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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (48)

  • 承認欲求・マズロー周りの、最近の記事クリップ&私見 - シロクマの屑籠

    最近、「承認欲求」関連の記事を立て続けに見かけたので、保存がてら、まとめてコメントしてみようと思う。百家争鳴の観だが、多くの記事に共通しているのは「時代の変化」「承認欲求的な何かを体感することの、現代的困難さ」だったとは思う。そのうえで、見通しや対策について色々な人が意見交換している、という風にみえた。 なお、このまとめ記事では、混乱をできるだけ避けるために、A.マズローの欲求段階説にある用語「承認欲求」「所属欲求」「自己実現欲求」に統一したニュアンスで書いていくこととする。以下のリンク先の文章は「承認」「承認欲求」がそれぞれで微妙に違っているような気がするが、この記事クリップ上では、一律にマズローの欲求の階層を念頭に置いたうえで言及してみる。 Thirのノート 今回のやりとりのスタート地点、とおぼしき記事。この記事では、まず「承認」の定義づけから入っているが、内容から察するに、マズローで

    承認欲求・マズロー周りの、最近の記事クリップ&私見 - シロクマの屑籠
  • 自信をアウトソーシング出来た団塊世代と、それが出来ない氷河期世代 - シロクマの屑籠

    年寄りが語る戦後日 - raurublock on Hatena 以前何度か、仕事を引退したばかりの団塊世代の男性に「過去のあなたの経験を教えてください」と頼んでみたことがある。大抵の場合、こうした申し出に対し、彼らは苦労話を交えながら“武勇伝”や“成功体験”を語ってくれる。ドラマチックで情熱的な、臨場感溢れる昔話を語る時の彼らの表情は、殆どの場合、誇りに満ちている。個人の経験談を語る時だけではなく、“昭和”“高度成長”という時代を回想する時も、やはり自信が溢れている。 ところが、ついさっきまで自信に満ち溢れていた男性が、一転、自信のない姿をみせ驚くこともある。たとえば海外旅行の際、日人と一緒にいる時には自信に溢れた態度をとり、奥さんや添乗員に対しては居丈高ですらある男性が、自由時間になったとたんに萎縮し、奥さんに頼ってしまうような例などである。当に自信が内側に蓄積している男性なら、

    自信をアウトソーシング出来た団塊世代と、それが出来ない氷河期世代 - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/06/20
    右肩上がりの時代とは、環境が承認を用意してくれる時代だったと。
  • マスメディア越しの不安と“分かりやすさ” - シロクマの屑籠

    秋葉原の事件について、「犯罪心理学の偉い先生」が解説していたのをNHKのニュースで見かけた。 “劇場型犯罪”。 “ヒーロー気分”。 聞き覚えのある単語が並ぶんで、かなり分かりやすい解説だったと思う。容疑者の“動機”の何%かに関しては、あの分かりやすい解説も当たっているんじゃないかな、と思った。 でも当は「犯罪心理学の偉い先生」だって、そんなに分かりやすく解説出来てしまえるものでは無いことぐらいは、承知していると思う。限られたコメント時間内で、大ハズレの無い解説をするように求められる立場。その限られた立場のなかで“専門家の意見”を求められ、実際に紡ぎ出せる言葉というのはおそらく少ない。来ならもっと時間をかけて接近すべきsubjectに対しても、あの先生がたは即時即答の、分かりやすいコメントを要求される。そこら辺のもどかしさを内心感じながらも、最適のコメント・最適な解説を心がけていらっしゃ

    マスメディア越しの不安と“分かりやすさ” - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/06/10
    わからないというストレスに耐えうるタフな心は、どうやったら手に入るんだろう。
  • オタク界隈という“ガラパゴス”に、“コミュニケーション”が舶来しました - シロクマの屑籠

    時代は オタク=コミュニケーション貧者 オタク愛好家=冴えない根暗 ではなくなってきてるんじゃないかと思う。 例えば僕が「脱オタサイト(汎用適応技術研究[index])」を開いた2001年頃だったら、秋葉原であれコミケであれ、[オタク=コミュニケーション貧者][オタク愛好家=冴えない根暗]という図式は、確率としては、かなりの確度で当てはまっていたと思います。インターネットで『侍魂』『ちゆ12歳』なんかがヒットしていた当時、“オタクでも服装を整えよう”とか“オタクだけど周りの目を気にしてみよう”などと考える人の姿はまだ疎らで、今で言うアキバ系ファッションが最盛期でした。 この2000年前後においては、服飾面でも、会話技能や処世術でも、アニメやゲーム趣味を主な娯楽にしている思春期男子と、そうではない思春期男子には、コミュニケーション能力のアベレージにかなりの落差があったと思います。当時、“脱オ

    オタク界隈という“ガラパゴス”に、“コミュニケーション”が舶来しました - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/05/31
    オタクはどこへ行くのか。自宅警備員はパラダイス鎖国なのか。
  • 「No」に際して物凄く不安になってしまう人達 - シロクマの屑籠

    「自分を飛躍的に成長させる状況」と「自分が潰されてしまう状況」の見分け方 - 分裂勘違い君劇場 今回もfromdusktildawnさんの記事は、娑婆で世渡りをしていくうえで重要な、そして基的な振る舞いを紹介するものだった。自分の人生もビジネスも恋愛も、誰かが代わりにやってくれるわけでもなければ、誰かが責任をとってくれるわけでもない。生きていく為には、「周囲が俺の空気を読んでくれて助けてくれる」などという甘いことは考えずに、自分にあったポジションを選び、自分が出来ないことを引き受けすぎないようにしていかなければならない。それが出来ない人ほど、出来もしない仕事を(勝手に空気を読んで)引き受けた挙句、Noとは言えなかった自分を責めるでもなく、自分がNoと言えなかった環境を糾弾する傾向がみられるわけだが、今日日、そんな事をしたってその人が幸せになれる筈も無い。 では、このfromdusktil

    「No」に際して物凄く不安になってしまう人達 - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/04/17
    衝突も否定も、人生航路における避けがたいコストなのだろう。
  • 石川遼さんと浅田真央さんを「理想の子ども」とし過ぎることへの懸念(紹介) - シロクマの屑籠

    �Î�ì—É‚³‚ñ‚Æ�ó“c�^‰›‚³‚ñ‚ð�u—�‘z‚ÌŽq‚Ç‚à�v‚Æ‚µ‰ß‚¬‚邱‚Æ‚Ö‚ÌŒœ”O----•¶‰È�È‚ª�A–³�_Œo‚Å‚È‚¯‚ê‚Ηǂ¢‚Ì‚¾‚ª(”Ä“K�Š‘®) 文部科学省が発行する、学習指導要領のPR小冊子「生きる力」の08年版において、「理想の子ども」として、ゴルフの石川遼さんと、フィギュアスケートの浅田真央さんの文章を載ったというニュースを耳にした。この小冊子に関して、文科省初等中等教育教育課程課の小幡泰弘課長補佐(37)は、こう言う。 「親にとって石川君や浅田さんは『こんな子供に育って欲しいな』という理想の存在ですから」*1 少しぐらい躊躇ってくれればいいのに、と私は思うのだが、この小幡課長補佐は、あの二人を親が子どもの理想とすることに何の抵抗感も持っていないにみえる。小冊子を読む側の親や先生のなかにも、抵抗感を

    石川遼さんと浅田真央さんを「理想の子ども」とし過ぎることへの懸念(紹介) - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/04/14
    親学が話題になったときも思ったけれど、理想が叶わなかった場合に生じうるあれやこれやを円満に治める器量のない人は、やたらと高い理想を見つめないほうがよいな。リスクマネジメントとして「身の程を知る」と。
  • 知っている事と、「分かっちゃいるけどやめられない」 - シロクマの屑籠

    世の中には、知ることは容易でも実践することや運用することの難しい知識というものが、少なくない。そして、知ることは容易でも、実践や運用が極めて難しい知識に限って、単に知っているだけではそれほど大きなメリットに与れないものが多かったりもする。 例えば「過度の肥満はメタボリック症候群のリスクファクターである」「アルコールの摂りすぎは肝硬変になりやすい」という知識を知る事は、かなり容易と言える。現代人にとっては、殆どコモンセンスとも言える知識だ。しかし、知ってはいても、それらの知識を知ったうえで実践出来る人・運用出来る人というのは常に限られている。空腹時血糖が300を上回ろうがHbA1Cが7.8になろうが、吉野屋で特盛りを頼む人はやはり頼むし、「呑まなきゃやってられない」人は手が震えてもアルコールがやめられない。 では、こういった人は“頭が悪いから知識を運用出来ない”のか?というとそうとも限らない

    知っている事と、「分かっちゃいるけどやめられない」 - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/04/02
    どこにあるはずもない人生の最適解を、人間はずっと探し続けるのだろう。
  • せめて、彼らのゲームの思い出がいつまでも色褪せませんように。 - シロクマの屑籠

    年度末を迎え、宴席が続いてあわただしい。社会人になってから毎年恒例の行事だが、週末にゆっくりゲームをやろうと思っても、なかなか時間の取れない季節が恨めしい。そんななかで、昨日の飲み会で、ちょっと気になる会話を耳にした。 「最近、ゲームってつまらないよね」 「昔のゲームは面白かった。ファイナルファンタジー3とか、バーチャ2とか」 うわぁ、最近ネットで見かけたばかりの話題じゃないか。ちょうど、 「最近のゲームがつまらない」? 自分にあったゲームを探せていないだけじゃない? - 最終防衛ライン3 「最近のゲームがつまらない」と言ってしまう人問題 - ARTIFACT@ハテナ系 で見たような話題である。 ネットでみていた限りでは、上の二つの記事に書いてあることに僕は強く同意したくなった。しかし、仕事に関係した宴席で同じ言葉を耳にすると、随分と印象が違ってくる。彼らの「最近のゲームがつまらない」を聞

    せめて、彼らのゲームの思い出がいつまでも色褪せませんように。 - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/03/29
    ゲームカテゴリにおいてもマッチョ・ウィンプ問題が立ち塞がるのね。
  • 例えば宝くじで三億円当たれば、それで幸せな選択肢を選べるのか - シロクマの屑籠

    過去と若さは金銭で贖えない、という前提を踏まえて - シロクマの屑籠 上記リンク先の文章を打ちながら、“金銭では贖えない過去からの諸々”について色々と考えていた。世の中には多分、金銭を手に入れればそれでどうにかなる人と、金銭以外の体験なり蓄積なりのほうが必要な人があるのだろう。例えば宝くじで三億円あたった時、それで未来を上手に買い切ることの出来る人というのは、どれぐらいいるだろうか。 三億円当たっても、競馬とパチンコにつぎ込むしか能がない人がいるかもしれない。 定期預金する以外の選択肢を思いつかない人がいるかもしれない。 分散投資という概念を知ってはいても、不安が強くて、相場が動くたびに動揺売りを繰り返す人だってあるかもしれない。 こうした人達に、三億円ポンと渡しても、多分、未来は開けない。生活保護費を三日でパチンコですってしまうような人に、金銭的援助だけを続けていても、湯水のように無くな

    例えば宝くじで三億円当たれば、それで幸せな選択肢を選べるのか - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/03/25
    消費リテラシーもまた文化資本なのかねえ。/この辺の話を本にまとめたら、『消費力』てなタイトルが付くのかしら。
  • つまんないのは「現実」?「夢・理想」?それとも「僕」? - シロクマの屑籠

    「現実はつまんないよね!」「みんなもそう思うだろ?現実なんて、つまんねえよね!」 体調を崩して暫く寝込んでいた。熱にうなされたなか、とあるネットラジオで誰かが叫んでいた、「現実はつまんないよね!」という台詞が頭から離れず、とりとめの無いことを繰り返し考えていた。 現実は、つまらない、という。現実じゃないモノのほうが面白くて、ドキドキできるということなんだろうか。現実よりも面白いモノがあるとしたら----例えばそれは、アニメや映画のようなフィクションかもしれないし、直には会うことの無い人との、インターネット上のコミュニケーションのことかもしれない。逆に考えると、ネットラジオでつまらないと言い放たれていたところの「現実」というのは、一体どこにあるんだろうか?「現実」と言って僕が連想したのは、例えば厳しい雇用情勢とか、いっこうに増額しない預金通帳とか、ややこしい恋愛市場とか、その辺りの諸々だった

    つまんないのは「現実」?「夢・理想」?それとも「僕」? - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/03/13
    つまんないのはおまえ自身だよって言われるのが嫌で、夢の残骸に埋もれて生きている、ということもあるかも知れない。
  • それが、人に身銭を切らせる時の貴方の作法なんですか? - シロクマの屑籠(汎適所属) - コメント欄

    2008-03-04 - reponの日記 ないわ〜 404 NotFound(暫定) リンク先のタイトルは“質問”となっているが、どうあれ、reponさんという人はdankogaiさんに身銭を切れと言っているわけだ。しかし、その際のモノの言い方があまりにも無神経で、ぎょっとせずにいられなかった。 dankogaiさんが、「君の年収分を賭けても良い」*1などと書いた以上、その言質を確かめるという意味でも、金銭(または、もっと大切な何か)を拠出するようにモノ申すというのは、別に悪いことではないと思う。また、後半パラグラフの、職場環境に関する独白についても、とやかく言う筋ではない。 しかし、幾ら相手が「君の年収分を賭けても良い」と言ったとはいえ、人に身銭を切らせる際に、この作法はどうなんだろう?浮かれるのは分かるし、自分のエントリを支持してくれた人にフィードバックをというのも分かる。分かるんだ

    それが、人に身銭を切らせる時の貴方の作法なんですか? - シロクマの屑籠(汎適所属) - コメント欄
    rajendra
    rajendra 2008/03/05
    "身銭を切らされる側のdankogaiさん""(今回、身銭を切ることになるであろう)dankogaiさん"/マジレス大増量にワロタ。どうみても「シロクマの罠」です。/もしガチならば、「君の年収を賭けてもいい」とか言う方にキレるべき。
  • 誰がためのビデオ撮影 - シロクマの屑籠

    小学校の運動会や幼稚園のお遊戯会の時、またはピアノの発表会などの時、父兄のビデオ撮影のカメラがずらりと並んでいる風景に違和感を感じたことは無いだろうか。我が子の一挙一動を捉え損ねまいという強い執着が、レンズ越しに子どもに向けて投げかけられていることに、子ども心に気味の悪さを感じたことは無いだろうか。少なくとも自分は、そういうのを気持ち悪いと思うほうだった。写真ぐらいはまだしも、一挙一動を録り続けるビデオカメラの目線には、捉えて離すまいという執念のような何かを感じる。これは、自分がビデオ撮影をする側に回った頃から確信に変化した。ビデオカメラを持っていると、(写真のように)特定の瞬間を切り出す意識の代わりに、撮影対象を余さず捕まえようとする妙な執念が自分自身に宿るような気がしてならない。 「子ども自身が将来見返す為に、撮影しているんです」 しかし、実際に子どもがわざわざ映像を見返すというのは稀

    誰がためのビデオ撮影 - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/03/03
    思い出を残すために撮影するのか、それとも撮影して記録したものだけが思い出になってゆくのか。"memory"って何だろうね。
  • すぐに結果が出ないと我慢ならないメンタリティ - シロクマの屑籠

    なぜ大学で即戦力は育たないか - 雑種路線でいこう 即戦力、即戦力…。 すぐに結果を出せる、すぐに戦力になる人材を求めている企業。大学で学んだ人はすぐに使い物になるべきだ、というのは「人を育てる」「人を抱える」という視点からみれば短絡的にみえる。そんな事では、失敗に対して臆病で、即戦力かもしれないけれども可能性が頭打ちにされた人材が育つことになってしまいそうだ。尤も、「指揮官クラスはヘッドハンティングしてくれば良い」と企業が考えているとすれば、金の卵を苦労して育てるインセンティブなど存在しないかもしれないけれど。育てるより引き抜くほうがローコストだとすれば、育てることなどそっちのけになるかもしれないが。 以下、エントリの論旨とは大分ずれた話になるけど、即戦力や即業績というのって、必ずしも企業側だけのメンタリティじゃないような気がする。学生の側だって案外そうなんじゃないのか?すぐに戦力になり

    すぐに結果が出ないと我慢ならないメンタリティ - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/02/10
    蔓延するゼロトレランス社会。不寛容になりがちな風潮の中で踏みとどまるためにはどうすればいいんだろう。
  • 「思春期の遷延」に対するかすかな疑問 - シロクマの屑籠

    痛いニュース(ノ∀`) : 30歳過ぎて「アニメ、アニメ」ってどうよ?…オーマイニュース - ライブドアブログ 30歳過ぎて「オーマイ、オーマイ」ってどうよ? - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」 上記リンク先の記事を並べて読んでみたらとても面白い。オーマイニュースに書かれていた記事が筋で、id:republicさんの記事がそのパロディなんだけど、前情報無しに見比べると、一体どちらがどちらのパロディなのか分からなくなってしまう。テンプレートに出来るタイプの記事だった、ということか。オーマイニュースの人が趣味に溺れる若い人を叩き、オタやサブカルな若い人が“時代錯誤の市民記者”を揶揄するという構図は、目くそと鼻くそが雪合戦しているようなもので、自分自身の執着を相手の背中に見出しているかのようにみえる*1。背景にあるメンタリティは、たぶん似たもの同士なんじゃないか

    「思春期の遷延」に対するかすかな疑問 - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/02/07
    思春期に出会ったり獲得したモノに、落とし前をつける必然性を感じない。好きなものを好きなままでいられる程度には、世間は寛容な気がする。分散して点在していた寛容をwebの中に見つけただけかもしれないが。
  • 「お医者さまは神様」「神様にあらずんば悪魔」という両極端について。 - シロクマの屑籠

    http://koerarenaikabe.livedoor.biz/archives/51118106.html 医療に限らず、およそ人の手になるものには「最善を尽くしたけれども改善しきれない」事態というものが含まれている。教育にしたって、入学時点で全く我が儘だった中学生を卒業までに品行方正にしろと言われても絶対の保証など出来かねるだろう。出来ることと出来ないことがあるだけでなく、出来ることでも100%出来るというわけではないという事態が往々にして発生する。人間そのものを取り扱うわけではない幾つかの分野----農林水産業など----の分野においてさえ、人が人である限り、完璧を期することは出来ない。完璧さを追求しすぎた後に残るのは“失敗するぐらいなら何もしない”という例のやつだ(この国においては、老いも若きも、完璧さを執拗に追求する側と完璧さを追求されて何もしないことを選択する者が溢れてい

    「お医者さまは神様」「神様にあらずんば悪魔」という両極端について。 - シロクマの屑籠
  • 1/18第一回北極ネトラジの要約 - シロクマの屑籠

    以下に、先日1/18に【北極ネトラジ】第一回:[底なし承認欲求] のおしらせ - シロクマの屑籠で放送した内容のメインの筋と、質疑応答の要約を用意しました。放送を振り返りたい方は、以下をご覧ください。 【前半パート:アンバランス化する承認欲求の備給状況----ニコニコ動画と労働環境、MMOと引きこもり----】 ・承認欲求、という言葉は他人に認められたいという感情を示しているけれど、この言葉に込められる承認の形式は割と様々。単に「褒めてもらう」というだけに留まらず、暴走族の暴走やネット上のかまってちゃんなども承認欲求の権化で、褒めて貰うというレベルを放棄してでも、ネガティブでもいいから自分を認知して貰おうと試みるのも、相当に承認欲求を渇望していると言えると思う。 ・ネット上で割と引用されるのはマズローの欲求階層論(参考:自己実現理論 - Wikipedia)。生存に不可欠な欲求が満たされる

    1/18第一回北極ネトラジの要約 - シロクマの屑籠
  • 自意識チャリンカー(自意識自転車操業) - シロクマの屑籠

    自意識チャリンカー(自意識自転車操業)。 俺をみてくれ俺を承認してくれ俺をスゴイと言ってくれ、という感覚は、多かれ少なかれ誰もが持っているものだろう。自己承認なり、自意識の備給なりといったものは、架空の聖人君子でもない限りは多分幾らかはあるに違いないものなわけで、追い求めること自体はさしていけないことでもあるまい。 しかし、こうした自己承認や自意識の備給を自転車操業せずにはいられない自意識チャリンカー達においてはどうだろうか。自己承認や自意識を備給しなければならない需要が強いから自転車操業なのか、自己承認や自意識を入手する方法・経路が極度に不足しているから自転車操業なのかは人それぞれだろうが、自意識チャリンカーと化し、無理が多く今後の展開を狭めるような自意識蟻地獄に落ちている人があるように思われる。自己承認と自意識の備給を自転車操業した挙句、当人の適応の幅を一層狭くし将来性をもいつぶす、

    自意識チャリンカー(自意識自転車操業) - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/01/25
    自意識にも赤の女王仮説は適用しうるという話。たまには自転車から降りてしまった方が気楽だろうけど、当人こそ降りるに降りられないと思い込んでしまっているものかも。
  • 非モテメンタリティからの脱却に寄与しそうな体験とは - シロクマの屑籠

    男女交際は非モテメンタリティを払拭させるか - シロクマの屑籠 男女交際が出来たからといって、必ず非モテメンタリティから脱却できると決まっているわけではないことを上記リンク先では書いた。では逆に、どういう体験であれば非モテメンタリティから脱却する芽となり得るのか?以下に、それを書き出してみることにしてみた。 男女交際:男女交際のすべてが非モテメンタリティを軽減させるというわけではないだろうけれど、やはり多くの男女交際は非モテメンタリティの改善に幾らかの効果があるのではないか、とは思う。ただ、その為には、能動性の無いメンタリティやウジウジしたところも含めて異性に理解してもらう必要があるのではないか、とは思う。非モテメンタリティが厳しすぎる場合には、理解するばかりでなく、非モテ等身大の自分自身を受容して貰わなければ*1効果が乏しいかもしれない。非モテ側が、異性の前で格好と体裁を繕うことに終始し

    非モテメンタリティからの脱却に寄与しそうな体験とは - シロクマの屑籠
  • ファスト風土に陽は暮れて - シロクマの屑籠

    『ファスト風土』という言葉がある。 ファスト風土とは - はてなキーワードによると、『地方社会において固有の地域性が消滅し、大型ショッピングセンター、コンビニ、ファミレス、ファストフード店、レンタルビデオ店、カラオケボックス、パチンコ店などが建ち並ぶ風景が全国一律となったさま』を指しているという。地方の国道沿いの風景は確かにこの言葉によく合致した景観を呈しており、ジャスコ・マクドナルド・ユニクロ・TSUTAYA・ヤマダ電機のようなタイプの店舗が全国一律にみられ、そこで商品を購入し消費する人達の姿も一律化しているのは事実認識としてそんなに間違っていないと思う。 国道沿いのこれらの地域では、人々は車を使って個別に行き来し、好きな時に好きなものを購入することができ、また生活に困らない程度のサービスを比較的安い金額で享受することが出来る。「ニートでもビデオレンタル出来る程度に」、コミュニケーション

    ファスト風土に陽は暮れて - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2008/01/07
    いわゆる郊外型風景ってのは自治体や政府の構築したインフラに乗っかる形でないと成立しづらいと思っているので、この見通しは首肯できる。過渡期に成立した、一過性の街並みなのかねえ。
  • 「努力は必ず報われる神話」として消費される受験戦争という“ゲーム” - シロクマの屑籠

    http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2007/12/post_579.html それって、STGに求められるセンスの軸を変更して欲しいと翻訳すればいいのでしょうか。 - シロクマの屑籠 上記リンク先の文章を眺めながら、「努力が結果に必ず結びつく」という神話を担ってくれそうなゲームについて色々考えてみた。 結局のところ、ゲームなりなんなりにおよそ「対戦」「勝敗」「差異化」の含まれている限り、センスの問題は多かれ少なかれついてまわらずにはいられない。ポーカーフェースが求められるものもあれば反射神経が問われる割合の大きなゲームもある。また、ある種のシューティングゲームなどは、パターン構築能力と実行能力の精度が強く問われることにもなってくる。尤も、そういった諸々のゲームなどでさえも、現実世界に比べればまだしもセンスに比べて努力が優位なゲームジャンル

    「努力は必ず報われる神話」として消費される受験戦争という“ゲーム” - シロクマの屑籠
    rajendra
    rajendra 2007/12/26
    安易な必勝法に飛びつきたがるのも人の性。それはしょうがないから、エンディングも攻略パターンも複数ある方が良いかな。