米NVIDIA×ソフトバンク、日本の“AIインフラ構築”へ 孫正義氏「これは国家安全保障の問題」(1/2 ページ) 米半導体大手NVIDIAとソフトバンクは11月13日、日本におけるAIインフラの構築で包括提携すると発表した。NVIDIAのチップを先行利用して、ソフトバンクがAIデータセンターを構築し、全国20万カ所の基地局網を活用してAIサービスを全国展開する。世界最大級の演算処理能力を持つAIインフラを国家レベルで整備する取り組みは世界初となる。 発表は都内で開催された「NVIDIA AI Summit Japan」で行われ、NVIDIA創業者兼CEOのジェンスン・フアン氏とソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏が共同で構想を明らかにした。世界的なAI覇権競争が激化する中、両社は日本における「データ主権」と「AI主権」の確立を目指し、産業競争力の回復に向けた本格的な巻き返しを先導する
素数を探求するプロジェクト「GIMPS」は10月21日(現地時間)、今まで人類が見つけた数値の中で最も大きい素数「2^1億3627万9841-1」(1億3627万9841個の2を掛け合わせ、1を引いた値)を見つけたと発表した。これまで記録していた最大の素数よりも、1600万桁以上大きい値。十進数で表現した場合、桁数は4102万4320桁に及ぶという。 素数は、2以上の自然数の中で、1とその数自身以外に約数が無いもの(割り切れる数がないもの)を指す。中でも「2^n-1」(nは自然数)で表現できる素数のことを「メルセンヌ素数」と呼ぶ。これまでメルセンヌ素数は、51個存在していると知られており、その最大値は「2^8258万9933-1」だった。 GIMPSは、このメルセンヌ素数を見つけるため1996年に発足したプロジェクトで、これまで18個のメルセンヌ素数を見つけてきた。 今回、52番目のメルセ
Metaのマーク・ザッカーバーグCEOが2024年第3四半期(7~9月)決算報告の場で「10万台以上のNVIDIA H100、あるいは他社が報告しているものよりも大きい規模のクラスターで、Llama-4モデルをトレーニングしている」ことを明らかにしました。 Meta is using more than 100,000 Nvidia H100 AI GPUs to train Llama-4 — Mark Zuckerberg says that Llama 4 is being trained on a cluster “bigger than anything that I’ve seen” | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/tech-industry/artificial-intelligence/meta-is-using-
来日中の米半導体大手NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは11月13日、都内で主催した自社イベントで「日本はこれまでテクノロジーの分野で遅れていたが、AIを活用すればリセットできる」と話した。 「AIと日本の優れた製造業、ロボット技術を合わせれば、日本は新しい産業革命を起こせる」と述べ、日本が持つ可能性に対して強い期待感を表明した。「日本はパートナーとしてとても大切な存在で、日本という国がなければ、NVIDIAは今日ここに存在していなかった」と指摘。今後も日本企業と幅広く協業していく方針を明らかにした。 ジェンソン・フアン氏 1963年台湾生まれ。台湾系米国人起業家。大学卒業後にマイクロプロセッサの設計に従事した後、30歳の誕生日の1993年にゲームプロセッサのNVIDIAを共同で設立してCEO兼社長。AIを稼働させるのに不可欠といわれる、微細加工を施した最先端の半導体を組み込んだGPU
GIMPS(Great Internet Mersenne Prime Search)は21日、既知の素数で最も大きい「2^136279841-1」が新たに発見されたと発表した。Luke Durant氏が12日に発見し、19日にGIMPSによる検証が完了したもの。4,102万4,320桁の数字で、約6年前に発見された「2^82589933-1」から1,600万桁以上大きな素数だとしている。 今回新たに素数を発見したDurant氏は、NVIDIAでの勤務経験もある米カリフォルニア州サンノゼ在住の研究者で、数千台のサーバーGPUを使ってメルセンヌ数をテストするインフラを構築。17カ国、24のデータセンターリージョンにまたがる大規模なものだったという。 そのインフラによる約1年のテストの結果、10月11日に「2^136279841-1」が素数であると考えられることが分かり、翌12日にリュカ -
by Thomas Hawk NVIDIAは主にGPUに特化した大手半導体メーカーであり、AI市場の拡大に伴って急成長を遂げています。記事作成時点でNVIDIAの時価総額は3兆4400億ドル(約520兆円)となっていますが、Intelは2005年にNVIDIAをわずか200億ドル(当時のレートで約2兆2000億円)で買収することを検討していたと、日刊紙のニューヨーク・タイムズが報じました。 How Intel Got Left Behind in the A.I. Chip Boom - The New York Times https://www.nytimes.com/2024/10/24/technology/intel-ai-chips-mistakes.html Intel's former CEO reportedly wanted to buy Nvidia for $20
NVIDIAが開発中のAIチップ「B100」ならびに「B200」は2024年3月の発表当初、「2024年後半に入手可能」とアナウンスされていました。しかしその後、設計上の欠陥が見つかったことから、製造が遅延していることが報じられています。AIチップの製造の遅れに関してNVIDIAのジェンスン・フアンCEOが「100%NVIDIAが悪い」と認め、改良版のAIチップを準備中であることを明らかにしました。 Nvidia's design flaw with Blackwell AI chips now fixed, CEO says | Reuters https://www.reuters.com/technology/artificial-intelligence/nvidias-design-flaw-with-blackwell-ai-chips-now-fixed-ceo-says-2
NVIDIAの株式市場価値が一時3兆5300億ドル(約541兆7000億円)に達し、Appleの3兆5200億ドル(約540兆2000億円)をわずかに上回ったことがわかりました。調査によると3兆ドル(約460兆4000億円)の大台に乗っているのはNVIDIA、Apple、Microsoftの3社で、年間を通して競い合っています。 Nvidia overtakes Apple as world's most valuable company | Reuters https://www.reuters.com/technology/nvidia-overtakes-apple-worlds-most-valuable-company-2024-10-25/ 人工知能(AI)に必要なチップの需要が高まり続けているため、需要を満たすチップを複数設計するNVIDIAの価値は上昇し続け、2024年10
by Alpha Photo ソフトバンクグループが、AIシステムのトレーニングと運用に特化した新たなデータセンターの中心に、株式のおよそ9割を保有するArmの技術を配置する計画があることが報じられました。ファブレス企業であるArmはこれまで、企業に対し知的財産権をライセンス提供してきましたが、この計画が実現すればNVIDIAと真っ向から衝突することになることが指摘されています。 How Arm could be the unexpected winner of the AI investment boom https://www.ft.com/content/80a1e79e-b662-40e9-9b41-6d1070f694a8 46% of Nvidia's Revenue Came From 4 Mystery Customers Last Quarter | The Motley
軍事目的に利用される恐れがあるということで、アメリカはNVIDIAのAIチップのロシアへの輸出を制限しています。しかし、世界のあらゆる国からロシアへの輸出制限をかけられるわけではないため、マレーシアやインドを経由してロシアにAIチップが渡っていることがわかっています。直近の2024年4月から8月だけでも、NVIDIAの「H100」チップを搭載したDell PowerEdge XE9680サーバー1111台、市場価値3億ドル(約460億円)相当がインドからロシアに輸出されています。 Russia Is Getting Nvidia AI Chips From an Indian Pharma Company - Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/features/2024-10-27/russia-is-getting-nvidia-ai-ch
AIベンチマークのMLPerf Ver.4.1が公開され、NVIDIA B200やGoogle Trilliumなどの新しいAIチップの結果が明らかとなりました。それによると、NVIDIAの次世代GPUであるB200は、現行のH100と比較して一部のテストで2倍の性能を達成し、Googleの新しいアクセラレータであるTrilliumは2023年にテストしたチップと比較して約4倍の性能向上を示しています。 New MLPerf Training v4.1 Benchmarks Highlight Industry’s Focus on New Systems and Generative AI Applications - MLCommons https://mlcommons.org/2024/11/mlperf-train-v41-results/ AI Training:Newest
ソフトバンクは、基地局アンテナからの信号などを処理するデバイスにNVIDIA製チップを採用すると発表した。2026年度以降にソフトバンクの商用網に組み込む。 これまで、基地局の信号などの処理には専用ハードウェアが用いられることが一般的だった。しかし、近年の技術進展によってCPUやGPUといった汎用ハードウェアに置き換える「オープンRAN」や「仮想化」の動きが広まっている。 しかし、基地局のトラフィックは時間帯によって変動するため、計算リソースに余りが生じることがある。この余剰リソースを「エッジAIデータセンター」として活用するのが今回の取り組みとなる。 基地局へのAI機能の搭載は「AI RAN」として知られているが、主に通信品質の向上に主眼を置くものが多かった。今回の取り組みは、基地局とデータセンターの設備を共通化した点がユニークだ。 「ネットワークを全部作り直す」と宮川社長 この構想を実
NVIDIAは、GeForceシリーズやRTXシリーズを含む複数のGPUに重大な脆弱性が発見されたと発表した。この脆弱性により、悪意のある攻撃者がシステムに侵入し、個人データの盗難や改ざん、コードの実行などが可能となるリスクがあるという。 脆弱性の深刻度はスケールで7から8以上に達しており、NVIDIAはWindowsおよびLinuxユーザーに対し、GeForce、RTX、Quadro、NVS、Teslaシリーズのドライバーを即時に更新するよう呼びかけている。対象となるのは、一般的なゲーミング用GPUだけでなく、プロフェッショナルやワークステーション向けの製品も含まれる。 NVIDIAは新たなドライバーバージョンを提供しており、最新の更新により脆弱性を修正できるとしている。最新のドライバーは、NVIDIAの公式サイトからダウンロード可能で、ユーザーは自身のGPUに適したドライバーを選択して
NVIDIA Llama3.1が示すオープンソースAIの勝利|エンタープライズAI市場で急速に存在感を増すオープンソースモデル Last Updated on 2024-10-25 10:23 by admin エンタープライズAI市場の新潮流 VentureBeatが2024年10月に発表した分析によると、エンタープライズAI市場においてオープンソースモデルが優位性を確立しつつある。 主な動向は以下の通り: 1. NVIDIAの新モデル「Llama3.1-Nemotron-70B-Instruct」が、以下のベンチマークスコアでOpenAIのGPT-4とAnthropicのClaude 3.5を上回る性能を示した: Arena Hard: 85.0点 AlpacaEval 2 LC: 57.6点 GPT-4-Turbo MT-Bench: 8.98点 2. Broadcomが年間50億ド
Linux Daily Topics Fedora Linux 41リリース ―GNOME 47、DNF5、NVIDIAドライバ対応セキュアブートなど Fedoraプロジェクトは2024年10月29日(米国時間)、「Fedora Linux 41」の一般提供開始を発表した。メインエディションの「Workstation(デスクトップ)」「Server(サーバ)」「IoT(エッジ)」「Cloud(仮想環境)」「CoreOS(コンテナ環境)」のほか、SilverblueやKinoiteを含む「Fedora Atomic Desktops」、KDEやXfceといったオルタナティブなデスクトップ環境に特化した「Fedora Spins」などもアップグレードされている。 Fedora Linux 41 is here! -Fedora Magazi
フアン氏は、ソフトバンクがNVIDIAのプラットフォームを使用してAIスパコンを構築していることを明かした。ソフトバンクは、AIと5Gを組み合わせた通信ネットワーク「5G AI-RAN」を構築していく方針だ。 孫氏はAI革命について「大きな波だ。全ての産業が影響を受けるだろう」と指摘。フアン氏と、AIの革新的な役割とAI分野をけん引する取り組みについて話し合った。孫氏は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドなどを通じて、AIを活用した成長可能性の大きな世界中の企業に投資してきた。 一方、NVIDIAをAI分野で世界的リーダーに成長させてきたのがフアン氏だ。同社はGAFAなどの生成AIの旺盛な需要によって業績を伸ばし、11月5日には時価総額が約3兆4300億ドル(約520兆円)と、終値ベースで米Apple(アップル)を上回り、世界トップになった。 対談の中で孫氏は「日本ではソフトウェアが過小評価
ソフトバンクグループで代表取締役会長兼社長執行役員を務める孫正義氏は、サウジアラビアで開催された「Future Investement Initiative」に登壇。「NVIDIAは私が思うに過小評価されている」と語った。海外メディアが相次いで報じた。 【画像】孫正義氏が示す「AIの進化」8段階 NVIDIAの株価は、生成AIブームを契機に急上昇を続けている。8月には一旦下落に転じたものの、9月に底を打って反転。10月末現在では過去最高値を更新している。 孫正義氏の考えの根底にあるのは、今後の社会においてAIが与えるインパクトの大きさだ。同氏は10月3日に東京で開催されたソフトバンクワールドでも、知能がヒトの1万倍を超える人工超知能「ASI」が10年以内に到来すると述べていた。 また、OpenAIの新たな生成AIモデル「o1」について「これまで言葉の数珠つなぎしかできなかった生成AIが、初
仮想通貨マイニングやAIトレーニングで注目を集めるNVIDIAのGPUだが、その内部では静かな革命が進行していた。同社は2024年までに約10億個のRISC-Vコアを出荷する見通しであることを、RISC-Vサミットで明らかにした。実は2015年から、同社のGPUの心臓部には、オープンアーキテクチャであるRISC-Vベースのマイクロコントローラーが採用されていたのだ。 独自コントローラーからRISC-Vへの転換 GPUは一見すると単純な演算装置に見えるかもしれないが、実際には電力管理、ディスプレイ制御、セキュリティなど、多岐にわたる機能を持つ複雑なシステムとして設計されている。これらの制御には従来、NVIDIAが独自開発した「Falcon」マイクロコントローラーが使用されてきた。しかし2015年、同社はこれらのコントローラーをRISC-Vベースの設計へと置き換える大きな決断を下した。現在では
テキサス州オースティンの郊外に、Amazon Web Service(AWS)が買収したマイクロエレクトロニクスの専門企業・Annapurna Labsが入居するオフィス街があります。Annapurna Labsがどのような活動をしているのかを、Amazonが写真付きで公開しました。 Take a look inside the lab where AWS makes custom chips https://www.aboutamazon.com/news/aws/take-a-look-inside-the-lab-where-aws-makes-custom-chips Amazon steps up effort to build AI chips that can rival Nvidia https://www.ft.com/content/3d9b5c6d-f1ae-4f6f
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