サンフランシスコのダウンタウンでは、テナントが抜け、新たな入居企業を募集しているビルが目につく(写真:AP/アフロ) 州別GDPで全米1位のカリフォルニア州だが、サンフランシスコでは窃盗の急増など治安悪化による小売店撤退がニュースになり、ほかの都市部でもホームレスの増加が問題になっている。 生活コストや人件費の高さから、他州に大量脱出する「カリフォルニア・エクソダス」によって人や企業の流出が続く。 その流れに歯止めをかけようと、「流出税(Exit Tax)」の導入案も浮上しているが、反対論があるほか、根本的な問題解決にはなりそうにない。 (水野 亮:米Teruko Weinberg エグゼクティブリサーチャー) 治安の悪化に悩む「天国」 米国のカリフォルニア州について読者のみなさんはどのようなイメージを持っているだろうか。 1年を通じて温暖な気候、青い空や海、真っ赤な夕日、ハリウッド、シリ
![治安悪化にコスト高、人と企業が逃げ続ける「カリフォルニア・エクソダス」 州政府による「流出税」案も飛び出すが、しょせんは対症療法でしかない | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8d15431619dac0bb9f26c9563202a08b0ae38622/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2Fd%2F1200mw%2Fimg_2dca4a4c10bedbd4d63579cc5f1b76446994143.jpg)