えます。 典型例は「365日限界までやれば絶対勝てる。根性を出せ」のようなものです。 根性論の特徴には二つあります。 ①必要な要素の積み上げから限界を考える。限界からリソース配分を考えるのではない。 ②限界は思い込みである。限界を突破することで人は成長する。 ②に関してはあながち間違えていません。確かに限界だと思っているところまでやると人は成長することが多いです。だから根性論はやる気のある人もない人も一定の段階まで成長させる力を持っています。 しかし、根性論の問題点は限界が曖昧になることです。「必要なものは必要」と、大事そうなものを際限なくどんどん積み上げていってしまうので

                                                            再配分と根性論|DaiTamesue為末大
                                                          • 『為末大さんがスポーツを離れて「スポーツを嫌っている人や、憎んでいる人、やっていたけど傷ついている人が多くいる」と気づいた話』へのコメント

                                                            暮らし 為末大さんがスポーツを離れて「スポーツを嫌っている人や、憎んでいる人、やっていたけど傷ついている人が多くいる」と気づいた話

                                                              『為末大さんがスポーツを離れて「スポーツを嫌っている人や、憎んでいる人、やっていたけど傷ついている人が多くいる」と気づいた話』へのコメント
                                                            • 先生が経営するスポーツ組織が立ち行かなくなるのはなぜか|DaiTamesue為末大

                                                              スポーツの協会の多くは歴史的に教育の一環として発展してきたので、教育関係者、具体的には学校の先生によって運営されているところが少なくありません。ほぼ無償で土日にも活動するという先生たちの大変な労力に支えられてスポーツは成り立ってきました。 しかし時代の変化により教員の労働環境の改善が求められている中、協会運営またそのサポート業務はかなり教員の負担になっています。また一方で、スポーツの協会自体も変化を迫られています。スポーツの組織運営をより良くし、一部の人への負担を軽減するためにもまずは問題点の洗い出しということで、先生が運営する際に陥りがちな点を整理してみたいと思います。 1、ビジネスは後ろめたいことだという意識がある先生の一部には、「お金のために働くのは後ろめたいことだ」「稼ぐのは良くないことだ」と感じている人もいます。これが組織の発展を阻害したり、または歪めてしまっているように思います

                                                                先生が経営するスポーツ組織が立ち行かなくなるのはなぜか|DaiTamesue為末大
                                                              • 為末大氏がローンの審査落ち、大人気YouTuberでもクレカを持てず…フリーランス時代、金融機関も“信用”の尺度をアップデートすべき?(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

                                                                「ローンに落ちました。世知辛い世の中です。頑張って信用を積み上げます」。そんなツイートをしたのは、陸上日本代表としてオリンピックへの出場経験を持ち、現役を退いてからもスポーツコメンテーターとして活躍を続ける為末大氏(44)だ。 【映像】「ローン落ちました」社会的信用って一体? 住宅や自動車ローン、カードローンなど、貸付を受けるための審査は勤務先や年収、支払状況や借入金の有無といった「信用情報」によって判断されることになる。とはいえ、フリーランスや非正規雇用の人たちからは“審査に落ちた”といった悲鳴も少なくない。 政府が多様な働き方の定着を目指す中、400mハードルの日本記録保持者でもある為末氏でさえ乗り越えられなかった「信用」というハードル。 EXITの兼近大樹は「僕は18歳になってすぐにお金を借りて飛んでしまったので、お返しした後もしばらくはクレジットカードが作れないという状態が10年く

                                                                  為末大氏がローンの審査落ち、大人気YouTuberでもクレカを持てず…フリーランス時代、金融機関も“信用”の尺度をアップデートすべき?(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
                                                                • トランスジェンダーのアスリートがもたらしたもの|DaiTamesue為末大

                                                                  重量挙げで五輪史上初のトランスジェンダーアスリートであるローレルハバード選手が出場しました。結果は記録なしに終わりましたが、歴史的な瞬間になりました。選手はルールをクリアした上で出場しているので批判されるべきではありません。一方で、どうしても体力的に差がついてしまうトランスジェンダーアスリートの出場に関してはまだまだ議論が必要です。 トランスジェンダーアスリートが出場するかどうかがなぜ議論されているかというと、そもそも男女というカテゴリー分けがあるからです。カテゴリーがないなら誰もが参加すればいいだけです。スポーツでは男女、体重、障害の程度の三つがカテゴリー分けの基準になっています。もし性別カテゴリーを無くして仕舞えば、例えば男性の130kgと女性の50kgの柔道家が試合をすることになります。また、視覚障害がある選手と、晴眼者がサッカーをすることにもなります。しかし、それでは差がつき過ぎて

                                                                    トランスジェンダーのアスリートがもたらしたもの|DaiTamesue為末大
                                                                  • 決められない人|DaiTamesue為末大

                                                                    意思決定ができない人、または意思決定の質が低い人(ハズレが多い人)はいったい何が頭の中で起きているのでしょうか。私はその背景に優先順位が決められないことがあるのではないかと思っています。 優先順位を決めるとはどういうことでしょうか。例えば、100mの選手が来期の目標を立てています。今年は少しレースの前半でついていけなかったから筋力をつけて最初の加速を強化しよう、と考えます。いざそれを決めてコーチの元に持っていくと、こう言われます。 「いや、筋力も大事だけれどスタミナも大事だぞ」 なるほどと思い、走り込みを行なってスタミナをつけることも増やしました。またコーチの元に行くとこう言われます。 「いや、筋力もスタミナも大事だけれど技術も大事だぞ」 このように優先順位を付けない議論や思考は、結局全部をテーブルに乗せるだけの作業になることが多いです。結論も長文が書いてあり網羅的ですが、全部やろうという

                                                                      決められない人|DaiTamesue為末大
                                                                    • 「走る哲学者」為末大さんが息子に英才教育をしない理由「子どもの“余白”を奪ってはいけない」〈dot.〉

                                                                      世界陸上選手権2大会で銅メダルを獲得し、シドニー、アテネ、北京と3大会連続でオリンピックに出場した400メートルハードル日本記録保持者の為末大さん。「走る哲学者」と呼ばれ、これまで陸上競技のみならずビジネス向けの本も出版してきたが、10月に子ども向けの本をはじめて刊行した。タイトルは『生き抜くチカラ ボクがキミに伝えたい50のことば』。その内容は「『努力』は『夢中』に勝てない」といったアスリートならではの言葉だけではなく、「生き抜くためには、逃げてもいい」といった少しネガティブなものも入っている。なぜ、この本をつくろうと思ったのか。その深い理由を聞いた。

                                                                        「走る哲学者」為末大さんが息子に英才教育をしない理由「子どもの“余白”を奪ってはいけない」〈dot.〉
                                                                      • リスクを取ること Deportare Letterより|DaiTamesue為末大

                                                                        個人の成長を眺めていて、人生の前半は努力の影響が大きいと感じますが、人生の後半はリスクが取ることの影響が大きいと感じます。努力できることとリスクが取れることは違う能力です。旅に例えてみると、努力とはゴールが見え地図も見えている中で辿り着くために必死で歩を進めることです。一方でリスクを取るとはゴールは見えていても地図がない中で陸路か海路かを選ぶということです。いくら速く長時間移動できるようになっても海路か陸路かを選択する度胸とセンスは身につきません。 リスクを取る能力を高めるには、リスクを取る機会を増やすしかありません。驚くほど忍耐強くて努力家の人が、決断ができないということは十分に起こり得ます。 リスクを取るとは、突き詰めれば決めることです。だから決める経験をしないとリスクはいつまで経っても取れるようになりません。一方で生きていれば人は何かを決めてはいます。ではどのような状態で決めることが

                                                                          リスクを取ること Deportare Letterより|DaiTamesue為末大
                                                                        • 東京五輪“レガシー” 為末大が語る教訓「ビジョン」と「責任」 | NHK

                                                                          東京オリンピック・パラリンピックから1年。東京大会が私たちに残したレガシー=遺産に注目が集まっています。関連経費なども含めると、費用の総額は2兆3千億円あまり(※)。そのうち最も多くの資金が投じられた競技場などの「恒久施設」を取材すると、大会後の利用があまり進んでいない現状がわかってきました。東京大会が残したレガシーとは何なのか、未来につなげるために私たちが学ぶべき教訓は何か、陸上元日本代表で過去3回のオリンピックに出場した為末大さんに聞きました。 聞き手は首都圏情報ネタドリ!MC、合原明子キャスターです。 ※東京オリンピック・パラリンピック組織委員会発表の開催経費および東京都の関連経費などを合わせた額 “どんなレガシーを残すのか明確じゃなかった” あいまいに進んだ議論 合原「東京大会のためにさまざまな施設が新しく造られましたが、その“レガシー”としての現状をどう捉えていますか?」 為末「

                                                                            東京五輪“レガシー” 為末大が語る教訓「ビジョン」と「責任」 | NHK
                                                                          • 今の空気と戦時の空気は似てるのか|DaiTamesue為末大

                                                                            戦争に例えて最近の空気を説明されることがよくありますが、実際には戦時中はどんな空気だったのでしょうか。一般に言われるように、軍部主導で嫌がる国民を無理やり戦争に引きずっていき、戦争が苦しくなると軍部や政府が言論統制を行い言論を封殺したと言われますがそれは本当だったのでしょうか。 朝、目覚めると、戦争が始まっていましたという本があります。太平洋戦争が始まった翌日の知識人の文章をまとめたものです。意外なことに、多くの言論人が肯定的に捉えています。いくつかご紹介します。 「宣戦の詔書が渙発された。0時、明治製菓の二階で黙然として聞いていた。今日みたいに嬉しい日はまたとない。うれしいというか何というかとにかく胸の清々しい気持ちだ」黒田三郎(詩人) 「いよいよ来るべきものは来たのだ。みたわれとして一死報国の時がきたのだ。飽まで落ち着いて、この時を生き抜かん」青野季吉(文芸評論家) 「宣戦のみことのり

                                                                              今の空気と戦時の空気は似てるのか|DaiTamesue為末大
                                                                            • 成功体験の罠|DaiTamesue為末大

                                                                              長く競技を行うならば、どのように成功体験を克服するかが重要になる。成功体験は人を過去に縛り付け、固執させる。ここでいう成功体験は、幼少期に努力してうまくいって自信を得るといった体験とは違い、ある程度分別がつく年齢で目標も定め競技に労力も割いた結果、得られる成功体験のことを指す。私の競技人生を振り返ってみて、何か大きな落とし穴にはまってしまった時、元々の原因は成功の瞬間にあったと思わされることも多かった。 成功がもたらす害悪は三つある。 1、原因をわからなくする 2、変われなくなる 3、世間に賞賛される味を覚える 以下、ひとつひとつ説明してみる。 1、原因をわからなくする スポーツにおいて結果というのはあまりにも強力で、結果さえ出てしまえば全ては肯定される。それは言い換えると、いい結果が出たならば必ず勝利に貢献する何かをしていたはずだという発想に容易になってしまう。実際にはいい結果が出た時に

                                                                                成功体験の罠|DaiTamesue為末大
                                                                              • 「努力すれば成功する、は間違っている」為末大がプロとしてそう発言した"本当の理由" 成功する場所を見つけることが重要

                                                                                「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2020」のトークセッションに登壇した、株式会社侍代表取締役社長で元陸上選手の為末大さん=2020年2月7日、東京都 為末大「努力すれば成功する、は間違っている」の本当の意味 【山口】陸上400メートルハードルの為末大さんが、彼の哲学として「努力すれば成功する、は間違っている」と言ったことで炎上したりしていましたけど、彼が言うには日本のプロ野球って1軍登録選手が300人以上いて全員がプロとして食えているんですね。 つまり、野球の場合は日本国内において上位300人の中に入ればプロとして食っていけるわけです。一方で陸上競技を考えてみると、例えば100メートルスプリントとか400メートルハードルで「僕は日本国内で250位です」って自慢されても意味がわからないですよね。予選にすら出られない。 こういった種目で食おうと思ったらグローバルのトップ10に

                                                                                  「努力すれば成功する、は間違っている」為末大がプロとしてそう発言した"本当の理由" 成功する場所を見つけることが重要
                                                                                • 『オリンピックを終えたアスリートの方へ|DaiTamesue為末大』へのコメント

                                                                                  「今回のオリンピックは医療関係者や持病を持つ人からものすごく恨まれてるということも自覚して欲しい。」このブコメやばすぎでしょ。アスリートにそれを背負わせるの?自分がヤバいって事を自覚して。

                                                                                    『オリンピックを終えたアスリートの方へ|DaiTamesue為末大』へのコメント