独の元看護師、200人超殺害か 患者に薬物、蘇生させ「称賛されたかった」 産経新聞 12月10日(水)7時55分配信 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ北部の病院で、看護師の男(37)が薬物を過剰投与して多数の患者を殺害していた疑惑が浮上し、独メディアが「国内最悪の連続殺人事件」と報じるなど衝撃が広がっている。男は患者を重篤な状態に陥らせた上、自ら救うのが目的だったとされ、「称賛されたい」との強い欲求が犯行に駆り立てたとの見方が強まっている。 「すべておかしいと感じたの」。犠牲者の遺族の女性(36)は独メディアにこう語る。かつて北部デルメンホルストの病院で治療を受けていた女性の母親は、容体が改善していたのに突然、死亡した。不審に思った女性はその後、警察に届け出たという。 女性の母親ら患者5人に対する殺人・殺人未遂罪に問われているのは、この病院の元看護師の男だ。警察は男が勤めていた2003〜