防衛省は自民党の会合で、海上自衛隊の隊員による手当ての不正受給や、防衛省幹部によるパワーハラスメントがあったことを明らかにしました。詳細は現在調査中だとしています。 防衛省・自衛隊をめぐっては、遭難した潜水艦の救助などにあたる海上自衛隊の複数の隊員が、訓練などで潜水を行った際に支給される手当てを、実際には潜水していないにもかかわらず不正に受け取っていたことや、事務方の内部部局で複数の幹部によるパワーハラスメントなどが確認されたことが防衛省関係者への取材でわかっています。 これについて防衛省幹部は、10日に開かれた自民党の国防関係の会合で「そうした事実があった。ただ詳細については現在調査中で、まとまりしだい報告する」と述べました。 防衛省・自衛隊では、このほかにも川崎重工業が自衛隊から請け負った潜水艦の修理をめぐって捻出した資金を、不正に流用していたことが明らかになったほか、関係者によります