「7月のピーク時から保有株の評価額が2割も下がった」。飲食店経営の女性(32)は嘆く。2日の株価急落を見て、2020年のコロナショック時に保有株の評価額が半減した恐怖が頭をよぎった。高配当を目当てに買った三菱UFJフィナンシャル・グループやキヤノンなど10銘柄の日本株を5日朝、全て売却した。「トランプ氏が米国の次期大統領になったら円高・ドル安が進んで、株価は下がり続けるのではないか。配当は魅力だ
1984年慶應義塾大学経済学部卒業、大和住銀投信投資顧問などを経て、2014年より楽天証券経済研究所チーフ・ストラテジスト。2015年より所長兼務。 日本株ファンドマネジャー歴25年。年間100社を超える調査取材をこなし、公的年金・投資信託・NY上場ファンドなど20代で1000億円以上、40代で2000億円超の日本株運用を担当。ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大幅に上回る運用実績をあげてきた。 ファンドマネジャー時代の1999-2013年に毎週書いてきた投資情報「黒潮週報」は、英語・中国語に翻訳され、海外機関投資家に配布されてきた。中東・中国・東南アジアに出張し、機関投資家と直接対談してきた経験から、外国人投資家事情に精通。 楽天証券では2014年から現在まで、同社投資メディア「トウシル」にて月曜日から木曜日まで「3分でわかる!今日の投資戦略」を連載。月間200万ページビュー
株価が25日も値下がりし、一時は4万1000円を超えていた日経平均ですが、その高値からは3000円以上、値下がりしていて、新NISA(少額投資非課税制度)を始めたことを後悔する投稿も相次いでいます。 25日、日経平均株価は24日より831円余り下げて3万7628円。再び3万8000円台を割り込みました。 異変が起こったのは19日。終値が3年ぶりに1000円以上、下落したのです。要因は中東情勢の緊迫。イスラエルによるイランへの攻撃の報道を受け、一時1300円以上、下落しました。 今年に入って上昇を続け、一時4万円の大台を突破した株価。さらに、より投資が身近になる新NISAが始まり、投資熱が高まるなかでのこの大幅下落。SNSには悲鳴にも似た声が…。 Xへの投稿 「毎日、資産が減り続ける。NISAは何かの陰謀か?」 「貯蓄より投資と言われてだまされた。もうかるって言ったじゃないか」 資産運用の後
史上最高値の株価は「下落」濃厚…バブル崩壊の中国リスク、「もしトラ」リスクの他にあるヤバい"3月の爆弾" 海外投資家が日本株の買い越しから売り越しに転じる可能性 バブル崩壊の中国リスク+「もしトラ」リスクのWパンチ 株価リスクの3つ目は中国問題。中国は不動産バブル崩壊で経済が減速している。日本の企業業績が好調な中でも、冒頭で紹介したオムロンのように、中国ビジネスに特化してきた企業は業績が悪くなっている。香川さんは「資生堂やNIDEC(ニデック)など中国向け事業に力を入れてきた企業は調子が悪い」と話す。 東京電力の福島原発の処理水問題などを受けて、中国では化粧品の不買の動きもあるとされる。資生堂は中核の中国事業に影響が出ており、昨年後半に今期業績予想を下方修正している。 世界トップの総合モーターメーカーのニデックも、中国の電気自動車市場で価格競争が激化していることなどから、今期業績予想を今年
日本株の株高は続くのか ――日本株が好調です。原因は何でしょうか。 「一番大きな理由は『日本株が安すぎた』ことだと思います。次に『パンデミックによって(金融緩和による)過剰流動性が供給されたこと』です。また外国人投資家の日本株買いの理由のひとつに中国株からのシフトということもあるでしょう」 ――外国人投資家の買いが相場を牽引する理由のひとつとか。継続するでしょうか。 「売り越しに転じたら暴落するのでは?と、心配される方もいるでしょうが心配はありません。仮に売り越しに転じても量はたいしたことはない。また本には『私が重視するテクニカル指標』についても説明していますが、指標も市場の過熱感を示していません」 ――日経平均株価はこの1年、継続して伸びています。不安材料はありませんか。 「私が本の執筆に入ったのは昨年の夏ですが、確かにその時からかなり上昇しており、その分、株式の魅力度は減少しています。
2024年もやっぱり本命の「GAFAM」 2024年、世界の株価を牽引するのは、やはり「GAFAM」なのかもしれない。 いや、正しくはそこにNVIDIAを加えた「GAFAM+N」が、その実力を発揮していく一年となるだろう。 「Alphabet(Google)」、「Amazon」、「Meta Platforms(Facebook)」、「Apple」、「Microsoft」の頭文字を取った米国の巨大テック企業の総称であることは言うまでもない。最近では、これにNVIDIAとTeslaを加えて「マグニフィセント・セブン」などという呼称も流行っているようだが、純粋なテック銘柄に限定するのであれば、「GAFAM+N(VIDIA)」、という括りが正しいだろう。 もはや、その実力を知らない読者もあまりいないだろうが、2024年もこの銘柄群を抜きにはアメリカを語れそうもないので、改めてその真価を検証していこ
2024年の米株式市場、注目すべき5つのポイント Jess Menton、Elena Popina、Ishika Mookerjee 2023年の米株式市場が幕を閉じようとしている。S&P500種株価指数が過去最高値に接近する中、2024年に向けて投資家の間には楽観姿勢が目立つ。 米金融当局はインフレ抑制のための利上げが終了した可能性が高いことを示唆しており、市場は景気の先行きや企業業績、11月の米大統領選挙など、金融政策以外のリスクにますます注目している。 投資家にとって重要な課題のひとつは、米利上げサイクルの遅行効果を見極めることだろう。ストラテジストの間では、それが株式相場に与える影響について意見が割れている。2023年には多くのストラテジストが予想を誤り、銀行の破綻やリセッション(景気後退)懸念、数十年ぶりの高金利という環境下でもS&P500種は大幅に上昇してきた。 2024年米株
Tweet 最近は、ワイドショーや女性誌などでも「投資」や「資産形成」といった言葉を見かけるようになりました。 NISAやiDeCoといった非課税優遇制度を利用している人も近年増加傾向にあります。 また、2024年から新NISAが始まりました。 従来のNISA制度より非課税枠が拡大し、生涯にわたって無期限で運用できるメリットがウリの制度です。 長期的に運用できるという点から、長きにわたって非課税で配当金を受け取るメリットも大きくなります。 それゆえ、今まで以上に高配当銘柄などに注目が集まっています。 この記事では、新NISAの概要とともに、新NISAの成長投資枠で注目したい、配当利回り4%以上のおすすめ高配当銘柄をご紹介します。 2024年から始まった新NISAとは? まず、2024年から始める新NISAの概要や制度の活かし方などについて説明します。 きちんと制度を把握すれば、そのメリット
なかのアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 1963年生まれ。東京都出身。1987年明治大学商学部卒業。現在の株式会社クレディセゾンへ入社。セゾングループの金融子会社にて債券ポートフォリオを中心に資金運用業務に従事した後、2006年セゾン投信株式会社を設立。2007年4月代表取締役社長、2020年6月代表取締役会長CEOに就任、2023年6月に退任。 2023年9月1日なかのアセットマネジメントを設立。全国各地で講演やセミナーを行い、社会を元気にする活動とともに、積み立てによる資産形成を広く説き「つみたて王子」と呼ばれる。公益社団法人経済同友会幹事他、投資信託協会副会長、金融審議会市場ワーキング・グループ委員等を歴任。 著書に『最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい』『新NISAはこの9本から選びなさい』(以上、ダイヤモンド社)他多数。 新NISAはこの9本から選びなさい
ここ数日間、「チャットGPT」を開発したオープンAI創業者、サム・アルトマン氏の突然のCEO解任、そして電撃復帰までのニュースを注視していた人も少なくないだろう。今よくも悪くも注目を集めている「生成AI」の経済効果から、流入する投資マネーの実態とは?『マネーの代理人たち』の著者で、経済ジャーナリストの小出・フィッシャー・美奈氏が解説する。 AI(人工知能)ジョークで笑う時代が到来か 解任されたCEOが4日間で復帰するというお家騒動も含め、世の中、「チャットGPT(ChatGPT)」の話題で持ちきりだ。 OpenAI社が開発したChatGPTは、「大規模言語モデル(LLM =Large Language Model)」と呼ばれる会話型AI(人工知能)、いわゆる「AIチャットボット」の一つ。 チャットボットは、ネット上のコンテンツを中心に、辞書やニュース記事や小説など膨大なテキストデータを「デ
50歳でも60歳でも手遅れではない NISAでの投資は若いうちから始めた方がいいというのはその通りですが、50歳、60歳になってからでも決して手遅れというわけではなく、それなりの使い方やアドバンテージがあります。では、65歳や70歳になったときに必要な資産をつくるために、50歳からどうやって新しいNISAを使えばいいのかを考えてみましょう。 なんといっても、投資に当たって最も有効に活用すべきなのが、運用資金額を早期にキャッチアップするための「成長投資枠」でしょう。中には、成長投資枠は株式投資が中心ではないか? とか、一度に大きな額をまとめて投資するための枠では? と考えている人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。成長投資枠でも、つみたて投資枠と同様に投資信託を購入したり、積み立て投資をしたりできます。そこで、ここでは具体的な資産形成の方法について考えます。 基本はつみたて投資枠
楽天証券に続き、SBI証券も19日から新NISAに向けた投信積立の受付を開始する。 SBI証券を利用している人で、新NISAの運用開始より「積立金額を増やしたい人」は、早々に手続きをすませておきたい。 また、新NISAに合わせて、2024年1月よりはじめて運用開始をするという人も、しっかりこの機能を利用するべきだろう。 楽天証券に続き、SBI証券も着々と準備を進めているようだ。 SBI証券は19日、新NISAに向けた投信積立の受付を開始する。当初は18日からの開始予定とリリースされていたが、それより1日遅れての提供開始になるという。ついに運用開始される新NISAを余すところなく活用したい人は、早々に登録をすませるべきだろう。 なお、他社と同様に、すでにSBI証券で一般NISA・つみたてNISAを利用している人は、2024年1月に自動的に新NISA口座が開設され、積立設定もそのまま引き継がれ
「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏は、どんな投資スタイルなのか。2024年から新たなNISA(少額投資非課税制度)が始まる前に、バフェット氏の投資スタイルを2回に分けて学ぶ。 割安の株を底値で買い、長期で保有するというイメージが強いが、本当か。アップルや日本の商社への投資で注目されているが、実は平均保有期間は3.8年。買って半年以内に売却した株も目立つ。 『バフェット解剖 世界一の投資家は長期投資家ではなかった』(前田昌孝、宝島社新書)から一部抜粋してお届けする。(JBpress) >>後編を読む ◎新NISAはバフェットに学べ(後編)実は「長期」ではなく「短期」投資家 これまでバフェットさんがどんな投資決断をしてきたのか、歴史的に振り返ってみましょう。 バフェットさんを語るときに必ず出てくる銘柄がコカ・コーラです。少しずつ買い集め、仕込みが完了したのが1994年のことでした。 このと
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
米ウォール街の決算発表シーズンは、投資家にとって非常に重要な時だ。上場企業は、四半期ごとに自社の財務状況を公表し、直近3カ月間の業績を株主に報告する。 変化の激しい現在の状況をうまく乗り切る術を心得ている優れた投資家が、決算発表シーズン中に注目するポイントを説明しよう。 ■数字の分析 優れた投資家は実際の数字に着目し、前年同期の数字と比較する。例えばネットフリックスは、7~9月(第2四半期)の決算を発表した直後の19日に、株価が16%以上も上昇した。四半期末の9月30日、同社の1株あたり利益は3.73ドルで、前年同期は3.10ドルだった。つまりは20%の増益であり、これが決算発表直後に株価が大きく上昇した一因だ。同時に売上高も、前年同期比8%増で、好意的に受け止められた。 前年同期の数字と比較・分析することが重要なのは、季節性があるからだ。周知のとおり、小売関連銘柄は毎年第4四半期が好調で
投資枠の拡大に加え、流動性が大きく改善したことも、評価する2つ目の理由だ。つみたてNISAでは、最長20年の期間中に商品を売却したら非課税枠は復活しない仕組みになっており、そのまま寝かせておくしかない。一方の新NISAでは、途中で売却しても、投資枠の範囲で再び積み立てをすることができる。 今までも積み立てたお金を換金できる流動性の高さは、NISAのiDeCoに対する大きなアドバンテージだったが(iDeCoは年金なので60歳まで引き出せない)、今回の新NISAでそのアドバンテージがさらに広がった。 ――制度改正をふまえて、改めてNISAのメリットについてどうとらえていますか。 大きく4つある。1つ目は、無期限であること。今回の改正では口座開設期間も恒久化されたので、お金を殖やす”器”として長期投資に非常に適している。 2つ目は、運用益が非課税であること。例えば、ある投資信託に対する期待リター
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く