物価高が人々の生活を直撃している。原材料費の高騰に、石油価格の上昇、さらには円安が重なり、家計は厳しくなっている。円相場は一時、1ドル=150円台まで下落し、生活者の不安は高まるばかりだ。食料品や衣料品、光熱費などあらゆる分野で値上がりしており、まさに異例の事態。専門家からは「来春、再び値上がりする可能性がある」という指摘も出ている。 【画像】シャトレーゼ店主が掲げる「値上げしない」決意文はコチラ * * * 「いろんなものの底値があがっています」 こう悩まし気にぼやくのは、さいたま市に住む女性(55)だ。 女性はマヨネーズが好きでよく購入する。以前であれば特売で98円で売っていたものが、現在は安くても200円台に。特売がなければ、税込みで300円台が“ザラ”になっているという。 「コーヒーも好きなんですが、100グラム100円だったのが、いまでは190円くらいになっている。値段は同じ