5月14日に夏場所初日を控えた角界で、新たに衝撃のスキャンダルが発覚した。日本相撲協会ナンバー2の陸奥(みちのく)親方(元大関霧島)の部屋で、凄惨な暴力事件が起きていたのだ。しかも、親方は協会とグルになってその事実を隠蔽(いんぺい)。被害力士が「週刊新潮」の取材に対して実名で明かした凄絶な暴行内容、そして陸奥親方が直撃取材に見せた反応とは――。 【写真を見る】安西をフライパンで殴打した兄弟子・霧の冨士 *** 「自分が同じ部屋に所属する兄弟子の霧の富士(28)から日常的に暴力を受けていたのは事実です。そのことは親方も相撲協会も把握しています」 こう衝撃の証言をするのは、陸奥部屋所属で三段目の安西(やすにし・21)である。初土俵は2020年7月、福岡県筑紫野市出身の現役力士だ。加害者の霧の富士は鹿児島県鹿屋市出身で、同じく三段目。初土俵は11年1月で安西の7歳上である。なお、ふたりの親方であ