コミック版ではイスラエル政府の工作員でパレスチナに恨みを持つという設定のサブラ。物議を醸すキャラクターだけに、映画での人物造形に注目が集まる MARVEL <映画『キャプテン・アメリカ』の新シリーズ発表直後に、ハマスとイスラエルの戦争勃発。イスラエル人女性ヒーローへの反発が起きないかたちで作品を描くことは可能なのか?> 2022年9月、マーベル・スタジオはシリーズ第4弾『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(原題)に新たなメンバーが加わると発表した。イスラエル人の女性スーパーヒーロー、サブラだ。 この発表は直後から物議を醸したが、今年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスとの間に戦争が勃発。マーベルの親会社でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品を配給するディズニーの立場は、ますます厳しくなっている。 10月7日にハマスの奇襲を受けたイスラエルは、報復としてパレス