修復作業中のRX500=広島市西区、青山写す 40代のお父さんらが少年時代に心躍らせたスーパーカー。ブームの先駆けとされるマツダの「RX500」が7月によみがえる。1970年の東京モーターショーに登場して話題をさらった未来カーは約30年間、マツダの倉庫に眠ったままだった。修理工場で部品を手作りしながら、「復活」に向けた作業が進んでいる。 RX500は、67年に世界で初めて実用化されたマツダのロータリーエンジン(RE)を紹介するコンセプトカー。最高速度は推定で200キロを超え、イタリアのランボルギーニ・カウンタックよりも早く上下開閉式のドアを採用するなど未来感覚にあふれた車だった。 東京モーターショーで話題をさらった後、世界各地のモーターショーを回り、スーパーカーブーム全盛の78年にはマツダの新型車発表イベントに登場した。 ブームが去った後は、広島県府中町のマツダの倉庫で保管されてい