李泰鎬(イ・テホ)韓国外交部第2次官は24日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)韓国委員会と共同でソウル・プラザホテルで開催した「2020ユネスコ世界遺産解釈国際会議」で1992年世界遺産に登録されたドイツの「ランメルスベルク鉱山」に言及して「未来世代が世界遺産をめぐる全体の歴史と様々な話を理解できるように包括的かつ包容的な遺産解釈が重要だ」と明らかにした。 李次官は「ドイツの『ランメルスベルク鉱山』は強制労働の痛みに関する膨大な資料を展示することで強制労働犠牲者をたたえ、遺産の全体歴史を均衡的に見せている」とし「肯定の歴史だけでなく『負の歴史』も受け入れるべきだ」と強調した。 日本は2015年明治産業遺産を世界遺産に登録する過程で強制徴用犠牲者の歴史を入れた情報センターを設置することにしたが、正反対の証言と資料を展示して物議をかもした。これを受け、韓国政府は今年世界文化遺産委員会で該当問題
「ここにわが民族は日本および世界各国に対し、わが民族に自決の機会を与えることを要求する。もしその要求が受け入れられなければ、わが民族はその生存のために自由行動をとることで、わが民族の独立を期成せんことをここに宣言する。」 1919年2月8日、植民地支配下で日本に留学していた朝鮮人学生たちが起草し、3週間後の「3・1独立運動」の導火線の役割を果たしたと言われる、「2・8独立宣言」の結びの文である。その100周年の記念式典がさる2月8日に東京の韓国YMCAで開催され、私はその片隅に列席する機会を得た。 この式典は韓国語の進行だったが、唯一、在日本大韓民国民団の代表者は日本語で、「きょうは勇気を振り絞って来てくれた日本の方に」と呼び掛けた。それを聞いて、私は、自分がそこに「勇気を振り絞って」来ていたわけではないことに気づいた。 この式典は、日本が開国以来、朝鮮征服への試みを着々と進めた歴史、とり
【ソウル聯合ニュース】2019年は日本による植民地時代の1919年に起きた「三・一独立運動」と大韓民国臨時政府発足から100年を迎える。韓国ではこの節目の年に、先人たちがどのようにして日本の侵奪に立ち向かい闘ったかを振り返る作品が相次いで公開される予定だ。 先月クランクインしたチョ・ミノ監督の映画「抗拒」(原題)は、三・一独立運動に積極的に参加し、獄中でも闘争を繰り広げた独立運動家、柳寛順(ユ・グァンスン)の生涯を描く。柳寛順役には女優のコ・アソンが起用された。 配給会社ロッテカルチャーワークスの関係者は同作の公開時期について「来年の3・1節(3月1日、三・一独立運動記念日)の公開が望ましいが、製作の進行状況によっては先送りされる可能性もある」と話している。 ムン・ホンシク監督の「消えない火花」(原題)は三・一独立運動と、独立運動の余波が残る1919年4月に京畿道水原郡(現在の京畿道華城市
日本政府は、元徴用工らへの賠償命令を受けた日本企業の資産が韓国で差し押さえられた場合、日本国内の韓国側の資産を差し押さえる対抗措置の検討に入った。この措置は相手国の国際法違反行為に対して国連が条件付きで認めている。実現のハードルは高いが、強硬手段をちらつかせて韓国政府に賠償判決への対応を迫る思惑もありそうだ。 日本政府は、日韓請求権協定(1965年)により「賠償問題は解決済み」との立場で、韓国政府に賠償の肩代わりなどを求めている。菅義偉官房長官は29日の記者会見で「韓国に国際法違反の是正を含め、適切な措置を講じるよう強く求める。国際裁判や対抗措置も含めて対応する」と強調した。外務省の秋葉剛男事務次官は李洙勲(イスフン)駐日大使を呼び出し、判決に強く抗議した。 日本側は韓国政府の動きを当面見極める方針だが、原告が資産差し押さえの手続きに入れば、日本として阻止する手段はない。請求権協定に基づく
韓国ソウルで行われた就職フェアの会場(2018年11月12日撮影)。(c)Jung Yeon-je / AFP 【11月20日 AFP】男性優位の韓国の企業文化において、女性は足掛かりを見つけるのにも苦心することが多いが、最近では採用時に女性差別を行っているとして複数の企業が告発される事態も起きている。 韓国の大学を卒業したケイシー・リー(Casey Lee)さん(25)は面接を受けた際に採用担当者から、女性は子どもができると仕事を辞める傾向があると言われたり、リーさんのような若い未婚女性は「国の将来のために」子どもをもうける責任を放棄していて「無責任」だと厳しく批判されたりしたことがある。 「大声で叫びたかった。『私は仕事に就くために、ここに来ただけなんです』って」。AFPの取材に応じたリーさんは憤った。面接で同じグループになった男性志望者らには、そうした質問はほとんどなかったという。
「徴用工」でなく「労働者」=政府、強制イメージ回避 2018年11月10日15時03分 韓国最高裁が新日鉄住金に対し、戦時中の朝鮮半島出身者への損害賠償を命じた判決を受け、日本政府は原告らの呼称を「朝鮮半島出身労働者」に統一した。従来、こうした労働者は「旧民間人徴用工」と総称していたが、原告らは強制連行されていないことを明確にするためだ。 河野太郎外相は9日の記者会見で、「今回の原告は徴用された方ではない」と強調した。これに先立ち、安倍晋三首相は1日の衆院予算委員会で「今般の原告4人はいずれも募集に応じたものだ」と説明。首相は戦時中の朝鮮半島での動員に(1)募集(2)官によるあっせん(3)徴用-の三つの形態があったとも指摘し、厳密に区別する必要があるとの認識を示した。
20日夜、日本海のEEZ=排他的経済水域で操業していた日本の漁船が、韓国の海洋警察庁の警備艦から、操業を停止しほかの水域に移動するよう無線で求められました。外務省は、日韓漁業協定に反する行為だとして20日夜のうちに韓国側に抗議しました。 漁船が操業していた場所は能登半島沖の「大和堆」と呼ばれる漁場の周辺で、近くにいた海上保安庁の巡視船が「日韓漁業協定で日本の漁船が操業可能な海域であり、認められない」と無線で伝え、韓国側の警備艦と漁船の間に入って接近を阻止したということです。 これを受けて外務省は東京の韓国大使館に、またソウルの日本大使館は韓国外務省に、それぞれ「日韓漁業協定に反した行為だ」として20日夜のうちに強く抗議し、再発防止を求めました。 韓国側は「慣れない海域での警備活動で現場がルールを理解していなかった」などと説明しているということです。
11月4日にBloombergが行ったインタビューでも元徴用工への補償は「韓国側に責任」と語っていた河野太郎外相。沈黙を守っていた韓国政府も6日に生命を出してこれらの河野外相の発言を批判(photo by Kentaro Takahashi/Bloomberg via Getty Images) 10月30日に韓国大法院(最高裁判所)は、韓国が日本の植民地支配下にあった時代に徴用された原告に対して、「雇用者であった新日鉄住金に対して損害賠償を命じる判決(ひとり1000万円)」を下した。 この判決を知るや否や安倍首相は直ちに、「この問題は1965年の日韓請求権交渉で完全かつ最終的に解決した」と主張し、河野太郎外相は韓国のイ・スファン駐日大使を外務省に呼びつけ、「日韓の未来志向の関係に努力をしてきたが、(今回の判決は)極めて心外だ」「判決は日韓の友好関係を根本から覆すものだ、韓国政府は直ちに必
CNNやBBCなど「防弾少年団の出演取り消し」を相次いで報道 日帝強占期に悪化した反日感情も集中的に報じる 強制徴用問題も取り上げ「戦犯行為」を紹介 英国のBBCなど、主要海外メディアが防弾少年団(BTS)の日本の音楽番組への出演取り消しを報じた=BBCホームぺージよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社 世界の主要メディアが人気アイドルグループ「防弾少年団」(BTS)の日本音楽番組への出演が取り消されたニュースを相次いで報じた。海外メディアらは、防弾少年団のメンバーが「光復節(日本植民地支配からの独立記念日)Tシャツ」を着ていたという理由で、出演が取り消された事実と共に、日帝強占期(日本の植民地時代)の状況まで詳細に報道し、日本の戦犯行為を世界に知らせる起爆剤となっている。 米国のCNNや英国のBBC、中東の「アルジャジーラ」など、主要海外メディアは9日、日本の「ミュージックステーション」へ
前回記事『韓国の防弾少年団(BTS)のファンが、秋元康を退けた件について』では、なぜ韓国のファンたちが秋元康とのコラボに抗議したのかについて、主に女性差別の視点から語ってみた。 ところで、この件をTwitterで検索して見ていたら、日本のファンの中に「政治と音楽は関係ないじゃん!」「なんで韓国のArmy(防弾少年団のファンのことをこう呼ぶ)は、日本向けの曲を消すの!」「どんな曲でもファンなら受け入れて喜ぶもの」と言う声が多く、私は「うーん、This is Japan…」と思ってしまった。 黒人差別や銃社会などの問題を歌ったチャイルディッシュ・ガンビーノの『This is America』のパロディのつもりで、何の問題意識も感じられない『This is Japan』を作ったどこかのダンスグループが炎上した件を思い出したのだ。 wezz-y.com アメリカの黒人たちにとって、ガンビーノが『T
社会 【タグ】城内実|小林久公|小泉純一郎|慰安婦|教育勅語|片山さつき 「慰安婦」問題は「心の環境汚染」 城内環境副大臣が不適切発言か 徃住嘉文|2018年11月13日10:37AM 「『慰安婦』問題は心の環境汚染」「国連の報告書や勧告は歪曲や捏造に基づいている」――城内実・環境副大臣(53歳)が10月9日、東京・参議院議員会館で開かれた日本軍「慰安婦」問題否定派の集会でこんな挨拶をした。集会は、国連人権理事会差別撤廃委員会が8月、「あらゆる国籍の慰安婦問題の解決をすべき」と対日勧告を発表したのに抗議するため開かれた。城内氏の発言要旨は次の通りだ。 「あまり本音を言うと私、次の日かあさって副大臣をクビになる可能性あります。(中略)大気汚染とか、低周波、悪臭とか非常に不快ですね。しかし、この問題も悪臭はしないし、音は出ないけれど、私にとっては心の環境汚染の問題なんです」 「夜ぱっと思うと、
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