【12月13日 AFP】イタリア・ローマの円形闘技場「コロッセオ(Colosseum)」の近くにある2000年以上前の邸宅(ドムス)跡から、貝殻、大理石、ガラスを使った「前例のない」モザイクの壁画が見つかった。同国文化省が12日、発表した。 邸宅は紀元前2世紀後半~1世紀末ごろのもので、モザイクには海を進む3隻の大型船、塔、ポルチコ(柱列)が描かれていた。こうした描写から、家の所有者が戦争で勝利したことを示している可能性がある。 ジェンナーロ・サンジュリアーノ(Gennaro Sangiuliano)文化相は、邸宅について「本物の宝」だと話した。 2018年に考古学者らが複数の壁を発見して以降、邸宅の発掘作業が進められていた。複数の階があるが、現時点で発掘が終わったのは一部で、来年も発掘が続けられる。 文化省によると、所有者は元老院の議員だった可能性がある。壁には鉛でできたパイプが通り、水