話法(わほう、英語: narration)とは、他人の言葉を伝える際の種々の様式のことである。直接話法(英語版)、間接話法(英語版)等の種類がある。ただし、口から発した発話だけでなく、心の中で思った思考内容も含まれる。そのため発話と思考を合わせて「言説(英: discourse)」と呼ぶ者もある[1]。また「引用」という用語で代用する場合もある[2]。 他人の発した発話を、なるべくその表現を生かした形で第三者に伝えたい場合がある。例えばAさんが次のように発言したとする。 A: 明日までここにいる。 この発言をBさんが第三者に伝える際、次のように引用して伝えることができる。 B: あいつ、あの時、「明日までここにいる」って言ってたよ。 このように元発話を忠実に再現した様式を直接話法という。 一方、Aさんのこの表現をなるべく生かしながら、Bさんの立場・時点に合わせた形に直して伝えることもできる