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藤原正彦の検索結果1 - 40 件 / 45件

  • 藤原正彦『国家の品格』

    藤原正彦『国家の品格』 昨年(2006年)、ベストセラーになったこの新書を今頃読んでいるのは相当恥ずかしいです。恥ずかしい思いをして通勤電車などで読みました。新書カバーとかかけて、ですね。 内容を大ざっぱにまとめると、次のようなものになります。 「論理」を中心にした近代的合理精神には限界がある。新自由主義も共産主義も民主主義も自由も平等もそれらが生み出したもので、今日の世界のいたるところで破たんを生じている。 その原因は「論理」を軸にしているから。論理はある条件下では問題を正しく導くが、それを忘れて万能薬のように扱うと大間違いに至る。 大事なのは「論理」ではなく、「情」や「形」であり、それを大事にしている文化はまさに日本文化である。これらの情緒を育む形が武士道精神だ。いまの日本はこれが廃れてしまった。 日本はこれらの文化を大事にし「品格ある国家」を再建し、世界の危機を救う聖なる使命を果たす

    • 藤原正彦の脳内ヒストリーによると1980年代にはいじめ自殺はほとんどなかったらしい。 - シナトラ千代子

      たいへんにお花畑な時代だったようです。 ○http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/seiron/34073/ でも君の生まれたころ、いじめによる自殺はほとんどありませんでした。生命の尊さを皆がわきまえていたからではありません。戦前、生命など吹けば飛ぶようなものでしたが、いじめで自殺する子供は皆無でした。 戦前と80年代とをいっしょにする感覚も驚きですが、80年代なかばにいじめ問題がおおきく扱われていたことは脳内でスルーしているようです。20年前ではなく、200年前の話でしょうか。 いやもしかすると、わたしの記憶している80年代とは違うのかもしれません。なので、ちょっと調べてみました。 80年代のいじめ問題 以下強調は引用者。 ○朝生namadas 1985年頃から、いじめが大きな社会問題として取り上げられるようになった。同年だけで、いじめに

        藤原正彦の脳内ヒストリーによると1980年代にはいじめ自殺はほとんどなかったらしい。 - シナトラ千代子
      • すごいよ!藤原正彦先生!(あと水間政憲も) - 解決不能

        上野にパンダ、半数以上が「反対」 都庁などに抗議相次ぐ - MSN産経ニュース パンダの貸与を有識者はどうみているのか。 「国家の品格」の著書で知られる藤原正彦・お茶の水女子大教授は「日本が恩義を感じる必要はない。中国は外交の上手い国だから日本は用心しなければならない。リンリンの死んだタイミングが良すぎることが不可解だ」と話す。 バカや…。ホンマモンのバカや…。暗殺されたと言いたいんだろうが、さすがにそこまでは自分の中でブレーキがかかったようだ。でもどっちにしろダダ漏れですからw それにさー、タイミングが良すぎることが不自然だってンなら理解出来るか、不可解って何だよw タイミングが良い事は理解するような類のモンじゃねーだろw 週刊新潮 5月15日号 32〜33ページ『「タイミングが良すぎる」ので流れる「リンリン暗殺説」』 近代史研究家の水間政憲氏が首を傾げる。 「おかしいですよね。確かに人

          すごいよ!藤原正彦先生!(あと水間政憲も) - 解決不能
        • 正義をふりかざす日本人  藤原正彦

          数学者・お茶の水女子大名誉教授の藤原正彦氏=令和4年11月17日、東京都内日本人は正義をふりかざすのが大好きになったらしい。国会ではここ半年ほど、どの政治家が旧統一教会とどんな関係があったか、大臣たちの領収書や政治資金に関する不始末などに口角泡を飛ばしている。新聞、テレビ、週刊誌などメディアも持ち前の正義感を発揮し騒ぎ立て、野党は鬼の首を取ったように与党に詰め寄る。ここ数年を振り返っても、森友学園、加計学園、桜を見る会で一年も騒いだり、議員の金や女やポリティカル・コレクトネス(PC)に関するスキャンダルについて探偵ごっこに興じたりしてきた。 国会審議の中身のなさには呆れるが、政治の中枢を担う有能な人材として選ばれたはずの大臣が片端から馬脚を露わすのを見ると、政治家の劣化を思い知らされる。選挙で勝つには金や組織が必要なため、高潔高見識の人は全国津々浦々にいても政治家になるのは難しいのだろう。

            正義をふりかざす日本人  藤原正彦
          • ヘボヲチャーが藤原正彦、内田樹、イケダハヤトを見て気づいた共通点

            藤原正彦。 内田樹。 イケダハヤト。 ここ数年くらい「とりあえず一躍脚光を浴びた」感のある人間を見てきたけど、 この3人だけは「なんだかなあ」という感じでいつも見ていた。 一躍脚光を浴びたけど、いつの間にかフェードアウトしてった藤原先生と内田先生。 そして、なんか読者の失笑を一身に浴びつつ、フェードアウトしつつあるイケハヤ師。 藤原正彦。かの有名な「国家の品格」の著者。 本についてはもう色んなところから突っ込みを受けた挙句、気付いたら保守の論客みたいな感じで持ちあげられたのはいいけど、 あの人今どうしてんだろうみたいな感じの人。 品格本以降、全ての段落に突っ込みどころを搭載したクラスター爆弾を投下してくれていた。 たぶん割と高位の老害。 内田樹。代表作はたぶん「ハシズムを許すな」だと思われる。自称思想家兼武道家の本業翻訳家兼実業家。チラシの人や精神科医のお友達。 橋下選挙のときにちょこっと

              ヘボヲチャーが藤原正彦、内田樹、イケダハヤトを見て気づいた共通点
            • 榊原英資×西部邁×藤原正彦公開討論会「今、日本人に求められるもの」レポ - 荻上式BLOG

              7月1日、新宿紀伊国屋ホールにて行われた、榊原英資×西部邁×藤原正彦公開討論会「今、日本人に求められるもの」(『表現者』刊行一周年記念公開討論会)に行ってまいりました。その模様を簡単にレポします。 富岡幸一郎(司会) 『表現者』刊行一周年記念ということで、「今、日本人に求められるもの」という内容の討議したい。『表現者』は真正保守。保守論壇とは一線を画し、独自のスタンスを貫いている。現在、小泉内閣が最後の時期を迎えている。まずは小泉構造改革とはなんだったのかを考えてみたい。ちょうど昨日、ブッシュ大統領と日米同盟の再確認をした。そこで産経新聞は、日米同盟が強化されて日本がようやく普通の国になったと書いた。冗談じゃないと思った。日本は本当に主権国家なのかというのは疑問で、戦後日本はこの60余年間、アメリカ型近代化、アメリカナイザーションによって日本人の伝統など、さまざまなものが破壊されてきたので

                榊原英資×西部邁×藤原正彦公開討論会「今、日本人に求められるもの」レポ - 荻上式BLOG
              • FTと昼食を 「国家の品格」藤原正彦さんと─フィナンシャル・タイムズ(1)(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

                FTと昼食を 「国家の品格」藤原正彦さんと─フィナンシャル・タイムズ(1) 2007年3月23日(金)22:32 (フィナンシャル・タイムズ 2007年3月9日初出 翻訳gooニュース) FT東京支局長デビッド・ピリング 電車はゴミゴミした東京をすり抜けて、緑豊かな長野の高地へと向かっていく。私は、これから会うその人が書いた『国家の品格』をパラパラめくる。 「悪名高い」藤原正彦氏(「悪名高い」と呼んだのはご本人であって、筆者ではない)は、東京の話題の的だ。薄い新書として発表した『国家の品格』は日本国内で200万部以上を売り上げ、売上トップの『ハリー・ポッター』に次ぐベストセラーとなった。魔法学校よりもやや重厚なテーマを扱った本にしては、悪くない成績だ。数学者転じて社会評論家となった藤原氏は、西洋式の論理や合理性の限界について考察し、日本が武士道精神に戻るべきだと説き、さらには自然に

                • 藤原正彦『日本人の誇り』の細かい日本スゴイ・テクニック - 虚構の皇国

                  原稿を書くために藤原正彦『日本人の誇り』(PHP新書、2011年)を読んでいて、こんな一節に出くわした。 著者がお茶の水女子大学で教鞭をとっていた時、一年生対象の読書ゼミをうけもったという。そこで「日本はどういう国と思いますか」という質問したところ、ネガティブな答えしかかえってこなかった。 藤原センセイは「日本中のほとんどの若者が自国の歴史を否定しています。その結果、祖国への誇りを持てないでいます。意欲や志の源泉を枯らしているのです」とまとめた上で、さらにつぎのように質問したという。 「それでは尋ねますが、西暦五○○年から一五○○年までの十世紀間に、日本一国で生まれた文学作品がその間に全ヨーロッパで生まれた文学作品を、質および量で圧倒しているように私には思えますがいかがですか」 これで学生達は沈黙します。私はたたみかけます。 「それでは、その十世紀間に生まれた英文学、フランス文学、ロシア文

                    藤原正彦『日本人の誇り』の細かい日本スゴイ・テクニック - 虚構の皇国
                  • 藤原正彦が言い当てた日本サッカーが勝てない理由…守備陣のダッシュ力がない限り、永遠に世界には太刀打ちできない : footballnet【サッカーまとめ】

                    藤原正彦が言い当てた日本サッカーが勝てない理由…守備陣のダッシュ力がない限り、永遠に世界には太刀打ちできない カテゴリ芸能・ゴシップ系日本代表 Tweet 1: 玉木 ★@\(^o^)/ 2014/08/05(火) 19:52:30.96 ID:???0.net http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140805-00000013-nkgendai-socc その指摘に膝を打ったファンも多かったことだろう。 数学者で「国家の品格」など、多くの著書がある藤原正彦氏(71=お茶の水女子大名誉教授)は、サッカー少年だったという。だからサッカーに詳しいのだろう。週刊新潮の連載コラム「管見妄語」(7月31日号)において、W杯に惨敗した日本の欠陥をズバリ突いていた。要約するとこうである。 まったく守備をしない怠惰なメッシが世界一の名選手と言われるのは、確実なシュート力

                      藤原正彦が言い当てた日本サッカーが勝てない理由…守備陣のダッシュ力がない限り、永遠に世界には太刀打ちできない : footballnet【サッカーまとめ】
                    • 藤原正彦教授、こういう手合いが蔓延する社会がお望みですか。退職慰労金10億円超 関電会長 魁!清谷防衛経済研究所 ブログ分室/ウェブリブログ

                      関西電力の秋山喜久・前会長(74)への退職慰労金が、10億円を上回りそう、とのことです。 民間企業とはいえ、他に競合がいない独占企業。普通の業界ならば独禁法違反です。言わば半ば公務員のような仕事をしてきた訳です。 無論、民間企業ですから、株主代表訴訟などのリスクは負っているわけです。また経営の手腕によって業績も上下はするでしょう。 が、このような巨額の慰労金が必要なのでしょうか。ぼくはそうは思いません。 このような巨額の慰労金が決定されたのは、現在の経営陣が後は将来は自分たちも同様な恩恵にあずかりたいと、思っているからでしょう。 彼らは秋山氏の部下だったわけで、頭も上がらないのはむべなるかな、というところでしょうか。 役員のお手盛りを防止するのは株主の義務であり、また権利であるはずです。何故同社の株主、ことに大株主たちは黙っているのでしょう。その10億円を配当に回せ、設備投資に使え、人材に

                      • 東京新聞 - 教育基本法改正案 お茶の水女子大教授 藤原正彦氏に聞く

                        • [書評]祖国とは国語(藤原正彦)・父への恋文(藤原咲子): 極東ブログ

                          流れる星は生きている(藤原てい)で、当時26歳の藤原ていは、6歳の長男正宏、3歳の次男正彦、1か月の長女咲子を連れて壮絶な満州から引き揚げた。「祖国とは国語」(藤原正彦)はその次男、「父への恋文―新田次郎の娘に生まれて」(藤原咲子)はその長女が、それぞれ、それから半世紀の時を経て書いた作品である。 「祖国とは国語」は、数学者藤原正彦が雑誌などに書いたの軽妙なエッセイをまとめたものだが、なかでも雑誌「考える人」に掲載された「満州再訪記」が満州引き揚げに関連して興味深い。彼は、半世紀の年月を経て、彼は自分が生まれた満州の地を母と訪れたかったというのだ。帯の引用がよく伝えている。 混乱の中で脱出した満州の地を訪れることは、長い間、私の夢であった。母の衰えが目立つようになったここ数年は、早く母と一緒に訪れなくては、と年に何度も思った。母が歩けなくなったり、記憶がさらにおぼろになったら、二度と私は、

                          • bewaad institute@kasumigaseki(2006-04-20) 藤原正彦「国家の品格」

                            ■ [pseudos][book]藤原正彦「国家の品格」 よく売れているというので読んでみたのですが、原義どおりのトンデモ本です。つまり、著者の意図と異なる文脈で大いに楽しめます。どういう趣旨でそのようにいえるのか、まずは前書きの紹介から。 数年前はアメリカかぶれだったのですが、次第に論理だけでは物事は片付かない、論理的に正しいということはさほどのことでもない、と考えるようになりました。数学者のはしくれである私が、論理の力を疑うようになったのです。そして、「情緒」とか「形」というものの意義を考えるようになりました。そんな頃、四十代前半でしたか、イギリスのケンブリッジ大学で一年ほど暮らすことになりました。(略)論理を強く主張する人は煙たがられていました。以心伝心や腹芸さえありました。同じアングロサクソンとは言っても、アメリカとはまったく違う国柄だったのです。そこでは論理などより、慣習や伝統、

                            • 藤原正彦 著『スマホより読書』より。算数より国語。論理より情緒。 - 田舎教師ときどき都会教師

                              藤原 最近、日本の小学校で児童一人につき一台、タブレット(電子端末)を配っている、と聞いたときは目の前が真っ暗になりました。教科書をなくす第一歩と思います。小学生から教科書も読まず、自由にタブレット画面に没頭させたら、本の世界に対する憧れなど生まれようがない。「本嫌いの子供を量産する」という亡国の教育に、文科省も教師も親も命懸けで邁進しているのです。 (藤原正彦『スマホより読書』PHP文庫、2023) こんばんは。先日、クラスの子が山岡荘八の『徳川家康』を読んでいて驚きました。全26巻。世界最長の小説のひとつとして「ギネスブック」に認定されている超大作です。聞くと、父親が山岡荘八のファンだそうで、クリスマスに全巻買ってもらったとのこと。さっそく山岡荘八の甥っ子の娘さんにそのことを伝えたところ、「すごい小学生!」「私も読んでいないのに」と返ってきてちょっとうけました。そうか、 読んでいないの

                                藤原正彦 著『スマホより読書』より。算数より国語。論理より情緒。 - 田舎教師ときどき都会教師
                              • 藤原正彦の品格、国家の品格

                                藤原正彦の品格 ・・・勘違いと大風呂敷・・(本書の言葉より) 時代錯誤の数学者 藤原正彦氏のベストセラー「国家の品格」は、〇六年五月一一日現在「バカの壁」より58日早い190日で200万部を達成したそうだ。確かに一見、わかりやすい内容である。 藤原氏の国語教育に関する考え方などには同意できる部分が少なからずあった。しかし残念なことに、本書は数学者とは思えない杜撰な論理と浅薄な知識、アナクロニズムによって書かれた本であると云っても過言ではない。 まえがきの末尾に「品格なき筆者による品格ある国家論、という極めて珍しい書となりました」と書かれている。「品格なき筆者」とは藤原氏が謙遜の気持ちで書かれたのだろうが、決して謙遜されるには及ばない。まさにそのとおりだと思う。 「遺伝学のダーウィン」と述べるなど、信じられないような誤りもあるが、もっとも気になるのは本書に一貫した、論理の杜撰さと、

                                • 好きなだけ検便容器を壊せばいい/藤原正彦と特攻の精神 | 性・宗教・メディア・倫理

                                  はじめに) 反近代。 論理より情緒。 民主主義より武士道。 家族→地域→郷土→国家への“愛” 世界からの尊敬への欲求、世界を導く日本(の私)。 その全てがあった。 その時代の実相と結末を忘れ、「父」「母」の喪失を受容できない固着した想いという私情の産物を“国家”の名で包装した書籍が受け入れられる。(参照:新田次郎によろしく/『国家の品格』への道) その時代の結末が民衆に示したはずの教訓を忘れて、もうすぐ、“国と郷土を愛する”義務教育が始まろうとしている。 ******** 以下の冗長な私の文章にウンザリという方、つまらなそうだと感じた方へ。 書いている本人が申すのも何ですが、読まなくて結構です。 『ねじ曲げられた桜』大貫恵美子著(岩波書店)定価4200円を読んでください。(⇒ライフログへ追加しておきました) 書店にお勤めの方は、『国家の品格』の平積みはトイレの個室に入れて置いて、『ねじ曲げ

                                    好きなだけ検便容器を壊せばいい/藤原正彦と特攻の精神 | 性・宗教・メディア・倫理
                                  • 『国家の品格』藤原正彦(新潮社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

                                    →紀伊國屋書店で購入 「新書の「品格」について」 藤原正彦『国家の品格』(新潮新書)は、昨秋の刊行以来、各書店で売上ベスト1を記録しつづけている大ベストセラーである。「大好評100万部突破」と版元はイケイケだ。ぼくのまわりでも、何人ものひとたちが同書の読者となっている。何冊もまとめて買って、ぜひ読むようにと周囲に配るひとまで現れた。タダゴトではない。 同書における藤原の主張は単純明快である。まず日本の「本来」の姿を「情緒と形の文明」と規定する。同時に、今日の日本は本分を見失い、ゆえに「品格」が失われているとの認識を示す。その原因は、国際化という名のアメリカ化にある。藤原のいうアメリカ化とは、「論理」と「合理性」すなわち近代合理主義の別名である。そして、バブル崩壊後の日本社会を跋扈している「改革」は「論理」と「合理性」にもとづくがゆえに、日本社会の荒廃を食い止めることはできない。いま「日本人

                                      『国家の品格』藤原正彦(新潮社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
                                    • 藤原正彦 - Wikipedia

                                      藤原 正彦(ふじわら まさひこ、昭和18年(1943年)7月9日 - )は、日本の数学者。お茶の水女子大学名誉教授。専門は数論で、特に不定方程式論。エッセイストとしても知られる。 妻は、お茶の水女子大学で発達心理学を専攻し、カウンセラー、心理学講師そして翻訳家として活動する藤原美子。気象学者の藤原咲平は大伯父(父方祖父の兄)、美容家のメイ牛山は遠縁(父方祖父の姉の子の妻)に当たる。 略歴[編集] 戦後いずれも作家となった新田次郎、藤原てい夫妻の次男として、満洲国の首都新京に生まれる。ソ連軍の満洲国侵攻に伴い汽車で新京を脱出したが、朝鮮半島北部で汽車が停車したため、日本への帰還の北朝鮮から福岡市までの残り区間は母と子3人(兄、本人、妹)による1年以上のソ連軍からの苦難の逃避行となった。母・藤原ていのベストセラー『流れる星は生きている』の中でも活写されたこの経験は、本人のエッセイの中でも様々な

                                      • Amazon.co.jp: 数学者列伝 天才の栄光と挫折 (文春文庫 ふ 26-2): 藤原正彦: 本

                                          Amazon.co.jp: 数学者列伝 天才の栄光と挫折 (文春文庫 ふ 26-2): 藤原正彦: 本
                                        • 内田樹 藤原正彦 市民のための環境学ガイド

                                          今回はいささか変わった形式になりました。技術的・科学的なことよりも、もっと重要なことがいくつもあるということも、ときには書かないと、といった調子でしょうか。 内田氏による情報難民の指摘 朝日新聞の「私の紙面指標」欄に掲載された内田樹氏の論説は、最近、問題だと思うポイントを鋭く突いたものであった。 「情報格差が拡大している」。この文章から始まる。被災地でのデジタルデバイドの話か、などと思うが、中身は全く違う。ある特定の考え方に固執する余り、良質な情報をはじめから拒否してしまい、ジャンク情報しか信じられなくなっている人を「情報難民」と呼んでいる。 このような新たな「情報難民」が発生したことには、インターネット系の情報量の爆発と、新聞情報の劣化、という2つの原因があるが、もう一つ、決定的な要因がある。 それは、そのような情報の良否を判断できない人の特徴であるが、「話を単純にしたがること」であり、

                                          • 【読書】国家の品格/藤原正彦 論理的に正しいことと善悪は別次元 - aichikenminの書斎

                                            論理を展開するためには自ら出発点を定めることが必要で、これを選ぶ能力はその人の情緒や形にかかっています 国家の品格 (新潮新書) 新品価格 ¥734から なぜいまさら読み返そうと思ったか。 著者が無私の日本人の解説を書いていたから。 なぜ気になったのだろうか。 日本の品格が問われていると感じたからだろうか。 偽装、詐欺、そんな言葉が新聞を覆い尽くしている。 そうまでして、金を稼ぎたいのか。 資本主義と市場原理に追い込まれすぎているのだろうか。 人のことを考えずに自分だけ良ければそれでいいという利己主義が強すぎるのではなかろうか。 品格という言葉はそれを定量的に測るのが難しい。 逆にお金の多い少ないは見ればすぐわかる。 目に見える、比べやすいものを目標にするのは合理的である。 しかしながら本質は見失いやすい。 我々は幸せに生活するために生きているのであって、お金を稼ぐために生きているのではな

                                              【読書】国家の品格/藤原正彦 論理的に正しいことと善悪は別次元 - aichikenminの書斎
                                            • 藤原正彦がまるでネトウヨみたいな件。

                                              先日、数学者の藤原正彦さんが、NHKの「100分de名著」っていう番組に出演していたんですが、典型的な老害っていうか、あまりにも偉そうで上から目線の態度に、私はすごくウンザリしてしまいました。 それで気になって調べてみたんですけど…、近頃は新しくこんな本を出しているみたい。 「日本人の誇り」文春新書 http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%AA%87%E3%82%8A-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%97%A4%E5%8E%9F-%E6%AD%A3%E5%BD%A6/dp/4166608045 ネットで各所の書評を読んでみると、この本のなかでは、どうやら、「太平洋戦争は正しかった」「東京裁判を否認するべき」と言っていたり、その上「南京大虐殺はなかった」と

                                                藤原正彦がまるでネトウヨみたいな件。
                                              • コミュニタリアン、藤原正彦先生への年賀状 - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

                                                インスパイヤもと http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/seiron/34073/ ■人類が誇れるバンド生んだ邦楽 ≪してはいけないこと≫ 新年おめでとう。君にとって、日本そして世界にとって、今年が昨年より少しでもよい年になるように祈っております。といっても、少しでもよい年にするのは実は大変なことです。 君の生まれたころに比べ、わが国の邦楽シーンは比較にならないほど悪くなっています。P2Pの激増もあり、世界で飛び抜けてよかった売り上げがここ10年ほどで一気に崩されてしまいました。 ロックンロールの方も大分低下しました。君の生まれたころ、日本のロックを勝手に背負ったりライブでの口パクもありませんでした。ロッキンオンジャパンに載っていれば何でもよい、などと考える人はいませんでした。 ロックンロールの低下は若者だけではありません。J-POPがら

                                                  コミュニタリアン、藤原正彦先生への年賀状 - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」
                                                • 藤原正彦『遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』|読書旅vol.76 - FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

                                                  三笘薫選手のプレミアリーグ・デビューを祝して、引き続き舞台はイングランドです。『ロンドン生活はじめ! 50歳からの家づくりと仕事』の次は、『遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』(1991年/新潮文庫)を選んでみました。 ちなみに、三笘選手の移籍先はブライトン。前回がロンドンで、今回がケンブリッジだと、どんどん港町ブライトンから離れてしまいますが、細かいことは気にせず進めましょう。 数学嫌いでも楽しめる一冊 タイトルから窺える通り、本書は数学者によるケンブリッジ大学での武者修行記録です。恥ずかしながら、数学はおろか算数の時点で脱落した私は、こういう機会でもない限り表題を見た時点で敬遠していたと思います。著者である藤原正彦さんのお名前も存じ上げませんでした。 藤原さんのWikipediaで、専門は数論、特に不定方程式論と知ったところで、〈はて、数論? 不定方程式論とは?〉みたいな感じ。だ

                                                    藤原正彦『遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』|読書旅vol.76 - FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~
                                                  • 藤原正彦の喪失と成熟への渇望 | 性・宗教・メディア・倫理

                                                    新田次郎によろしく/『国家の品格』への道・ソープへ行け!に引き続いて。 教育基本法の改正(or悪)に纏わって語られる、愛国心、国家を求める言説。 一貫性もなく、事実としてもせいぜい明治までしか遡れない「伝統」への奇妙に浮ついた憧憬。 何が、それらを必要とさせるのか。 藤原正彦さんと江藤淳を通じての考察。 (1)喪失/父 敗戦は「父」の喪失だった。父の死ではなく、父が生き残ったことによる喪失。 幼すぎた藤原さんには、喪失される以前の記憶はなく、喪失という状態が所与のものとして経験された。 記憶が明確になるのは、帰国後の4歳ころ(威厳維持60p)。 父は係長で、課長以上の住める官舎に特別に入居していたため、周囲は上司の家族。 “「あなたがいつまでたっても課長になれないから、子供たちまでバカにされる」”(62p)と妻になじられる。 “母の毒のこもった批評に対し、父が余り反論しないのが私には不思議

                                                      藤原正彦の喪失と成熟への渇望 | 性・宗教・メディア・倫理
                                                    • 藤原正彦・小学校英語教育反対

                                                      2006.3.12,国家の品格

                                                        藤原正彦・小学校英語教育反対
                                                      • 藤原正彦氏 小学校では英語より国語を徹底的に勉強するべき

                                                        ジャーナリスト・櫻井よしこ氏がキャスターを務めるインターネット番組『言論テレビ「櫻LIVE」』から、同番組の協力のもと、藤原正彦氏との対談のエッセンスを紹介しよう。藤原氏はお茶の水女子大学名誉教授で、数学者、エッセイストとして知られ、『国家の品格』のベストセラーを持つ。「日本人の品格」や「教育問題」などを櫻井氏と語り合った。 * * * 櫻井:私たち日本人が、21世紀の世界をリードする価値観を提示しうるんじゃないかと思うんですが、藤原さんどうですか。 藤原:日本人の品格っていうのは色々ありますね。例えば情緒深いとか、道徳が素晴らしいとか。 櫻井:人を思いやる気持ちですね。優しさです。 藤原:最近、世界の人たちがそれをわかってきました。日本はすごい、欧米よりもはるかにすごいということをですね。だから最近では、世界で一番訪れたい都市が京都になって、一番住みたい街が東京になっているんです。 櫻井

                                                          藤原正彦氏 小学校では英語より国語を徹底的に勉強するべき
                                                        • 好きなだけ検便容器を壊せばいい/藤原正彦と特攻の精神 | 性・宗教・メディア・倫理

                                                          はじめに) 反近代。 論理より情緒。 民主主義より武士道。 家族→地域→郷土→国家への“愛” 世界からの尊敬への欲求、世界を導く日本(の私)。 その全てがあった。 その時代の実相と結末を忘れ、「父」「母」の喪失を受容できない固着した想いという私情の産物を“国家”の名で包装した書籍が受け入れられる。(参照:新田次郎によろしく/『国家の品格』への道) その時代の結末が民衆に示したはずの教訓を忘れて、もうすぐ、“国と郷土を愛する”義務教育が始まろうとしている。 ******** 以下の冗長な私の文章にウンザリという方、つまらなそうだと感じた方へ。 書いている本人が申すのも何ですが、読まなくて結構です。 『ねじ曲げられた桜』大貫恵美子著(岩波書店)定価4200円を読んでください。(⇒ライフログへ追加しておきました) 書店にお勤めの方は、『国家の品格』の平積みはトイレの個室に入れて置いて、『ねじ曲げ

                                                            好きなだけ検便容器を壊せばいい/藤原正彦と特攻の精神 | 性・宗教・メディア・倫理
                                                          • TPP推進論者の議論は“国民を欺く詐術ばかり”と藤原正彦氏

                                                            世界はこれからどこへ向かうのか――現在、新たな世界秩序が模索される中で、日本の選択も問われている。『国家の品格』『日本人の誇り』など数々のベストセラーを持つ藤原正彦氏は、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題について解説する。 * * * TPP推進論者の議論は、国民を欺く詐術ばかりです。 彼らは当初、農業問題に焦点を当てました。ところが、反対派から農業以外の大問題を指摘されると、今度は開国により東南アジアの成長を取り込むべきだと言い始めました。 しかし、日本は加盟予定9か国のうち米豪ニュージーランドを除く国々と、すでに2国間の自由貿易協定(FTA)を結んでいます。だからTPPにメリットはないと反論されると、新聞各紙は内閣府の試算をもとにTPPの経済効果を「GDPが2.7兆円増える」と報じました。しかしこれは10年間トータルの数字で、1年あたりだと対GDP比で1%の20分の1に過ぎません

                                                              TPP推進論者の議論は“国民を欺く詐術ばかり”と藤原正彦氏
                                                            • ☆お知らせ☆ 藤原正彦先生との対談(前編)一挙公開!!

                                                              藤原正彦先生との対談(前編)を「城内実関連文章等」に追加しました。以下をクリックしてご覧になって下さい。 「逓信『耀』6月号、藤原正彦vs城内実、日本人が自信と誇りを取り戻すために 国柄、美しい自然は心のささえ」 なお、PDFファイルにてご覧になれない方のために、文章を下に貼り付けました。長くてごめんなさい。みなさんのご意見お待ちしております。あと政治ブログランキングのクリックもあわせてお願いします。 対談 『国家の品格』の著者 藤原正彦 お茶の水女子大学理学部教授 城内実 前衆議院議員・拓殖大学客員教授 「日本人が自信と誇りを取り戻すために 国柄、美しい自然は心の支え」 小泉・竹中構造改革路線を問う 城内 今日の話の中心は、小泉・竹中構造改革路線は一体何だったのかになろうかと思います。振り返れば、目茶苦茶な郵政解散選挙で、小泉チルドレンが大量に当選して衆議院で自民党が三分の二以上を占め、

                                                                ☆お知らせ☆ 藤原正彦先生との対談(前編)一挙公開!!
                                                              • 新内閣で国の美しさ増す─藤原正彦氏の頭頂部観測で判明 - bogusnews

                                                                安倍新内閣発足から2週間。「美しい国」を掲げる総理の尽力が、はやくも実を結びつつある。科学的調査の結果、 「国の美しさが増している」 ことが、このほどあきらかになった。安倍首相の理念の正しさが科学的に証明されたかっこうだ。 調査を行ったのは計測機器メーカー大手のキーエンス。政府の依頼を受け、安倍氏首相就任前と就任後、2回にわたって「国家の品格」をあらわす数学者・藤原正彦氏の頭の美しさを専用照度計で計測した。 その結果、 就任前:1200ルクス 就任後:2800ルクス 注)バーコードをはねのけて計測 と、美しさが確実に進行していることがわかった。特定の人物の総理就任で国が美しくなることが確認されたのは人類史上初めて。「キリスト、または文鮮明氏に並ぶ奇跡」として各界に尊崇の想いを呼んでいる。 報告を受けた山谷えり子内閣府政務官は、 「総理の努力がジェンダーフリーの闇を打ち砕き、国をあまねく照ら

                                                                  新内閣で国の美しさ増す─藤原正彦氏の頭頂部観測で判明 - bogusnews
                                                                • Amazon.co.jp: 日本人の誇り (文春新書): 藤原正彦: 本

                                                                    Amazon.co.jp: 日本人の誇り (文春新書): 藤原正彦: 本
                                                                  • BLOG「芦田の毎日」: 藤原正彦『国家の品格』 ― 講演会を開催しました。

                                                                    藤原正彦『国家の品格』 ― 講演会を開催しました。 2006年04月23日 月曜日17日、ベストセラー『国家の品格』の著者:藤原正彦氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E6%AD%A3%E5%BD%A6)を東京工科専門学校にお呼びして講演会を開いた。 校舎地下のテラホールは満杯で、養老孟司(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%8A%E8%80%81%E5%AD%9F%E5%8F%B8)、寺島実郎(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E)の講演会記録を抜いて大盛況だった。肝心の私はフレッシュマンキャンプ(http://www.ashida.info/blog/2006/04/post_142.html#

                                                                    • 日本軍を批判するマスコミが戦前に行っていたこと「日本人の誇り」藤原正彦:本ナビ

                                                                      日本軍を批判するマスコミが戦前に行っていたこと「日本人の誇り」藤原正彦 2015/08/20公開 2024/05/11更新 本のソムリエ [PR] Tweet 【私の評価】★★★★☆(81点) 要約と感想レビュー 戦前の日本人が持っていた誇り 藤原さんの「日本人の誇り」は、戦前の日本人が持っていた誇りです。アジア諸国が欧米の植民地となる中で、国家の独立を維持し続け、欧米諸国に挑戦したのは日本だけでした。結果して日本は戦争に敗れましたが、その自主独立の志に影響され、その後、多くのアジア諸国が植民地から独立したのです。 中国共産党や日本の共産主義者は、日本軍と国民政府軍を戦わせて弱体化させることで、ソ連が満州へ侵攻しやすくさせるというスターリンの戦略にしたがって工作活動を行っていました。昭和の初め頃から、中国共産党は、日本軍人や日本人居留民を虐殺するなど挑発を続けていたのです。現在の尖閣諸島の

                                                                      • 「トランプ氏の物言いは芸風」…藤原正彦さん : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

                                                                        数学者の藤原正彦さんと作家でエッセイストの阿川佐和子さんが7日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、予測不能な時代の生き方について議論した。 阿川さんは人々の間に不安が広がっていることについて「時間に追われ、多くの人が身の回りのことしか考えられなくなっている」と話した。一方、アメリカのトランプ大統領が世界を混乱させていることに対し、藤原さんは「彼の物言いは芸風と、ビジネスマンとしての揺さぶり。いちいち本気にしなければいい」と述べた。

                                                                          「トランプ氏の物言いは芸風」…藤原正彦さん : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
                                                                        • ぶく速 新田次郎の“未完小説”を次男で数学者の藤原正彦さんが完成 「ようやくおやじの敵を討った」

                                                                          1 名前:流れる星は生きている ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 15:40:15.37 ID:???0 新田次郎:未完小説を次男が完成 「ようやく敵を討った」 山岳、歴史小説の大家、新田次郎(1912?80年)の未完の作品を、次男で数学者・作家の藤原正彦さん(69)が完成させた。 29日に父子の合作として、文芸春秋から刊行される。引き継いだ取材を三十余年がかりで結実させた藤原さんは 「ようやくおやじの敵を討った」と喜んでいる。【栗原俊雄】 新田は毎日新聞朝刊で小説「孤愁(こしゅう)<サウダーデ>」を連載中の80年2月15日、 心筋梗塞(こうそく)のため自宅で倒れ、藤原さんの腕の中で息を引き取った。 すでに多数のベストセラーがあったが、「孤愁」については「20年も構想を練っていて、『代表作にする』と言っていた」という。 藤原さんは「悲しみ

                                                                          • 性・宗教・メディア・倫理 : 新田次郎によろしく/藤原正彦『国家の品格』への道

                                                                            はじめに) 以下、『若き数学者のアメリカ』(新潮社・81年)を(アメリカ) 『数学者の言葉では』(新潮社・84年)を(言葉では) 『数学者の休憩時間』(新潮社・94年)を(休憩時間) 『遥かなるケンブリッジ』(新潮社・95年)を(ケンブリッジ) 『父の威厳 数学者の意地』(新潮社・98年)を(威厳意地)とします。 ※はじめに、(7)(8)に目を通していただけると、(2)~(6)の意味が分かりやすいと思います。又、(言葉では)と(休憩時間)の間に、イギリス留学が挟まれていることを念頭に目を通して頂くと、(7)で指摘した変化に気づき易いと思います。 (1)略歴(エッセイの記述からまとめたものなので、年齢と出来事の対応について若干の間違いがあるかもしれません。) 1943年、満州国中央気象台の課長をしていた藤原寛人とていの間に次男として生まれる。 三人の子供のうち、父親にもっとも似ており、もっと

                                                                              性・宗教・メディア・倫理 : 新田次郎によろしく/藤原正彦『国家の品格』への道
                                                                            • この国民にして、この政治あり…派閥裏金の病理 藤原正彦

                                                                              数学者・お茶の水女子大名誉教授の藤原正彦氏近頃、政治家のスキャンダルがかしましい。野党や週刊誌の喜ぶ失言や女性問題もその一つだが、こればかりは困ったことに、どうしようもない。昔からあり、今後も永遠にあり続けるだろう。ただ、これらは国民や国家に大きな影響を及ぼすことではない。今騒がれている政治資金パーティーでの政治資金規正法に触れる裏金隠しはそうはいかない。「政治とカネ」は自民党の宿痾である。一九八八年のリクルート事件、その後の東京佐川急便事件、ヤミ献金問題、と明るみに出るたびに自民党は様々な対応策を打ち出してきた。例えばリクルート事件の時には、派閥が金権政治の温床との批判に応え、「政治改革大綱」を発表し、党三役や全閣僚の派閥離脱を掲げ、派閥パーティーの自粛をうたったが、きれいさっぱり忘れられた。今回も対応策が出されるだろうが、また忘れられるだろう。 自民党の派閥裏金問題に揺れた昨年の臨時国

                                                                                この国民にして、この政治あり…派閥裏金の病理 藤原正彦
                                                                              • 藤原正彦さん-プロ論。-/リクナビNEXT[転職サイト]

                                                                                数学者としてだけでなく、 随筆家としても人気が高い。 2005年に出版された『国家の品格』は、270万部の大ベストセラーとなった。 そして今年、続編とも言える『日本人の誇り』を 上梓した藤原氏が、若い人に伝えたいこととは。 今、日本は大変な状況にあります。政治も経済も不安定で、このままだと日本はどうなってしまうのか、不安に思っている人も多いでしょう。しかし、若い人にぜひ知っておいてもらいたいのは、かつて日本は、世界中から素晴らしいと称賛される国であったということです。 書簡をひも解くと、幕末から明治にかけて訪日した多くの外国人が、日本を称賛する言葉を残しています。その言葉にほぼ共通されることが、「人々は貧しい。しかし幸せそうだ」ということです。 当時、ほとんどの欧米諸国では、「お金持ちであることは威張れることであり、お金があることが幸せなこと。貧しいことは惨めであり、お金がないことは不幸な

                                                                                  藤原正彦さん-プロ論。-/リクナビNEXT[転職サイト]
                                                                                • 【書評】「遥かなるケンブリッジ」藤原正彦 - かめイズム

                                                                                  著者 藤原正彦さんは数学の研究者であり、物書きでも有名な方だそうで、ぼくの尊敬して止まない数学教授からオススメされ読んでみることにしました。 無学なぼくは存じ上げませんでしたが、著者はかの有名な新田次郎さんの息子さん。だからかどうかは知りませんが、とても文章はわかりやすくスラスラ読めます。ユーモアもあっておもしろい。各章でちゃんとオチまであるような書き方です。 内容としては、著者 藤原先生のケンブリッジ大学(イギリス)への滞在中の波瀾万丈な出来事を綴っていく。全く悪く言うつもりはありませんが、小説というよりはエッセイのような印象。内容は大きく見れば繋がっているが、脈略はそこまでない。淡々と藤原先生の身の周りに起こった出来事、その時の気持ちを長い生活の中の一部だけ紹介しているような物語。 藤原先生を尊敬している人はもちろん、数学の研究に興味のある人も読んでいて楽しいだろうし、ぼくは全くわから

                                                                                    【書評】「遥かなるケンブリッジ」藤原正彦 - かめイズム