9月6日、ユーロ圏の運命を握るボールは、ドラギ総裁からスペインのラホイ首相に渡される形となった。マドリードで6月撮影(2012年 ロイター/Paul Hanna) [パリ 6日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は6日、困難に直面しているユーロ圏加盟国の借り入れコスト引き下げを目指し、新たな国債買い入れプログラム(OMT)に導入に踏み切り、ユーロ圏の危機解決に向けた明確なロードマップを示した。 だが、ドラギ総裁は、ECBが支援するのは、各国が欧州に支援を要請し、厳格な条件を受け入れた場合に限られると表明。最大の懸念の的となっているスペインがプライドをかなぐり捨て、支援要請に踏み切るかどうかは依然としてはっきりしない。 ユーロ圏の運命を握るボールは、ドラギ総裁からスペインのラホイ首相に渡される形となった。 ドラギ総裁はこの日、ECBがユーロ圏加盟国の債券を無制限に買い上げる用意があると