2005年のつくばエクスプレス開業から開発が始まった柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)。都心からも近いこの地で今、IoT/AI関連企業を集めて新産業を創出するための環境づくりが進められている。 柏の葉は、街づくりの取り組みの中でIoTの実証ができる場所。よくある“実験のために作られたフィールド”ではなく、ここには街への実装や事業化を支援する基盤もある。「IoTの実証をするなら柏の葉が一番」と言われるようにしたい――。 そう語るのは、この5月に発足した「柏の葉IoTビジネス共創ラボ」の幹事企業であるドローンワークス代表取締役の今村博宣氏だ。 つくばエクスプレス(TX)・柏の葉キャンパス駅を中心とする柏の葉スマートシティは、駅周辺の開発が完了し、現在は駅北部エリアの開発や企業誘致による新産業の育成を進める第2フェーズに入っている。 街のさらなる付加価値向上を目指すにあたり、重要な施策の1つと位