麻生太郎副総理兼財務大臣が、地元・福岡県内での新春国政報告会での講演で多くの有権者を前に「2000年の長きにわたって一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝、126代の長きにわたって一つの王朝が続いているなんていう国はここしかありません」と発言した。 この発言は昨年のラグビーワールドカップでの日本チームの活躍を称える流れで出た。麻生大臣は「純血を守って何も進展もしないんじゃなくて、インターナショナルになりながら、きちんと日本は日本を大事にし、日本の文化を大事にし、日本語をしゃべる」とも語っていた。しかし、「単一で純粋な日本人」を誇るその裏に、何があるのだろうか? ケイン樹里安さんに寄稿いただいた。 気にせずに済む特権 麻生太郎財務大臣の失言が話題だ。 「2000年の長きにわたって一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝が続いている国はここ