19歳でわずか50万円を元手にNEXYZ.Group(ネクシーズグループ)を起業。34歳でナスダック・ジャパンに上場を果たし、2004年に37歳という若さで東証一部上場企業の当時最年少創業社長となる。2015年にはブランジスタがグループ2社目の上場。4200社が集う日本最大の経営者交流団体「パッションリーダーズ」を主催。 ビジネス教養としての孫正義 一代で10兆円企業をつくりあげた孫正義氏。その圧倒的なスピードと異次元のスケールにおいて、右に出る者はいない。孫氏を深く知る9人への取材を通して、さまざまな角度から世界的経営者の実像に迫る。さらに、孫氏の行動と発言に関する証言から「事業成長のエッセンス」を抽出。変化の激しいビジネス環境で生き残り、新しい価値を創造するために必要な「学び」と「モチベーション」を数多くお届けする。孫正義の過去と現在を知ることは、現代ビジネスパーソンにとっての「教養」
ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏は、エヌビディアに対抗して人工知能(AI)に不可欠な半導体を供給するベンチャーを立ち上げるため、最大1000億ドル(約15兆円)の資金を考えている。事情に詳しい関係者が明らかにした。 このプロジェクトは「イザナギ」というコードネームで呼ばれ、ソフトバンクGがスタートアップへの投資を大幅に抑制する中、孫氏の次なる大きな試みとなる。 ソフトバンクGビジョンファンド、「恐る恐る」の投資へ-派手さ陰る 孫氏は、ソフトバンクG傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスを補完するような会社を構想しているという。非公開情報であることを理由に関係者は匿名で語った。1人の関係者によると、現在検討されている一案は、ソフトバンクGが300億ドルを出し、中東の投資家などから700億ドルを調達するというもの。 成功すれば、この半導体プロジェクトは対話型AI「ChatGPT(チ
世界を席巻してきたのは「ギャンブル系金融業」 もう40年も前のことになるが、私が上田ハーロー(上田短資)に勤務していた頃、「東京金融(外国為替)市場は『世界最大級のカジノ』」だと仲間内で揶揄していた。 実際、トレーディングルームは、巨額の資金をベットして(かけて)コンマ以下の秒単位で取引を行う殺気だった場所だった。まさに「賭場」の雰囲気であったのだ。 もちろん、「怒声」や「喚き声」さらには下品な言葉が飛び交い、トレーダーの手元にある電卓や灰皿が「宙を舞う」こともあった。 さらに、取引される総額も「天文学的数字」であり、「世界最大級」の名にふさわしい「カジノ」であったといえよう。 その後、通信設備やネット環境の発達により、トレーダーがいくつもの受話器を抱えて取引する「テレフォンマーケット」は姿を消したが、「賭場」としての本質は変わっていない。 また、「テレフォンマーケット」の衰退とともに、「
おの・のぶかつ/名古屋外国語大学教授、世界共生学科長。博士(経営管理)。1965年、北海道生まれ。慶應義塾大学卒。共同通信社の記者として、メガバンクや中央省庁等を担当、経済部次長、日銀キャップを歴任。『黒田日銀 最後の賭け』(文春新書)、『JAL 虚構の再生』(講談社文庫)など経済系のノンフィクションの著書多数。小野一起の筆名で小説も執筆、『マネー喰い 金融記者極秘ファイル』(文春文庫)、『よこどり 小説メガバンク人事抗争』(講談社)を上梓している。 渋谷ではたらく社長の「最後の仕事」 サイバーエージェント社長の藤田晋は、2026年に会長に退き、新社長を社内から起用すると表明した。藤田は、残された3年間で、後継者をどう育て、選ぼうとしているのだろうか。藤田への単独インタビューで、希代の創業社長による後継者育成計画に迫った。 バックナンバー一覧 サイバーエージェント社長の藤田晋は、2026年
ソフトバンクGの決算発表会見、ひと晩経って改めてとても重要な、歴史に残る会見だったと思うのでまとめます。 要するに同社的なビジネスモデルの崩壊の瞬間という事でしょう。
Jp Valery WeWorkのCEOがついに辞職に追い込まれそうだが、一方で噂が高まりつつあるのが、投資したビジョンファンド側の進退である。 ビジョンファンドは、1000億ドルというこれまでと二桁違うレベルのベンチャーファンドということで驚嘆された。しかしさらに驚くべきことに、そのうち4割はなんと優先株で調達しているのである。4割の投資家には、投資事業が儲かろうが儲からなかろうが毎年7%の配当を出さなければならない。ベンチャーキャピタル業界の常識を覆すハイリスクなファンドである。 「数千億円規模の売上があるレイトステージのベンチャーが未公開のまま多数存在するのは今だけの特殊事情。この状態が続いている間に優良ベンチャーに多額の投資をするアービトラージのチャンス!」 ・・・・と思ったかどうかは知らないが、ビジョンファンドは2017年から2年かからずに10兆円を投資しつくした。すごいですね。
2018年9月のある晴れた日の朝、カリフォルニア州サン・カルロスにいた私の予定が狂ってしまったのはソフトバンクグループ会長の孫正義のせいだった。孫も私もこの地に来たのは同じ理由だった。あの「ビジョン・ファンド」の運用を任された人たちに話を聞きに来たのである。 ビジョン・ファンドとは「ありとあらゆるものの未来」に関する孫正義の1000億ドルの賭けといってもいいだろう。孫は40年かけてソフトバンクを通信コングロマリットに育てあげた人物だ。 根っからの仕掛け人であり、2年前、前代未聞のこの巨額ファンドを設立する冒険に打って出て以来、デジタルの世界で新しい波を作ると見込んだスタートアップに次々に投資をしているのだ。自分の会社や評判、そして資産のすべてをこのファンドに賭けたといっても過言ではない。私も孫も質問したいことは同じだ。 「この巨大ファンドは、いまどこに向かおうとしているのか」 とはいえ、何
2015年3月24日追記:グノシーの上場承認が降りました。 ◆記事:上場するグノシー、2015年3Qの営業利益は2億円 当該ファンドもその投資先も同業者も。みんながシェアしにくいらしいけど、こっそり人気コンテンツと化しているファンド・リターンズ。3回目にして番外編になりますが、Gunosy代表取締役木村新司氏の個人投資家としてのリターンに迫ります。 そもそも木村氏の投資資金の元手はどこかというと、木村氏はスマホアドネットワーク事業を運営していたアトランティス社を2011年1月にGREEに約20.8億で売却。その際のキャピタルゲインと思われます。売却前に2.8億の資金調達を実施していることもあり、木村氏の持分は最低でも50%前後と推測、キャピタルゲインは10億前後と思われる。木村氏の2014年6月時点での投資先は9社。まずは全体のリターンを。(ファンドではないが、累計投資金額に対するリターン
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