果たしてコンビニに「接客」は必要なのか。実は明確な答えはなく、店のオーナーにより考え方はさまざまだ。「余計な接客は不要、スピードと正確さが命」と言い切るオーナーもいる。 近年、セルフレジが増え、無人コンビニも出現。新型コロナウイルス対策も相まって会話が途絶え、店とお客との関係性は希薄化している。コンビニは自宅や職場から距離が近いだけでなく、「心理的な近さ=親近感」も手伝って発展してきた。コンビニの接客はどうあるべきだろうか。 私たちの暮らしに欠かせないコンビニ。優れた商品や便利なサービスを次々に提供する一方、各チェーンは人件費の高騰、食品廃棄、24時間営業の維持など新たな問題も抱えています。「月刊コンビニ」元編集長の梅澤聡さんが、コンビニが描く新しい未来を、50年の歴史を踏まえて解説します。第3回は「コンビニの接客はどうあるべきか」についてです。 好評だった「やまびこあいさつ」が廃れた理由