3月9日に日本が初戦を迎える第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の人気が非常に高い。WBCはサッカーでいえばワールドカップに匹敵する大きな国際大会だが、地上波のニュース番組では開幕前からトップニュースの扱いだ。なぜ、こんなに盛り上がっているのだろうか? 6年という長いブランクを経ての開催 1つは昨年の11月末にカタールで行われたサッカーのワールドカップの盛り上がりで「日本頑張れ」となった空気が、そのまま年を越して持ち越されたということがある。 「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」はテレビ朝日のサッカー日本代表試合のキャッチフレーズだが、テレビ朝日はTBSとともにWBCの地上波での放送も担当する。ワールドカップで日本代表がドイツ、スペインを撃破した「ジャイアントキリング」の余韻が冷めやらぬうちに、「サッカーの次は野球日本代表」と話題をうまくつないだ印象がある。 そしてもう