不動産関係者の間では、新築時から10年、20年を経ても値下がりしない集合住宅は「ヴィンテージマンション」と呼ばれる。これまでは都内の高級住宅街などブランド力のあるエリアのマンションがほとんどだったが、近年、郊外にもそうした物件が現れているという。 その具体例が千葉にあるとの話を聞き、さっそく訪ねてみた。 人工知能でマンション価格を推定するサービス『家いくら?』は、前回の「郊外マンションの購入者は「人口減少・空き家時代の負け組」なのか」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54014)でも、紹介したが、今回もこのサービスを使って、具体的な値段を見ながら、ヴィンテージマンションの実態に迫りたい。 (写真・的野弘路) 千葉県の「検見川」をご存知ですか 検見川、あるいは検見川浜という地名をご存知だろうか。 東京駅から電車で40〜50分ほど、幕張メッセや千葉マリ