本報告では2009 年下半期のアイデンティティ管理技術に関する動向として、米国Open Identity Solutions for Open Government の動きを概観する。 米国ではとくにオバマ政権の発足以降、民間の事業者が提供するサービスを政府機関で活用する動きが加速しており、アイデンティティ管理の分野も例外ではない。 2009 年 9 月、FCIOC(Federal CIO Council:連邦政府CIO 評議会)内のISIMC(Information Security and Identity Management Committee:情報セキュリティおよびアイデンティティ管理委員会)の分科委員会であるICAMSC(Identity, Credential and Access Management (ICAM) Subcommittee)は、新たなイニシアチブとして「O