ストリーミングによる国際化 かつて、ミュージシャンが米国の巨大な音楽市場で売れるためには、英語で歌わなければならないといわれていた。非英語圏出身で、米国で成功したアーティストのなかには、同じ曲の自国語版と英語版の両方をリリースした人もいる。 しかし最近、英語で歌うことが、米国で売れる必須条件ではなくなってきているようだ。欧州メディア「ユーロニュース」は、世界最大のストリーミング市場を持つ米国で、若い世代がますます「英語以外」の曲を好むようになっていると報じる。 エンタメ業界を調査する企業Luminateの報告によると、2023年の米国において、英語のストリーミングコンテンツの割合は4.8%減少。代わりにスペイン語や日本語の音楽への関心が高まっているという。 まさにストリーミングの普及こそが、米国の音楽市場が国際化している大きな要因の一つだと考えられる。2023年、世界の音楽ストリーミング再