今、最も注目のエッセイ漫画『腸よ鼻よ』。 本作は、1万人に1人の難病・潰瘍性大腸炎を19歳で発症し、23歳で大腸を全摘出、これまで10回の手術を経験してきた漫画家・島袋全優(しまぶくろ・ぜんゆう)さんによる、自身の闘病生活をつづった4コマ漫画だ。 これだけ聞くと、「なんだか内容が重そう」と身構える読者もいるかもしれない。しかし本作は、闘病をとことん面白おかしく描いた作品。濃すぎるキャラクターたち、はさみこまれる名作漫画のパロディ、毎話紹介される「腸に優しい食材」情報、そして、作者本人にして本作のヒロイン・島袋全優(美少女)のキレッキレのツッコミなど、全方位から読者の腹筋を崩壊させにかかってくる異色のギャグエッセイなのだ。 漫画配信サイト「GANMA!」で連載中の本作は、その突き抜けた面白さがSNS上で話題となっただけでなく、今年の8月には「次にくるマンガ大賞2019」Web部門3位に輝いた