中国建国75年で何が起きていたのか?中国問題は「米中」「日中」のような単純な枠組みで捉えず「文明社会と強権主義の対立」だと世界は目覚めるべき 10月18日、中国の深センで日本人学校に通う男子児童が刃物に刺され死亡して1カ月となる。日本側が再三求めているにもかかわらず、いまだに中国政府から詳しい事実関係の説明がなされていない。 今年の10月1日は中国建国75周年の記念日。75年間、中国で何が起きて、そして、世界に何を与えたのか。西側諸国は中国問題を捉える時に、単純な「米中関係」や「日中関係」などのような国家間の外交という単純な枠組みを飛び越えるべきだと学者は警鐘を鳴らす。 中国建国75周年の国慶節(天安門広場 10月1日) この記事の画像(17枚) 以下の文章は、東京大学のある中国人訪問学者が執筆し、東京大学大学院の阿古智子教授が翻訳したものを編集した記事である。 「国慶節」は何を慶祝するの