政府は7日、少子化対策を議論する作業部会「少子化危機突破タスクフォース」(座長・佐藤博樹(さとう・ひろき)東大大学院教授)の会合を開き、晩婚化や晩産化が進む中、若い世代の女性向けに妊娠・出産の知識や情報を盛り込んだ「女性手帳」(仮称)の導入を議論、委員からは異論などは出なかった。 女性手帳は「妊娠や出産の適齢期を知らない人が多い」との指摘を踏まえて検討されたもので、女性の将来設計に役立ててもらうのが狙い。作業部会の下で具体的な妊娠・出産支援対策を討議してきたサブチームが導入を提案した。 内閣府によると、委員からは「女性がライフプランを設計しやすいような内容にすべきだ」などの提案があった。 サブチームの提案では、医師や教育、自治体の関係者に手帳の内容を検討してもらう会議を今年夏にも設置し、2014年度からの普及を目指す。会議では男性向けの啓発活動に関しても議論する。 手帳は、就職時や高校・大