阿武町は24日会見し、およそ4300万円を法的に確保できたと発表した。 この問題は、阿武町が新型コロナ関連の臨時給付金を誤って1世帯に4630万円振り込んでいたもので、このうち400万円を決済代行業者の口座に振り替え不法の利益を得た疑いで田口翔容疑者24歳が逮捕・送検されている。田口容疑者は、これまで「振り込まれた全額をネットカジノで使った」と話している。 この問題を巡っては町が田口容疑者を相手取り、振り込んだ金や弁護士費用などおよそ5116万円の支払いを求める民事裁判を起こしていて、田口容疑者側は、振り込まれた4630万円の返還については受け入れていた。これまでに決済代行業者3社のうち1社から、町に3500万円余が振り込まれていたことがわかっていた。