今「雑草バブル」がピークを迎えている。 コロナ禍では新たな生活様式の一つとして手作りスイーツに挑戦する家庭が増えるなど、さまざまなブームが巻き起こった。そんな中で意外なブームの種となっているのが“雑草”だ。 「雑草バブル」は、ネットオークションを中心とした希少植物・観葉植物の価格が高騰している現象を指した言葉だ。ベテランの愛好家からは、これらの植物を買いたい人々が最近にわかに増加したことで、希少な植物に手が出づらくなっていることを自虐的に「雑草バブル」という使い方がなされているようだ。 現に、ネットオークション最大手のヤフオクでは、これら観葉植物を中心とした高額取引事例が増加している。10万円を超える価格で落札されたものはここ半年で数百件にも上っており、数十万円での取引も珍しくなくなりつつある。
