この記事はFIXER 2nd Advent Calendar 2020(https://adventar.org/calendars/5752)9日目の記事です。 前日はこちら(https://tech-blog.cloud-config.jp/2020-12-08-power-apps-portal-webservice/) FIXERの藤井です。今回は現在(2020年12月8日時点)、プレビューとして公開されている「Azure AD認証を利用したLinx VMへのログイン」について、「Cent OS/Ubuntu」の2パターンで検証し、最終的なゴールとして「Linuxへのログインログ」がどんな形で残されているかを確認します。 本記事の前提知識として理解しておくべき事項 Azure AD 認証について Azure AD 認証とはVMのログインなど各種システムでのユーザー認証(アクセスを要
どれも定番みたいな構成ですね。GPUだけ「GeForce GTX 1050Ti」と、2016年ごろのだいぶ古い型番です。そもそも全体的に予算オーバー気味で「GPUは型落ちのものを」という想定でした。しかしながらいざ調べてみると、型落ち品自体がほぼ市場に存在せず、新しい型番のものも軒並みすごい高くなっていたために、苦肉の策で見つけた製品です[1]。 なお家族のPCの使い方を考えると、GPUはそこまで強いものである必要はなく、要件としては「リトルウィッチノベタがプレイできればいい」という話でした。よって1050Tiでも問題はないものと考えています。 というわけでこのマシンにWindowsをインストールする前に実施した、各種動作確認のための方法を紹介していきましょう。ちなみにストレージのテストやベンチマーク以外の「情報収集」に関しては、Live環境でも動くはずです。よってWindowsインスト
WSL 2に特化した「Ubuntu on Windows Community Preview」とは - 阿久津良和のWindows Weekly Report 2020年4月第2週に入るので、もう少しWindows 10 バージョン21H1の話をしたいところだが、バージョン20H2と比較して大胆に変化するわけではないため、軽く触れておくことにしよう。次期Windows 10 バージョン21H1となるベータチャネルは、当初からvb_releaseというブランチ(枝)で開発が続けられてきた。今後は既存機能の修正とバグフィックスしだいで、遠くない時期(4月末?)にメインブランチへとリリースされるるだろう。 他方でWindows 10 Insider Previewはビルド21354から、それまでの「rsprerelease」から「corelease」に切り替わった。詳しくは別記事『リリース準備に
Ubuntu Weekly Recipe 第834回Unboundでお手軽に家庭内DNSサーバーを作ろう[Ubuntu 24.04 LTS対応版] 第386回では、Unboundを使って家庭内DNSサーバーを構築しました。ですがこの記事から9年が経ち、Ubuntuのネットワークまわりも変化しました。当時とは状況も変わってきていますので、改めて最新のLTSである24.04を使い、Unboundの構築方法を紹介します。 家庭内DNSサーバーが必要な理由 DNSサーバには大きく分けて、ゾーン情報を管理するコンテンツサーバーと、名前解決を代行するキャッシュサーバーの二種類に分けられます。コンテンツサーバーは、そのドメインの名前情報を管理するサーバーで、インターネット全体に対してサービスを提供しなければなりません。そのため基本的に、ご家庭内には不要なサーバーです。 対してキャッシュサーバーは、どのご
Ubuntu Weekly Recipe 第715回Lenovo ThinkPad X13 Gen2 AMDにUbuntu 22.04 LTSをインストールして使用する 今回は、新たに購入したLenovo ThinkPad X13 Gen2 AMDに、Ubuntu 22.04 LTSをインストールして使用してみました。使用感やベンチマークを見ていきます。 選定理由 これまで使用していたパナソニック レッツノート CF-SZ6FD3QRは購入から5年以上経過し、ただでさえ少ない8GiBメモリーでは日常的な使用が厳しくなってきました。もちろん故障の心配もあります。 次のノートPCを何にするかは悩ましかったのですが、AMD好きとしてはやはりノートPCでもAMDを使用することを決めて機種選定しました。となるとレッツノートは選択肢から外れることになります。軽量かつ頑丈でUbuntuも素直に動くので、
Linuxディストリビューションの一つであるUbuntuにて、ローカル権限昇格の脆弱(ぜいじゃく)性「GameOver(lay)」が発見されました。CVEは「CVE-2023-2640」および「CVE-2023-32629」の2つで、ともに修正パッチが2023年7月24日にリリース済みであるものの、脆弱性の内容が2020年にLinuxカーネルで修正された「CVE-2021-3493」と同じものとなっており、「なぜ修正済みだったはずの脆弱性が残っていたのか」について今回の脆弱性の発見者であるクラウドセキュリティ企業Wizが解説しています。 GameOverlay Vulnerability Impacts 40% of Ubuntu Workloads | Wiz Blog https://www.wiz.io/blog/ubuntu-overlayfs-vulnerability Wizに
#MacBook Air M1買いました 一般コンシューマ向けのARM64マシンとしては最強との呼び声が高いApple M1チップを搭載したMacBook Airですが、とある理由で買ってしまいました。 今回は、ARM64を最大限生かした使い方を色々書いていきたいと思います。 ##Ubuntuを使うには Apple M1でUbuntuを使うには以下の手法があります(2021 1/23時点) ネイティブで動かす https://corellium.com/blog/linux-m1 Pros. ネイティブで動作させるので、macOSの色々なプロセスがない Cons. ストレージはUSB経由 (なんか怖そう) Parallels https://www.parallels.com/jp/ Pros. みんな大好きParallels USBが使える Windowsも使える 安心 Cons. まだ
OSのインストールというのは面倒なものです。いや、そもそも普通の人はOSのインストールなんて一生に一度あるかないかのビッグイベントですが、今これを読んでいる時点で「OSに関する普通」の道を踏み外していますので、安心して「OSのインストールは面倒」だと思ってください。それは「インストールが簡単」と言われるUbuntuでも同じで、インストール設定を少し凝るようにすればするほど手順は複雑になりますし、さらにインストール後の環境のセットアップも必要です。 今回はそんな面倒さを少しでも和らげられるようUbuntu 24.04 LTSのデスクトップ版で正式に搭載された、「自動インストール機能」について紹介しましょう。 図1 Ubuntu 24.04 LTSで追加された自動インストール機能 サーバー版の自動インストール機能を用いた自動化方法 自動インストール機能そのものは、第810回の「Ubuntu
こんにちは!Product Teamのtakenokoです。 2022年4月に Ubuntu 22.04 LTS がリリース*1されました。皆さんはもう試されましたか? Ubuntuのアップグレードって、基本的にはdo-release-upgradeコマンドを実行するだけなのですが、久しぶりのアップグレードだったりaptパッケージを長いこと更新していないと、何かと時間が掛かるものです。 そこで今回は細かい補足も交えながら、Ubuntu 20.04 LTS を Ubuntu 22.04 LTS にアップグレードする手順をまとめました。「もう準備OKだよ!」という方は、事前準備を読み飛ばしてもらっても大丈夫かと思います。 Ubuntu LTS について 事前準備 マシンのUbuntuバージョンを確認する アップグレード可能なバージョンを確認する aptパッケージの更新 apt update a
ストレージの信頼性・可用性を維持する措置として、サーバーではRAIDがよく使われています。もちろんUbuntuもRAID構成を組んだ構築が可能です。しかしながら実際にRAID環境を動作確認しようとすると、構成によってストレージの数がそれなりに必要になりますし、ハードウェアRAIDをやるなら専用のデバイスも必要です。 そこで今回はLXDを用いて、任意の数のストレージが繋がれたインスタンスを作成し、RAIDの構築方法や動作確認手順を気軽に試せるようにしてみましょう。 図1 RAIDを試すには複数のストレージが必要になる RAIDはバックアップではない Ubuntuかどうかに関係なく、この世にあるものはだいたい壊れます。壊れてほしくないときに限って壊れます。それはストレージであっても例外ではありません。たとえ名前に金とか鉄とか星とかついていても、壊れる時は壊れます。だからこそバックアップが重要な
Ubuntu 20.04 LTSは"フルスタックセキュリティ"なOSに ―エンタープライズへのアプローチを本格化したCanonicalの戦略 4月23日(英国時間)、Canonicalは「Ubuntu 20.04 LTS(開発コード"Focal Fossa")」の提供を開始しました。Ubuntu 18.04以来、2年ぶりのLTS(Long Term Support: 長期サポート)版となります。 今回のリリースにおいてCanonicalは「フルスタックのセキュリティを、クラウドからエッジまで(Full Stack Security from Cloud to Edge)」というコンセプトを掲げており、セキュリティを中心とするエンタープライズユースに特化したエンハンスをいくつも盛り込んでいます。これまでのLTS以上に、エンタープライズユーザを積極的に"獲りにいく"という姿勢が強く
multipassを使ってM1 Mac上でUbuntu VMを動かしてみたので、その手順を紹介します。 multipass とは multipassは、Linux、Windows、macOS向けの軽量VM(仮想マシン)管理ツールで、multipassを使うと少ない手順でUbuntu VMを導入することができます。 Ubuntuおよび関連プロジェクトの商用サポートおよび関連サービスを販売するCanonical社が開発・提供しています。 検証環境(2021/11/13現在) MacBook Pro (16インチ、2021) macOS Monterey 12.0.1 Apple M1 Max 32GBメモリ $ uname -mrsv Darwin 21.1.0 Darwin Kernel Version 21.1.0: Wed Oct 13 17:33:01 PDT 2021; root:x
Amazon Web Services(AWS)は、リモートデスクトップサービス「Amazon Workspaces」で、Ubuntu Desktopが利用可能になったことを発表しました。これまではMicrosoft WindowsまたはAmazon Linuxの2種類が利用可能でした。 Enable Builders to do their best work. Ubuntu Desktop for Amazon WorkSpaces is now available. Designed for Developers, Data Scientists, and Engineers – helping improve productivity, lower expenses, and maintain a strong security posture. https://t.co/Bwxh
第638回ではUbuntuにログインする一般的な方法をいくつか紹介しました。ただしそれらの方法はあくまでUbuntuがきちんと動いていることが前提となっています。今回は不幸にもUbuntuがうまく起動しなくなったときに、ログインできるかもしれない手段を紹介しましょう。 具体的には、今回は次の4パターンを紹介します。 パスワードを忘れたときなどにシングルユーザーモードで「ログインする」方法(このページで解説) ルートファイルシステムをマウントできなくなったときにInitramfsに「ログインする」方法(2ページ目で解説) ストレージデバイスを仮想マシン化して「ログインする」方法(3ページ目で解説) SSHログインできなくなったときのためにIPMIやシリアルコンソールで「ログインする」方法(4ページ目で解説) リカバリー用にシングルユーザーモードでログインする 人間の記憶はアテになりません。昨
非常に長い間、「Linux」はゲーマーにほとんど何も提供してこなかった。確かに、かわいらしさを売りにするゲーム(筆者のお気に入りの1つである「Frozen Bubble」など)はいくつかあったが、それ以上のものはなかった。その後、「Wine」が登場して、ユーザーはかなりの数の「Windows」向けゲームをLinux上でプレイできるようになった。筆者は、Wineを使用して、初めてLinux上で「Diablo」をプレイするのに成功したときのことを今でも覚えている。何か特別なことを達成したような気分になったものだ。 そして、今では「Steam」が利用可能だ。 SteamがLinuxにもたらすゲームの世界は、優れたシンプルさと豊富な選択肢を備えている。ユーザーはサインアップして、Steamアプリをインストールするだけで、ゲームの購入や無料ゲームのプレイを開始できる。「Battle Bit Rema
Introduction Linux kernelの6.2からRustでカーネル開発をするための基本的なサポートが導入されましたが、 メジャーなディストリビューションは6.2をデフォルトで搭載していませんでした。 なのでRustカーネルを試そうとした場合、 カーネルのソース持ってきてカーネルビルド関連のソフトウェアやライブラリをインストールし、 Rust関連のオプションつけてビルドしなおして Rustで書いたカーネルモジュールをビルドして QEMUとかUTMとかでようやく動作確認ができます。 とりあえずHelloWorldするだけでも、かなり面倒です。 しかし先日、Ubuntu 23.04 Lunar Lobsterがリリースされました。 これは標準でLinux Kernel 6.2を搭載しているので、面倒な手順を踏まなくても Rust製のLinux kernelが動きます。 また、素晴
2023年4月20日に新バージョンの「Ubuntu 23.04」がリリースされた。インストーラーやデスクトップ環境が改良されている。新しくなったUbuntuを詳しく紹介する。 Ubuntuの最新版である「Ubuntu 23.04」が、2023年4月20日にリリースされました。Ubuntuの各バージョンは、開発が始まるタイミングでコードネームを設定することが慣例となっています。23.04のコードネームは「Lunar Lobster」です。直訳すると「月のロブスター」となります。 ロブスターと言えば、高級食材としても有名な巨大なエビです。そんなわけで、Ubuntu 23.04のデスクトップ画面には、月と星座のようなロブスターが並んだ画像が、デフォルトの壁紙として採用されています(図1)。 Ubuntu 23.04は「中間リリース」という扱いであり、サポート期間はリリースから9カ月間となります。
人気が高いLinuxディストリビューションの最新版「Ubuntu 22.10」が2022年10月20日にリリースされた。新しくなったポイントを詳しく紹介する。 最新のデスクトップ環境を採用した「Ubuntu 22.10」では、システムを設定・管理するメニューが大幅に刷新されました。「ファイル」や「設定」といった標準アプリも見た目と操作性が大きく変わっています。主な変更点を紹介します。 Ubuntu 22.10は2022年10月20日にリリースされました。Ubuntuの各バージョンは、開発が始まるタイミングでコードネームが設定されます。Ubuntu 22.10のコードネームは「Kinetic Kudu」と設定されていました。直訳すると「動的なクードゥー」といった意味になります。「Kudu」は生き物の名前で「クーズー」とも呼ばれています。いずれにせよあまりなじみのない名前でしょう。 どういった
Ubuntu Weekly Recipe 第796回LXDとIncus、今後どちらをUbuntuユーザーは使うべきか? 本連載でも何度か紹介しているコンテナ・仮想マシンの管理システムである「LXD」がCanonicalの管理になった結果、コミュニティ版の「Incus」が登場しました。詳しい経緯は「LXCで学ぶコンテナ入門」の第55回「コンテナと仮想マシンのマネージャ"Incus"」に記述されています。今回は少し趣向を変えて、「UbuntuユーザーはLXDとIncusのどちらを使うべきか」という観点から、Incusを紹介します。 UbuntuとLXDとIncus 冒頭でも説明したように、LXDのコミュニティ版フォークとしてIncusが登場しました[1]。 フォークに至った詳細な流れは「LXCで学ぶコンテナ入門」が参考になりますが、かんたんに説明すると次のような時系列になります。 Lin
Ubuntu Weekly Topics Ubuntu LTSの「12年サポート」の可能性、Ubuntu 24.04 LTS(noble)の開発 / GNOME 46への切り替えと古いリリースのメンテナンス 「12年サポート」の可能性 昨年のUbuntu Summitにおいて、Destination LinuxがMark Shuttleworthへの独占インタビューを行っており、最近この内容が公開されました。このインタビューの中に非常に興味深い発言が含まれています。 その内容は「今後のLTSにおいては『少なくとも12年』のサポートの提供を予定している」というものです。現時点ではまだUbuntu/Canonical的なアナウンスはなく、確定された情報ではない点で不明瞭な面はありつつ、次のようなことは言えそうです。 24.04 LTS(と、すでにリリースされているLTSのうちひとつ)は12
パッケージやファイル/フォルダなどを自由にカスタマイズしたUbuntuのライブISOイメージを、グラフィカルなウィザードで簡単に作成できるツールに「Cubic(Custom Ubuntu ISO Creator)」がある。対象となるバージョンはUbuntu 18.04以降で、UbuntuのほかDebianにも対応している(古いUbuntuをサポートする「Cubic Classic」もある)。 Cubic (Custom Ubuntu ISO Creator) -GitHub Start Page -Cubic wiki -GitHub Cubicにはコマンドライン環境のchrootが組み込まれており、Cubicの仮想環境内の”プロジェクト”としてカスタマイズされたISOイメージを作成する。カスタマイズ元となるISOイメージを選択したら、chroot環境内でパッケージの追加や新し
今回はRaspberry Pi 4の8GBモデルでUbuntu 20.10から提供されるようになったデスクトップイメージを使用する方法を紹介します。 第624回の再読を 本記事を読み始める前に、まずは『第624回 Raspberry Pi 4にデスクトップ版Ubuntuをインストール』を再読してください。重要なことはだいたいそちらに記述しています。 Raspberry Pi 4用のUbuntu(デスクトップ)イメージ 第624回の予言どおり、あるいは第640回で少し紹介したように、Ubuntu 20.10からRaspberry Pi向けのUbuntu(デスクトップ)イメージがリリースされました。 このイメージはRaspberry Pi向けとはいいながら、メモリーが4GB以上のモデルに対応ということで、現状実質Raspberry Pi 4専用です。またメモリーが少ないモデルを所有している場合
Ubuntu Weekly Topics Ubuntuにおける2038年問題との戦い・暗号化設定の調整、SmartNICとUbuntu Ubuntuにおける2038年問題との戦い・暗号化設定の調整 Foundation Teamの開発レポートを見ると、いくつか興味深い作業を読み取ることができます。まず注目するべきはarmhf time_tという見出しのついた作業を、複数のエンジニアが進めている点です。これは内容からして「2038年問題への対応(32bit Arm)」であろうことがわかります。この文脈で2038年問題について知っておくべきこととしては次の通りです。 伝統的なUnix環境では、システム時刻はepoch time(1970年1月1日午前0時0分0秒)からの経過秒数で保持している。この系において、整数オーバーフローによる巻き戻りが発生すると、「時刻が突然1970年に巻き戻
Ubuntu 22.04のパッケージ更新がWhich services should be restarted?で止まるのを防ぐ Ubuntu 22.04 LTS には needrestart というパッケージが入っていて、パッケージの更新のときに「Daemons using outdated libraries」というダイアログに「Which services should be restarted?」という質問で再起動対象を選ぶ状態になることがあります。 開発環境や個人の環境なら、いちいち聞いてこなくても勝手に必要なデーモンは全部再起動してくれても大丈夫なので、そういう設定に変更しました。 動作確認環境 Ubuntu 22.04 LTS (jammy) の needrestart 3.5-5ubuntu2 Ubuntu 21.10 (impish) の needrestart 3.5-
ラズパイで新型コロナウイルス解析に参加する ~Ubuntu Serverの構築編~:名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ(第19回)(1/3 ページ) 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。いち早く収束してほしいと思うのは当然のことです。なんとか新型コロナを倒すための力になれないのかと考える方もいるでしょう。そこで今回は、ラズパイユーザーの皆さんが「新型コロナウイルス撲滅に力を貸せる!」という方法をご紹介しましょう。 先月、PC用のツールとして「Folding@home」がITmedia NEWSで紹介されました。Folding@homeは世界中のコンピュータの処理能力を集めて巨大なスーパーコンピュータを形成し、治療に役立てるという、分散コンピューティング技術を活用した医療研究プロジェクトです。読者の中には、家庭用ゲーム機「プレイステーション 3」がクライアントとして対応していた
筆者は引っ越しを機に、一般家庭用光回線として最速クラスであるフレッツ光クロス(理論値10Gbps)を選んでみました。今回は、この10Gbps回線をUbuntuでも体験してみます。しかし、レンタルルーターをそのまま使うごくごく一般の家庭らしい構成なので、Ubuntu特有ということは特になく基本的には挿せば使えてしまいます。 肝心な速度のほうは、筆者の自宅マシンとインターネット上の高速なサーバーの間ではTCP接続1つで約2.0Gbps、複数のTCP接続を合計すると7.5Gbpsと良好な値が出ています(図1)。一般家庭でこんなに速い回線が必要かどうかはさておき[1]、回線がボトルネックになることはなさそうです。 図1 複数のTCP接続の合計で実測値7.5Gbps セットアップ 現在「ドコモ光 10ギガ」に申し込む形で光クロスを利用しており、ルーター(XG-100NE)もドコモからレンタルし
WindowsとLinuxを一台のパソコンに同居させ切り替えて使おうと考えた場合、幾つかの方法が考えられます。今回は比較的手軽に行えるデュアルブートでの環境構築方法、その中でも行われる頻度が高いWindows10が入っているパソコンにUbuntu18.04をインストールする方法をご紹介致します。 デュアルブートとは デュアルブート(DualBoot)とは、1台のパソコンの中に複数のOSを入れて起動時に任意のOSを選択して起動するマルチブート(MultiBoot)という状態の中でも、特に頻繁に用いられる2つのOSをインストールした状態の事です。 OSを切り替える際に再起動が必要なため、頻繁にOSを切り替えて使う場合には手間ですが、仮想化等とは異なってパソコンのリソースを全て使う事が出来ます。 デュアルブートの構築方法 それではWindows10 Pro 64bit(バージョン:1909)イン
新しい年の始めに、Ubuntuで使用できるさまざまなデスクトップ環境について2022年に起こったことと2023年に起こりそうなことを紹介します。 新年のご挨拶 本稿が新年初めのRecipeです。 本連載は15年目に突入しました。15年も続いているといろいろあるもので、昨年の大きな変更点といえばgihyo.jpが大幅にリニューアルされたことでしょう。もうずいぶん前のことのように思えてしまいます。 このリニューアルにより見た目が大幅に変わり、記事が格段に読みやすくなりました。本連載も、普段は多くの方に読んでいただける記事を、たまにはどのあたりにニーズがあるのかよくわからない記事を織り交ぜつつ、内容的にも読みやすい記事をお届けできればと考えています。 今年もよろしくお願いします。 GNOME では本題です。GNOMEは1年に2回リリースされており、昨年は42と43がリリースされました。Ubunt
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く