ヤマト運輸は5日、神戸市にある営業所の委託配達員の男性(43)が2583通の便を配達せずに自宅に持ち帰っていたと発表した。07年末の繁忙期に仕事が増えて配りきれなくなったのがきっかけで、未配が発覚しにくい企業のダイレクトメールやカタログを選んで持ち帰っていた。 男性の担当地域は神戸市兵庫区で、普段はバイクで配達。未配は先月末まで1年8カ月に及んだが、持ち帰った便は捨てずに20箱の段ボールに詰めて自宅の押し入れに保管していた。持ち帰った便の送り主は1153法人と個人3人。7月30日と31日に届くはずの個人から未配の問い合わせが相次ぎ、発覚した。