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ブックマーク / satetsuginokikakuha.hatenablog.com (39)

  • <span style="font-size:large;">小説「WORLD WAR Z」は、全方位的にエンタメ要素が詰まった必読の傑作!</span> - さて次の企画は

    薦められた「WORLD WAR Z」(文芸春秋社刊)を読みました! もうメチャクチャ面白い。ホラーとかSFとかの枠組みを超えて、オールレンジに面白い。 WORLD WAR Z 作者: マックス・ブルックス,浜野アキオ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/04/10メディア: ペーパーバック購入: 21人 クリック: 1,012回この商品を含むブログ (62件) を見る ダン・シモンズの「ハイペリオン」なんかもSFをすべて凝縮したような面白さがあるがそれに近い。オールジャンルエンターテインメントといっても過言ではない。 「WORLD WAR Z」、直訳するなら「Z世界大戦」だが、「Z」とは「ゾンビ」のこと。すなわち「ゾンビ世界大戦」というタイトルだ。 −−と書くと、ゾンビ映画or小説はジャンルとして確定しているだけに、 「えーゾンビホラーか、別に読まなくてもな……」 と思って、この

    <span style="font-size:large;">小説「WORLD WAR Z」は、全方位的にエンタメ要素が詰まった必読の傑作!</span> - さて次の企画は
  • 《知力で女の子を救おうとするSF少年》の系譜としてのSteins;Gate - さて次の企画は

    まぁ《お姉さま》というにはちょっと年齢(とう)のたった《SFお姉さま》に、「小中学校の頃、理想の知的なボーイフレンド像ってどんなのだった?」とか聞くと、まぁ4人も聞けば1人ぐらいは 「エスパー魔美の高畑さん」 という答えが帰ってくる。まぁ「何と言ってもカーティス・ニュートン!」とか「キムよ、キム! キムボール・キニスン」いう返答も1/2ぐらいあってレシーブに窮する時もあるのだが……。 でまぁそれはさておいて、同系列の知的ボーイフレンドタイプとして考えていくと、90年代は高畑京一郎「タイム・リープ」のヒーロー役・若松和彦とかになるのかな? でだいたいこの年代以降から屈折が始まるのだが……。 で、最近、明らかにアンテナに引っ掛かってくるのが、id:p_shirokuma先生ほか大絶賛のSteins;Gateである。 Steins;Gate 秋葉原を拠点とする総勢3人の小さな発明サークル「未来ガ

    《知力で女の子を救おうとするSF少年》の系譜としてのSteins;Gate - さて次の企画は
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    retlet 2009/12/10
  • 2008-11-11

    公共図書館でのBL小説の扱いなどに関して、色々と話題が盛り上がっている。あ、今日の写真は磯山さやかで。彼女、日シリーズ当てたんだっけ、すごいなぁ。 俺は「やおいアンテナ」というのがまったくない人間であるため、何冊か「やおい小説」も編集したこともあるけれども、正直、よい編集が出来なかった記憶がある。 小説としての出来不出来は分かっても、それが対象読者にとって面白いか面白くないかというのは、アンテナがない門外漢にはわからない。そもそもなぜ俺に「やおい小説」の編集が回ってきたのかよく分からなかった。まぁあの事件当時はどこも混乱していたしね。 と言うわけで頑張って栗薫さんの「小説道場」を読むところから、やおい小説の編集を始めたんだよ、俺は! 新版 小説道場〈1〉 作者: 中島梓出版社/メーカー: 光風社出版発売日: 1992/08メディア: 単行購入: 3人 クリック: 36回この商品を含む

    2008-11-11
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    retlet 2008/11/16
  • アーサー・C・クラークも泣く小室哲哉逮捕。 - さて次の企画は

    小室哲哉って、アーサー・C・クラークの大ファンだったんだね。追悼特集にコメント寄せるかもとか思っていたのだが、さすがにそんなことなかったか。 Wikipediaの小室哲哉の項目には結構知らなかったことが掲載されていて面白い。 漫画・アニメ・SFに造詣が深い。高校時代にはアーサー・C・クラークを敬愛し、2001年には世間的な評価が低かった劇場版ファイナルファンタジーにも賛辞のコメントを呈している。また、さくらももこの携帯公式サイトを短いサイクルで確認し、実際に人にあった際「僕はキャラは友蔵に近いんですよ」と話したという。そして最近はケロロ軍曹のファンを公言しており、自身のブログでも時折口調を真似る等、守備範囲は幅広い。 これが「幼年期の終わり」の動画かな? 『幼年期の終わり』の英名をTMのアルバムタイトルに引用、その後『RENDEZ-VOUS '98 ELECTRONIC NIGHT』で共

    アーサー・C・クラークも泣く小室哲哉逮捕。 - さて次の企画は
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    retlet 2008/11/05
  • もう人類補完機構しかねぇ! - さて次の企画は

    とか酔っぱらった頭で思った。なんか予防線を張りまくっているうちにみんなが「ありゃ?」と思う方向にずれていっているような……。 いやアレは風聞で喧嘩しているように見えて実はヴォマクト姉妹なんですよ。 とりあえず関連として、佐々木譲と小野不由美をひっぱり出して読んでおくか。青臭くSFチックに走るのは嫌いではないのだけれども、どちらかというとそれはマクロ視点でのバックアップ案にしかならんのではないかと思ったりもする。となると個々への即効性ある指標という観点では、小さなロマンティシズムの再生と、個々への成熟をもたらす教育にかけた方が、コスト的には合う気がするんですが、酔っぱらった頭で考えているので、このあたりはまた明日にでも。 笑う警官 (ハルキ文庫) 作者: 佐々木譲出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 39回この商品を含むブログ

    もう人類補完機構しかねぇ! - さて次の企画は
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    retlet 2008/04/23
  • 2008-03-26

    ようやく縛鎖から解放されつつある今日この頃。 と同時に企画がローンチしはじめたよ。このあたり次の更新でまとめられればいいなぁ。 ところで、ちりとてちんの最終週なので、これは見逃せない。 脚家の藤有紀氏には、元・ペンギン書房でお世話になった編集さんを通じて、ちょっと企画を依頼させていただきました。いやー、逢えたら幸甚だなぁ……。 ちりとてちん絡みで面白かったのは、あれは若草物語も元ネタになっていて、逆・若草物語の構造を持っているという指摘。 確かにちりとてちんって、文学少女系的な少女小説の名残がある。そういえば「てるてる」から「芋たこ」って微妙にそんな雰囲気が続いたな。 ちりとてちんは逆・若草物語 若草物語は夫が出征中の母親と4人の娘の話だが、徒然亭草若と4人の兄弟子がその逆パターンになる【逆・若草物語】。 なので、師匠の名前が「若」「草」を逆にした「草若(そうじゃく)」になった。若草物

    2008-03-26
    retlet
    retlet 2008/03/27
  • 「HEROES/ヒーローズ」と「惑星のさみだれ」 - さて次の企画は

    「HEROES/ヒーローズ」が第五話まで終了。 今までは偶然にしか会わず、単独でしか能力を使わなかったキャラクターたちが、意図的に協力し合って能力を使い出す。と同時に「チアリーダーを救え、世界を救え」という中目標が提示されるターニングポイントの回。 ようやくキャラクターが絡み始めて、面白みがましてくる。 ここまで来るのがちょっと長かったなぁ。 いそがしくて断片的に書くことしかできないが、「HEROES/ヒーローズ」と同様に群像劇として良くできていると思っている作品に「惑星のさみだれ」がある。 双方ともに世界を救うために超能力者が協力し合うというストーリーなのだが、「惑星のさみだれ」が、きわめて現代日的な「セカイ系からの《脱却》と《成長》」をテーマにしているのに対して、後者は「911を克服するための《異文化との協調》」をテーマにしている。 このあたり、前に書いたし当はもっと書きたいのだけ

    「HEROES/ヒーローズ」と「惑星のさみだれ」 - さて次の企画は
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    retlet 2007/12/03
  • 2007-04-23

    乙木が好きな芸能モノコミックに渡辺多恵子の『はじめちゃんが一番!』がある。著者の代表作『ファミリー!』はちょっとバタ臭すぎてあまり好きではなかったのだけれども、この『はじめちゃんが一番!』にはムチャクチャはまった。 はじめちゃんが一番! - Wikipedia 簡単に粗筋を説明すると、岡野家は長女はじめちゃんを筆頭に男の五つ子《あつき、かずや、さとし、たくみ、なおと》を含めた8人の大家族。普通のサラリーマン家庭の岡野家の家計はいつも火の車で、ヒロインのはじめちゃんは小学生の時から財形貯蓄がわかるほどの吝嗇家。恋多き乙女たるべき高校生になっても、生活は逼迫したままである上に、ソバカスだらけの顔に太い三つ編みというイケてないスタイルで恋愛もままならない。ところが五つ子が売れっ子芸能事務所M2にスカウトされ、A.A.O.としてデビューしたことから、和田瑞希・江藤亮からなる人気絶頂デュオWEと知り

    2007-04-23
  • 2007-07-28

    ここ一週間、やたらとを買って読みまくっていた。夏休みが近いからって事ではないけれども、大きな冒険物語のようなものをセレクションして集中的に読んでみた。 田中芳樹 「月蝕島の魔物 (ミステリーYA!)」 子ども向けの作品であるが、キングコングのノベライズを担当したあとの最近の田中は子ども向けを書いた方が筆が乗っている感がある。130冊を越える参考文献から描き出されたヴィクトリア朝イギリスの風景が楽しい。あとクリミア戦争のトラウマによって超絶的な戦闘力が封印されていた男主人公という設定に、なんか時代が二回りしてからトラウマ主人公を田中芳樹が書くようになったんだということに驚かされる。 荒俣宏「新帝都物語―維新国生み篇」 なんとここに至って帝都物語が格的に復活である。今回、魔人・加藤と闘うのは新撰組の土方歳三である。維新という新しい国を形作る中、死者による鬼たちの幕府を作ろうとする陰謀に土方

    2007-07-28
    retlet
    retlet 2007/07/30
    水上さんはどんどん面白くなってくなぁ。
  • 2007-05-10

    第五十回群像新人文学賞の評論部門の優秀作としてトンデモないのが入賞してしまったので、俺の中のSF業界(笑)に激震が走った*1。群像6月号(講談社)をゲットだ! 小説部門の方は、当選作の「アサッテの人」が抜群に面白い。牧野修さんの電波文の秀逸さに常に敬愛を抱いている私だが、この「アサッテの人」に出てくる叔父の文章も大したものだ。 最初に「ポンパ」とか出てきた時、どうしようかと思ったよ(笑) 群像新人文学賞「アサッテの人」諏訪哲史の内容紹介 子供の頃、吃音癖のあった叔父が失踪した。著者は叔父の残された日記と小説の断片から、叔父が意味ある世界から逸脱した「アサッテ」の世界へと旅立っていってしまった事を知るという前衛小説が生きていた頃は、《ポンパ》《チリパッパ》《ホエミャウ》《タポンチュー》とワケの分からん単語を突然叫ぶ程度であった叔父が、の死後、明晰な思考過程を保ちながら徐々に異世界の人

    2007-05-10
    retlet
    retlet 2007/07/20
  • 2007-05-20

    なんか時間がないのでmixiで書いていたのをそのまま挙げてみたりして。 ネットで話が流れていたように主人公シモンの兄貴分であるカミナの死亡。 ここまでは00年代のドラマツルギーとして、「エヴァンゲリオンを超えようとしたらこうするだろう」という予想を超えていないので、今後の奮起を期待したいところ。 主人公が二人組で「白い」少年と「黒い」少年。白が生き残る。 師匠と弟子といったような伝統的な上下関係がある。 主人公が完全に失恋したり、三角関係に悩むが絶望しない。 引きこもっていては生き残れないサバイバルな世界。 今、現時点において新しいコンテンツを作ろうと思うのであれば、ここに挙げた四つは色んなところで指摘されているようにクリアしなければならない前提条件だろう。 さてここからどうなるのかというのが、「作家性」であり、「次なるテーマ」みたいな話になるわけだが……。果たして「天元突破グレンラガン」

    2007-05-20
  • 2007-04-08

    徳間デュアル文庫より、古橋秀之氏、待望の新作『冬の巨人』が刊行される。早ウリでゲットしたので、早速レビューを言ってみよう! ■『ゲド戦記』DVDより古橋版ラピュタ『冬の巨人』を買おう 古橋秀之という作家は無視できない。 およそライトノベルというジャンルが第二次ライトノベルブームに至る過程において、古橋秀之という作家が書いた作品群が、いかに多大な影響を与えてきたかと言うことを見逃したというのであれば、多分、その人は目の中に家の梁が入ったとしても見逃す人だろう。 古橋秀之のデビューが業界に与えた衝撃というのは、それぐらい大きくまた筆力を持った作家でもある。 それは何故かというと、古橋秀之の視点を持って世界をリライトし直すと、それがちょっと新しくなるからである。 法政大学金原ゼミでのエピソードだが、秋山瑞人が書いてきたサイバーパンクを、翌週、古橋秀之がギャグにリライトして書いてきて、金原瑞人自体

    2007-04-08
  • 2007-04-09

    | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉 これはミステリとかSFに影響与えるんじゃないかな? 非常に便利で色々な商業的ツールとして使えそうだ。あとは犯罪捜査とかがわりと画期的に変わるんじゃないだろうか? 携帯業界のキーポイント・GPS機能の今後を探る:Garbagenews.com (前略) そしてこのGPSだが、事業用電気通信設備規則が一部改正され2007年4月1日から施行される【平成十八年一月五日総務省令第一号)にあわせ、第三世代携帯電話にはGPSを標準装備し、位置情報の確認通達ができるようにしなければならなくなる。 (中略) これらの法的義務化により、携帯電話を用いて迅速に事故対応が出来るような意図があるようだ。実際事故に直面しても、慌ててしまって現在位置がうまく伝えられなかったり、目標物が周囲になくて口頭で伝えられず困ってしまうということが無くなるのはありがたい話。 この「

    2007-04-09
  • さて次の企画は-「女子向けにID野球を解説する本」

    ようやく忙しさを脱する。さてのレビューとかやらねばならんことがムチャクチャ多いのであるが、それはとりあえず明日に延期しておいて、今日は片づけとか地固めの作業を。 1年おくれた企画はようやく始動。ま、苦労したけど広告が貼ってあるのを見るとやったなぁという感慨がある。 もう二つほど遅れた企画もあるけれども、1つは夏にはとりあえず動くのがわかるので胸をなで下ろしつつ、もう一つは企画書待ち〜。こっちは次の次まで決まっているのだから、クリエイターさんには頑張って欲しいところ。次の企画の段取りまで終わっていたのだけれども、コッチの遅れを待ってくれる事がわかったので一安心。 ただ、そのために個人的な趣味企画を書けなくてやんなっちゃう……。 ■「女子向けにID野球を解説する」 先々週から描こうと思いつつ出来なかった企画書。 「バッテリー」「大きく振りかぶって」「最強!都立あおい坂高校野球部」などの女

    さて次の企画は-「女子向けにID野球を解説する本」
  • 2007-06-02

    自意識過剰な非モテ文科系男子が読める面白いを探すのに常に余念のない私(笑)であるが、先週、「よっしゃー、ガガガ・ルルル文庫を全冊買ったから、これの最速レビューを書こう!」と思っていたのであるが挫折した。 いや田中ロミオは想像していたよりも面白かったですよ。ホーカーシリーズのような趣きがあった。ただ主人公自身の設定があまり生かされていない点とか序盤のあまりのもたつきがもったいないなとは思った。ま、このあたりはどちらかというと編集の指摘でどうとでも治るので瑕疵としてはそれほど大きくない。 そんなことより、なんでガガガ文庫とかのレビューが出来なかったのかというと、それは非モテ歌人・穂村弘のエッセイを読んでしまったからである。 なんていうの……小学生の時に遠藤周作・北杜夫のエッセイにハマって、中島らもや原田宗典に中高校生の頃にハマったような衝撃が走ったね! もうムチャクチャに面白くてすぐさま書店

    2007-06-02
  • さて次の企画は - 臆病な男子を拒絶しない篠崎愛は、文化系サークルクラッシャーアイドルとして、ゼロ年代アイドル史に名を残すかもしれない。

    一昨年辺りからOFF会によく顔を出すようになっているのだけれども、そのたび毎に「あの木村カエラとぬいぐるみ論を書いた乙木さん」とか「リア・ディゾンをプッシュしていた乙木さん」とか言われて、なんかまるでアイドル評論家のように紹介されるのがはなはだ不意だったりする(笑)。 でも、藤井美菜とかが理系・知性派アイドルとしてブレイクするかもと書いていたら、今まさに養老猛司とともに朝日新聞の顔になったりしていたりすることを考えると、まぁある種のオタク受けするアイドルに対しては、我ながらそこそこアンテナはあるのかもしれない。夕焼けニャンニャンもまともに1回も見たことなければ、モーニング娘。もほとんど知らないので自分的には変な気がするのだけれども……。アイドル写真集も仕事資料以外で買ったことないんだけどなぁ。 というわけで、先週辺りから気になっているのが、篠崎愛である。 篠崎愛というグラビアアイドルは、

    さて次の企画は - 臆病な男子を拒絶しない篠崎愛は、文化系サークルクラッシャーアイドルとして、ゼロ年代アイドル史に名を残すかもしれない。
  • 2007-06-18

    雨宮まみ氏が自身のサイトで述べているが、ひぐちアサという漫画家は、『おおきく振りかぶって』しか読んでいない人には判らないけれど、実はかなりダークサイドを持った漫画家である。 おおきく振りかぶって - 雨宮まみの「弟よ!」 特に8巻では、そのダークサイドが壁の向こう側からそっと顔をのぞかせているようであり、乙木としてはココがたまらない。 画像は内容とは全然関係ないが、篠崎愛ってことで。 花井(192P) 「中学で会っていたらオレァ間違いなくイジメ側に入ってたなー 「よかった 出会いが高校で」 仲沢呂佳(216P) 「いよう 負け犬」 仲沢利央 「う……兄ちゃん 帰ってたの」 仲沢呂佳 「洗濯モン とりにきたんだよ 負け犬」 仲沢利央 「ちょっとお」 仲沢呂佳 「なんだよ 負け犬」 仲沢利央 「その呼び方 やめてよォ みんな がんば……っ」 仲沢呂佳 「甘えたこと言ってんじゃないよ? 「そんな

    2007-06-18
  • さて次の企画は - メタルギア・ソリッドファンから福井晴敏ファン、ジージャンズやボンクラ系まで必読! 伊藤計劃デビュー作『虐殺器官』は将

    伊藤計劃のデビュー作『虐殺器官』を読んだ。 近未来の米軍を舞台にした今までの日小説には無かったといっていいミリタリーアクション小説で、一度読み始めたら読み終わるまでをおけないほどにムチャクチャ面白い。デビュー作からこの作家を追っかけなければならないということはよくあるけれども、これほど惹かれた作品というのはここ2、3年になかったように思う。 そう…アップトゥデイトで世界の有り様を描いた作品としては、 個人的に3年ぐらい前から、ずっと考えていた「ポスト福井晴敏には誰が座るか?」という命題があった。考えている候補は何人もいたのだけれども、ことここに至っては、そこに座する作家として伊藤計劃が最有力候補として入ってきたというのは間違いない。 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/06メディア: 単行購入: 26人

    さて次の企画は - メタルギア・ソリッドファンから福井晴敏ファン、ジージャンズやボンクラ系まで必読! 伊藤計劃デビュー作『虐殺器官』は将
  • 2007-06-21

    新田五郎(id:nittagoro)さんがコメント欄を閉じてしまった。知人から 「相手は生身の新田五郎なんだぞ!」 と非難を受けた。 「相手は生身の○○なんだぞ!」という懐かしいフレーズにいたく感銘を受けつつも、 id:catfrog以外からこんな非難を受けるいわれはない! という微妙な残尿感のような怒りも渦巻いたり渦巻かなかったり。 あれほど一世を風靡した(?)フレーズも、はてな界では生き残る期間って一年位なんだね。 生身なんだぞ - 怪しい隣人 - 断片部 相手は生身の女の子なんだぞ! - 以下パロディ。 http://plaza.rakuten.co.jp/catfrog/diary/200510300000/ 相手は生身の人間なんだぞ? 以下キャッシュ:非モテoffか、懐かしい http://d.hatena.ne.jp/normal/20051216#1134727249 相手は

    2007-06-21
    retlet
    retlet 2007/07/08
  • さて次の企画は - 95年エヴァンゲリオン文化圏の終わり――知的な塹壕としての「ゼロ年代の想像力」スタートと、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」完結について

    日常の忙しさに忙殺されてしまっていて、ブログの更新が滞ってしまった。とはいえ、この07年5月が終わってしまう前にどうしても書かねばならないことがあるのは、繁雑さに目がくらみつつも、大変喜ばしいことだと思う。 それがSFマガジンでスタートした宇野常寛「ゼロ年代の想像力」連載スタートと、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」の完結だ。 乙木個人としては、この二つと進行中のいくつかの事柄を合わせ見て、 「ようやくエヴァンゲリオンに象徴される、95年文化圏の終わりが来たな」 ということを深く感じてしまう。 群像新人賞評論部門でのあの「セカイ系論文」(いや、未熟だけどな)があったのも、ひょっとしたらこの5月という変転の前哨の一つとして言えてしまうのかもしれない(笑) ま、それはともかくこのエントリでは感想をただ書くというよりは、宇野常寛「ゼロ年代の想像力」とよしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」が如

    さて次の企画は - 95年エヴァンゲリオン文化圏の終わり――知的な塹壕としての「ゼロ年代の想像力」スタートと、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」完結について