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雨宮処凛の検索結果1 - 40 件 / 93件

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雨宮処凛に関するエントリは93件あります。 社会政治事件 などが関連タグです。 人気エントリには 『京アニ放火殺人、事件の背景に見えてきたのは…ロスジェネ世代の「一発逆転の呪い」 雨宮処凛さんインタビュー | 47NEWS』などがあります。
  • 京アニ放火殺人、事件の背景に見えてきたのは…ロスジェネ世代の「一発逆転の呪い」 雨宮処凛さんインタビュー | 47NEWS

    36人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件は25日に判決を迎える。未曽有の被害を生んだ事件はなぜ引き起こされたのか。青葉真司被告(45)と同じ、バブル経済崩壊後の超就職難時代に社会に出たロスジェネ(ロスト・ジェネレーション)世代の作家・活動家の雨宮処凛さん(48)は、被告の中に強固に巣くう「一発逆転の呪い」に事件の淵源を見るという。青葉被告の判決を前にインタビューに応えた。(共同通信=武田惇志、野澤拓矢)

      京アニ放火殺人、事件の背景に見えてきたのは…ロスジェネ世代の「一発逆転の呪い」 雨宮処凛さんインタビュー | 47NEWS
    • 小池 晃(日本共産党) on Twitter: "大人食堂入口でふらふらになっていた女性。雨宮処凛さんからSOSが。進行がんの手術と放射線治療後で精神疾患もあり。無職で貯金を取り崩しているが、地元市役所に生活保護申請に行ったら4時間あれこれ言われて二度と行きたくない。今日も食事せずと。 #生活保護は権利です と励まし申請の相談へ"

      大人食堂入口でふらふらになっていた女性。雨宮処凛さんからSOSが。進行がんの手術と放射線治療後で精神疾患もあり。無職で貯金を取り崩しているが、地元市役所に生活保護申請に行ったら4時間あれこれ言われて二度と行きたくない。今日も食事せずと。 #生活保護は権利です と励まし申請の相談へ

        小池 晃(日本共産党) on Twitter: "大人食堂入口でふらふらになっていた女性。雨宮処凛さんからSOSが。進行がんの手術と放射線治療後で精神疾患もあり。無職で貯金を取り崩しているが、地元市役所に生活保護申請に行ったら4時間あれこれ言われて二度と行きたくない。今日も食事せずと。 #生活保護は権利です と励まし申請の相談へ"
      • 第639回:なぜ維新なのかについてのロスジェネ的考察。の巻(雨宮処凛)

        日本維新の会が人気だ。 毎日新聞が5月に実施した「立憲民主党と日本維新の会、どちらが野党第一党にふさわしいか」(支持政党にかかわらず)という世論調査では、維新と答えた人が47%、立憲と答えたのは25%。倍近い差がつく結果となった。 維新を支持する層についてはこれまでさまざまな分析がなされてきた。低所得者が多いのではと言われていたがそうでもない、中堅サラリーマンや自営業などのプチ成功者が多いらしいとか、いろいろだ。 それらに対して私ごときでは検証しようもないわけだが、これまであまり語られてこなかったことに「ロスジェネの維新支持」という現象がある。 周りを見渡しても、2005年の小泉郵政選挙で自民党を支持し、今は維新支持というロスジェネは普通にいる。小泉の時は「既得権益批判」によって自分が上にいけると思い、今は維新を支持する層だ。正社員もいれば非正規もいる。 で、最近、見るともなしにテレビを見

          第639回:なぜ維新なのかについてのロスジェネ的考察。の巻(雨宮処凛)
        • 第564回:相模原事件から5年。の巻(雨宮処凛)

          もうすぐ、7月26日がやってくる。 5年前のこの日、相模原の障害者施設に男が押し入り、19人を殺害。26人が重軽傷を負った。逮捕されたのは施設の元職員の植松聖。当時26歳。「今、やまゆり園で起きた事件の犯人は私です」と津久井署に自首した植松は、「どうしてこういうことをしたのか」と問われ、「世界平和のためにやりました」と答えている。 あの事件から、5年。先月、建て替え工事中のやまゆり園を訪れた。事件の時とは様変わりした建物で、7月はじめには完成したようだが、この国の人の多くはすでにあの事件を忘れてしまったような気がするのは私だけではないだろう。 昨年1月に始まった裁判はわずか16回の公判で終了し、昨年3月、植松は確定死刑囚となった。 なぜ、あのような事件が起きたのか。その解明がなされたとは決して言えないのに、あっという間に終わってしまった裁判と、確定した死刑。植松は第一回目の緊急事態宣言が出

            第564回:相模原事件から5年。の巻(雨宮処凛)
          • 貧困支援の現場「まるで野戦病院」 雨宮処凛さん「コロナで自助・共助限界」 | 毎日新聞

            新型コロナウイルス感染症の第3波が猛威を振るい、貧困相談窓口に助けを求める人の切実さが増している。支援団体でつくる「新型コロナ災害緊急アクション」で相談支援もしている作家の雨宮処凛さんは「自助と共助は限界。公助だけが足りていない」と訴える。現状を聞いた。【上東麻子/統合デジタル取材センター】 炊き出しに集まる人、倍に ――貧困問題に取り組む30ほどの団体で3月に「新型コロナ災害緊急アクション」を発足させました(現在は40団体に増加)。相談内容はどう変わってきていますか? ◆最初は「仕事がなくなり、寮やアパートを追い出されそう」という内容だったのが、「部屋を追い出された」「路上生活になってしまった」と深刻さを増しています。最近では「16日間ほとんど水だけで過ごしている」「自殺しようと思い荷物を処分したが死に切れなかった」というケースもありました。支援者はこうした人たちのもとに駆け付け、その日

              貧困支援の現場「まるで野戦病院」 雨宮処凛さん「コロナで自助・共助限界」 | 毎日新聞
            • 雨宮処凛氏のハフポスト記事「トランプ氏の暴力的な発言が植松聖死刑囚の何かのタガを外したのは事実だろう」

              ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア @HuffPostJapan 最新ニュース、オピニオンを発信中。ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア。 #多様性 #フェミニズム #SDGs #LGBTQ #グローバル #ウェルビーイング #ビジネス #未来を作る 時代を読み解く視点をお届けします。 ライフスタイルは▶️@HPJPLifestyle huffingtonpost.jp ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア @HuffPostJapan 「トランプを尊敬している」 「すべてがカッコいい」 法廷でトランプ礼賛を続けた植松死刑囚。 障害者19人を殺害した相模原事件がトランプ氏のせいで起きたと言うつもりはない。 だが彼の「暴力的な本音」とも言える発言が、何かのタガを外したのは事実だろう(雨宮処凛) huffp.st/IpCqEH2 2020-11-12 08

                雨宮処凛氏のハフポスト記事「トランプ氏の暴力的な発言が植松聖死刑囚の何かのタガを外したのは事実だろう」
              • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」第89回「『童貞。をプロデュース』問題に見るドキュメンタリーの危うさ 」

                2019年12月18日、伊藤詩織さんが「勝訴」という紙を掲げた写真を見た瞬間、胸が熱くなった。 山口敬之(のりゆき)元TBS記者による性行為の強要をめぐる裁判で、東京地方裁判所は山口氏の「不法行為」を認定し、損害賠償金330万円の支払いを命じたのだ。彼女が顔を出して記者会見をしてから実に2年半。その間、筆舌に尽くしがたいセカンドレイプや誹謗中傷に晒された。 判決が告げられた後、19年4月には裁判での尋問を前に自殺未遂をしていたことも告白した。が、勝訴という結果を手に入れたのだ。 復讐したいわけではない、司法がちゃんと機能しているか、それを確認したい――そんな詩織さんの思いは果たされた。しかし、山口氏は判決を受けてすぐに控訴した。 そんな判決が出る少し前、性被害についてある声明が出された。それはドキュメンタリー映画『童貞。をプロデュース』(チップトップ製作、SPOTTED PRODUCTIO

                  雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」第89回「『童貞。をプロデュース』問題に見るドキュメンタリーの危うさ 」
                • この国の不寛容の果てに(最終回)植松被告がもしも「べてるの家」につながっていたら 向谷地生良(浦河べてるの家SW)×雨宮処凛|大月書店

                  この国の不寛容の果てに(最終回)植松被告がもしも「べてるの家」につながっていたら 向谷地生良(浦河べてるの家SW)×雨宮処凛 好評『この国の不寛容の果てに』note連載もいよいよ最終回。ラストを飾るのは、雨宮処凛さんが「生きづらさ界の〈ラスボス〉」と呼ぶ、浦河べてるの家ソーシャルワーカーの向谷地生良さんです。書籍版へのご感想でも、最後のこの章に希望を感じた、という方が多くおられました。果たしてその中身とは? 依存症者に揉まれながら雨宮 浦河べてるの家(以下「べてる」)のことはずっと興味を抱いて本も読んできましたが、向谷地さんと対談するのははじめてですね。はじめに、向谷地さん自身のご経歴と、べてるのこれまでについてお話しいただけますか。 向谷地 私の住んでいる浦河町は北海道の太平洋側の海沿いにある、人口1万2000人ほどの小さな町ですが、たまたま縁あって1978年に、町内にある総合病院の精神

                    この国の不寛容の果てに(最終回)植松被告がもしも「べてるの家」につながっていたら 向谷地生良(浦河べてるの家SW)×雨宮処凛|大月書店
                  • 第507回:友人や知人から、「過去の加害」を告白されたら。の巻(雨宮処凛)

                    12月16日に放送されたAbemaTVの「AbemaPrime」にて、「小児性愛障害」が取り上げられたことはご存知だろうか。同番組には顔出し、名前出しで過去に子どもに加害行為をしたことがある男性が出演。「性犯罪」の当事者がモザイクなしで出演したことが大きな物議をかもした。 登場したのは加藤孝さん、57歳。主に思春期前の男児が性的対象で、およそ10人に加害行為をした過去があるという。そんな加藤さんは38歳の時に子どもの口をガムテープで塞ごうとし、「このままだと子どもの命を奪ってしまうのではないか」とそのまま警察に自首。強制わいせつ未遂で懲役2年、執行猶予・保護観察4年の判決を受けた。その後、現在に至るまで通院と自助グループへの参加を続け、再犯防止プログラムに取り組んでいる。19年間、再犯はしていない。加藤さんの加害の背景には、「小児性愛障害」という精神疾患があるらしい。 この放送を受け、ネッ

                      第507回:友人や知人から、「過去の加害」を告白されたら。の巻(雨宮処凛)
                    • 第683回:都知事選。なぜ、石丸伸二氏が二位だったのか。の巻(雨宮処凛)

                      なんとも驚く結果だった。 それは東京都知事選。 午後8時ジャストに小池百合子氏が当確。のみならず、蓋を開けてみれば蓮舫氏を40万票近く上回り、石丸伸二氏が二位となっていたという逆転劇。 このことに、多くの人がショックを隠せないでいる。私もただただ驚いた。石丸氏に関してはまったくのノーマーク、まさか蓮舫氏以上の票を得るなど想像もしていなかった。 しかし、思い返せばその予兆は十分あったのだ。 たとえば都知事選が始まってすぐの頃。 普段全く政治について発信などしない若い有名アーティストなどが、SNSで石丸氏への支持を表明するという光景を幾度か見かけ、驚いていた。 え、もしかしてこの人、政治に無関心な若者の票をすごい勢いで掘り起こしてて、これまで選挙に行かない層に響いてる? そう思うことは何度かあった。 一方、街頭での熱気を感じる出来事もあった。選挙期間中、たまたま石丸氏の街宣の直前の様子を見かけ

                        第683回:都知事選。なぜ、石丸伸二氏が二位だったのか。の巻(雨宮処凛)
                      • 第604回:「女性の貧困」が放置されてきた背景に見え隠れする、自民党と統一教会のズブズブな関係。の巻(雨宮処凛)

                        ホーム 雨宮処凛がゆく! 第604回:「女性の貧困」が放置されてきた背景に見え隠れする、自民党と統一教会のズブズブな関係。の巻(雨宮処凛) 「40代女性。フリーランスで収入がなくなり母の年金で生活中。何か利用できる制度は?」 「20代女性。単身。コロナの影響で仕事が減少し、3つの仕事をかけもちしているが、コロナ前に比べ約10万円月収が減り、生活に困窮」 「70代女性。6月に解雇され、自分の葬儀費用として貯めていた貯金を崩しながら生活している。障害のある子どもと二人暮らし。この先の生活が不安」 これらの言葉は、2020年4月から隔月で開催されている「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る なんでも電話相談会」に寄せられたものだ。この相談会では私も2年間にわたって相談員として電話を受けてきた。 「女性不況」とも言われるコロナ禍は、特に非正規で働く女性たちの生活を破壊するものだということは

                          第604回:「女性の貧困」が放置されてきた背景に見え隠れする、自民党と統一教会のズブズブな関係。の巻(雨宮処凛)
                        • 雨宮処凛さんの熱海土砂災害取材に批判殺到!ワンピにヒールで現地入り、自衛隊員をバックにニッコリ写真→削除して無かったことに | KSL-Live!

                          作家で活動家の雨宮処凛さんが30日、土石流災害で甚大な被害が出た静岡県熱海市を取材で訪れた際の写真を投稿して炎上している。肩を出したワンピースにヒールを履いて現地入り、猛暑の中で復旧作業を行う自衛隊員をバックに笑みを浮かべるなど常識ではあり得ない行動を取る雨宮氏には「観光ですか?」など多くの批判が寄せられている。 削除して再投稿も炎上止まず 雨宮氏は土砂災害現場とは別の予定で熱海入りしたようだが、イレギュラーでも災害現場に入るならそれ相応の服装と装備は必須だ。ヒールに露出の多い服装は不謹慎という問題ではなく、現場で怪我をして復旧の足を引っ張ることになりかねない。準備ができていなかったのなら遠巻きに風景を視察するだけに留めるべきだが、自分を中心に記念撮影するのは災害取材ではなく観光と批判されて当然だろう。 批判を浴びた雨宮氏は投稿を削除して再投稿しているが、あまり反省はしてないようだ。 取材

                            雨宮処凛さんの熱海土砂災害取材に批判殺到!ワンピにヒールで現地入り、自衛隊員をバックにニッコリ写真→削除して無かったことに | KSL-Live!
                          • 雨宮処凛さん×中島岳志さん:維新は「第三極」か? 野党共闘は失敗だったのか? 2021衆院選から2022参院選へ──日本政治の現在地

                            ホーム マガ9対談 雨宮処凛さん×中島岳志さん:維新は「第三極」か? 野党共闘は失敗だったのか? 2021衆院選から2022参院選へ──日本政治の現在地 今年10月の衆議院議員選挙は、与党・自民党が議席を減らしたものの絶対安定多数を維持。野党第一党の立憲民主党も大きく議席を減らした一方で、維新の会が議席を伸ばし第三党となりました。これを受けて、立憲民主党、共産党などによる野党共闘は「失敗だった」との言説も流れていますが、果たして本当にそうだったのでしょうか? 来年に参院選を控え、ここから日本の政治はどうなっていくのか。衆院選の経験から、私たちが学ぶべきことは何なのか。政治学者の中島岳志さん、作家の雨宮処凛さんのお話から、イメージだけではない日本政治の「現在地」を探ります。 反省すべきは野党共闘ではなく「野党共闘を徹底できなかったこと」 中島 10月の衆院選後、野党共闘、特に立憲民主党(立民

                              雨宮処凛さん×中島岳志さん:維新は「第三極」か? 野党共闘は失敗だったのか? 2021衆院選から2022参院選へ──日本政治の現在地
                            • ここにきて、ますます貧乏になる日本人のための『死なないノウハウ』…貧困ビジネス、孤独死、役所ガチャとたたかう「5つの攻略法」(雨宮 処凛,高木 香織) @gendai_biz

                              近い将来、「働けなくなったら」「お金がなくなったら」「親の介護が必要になったら」「病気になったときに頼る人がいなかったら」「自分の亡きあとペットはどうなるのか」……。「これから先」を考えるだけで目の前が暗くなる人は多いだろう。 そんな悩みに、具体的に解決の糸口を示してくれる本が話題となっている。現代の貧困問題に20年近く取り組んできた雨宮処凛さんの『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』だ。 なぜ今、先の不安が尽きない人が増えているのか? <日本で「普通に生きる」は、もはや無理ゲーです…将来を《搾取》されないために知るべき『死なないノウハウ』>に引き続き、雨宮処凛さんに、人生の荒波の中で「死なない」ために知っておくべきことを伺った。

                                ここにきて、ますます貧乏になる日本人のための『死なないノウハウ』…貧困ビジネス、孤独死、役所ガチャとたたかう「5つの攻略法」(雨宮 処凛,高木 香織) @gendai_biz
                              • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/私が「冷笑系」だった頃〜「リトルひろゆき」たちとの楽しくも不毛で、だけど必要だった日々/イミダス

                                「論破王」でおなじみのひろゆき氏が人気だ。 言わずと知れた掲示板サイト「2ちゃんねる」(現在の「5ちゃんねる」)創設者。ユーチューバーとして活躍するだけでなく多くのメディアにも登場し、書店には彼の本が並ぶ。そんなひろゆき氏が新基地建設に反対する沖縄県・辺野古で座り込む人々をTwitterで揶揄すれば28万の「いいね」がつき、いくつもの裁判の賠償金を踏み倒しているというのに社会的な地位は揺るがない。しかもベネッセホールディングスが発表した昨年(2022年)の「小学生の流行語ランキング」1位は「それってあなたの感想ですよね」。ひろゆき氏の言動を真似る子どもは「ひろゆキッズ」と呼ばれるなど、幼い世代にまで支持されている。 そんなひろゆき氏は1976年生まれの46歳。同世代のロスジェネで、私の方がひとつ年上だ。 「ひろゆき氏について、どう思いますか?」 辺野古ツイート以降、そんなことをよく聞かれる

                                  雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/私が「冷笑系」だった頃〜「リトルひろゆき」たちとの楽しくも不毛で、だけど必要だった日々/イミダス
                                • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」第90回「20年以上前の言動を『徹底総括しろ』と言われたら」

                                  2020年が明けて早々、衝撃的なニュースが飛び込んできた。 それは元衆議院議員・三宅雪子さんの訃報。1月2日、東京湾付近で遺体で発見されたという。入水自殺とみられ、6日になってからメディアで報じられた。 私は三宅さんと親しかったわけではない。集会か何かでお会いした際、挨拶を交わした程度だ。しかし、問題意識が近いと勝手に感じていたし、私の記事などをリツイートしてくれることもあった。その三宅さんが「自殺」と聞いて、目の前が暗くなった。 三宅さんの死をめぐる報道では、彼女がネットでのバッシングや誹謗中傷に悩んでいたらしい、ということも報じていた。詳しいことはわからない。が、親しい人にそんなことを打ち明けていたようで、相当気に病んでいたようである。もちろん、彼女の死の原因はわからない。が、もしネットでの嫌がらせが彼女を追い詰めていた一因だったとしたら。そこまで考え至って、他人事とは思えなくなった。

                                    雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」第90回「20年以上前の言動を『徹底総括しろ』と言われたら」
                                  • 作家・雨宮処凛さん、桐生生活保護問題に「独自ルールすさまじい」 | 毎日新聞

                                    群馬県は5日、桐生市が生活保護費の支給で不適切な対応をしていた問題で、取り組みを求めた全国調査団に対し、市町村に対する監査と相談窓口の担当者向けの研修を見直すと約束した。調査団が同日、県と市に面談。市が保護費総額を急減させたなどとして、徹底的に実態を解明するよう要望した。 作家で反貧困活動家の雨宮処凛さんは「桐生市生活保護違法事件全国調査団」の呼びかけ人の一人で、5日の県への要望にも同席した。調査団に加わった理由について、「(桐生市は)めちゃくちゃなことをやっている。知れば知るほどびっくりすることばかりなので来た」と取材に話した。 生活保護を巡っては、これまでも2012年に生活保護を門前払いされた札幌市の姉妹が病気や寒さで死亡し、20年には大阪府八尾市で生活保護受給者の母子が餓死・孤立死するなど、自治体が窓口で生活保護の申請を阻む「水際作戦」や生活保護の実効性が問題視されてきた。 雨宮さん

                                      作家・雨宮処凛さん、桐生生活保護問題に「独自ルールすさまじい」 | 毎日新聞
                                    • 第496回:名付けられない空気の問題〜暴走する言葉〜の巻(雨宮処凛)

                                      台風被害が深刻な9月11日、第4次安倍第2次改造内閣が組閣された。 「千葉の惨状を放置して組閣かよ」という非難の声と同時に、その布陣にも疑問の声があちこちから上がっている。 IT担当大臣が78歳の「はんこ議連」議員だったり、文科大臣がよりによって疑惑だらけの萩生田光一氏だったり、「気候変動問題はセクシー」発言で何かを極めた感がある小泉進次郎氏が環境大臣だったり。その上、今井絵理子氏が内閣府政務官に抜擢され、防災、原子力、宇宙開発、男女共同参画など17分野を担当するというのだからいろいろ不安でたまらない。 だけどそういうことに対して、いちいち「本気で」怒る気力も湧いてこない。なぜなら、どれほど怒りを表明しようとも、政治に関心のない大多数の層からしたら、「意味不明な理由でギャーギャー文句を言うだけのヤバい奴」にしか見えないことを、嫌というほどわかっているからだ。 「野党がクレーマーにしか見えな

                                        第496回:名付けられない空気の問題〜暴走する言葉〜の巻(雨宮処凛)
                                      • 相模原事件を考える~公判を前に:寛容さを失う社会で希望を見つけるために 作家の雨宮処凛さん | 毎日新聞

                                        「生産性」「自己責任」「迷惑」――。不寛容な言葉にあふれた今の日本社会を象徴する一つの出来事が、相模原市の障害者施設で元職員の植松聖(さとし)被告(29)が起こした殺傷事件ではないか。作家の雨宮処凛さん(44)はそう思いを巡らせる。寛容さが失われつつある社会の中で、それでも希望を見つけようと、雨宮さんは各方面の専門家らと対話を重ねている。【横浜支局・国本愛】 心のどこかで感じていた予兆 ――事件が起きた時、どんなふうに感じましたか。 雨宮さん もちろん驚きはしましたが、「とうとう起きてしまったのか」と思いました。「障害者は不幸を作ることしかできない」という植松被告の言葉をテレビのニュースで見た時、言葉でぶん殴られたような衝撃を受けました。障害者やその家族が聞いたら、どれほど身を引き裂かれるか。遺族が聞いたら、もう一度殺されたような気持ちになるのではないか。耳を塞ぎたくてたまりませんでした。

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                                        • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/BUCK−TICK・あっちゃん、X JAPAN・HEATHの死から我がバンギャ人生と90年代を振り返る/イミダス

                                          BUCK−TICK・あっちゃん、X JAPAN・HEATHの死から我がバンギャ人生と90年代を振り返る 2023年10月24日、BUCK−TICKのボーカル・櫻井敦司氏(愛称・あっちゃん)の急死が報じられた。享年57。 あっちゃんの死。それは現在48歳バンギャの私にとって、とてつもなく大きなものだった。 まずここで断っておきたいのは、私はBUCK−TICKは好きだったものの、一筋ではなかったということ。これはBUCK−TICKファンの方々に失礼にならないようにまず言っておきたい。 が、昨年、約30年ぶりにコンサートに行っていた。同世代でヴィジュアル系好きの友人(時々最近のV系ライヴにともに参戦する仲。BUCK−TICKファン歴あり)と、「我々は一度この辺で原点に戻るべきでは?」ということになり、馳せ参じたのだ。 約30年ぶりに生で観たあっちゃんは5億倍くらい「魔王」感が増していて、「我らの

                                            雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/BUCK−TICK・あっちゃん、X JAPAN・HEATHの死から我がバンギャ人生と90年代を振り返る/イミダス
                                          • 第540回:渋谷・女性ホームレス殺害〜「痛い思いをさせればいなくなる」を地でいくこの社会。の巻(雨宮処凛)

                                            ホーム 雨宮処凛がゆく! 第540回:渋谷・女性ホームレス殺害〜「痛い思いをさせればいなくなる」を地でいくこの社会。の巻(雨宮処凛) 「殺してくれてせいせいした」「彼らは人間の姿はしているが人間ではないですから」 この言葉は、横浜の中学生グループがホームレス襲撃を繰り返していた1980年代、地元の地下街の商店主らが発した言葉だ。82〜83年、襲撃事件は相次ぎ、死者も出ていた。なぜこのような事件が起きたのか話し合う場で、商店主らはそう口にしたのだという(「福祉労働167」ひとりの取材者/当事者として 金平茂紀)。 11月16日、路上生活者と見られる女性が寝泊まりしていた渋谷のバス停ベンチにいたところを殴られ、命を落とした。 事件から5日後、母親に付き添われて逮捕されたのは、46歳の男だった。 男は母親と二人暮らしで、自宅マンション1階で母親とともに酒屋を営んでいたという。3年前に亡くなった父

                                              第540回:渋谷・女性ホームレス殺害〜「痛い思いをさせればいなくなる」を地でいくこの社会。の巻(雨宮処凛)
                                            • 第581回:もし、生活保護を利用できていたら 大阪の放火事件についての新事実。の巻(雨宮処凛)

                                              昨年から、嫌な事件が続いている。 2021年8月に小田急線で10人が重軽傷を負った事件。逮捕された36歳の男は「幸せそうな女性を見ると殺したくなった」などと供述。10月には、この事件を模倣した事件が京王線で起きた。映画『ジョーカー』を真似た服装の24歳の男が乗客を刺し、ライターオイルをまいて車両に火を放ったのだ。逮捕された男は「仕事や友人関係でトラブルがあった。2人殺せば死刑になると思った」と話している。 翌月には、熊本県内を走行中の新幹線で69歳の男が床にライターオイルをまいて火をつけ、放火未遂で逮捕。「京王線の事件を真似しようと思った」と話している。 そうして昨年12月17日、大阪の雑居ビル内のクリニックで放火事件が起き、25人が死亡。あまりにも痛ましい事件に日本中が衝撃を受けた。年末には61歳の容疑者も死亡し動機の解明は困難となったが、この事件に対して「拡大自殺」と指摘する声は多い。

                                                第581回:もし、生活保護を利用できていたら 大阪の放火事件についての新事実。の巻(雨宮処凛)
                                              • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/「47歳、女」が実感するこの国のエイジズムと「若さ」の搾取

                                                今年(2022年)の1月、47歳になった。 ということを口にすると、「いいんだよ、年は言わなくて」と優しげな感じで言われたりする。 いつからか、私はまったく気にしてないのに、私以外の誰かが勝手に私の年齢を隠す。 例えばイベントに出て紹介される時など、だいぶ年上の人に「雨宮さんは若くしていろいろな社会問題に精通していて、って若いって言ってももう40代なんですけど、あ、四十何歳かというのは、それは秘密なんですが……」などと言われるという具合だ。 そういうのを見ていると、「若くない」ということに、どれほどこの国の人々はネガティブなイメージを刷り込まれているのだろうと思う。 もともと私はこの国の「若さ信仰」に多大な違和感を持っており、20代の頃は一刻も早く30代になりたいと願っていた。若くなくなければ、セクハラも減るし失礼なことをされることもなくなるし、防衛能力も上がってくるしで生きやすくなる気が

                                                  雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/「47歳、女」が実感するこの国のエイジズムと「若さ」の搾取
                                                • 第549回:なぜ、57歳母と24歳の息子は死んだのか〜「八尾市母子餓死事件」の調査のため、八尾市に〜の巻(雨宮処凛)

                                                  ホーム 雨宮処凛がゆく! 第549回:なぜ、57歳母と24歳の息子は死んだのか〜「八尾市母子餓死事件」の調査のため、八尾市に〜の巻(雨宮処凛) 新型コロナウイルスがこの国でも広がり始めた2020年2月22日、大阪府八尾市のアパートで、親子2人の遺体が発見された。 亡くなっていたのは、57歳の母親と、24歳の長男。 死後1ヶ月以上経過していた母親の死因は急性薬物中毒で、自殺とみられている。死後10日ほどだった長男の死因は低体温症。母親の遺体の近くで1ヶ月近く生きていたようだが、誰にも助けを求めることなく亡くなった。部屋のガスと水道は止まり、冷蔵庫はほぼ空だった。 「八尾市母子餓死事件」。通常であれば大きく報じられただろうが、コロナ禍で、この事件はそれほど注目されなかった。しかし、多くの人が事件のことを忘れていく中、生活保護問題の専門家らによって「八尾市母子餓死事件調査団」が結成され、これまで

                                                    第549回:なぜ、57歳母と24歳の息子は死んだのか〜「八尾市母子餓死事件」の調査のため、八尾市に〜の巻(雨宮処凛)
                                                  • 第607回:外国人と生活保護について。の巻(雨宮処凛)

                                                    「国葬反対より外国人生活保護反対」 9月7日、そんなハッシュタグがTwitterでトレンド入りした。 国葬が16億円超という報道を受け反対の声がさらに高まる中、突如現れたハッシュタグだ。 この国葬問題で懸念するのは、これまでも作られてきた分断が、決定的なものになってしまうのではないかということだ。賛成だろうと反対だろうと、強い思いがあればあるほど感情的になるだろう。だからこそ、これ以上、この国で分断が深まることになってほしくない。方法はわからないけれど、汚い言葉の応酬になり、双方に憎しみだけが残るようなことにはなってほしくないと切に願っている。 そんな中、「国葬反対」に対するカウンターとして、「外国人の生活保護反対」という言葉が出てきたことに衝撃を受けた。国葬のお金と保護費を対比させるやり方に、ただただ胸が痛んだ。 それに対してできることは、淡々とデータを示すことだと思う。ネット上にある「

                                                      第607回:外国人と生活保護について。の巻(雨宮処凛)
                                                    • 小山田氏問題から考えるいじめ 雨宮処凛さん・武田砂鉄さん対談/上 | 毎日新聞

                                                      子どもや若者、弱い立場の人たちの現在について語り合う雨宮処凛さん(右)と武田砂鉄さん=東京都杉並区で2021年9月1日、藤井太郎撮影 新型コロナウイルス禍が続くなか、新学期が始まり、いじめなど人間関係に悩んでいる子どもも多いかもしれない。学校でのいじめやインターネット上のバッシングについて、いじめられた経験のある作家の雨宮処凛さんと、社会問題について積極的に発信するライターの武田砂鉄さんの対談を、上下で紹介する。上は、小山田圭吾さんの問題や、ネットでのバッシングが社会をどう変容させ、若者や子どもたちにどんな影響を及ぼしているのか語ってもらった。(下は19日午前7時アップ予定)【構成・鈴木英生、小国綾子】 小山田さんバッシングもいじめに近い ――東京オリンピック開会式の音楽担当だったミュージシャン、小山田さんが、過去のインタビューで障害のある子どもへのいじめを明かしていたことから辞任しました

                                                        小山田氏問題から考えるいじめ 雨宮処凛さん・武田砂鉄さん対談/上 | 毎日新聞
                                                      • 実は貧困層と紙一重 雨宮処凛さんが見た「中間層」のもろさ:朝日新聞デジタル

                                                        ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                          実は貧困層と紙一重 雨宮処凛さんが見た「中間層」のもろさ:朝日新聞デジタル
                                                        • 第563回:「困ってる人を追い返す意地悪な役所の人」をロールプレイで演じてみたら、自分の「ヤバさ」に気づいた。の巻(雨宮処凛)

                                                          ホーム 雨宮処凛がゆく! 第563回:「困ってる人を追い返す意地悪な役所の人」をロールプレイで演じてみたら、自分の「ヤバさ」に気づいた。の巻(雨宮処凛) 「ヤバい、これ、ちょっと癖になりそう……」 そんな言葉が私の頭をよぎったのは、6月某日のことだ。 この日、私はzoomの「オンライン研修」で、「模擬生活保護申請」をしていた。私が「役所の意地悪な職員」役となり、生活保護を申請したい人を妨害するというロールプレイである。 なぜこのようなことをしたかと言えば、7月10日、11日に第二東京弁護士会と「女性による女性のための相談会」実行委員の共催で、「女性のための生活、仕事、子育て、なんでも相談会」が開催されるからである。 相談会で生活保護申請が必要になった時のために、これまで申請に同行したことがない弁護士さんや支援者の人たちを対象として、「生活保護申請するとこんな感じ」というのを実演して見せたの

                                                            第563回:「困ってる人を追い返す意地悪な役所の人」をロールプレイで演じてみたら、自分の「ヤバさ」に気づいた。の巻(雨宮処凛)
                                                          • れいわ重度障害者擁立の舞台裏 雨宮処凛氏「事件だ」:朝日新聞デジタル

                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                              れいわ重度障害者擁立の舞台裏 雨宮処凛氏「事件だ」:朝日新聞デジタル
                                                            • 第548回:「扶養照会」が壊す家族の絆〜最後のセーフティネットが「権利」になるために。の巻(雨宮処凛)

                                                              ホーム 雨宮処凛がゆく! 第548回:「扶養照会」が壊す家族の絆〜最後のセーフティネットが「権利」になるために。の巻(雨宮処凛) 「私が鬱で退職療養中に、25年間音信不通だった父の扶養照会を、数年間にわたり毎年受けました。DVや貧困など不幸なかつての家族生活を思い出し、照会があるたびに精神状態が不安定になりました。同時に親の面倒を見れない自分の経済状況に罪悪感と、恐怖と不安で落ち込みました。照会があったことは母にはもちろん話していませんし、誰にも相談できず返事もできませんでした。生活保護を受ける父も照会はつらかったと思いますし、それを知って助けられずに逃げていた私もつらかったです。将来、こんな思いをする子供が出てきてほしくないです」 この言葉は、「つくろい東京ファンド」が募集した「扶養照会に関する体験談」に寄せられたものである。 扶養照会とは、ある人が生活保護を申請した時に、役所からその親

                                                                第548回:「扶養照会」が壊す家族の絆〜最後のセーフティネットが「権利」になるために。の巻(雨宮処凛)
                                                              • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/東アジア反日武装戦線・桐島聡死去を受けて、今、『腹腹時計』を読む/イミダス

                                                                「桐島聡を名乗る男が末期ガンで入院している」 2024年1月25日、日本中を衝撃的なニュースが駆け抜けた。 桐島聡。東アジア反日武装戦線「さそり」のメンバーとして半世紀近く指名手配されていた男。黒縁メガネに長髪という1970年代スタイルで笑顔を見せる、手配書で唯一の陽キャ。あまりにも見つからないことから、多くの人に海外逃亡もしくは他界と思われていた男。令和に突如蘇りし、「政治の季節」の忘れ物。そんな男が約半世紀の潜伏期間を経て、自ら名乗り出たのである。死を目前にして。 結局、桐島は名乗り出た4日後に逝去。死後、「内田洋」という偽名を使い、神奈川県内の土木会社に約40年つとめていたことなどが明らかになった。また、飲み屋で歌い踊るパリピっぽい生前の映像が出回ったりもした。 名前を変え、保険証も身分を証明するものもなく、おそらく銀行口座なども作れず、この半世紀、どう過ごしてきたのだろう。まるで映

                                                                  雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/東アジア反日武装戦線・桐島聡死去を受けて、今、『腹腹時計』を読む/イミダス
                                                                • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/私が「冷笑系」だった頃〜「リトルひろゆき」たちとの楽しくも不毛で、だけど必要だった日々/イミダス

                                                                  「論破王」でおなじみのひろゆき氏が人気だ。 言わずと知れた掲示板サイト「2ちゃんねる」(現在の「5ちゃんねる」)創設者。ユーチューバーとして活躍するだけでなく多くのメディアにも登場し、書店には彼の本が並ぶ。そんなひろゆき氏が新基地建設に反対する沖縄県・辺野古で座り込む人々をTwitterで揶揄すれば28万の「いいね」がつき、いくつもの裁判の賠償金を踏み倒しているというのに社会的な地位は揺るがない。しかもベネッセホールディングスが発表した昨年(2022年)の「小学生の流行語ランキング」1位は「それってあなたの感想ですよね」。ひろゆき氏の言動を真似る子どもは「ひろゆキッズ」と呼ばれるなど、幼い世代にまで支持されている。 そんなひろゆき氏は1976年生まれの46歳。同世代のロスジェネで、私の方がひとつ年上だ。 「ひろゆき氏について、どう思いますか?」 辺野古ツイート以降、そんなことをよく聞かれる

                                                                    雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/私が「冷笑系」だった頃〜「リトルひろゆき」たちとの楽しくも不毛で、だけど必要だった日々/イミダス
                                                                  • 「かわいそうだと思うなら、助ければいい」 雨宮処凛さんが「死なせる」ことが解決と考える人に訴えたいこと

                                                                    Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

                                                                      「かわいそうだと思うなら、助ければいい」 雨宮処凛さんが「死なせる」ことが解決と考える人に訴えたいこと
                                                                    • 第645回:全国の大学に広がる「だめライフ愛好会」とはなんなのか。〜中央大学だめライフ愛好会に聞いた。の巻(雨宮処凛)

                                                                      ホーム 雨宮処凛がゆく! 第645回:全国の大学に広がる「だめライフ愛好会」とはなんなのか。〜中央大学だめライフ愛好会に聞いた。の巻(雨宮処凛) あなたは「だめライフ愛好会」を知っているだろうか。 私が初めてその言葉を目にしたのは数ヶ月前、Twitterでのこと。「中央大学だめライフ愛好会」というアカウントを発見したのがはじまりだった。 なにやら物好きな大学生がこの社会の窮屈さにささやかな抵抗を始めたのだろうか――。と思っていたら、Twitterには「東海大学だめライフ愛好会」「東京大学だめライフ愛好会」「九州大学だめライフ愛好会」「大阪大学だめライフ愛好会」と、いろんな大学のアカウントがどんどん増えていく。「中央大学だめライフ愛好会」のアカウントによると、その数は2023年7月1日時点で22大学にまで広まっているという。 「だめ」という言葉でまず頭に浮かぶのは、今年2月に亡くなったぺぺ長

                                                                        第645回:全国の大学に広がる「だめライフ愛好会」とはなんなのか。〜中央大学だめライフ愛好会に聞いた。の巻(雨宮処凛)
                                                                      • 第532回:「自助・共助・公助」〜「共倒れするまで助け合え」という呪い(雨宮処凛)

                                                                        「自助・共助・公助」 自民党総裁選を控えた菅義偉官房長官がこのところ強調している言葉だ。 「まず自分でできることはまず自分でやる。自分でできなくなったらまずは家族とか地域で支えてもらう。そしてそれでもダメであればそれは必ず国が責任を持って守ってくれる。そうした信頼のある国づくりというものを行なっていきたいと思います」 9月2日に出演したニュース番組での発言だ。それ以外の場でも「自助・共助・公助」と書かれたフリップを持ち、この言葉をアピールしている。 さて、貧困の現場で16年間活動している私なりにこの言葉を通訳すると、 「自助」とは「自己責任で自分でなんとかしろ」 「共助」とは、「一家心中するまで家族で助け合え」「共倒れするまで地域で助け合え」 「公助」は、「何もかも失わないと公的福祉は機能しないからやっぱり自己責任でなんとかしろ」 という意味である。 この言葉について書きたいことは山ほどあ

                                                                          第532回:「自助・共助・公助」〜「共倒れするまで助け合え」という呪い(雨宮処凛)
                                                                        • 安倍昭恵夫人に「スピリチュアリズム」と「愛国」が同居する理由(雨宮処凛×中島岳志) 遅れてきた自分探しが「ゆるふわ」な愛国につながった|芸能|婦人公論.jp

                                                                          安倍晋三内閣総理大臣の妻、昭恵さん。居酒屋を経営するなど、現職総理の妻らしからぬ自由奔放な行動が話題になってきました。しかし、森友学園の問題が表沙汰になると、彼女の“不可解”な思想にも注目が集まり……。2017年、森友問題が世間を騒がしていた頃、「昭恵さんなるものの本質」を、作家・雨宮処凛さんと政治学者・中島岳志が分析した記事を再掲します。(構成=古川美穂 撮影=本社写真部 写真提供=読売新聞社) 女性誌の人気企画の上澄みを詰め込んだような 中島 森友学園問題を機に、安倍昭恵さんの言動が注目を浴びていますね。 雨宮 私の中で、昭恵さんはずっと「不思議ちゃん」のイメージです。何が彼女の言動の核をなしているのかがわかりにくく、つかみどころがない。反原発で、エコロジーやスピリチュアル系が好き。大麻に関心があり、居酒屋を経営する自由奔放な首相夫人。でも同時に、園児に教育勅語を暗唱させる塚本幼稚園の

                                                                            安倍昭恵夫人に「スピリチュアリズム」と「愛国」が同居する理由(雨宮処凛×中島岳志) 遅れてきた自分探しが「ゆるふわ」な愛国につながった|芸能|婦人公論.jp
                                                                          • 終わらない氷河期~疲弊する現場で:親世代のような生き方は「無理ゲー」 作家・雨宮処凛さん | 毎日新聞

                                                                            「40代になってまで氷河期と言われると思わなかった。一番の誤算です」。「ロスジェネ世代」の象徴的存在として発信を続け、2月に新著「ロスジェネのすべて 格差、貧困、『戦争論』」を刊行した作家の雨宮処凛さん(45)は、この世代が新卒時に味わった苦しみが今も尾を引き、さらに過酷な状況になっていると指摘する。20代に一時右翼団体に所属した後、反貧困運動に取り組むようになった異色の経歴を持つ雨宮さんから見たこの20年とは――。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】 19歳でフリーターに 「超貧困」を経験 北海道出身。1993年に高校を卒業後、美大を目指して上京し、予備校に通っていました。2浪して進学をあきらめた時、世の中は「就職氷河期」と言われていた。19歳でフリーターになり、アルバイトを始めましたが度々クビになり、生活はどん底。超貧困でした。外国人労働者が増え始めたのもその頃です。バイト先で働いて

                                                                              終わらない氷河期~疲弊する現場で:親世代のような生き方は「無理ゲー」 作家・雨宮処凛さん | 毎日新聞
                                                                            • 第665回:病気になろうが仕事がなくなろうが一文無しになろうが世の中すべてを敵に回そうが、ビクともしないだけの「死なないノウハウ」、収集しました。の巻(雨宮処凛)

                                                                              ホーム 雨宮処凛がゆく! 第665回:病気になろうが仕事がなくなろうが一文無しになろうが世の中すべてを敵に回そうが、ビクともしないだけの「死なないノウハウ」、収集しました。の巻(雨宮処凛) 雨宮処凛がゆく!

                                                                                第665回:病気になろうが仕事がなくなろうが一文無しになろうが世の中すべてを敵に回そうが、ビクともしないだけの「死なないノウハウ」、収集しました。の巻(雨宮処凛)
                                                                              • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/「なぜ、『妊娠させた男』の罪は問われないのか〜新生児殺害・死体遺棄事件から浮かび上がるジェンダーギャップ」

                                                                                なぜ、「妊娠させた男」の罪は問われないのか〜新生児殺害・死体遺棄事件から浮かび上がるジェンダーギャップ 突然だが、男性に問いたい。 ある日警察が来て、「22年前、あなたが性交渉した相手があなたとの子どもを妊娠していた、しかもその女性は孤立出産して子どもを殺してしまったことが判明した。ついては事情を聞きたい」と言われたら、一体どうするだろうか? 急にこんなことを書いたのは、2021年2月に報道されたあるニュースを知ったからだ。 それは、46歳の女性が保護責任者遺棄致死で書類送検されたというニュース。 なぜ書類送検されたのかと言えば、22年前の1999年、赤ちゃんを出産していたからだ。女性は生まれたばかりの赤ちゃんを東京都足立区の寺の境内に遺棄、赤ちゃんは亡くなった。以降、この事件の「犯人」であるかもしれない母親が誰かは闇の中だったのだが、最近、乳児のへその緒などから採取したDNAが最新技術で

                                                                                  雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/「なぜ、『妊娠させた男』の罪は問われないのか〜新生児殺害・死体遺棄事件から浮かび上がるジェンダーギャップ」
                                                                                • 第674回:独自の謎ルールが進化している桐生市を突撃! 〜桐生市生活保護違法事件全国調査団」として群馬に行ってきた〜の巻(雨宮処凛)

                                                                                  ホーム 雨宮処凛がゆく! 第674回:独自の謎ルールが進化している桐生市を突撃! 〜桐生市生活保護違法事件全国調査団」として群馬に行ってきた〜の巻(雨宮処凛) なぜ、これほどまでに独自の謎ルールが進化していったのか一一。 滞在中、何度もそんな疑問が頭に浮かんでは消えた。そうして新事実が明らかになればなるほど、目の前が暗くなっていった。 そんな経験をしたのは、先週訪れた群馬県桐生市でのこと。 4月4日から5日にかけて、「桐生市生活保護違法事件全国調査団」が同市を訪れ、現地での相談会をはじめ、県庁や市への要望書提出、また集会を開催したのだ。私はこの調査団の一員であり、呼びかけ人の一人でもある。 群馬県の桐生市で、生活保護を巡っておかしなことが起きている一一。 このことを、どれくらいの人が知っているだろう? 事の発端は、昨年11月の報道。桐生市で生活保護を利用している男性が、一日1000円など「

                                                                                    第674回:独自の謎ルールが進化している桐生市を突撃! 〜桐生市生活保護違法事件全国調査団」として群馬に行ってきた〜の巻(雨宮処凛)

                                                                                  新着記事