スタートアップのnewmo(ニューモ、東京・港)が7日、今秋に大阪府でライドシェア事業を始めると発表した。創業者の青柳直樹氏は計17年、グリーとメルカリで経営に携わった。小さな会社が膨大な顧客を抱え、責任ある上場企業になる過程を経験した。ライドシェアは日本にとって有望な移動手段だが、法的な枠組みが定まりきらず事業環境に不透明さが残る。それでも同氏の実績が信用を生み15億円を調達した。出資した
月間10万人が読んでいるCoral Insightsのニュースレターにご登録いただくと、Coral Capitalメンバーによる国内外のスタートアップ業界の最新動向に関するブログや、特別イベントの情報等について、定期的にお送りさせていただきます。ぜひ、ご登録ください! 今となっては皮肉な話ですが、実は2016年に500 Startupsと協力して1号ファンドを立ち上げた時点では、個人的にアクセラレーター運営には反対でした。出資条件や募集期間を固定することによって、ポートフォリオが偏るリスクがあると考えたからです。そもそもスタートアップによってそれぞれ状況も違えば、必要とする資金調達条件も違うものです。資金調達の準備が整うタイミングに関しても様々です。しかし従来型のアクセラレータープログラムでは、一律に決められた条件を受け入れられるスタートアップや、特定の時期にちょうど資金調達を計画している
Paul Graham / 青木靖 訳 2009年4月 最近Inc. Magazineから、この30年間でもっとも興味深いスタートアップ創業者を5人挙げるとしたら誰かと聞かれた。一番興味深いのが誰かはどうやって決めたらいいのだろう? もっともよい判定方法は、その影響力を見ることだと思う。私にもっとも影響を与えた5人は誰だろう? 出資した会社の人たちと話をするときに、誰を模範にしろと言うだろう? 自分は誰の言葉をよく引き合いに出しているだろう? 1. スティーブ・ジョブズ スティーブは、私に限らず誰に聞いてももっとも影響力のある創業者だと言うだろう。スタートアップの文化の多くはAppleの文化だ。彼は最初の若き創業者だった。そして「とてつもなく素晴しいもの」という概念はアートの世界には昔からあったにせよ、1980年代の企業にとっては目新しい考えだった。 さらに注目すべきなのは、彼が30年にわ
先日Atama Plusが51億円のシリーズBラウンド、CADDiが80億円のシリーズBラウンドの調達を発表しました。どちらも2018年にDCMからシード投資を行った企業です。2つの企業は創業から順調に事業を伸ばしていますが、共通していることがあります。 2社に共通していることはプロダクトローンチ前のシードラウンドと数十億円後半を調達するラウンドで説明されている「バリュープロポジション(value proposition)」が同じということです。 (↓のCADDiの今回のピッチデックのバリュープロポジション。これと全く変わらない実際のシード資料の数ページをこのnoteの中で添付します。それを見たい方はそのパートを是非) 「バリュープロポジション(value prop)」とは企業がユーザーに提供する価値を表したものです。僕が個人的にプロダクトローンチ前の企業に投資するときに最も気にするのがこ
Capital was free. Now it’s expensive. タダだった資本は今や高価に 資本がタダの時代はより多くの資本を消費する会社がベストだった 資本が高価になった今はこれらの会社はワーストな会社になった 1ドル1ドルが以前よりもより大切になった時、優先順位をどうかえていくのか スタートアップに冬の時代が来た 米国を代表する投資家で SmartHR の株主でもあるセコイア・キャピタルが「Adapting to Endure(耐えるための適応力)」というプレゼンテーションを共有してくれました。最初は投資先限定で非公開だったらしいのですが、メディアに Full Version が漏れたため結局公開することにしたらしいです(笑) コンテキストを説明すると、今は世界的にスタートアップの資金調達環境が「冬の時代」に突入しており、多くのスタートアップが資金調達が進まずコスト削減をし
月間10万人が読んでいるCoral Insightsのニュースレターにご登録いただくと、Coral Capitalメンバーによる国内外のスタートアップ業界の最新動向に関するブログや、特別イベントの情報等について、定期的にお送りさせていただきます。ぜひ、ご登録ください! Coral Capitalは3月5日で設立3周年。前身となる500 Startups Japanの時代を含めると6年が経ちました。この年月で日本のスタートアップ業界は大きく進化してきました。そこで今回の記事では、James Rineyと澤山陽平が500 Startups Japan創業当時、さらにはもう少し昔のスタートアップ業界を振り返ります。現在との比較をどうぞ。 1)5年前のスタートアップ調達額は3分の1だった James:500 Startups Japanで1号ファンドを立ち上げた2016年は、日本のスタートアップ業
転職、副業、フリーで独立……キャリアの選択肢は広がっているけれど、起業という選択肢にハードルの高さはまだ残る。では、DX全盛時代に起業のカタチはどう変わる? エンジニアが会社を興すことで得られるものは? エンジニア社長への取材を通して“起業研究”してみよう。 2012年にニュース配信アプリのスタートアップGunosy、18年にブロックチェーン技術による経済活動のデジタル化を目指すLayerXを立ち上げた福島良典さん。 起業家やエンジェル投資家として有名な福島さんは、「2度目の起業」にどんな思いを込めていたのだろうか。エンジニアとしての彼は、「会社を興す」ことをどんなことだと捉えているのか。 彼にとっての「起業」の意味や、2度の起業を経て分かった「勝てるスタートアップの鉄則」を聞いた。 関連記事 ブロックチェーン技術のLayerX、エンジニアたちが“総合格闘家”を自負する理由は? 「真のDX
moat /moʊt/ [名] (都市・城壁の周囲に掘られた)堀 Moat(モート)とはウォーレンバフェットと盟友のチャーリーマンガーが様々なインタビューで繰り返し繰り返し述べている事業において最も大切な概念です。 僕が投資家として、最も時間と思考を費やしている対象もMoat(モート)です。 バフェット/マンガーにはMoatについてのいくつもの引用がありますが下記の質疑応答の一部がわかりやすいです。 The most important thing, what we're trying to do is to find a business with a wide and long lasting moat surrounded and with protecting a terrific economic castle with an honest Lord in charge of t
尊敬してやまない経営者の一人にpatagoniaの創業者、イヴォン・シュイナードがいます。彼には自らの有名な著書「let my people go surfing(社員をサーフィンに行かせよう)」等があるので、彼を起点としたpatagoniaのユニークな経営哲学に直に触れることができるわけですが、とは言えそれほど多くないイヴォンの思想に触れるリソースとして、何度も聴き返すお気に入りのpodcastがあります。 NPRの「How I Built This」がいかに素晴らしいかはここでは割愛しますが、30min弱のインタビューでイヴォンが呟く、シンプルで削ぎ落とされた経営哲学が何度も心に刺さります。そして聴くたびに、今自らが事業で直面している課題に合わせて、学びがあるんですね。 先日久々に聴き返し、あらためて学びのあった一説をご紹介します。 彼は「成長」には2種類あると前置きした上で One
地方起業を選ぶ人が増えてきている現在、東京と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのか。広島で起業した株式会社ウーオ 代表取締役 板倉 一智氏と、ウーオに出資しているベンチャーキャピタルであるライフタイムベンチャーズ 代表パートナー木村 亮介氏を招いて「地方スタートアップの課題と可能性」と題したパネルディスカッションが行われた。 【もっと写真を見る】 東京で働くか、地方で働くかというのは、多くの人が直面する選択だろう。また起業を考えている人にとっては、より重要な問題となるに違いない。 最近では地方での起業を選ぶ人が増えてきたが、そこにはどのようなメリット・デメリットがあるのか。広島で起業した株式会社ウーオ 代表取締役 板倉 一智氏と、ウーオに出資しているベンチャーキャピタルであるライフタイムベンチャーズ 代表パートナー木村 亮介氏を招いて「地方スタートアップの課題と可能性」と題したパネ
先週、フルタイムの会社員かつ比較的若手でありながらスタートアップへのエンジェル投資をしている坂本達夫さんのインタビュー記事を掲載したところ、たくさんの反響をいただきました。1件あたり数十万円という小さな単位で始められるのなら、自分も興味があるという声も多く聞こえてきました。新しい会社が立ち上がるところで、できることなら自分も支援したいという人が多いと改めて気づきました。 日本ではエンジェル投資の層が薄く、より多くの人が関心をもってスタートアップ・エコシステムを支えるのはプラスのことだと思います。一方で、エンジェル投資について、あまり知られていない実状があるようにも思えたので、少し一般論を書いてみたいと思います。 日米差がきわめて大きいエンジェル投資 スタートアップ・エコシステムにおいてエンジェル投資家の果たす役割は小さくありません。スタートアップ先進国の米国ではエンジェル投資家の投資額は2
ピーター・ティールの7つの質問に対して、 あなたのビジネスはいくつ“YES”と答えることができますか? ピーターはPayPalとパランティア(現在価値200億ドル)の共同創立者です。 FacebookとベンチャーキャピタルであるFounders Fundの最初の投資者であり AirBnBやStripeに投資を始めるにあたって、これら7つの質問を使いました。 PayPalで15億ドルを売り上げ ピーターとともに最初の富を作った起業家仲間たちも 次の会社を始める際にこの7つの質問を利用しました。 ピーターによれば、PayPal マフィアには スペースXを創立しテスラ・モーターズを共同設立したイーロン・マスクや リンクトインの創立者の一人リードホフマンがいます。 Youtube を創ったスティーブ・チェン、チャド・ハーリーそしてジョード・カリム イェルプ創立したジェレミー・ストップルマンとラッセ
「スタートアップの創業者兼CEOは、自らの給料をどれくらいに設定するべきか」というのはとても重要なテーマであるにもかかわらず、これまであまり表立って語られることがありませんでした。業界もしくはポジション別の給与相場はありますが、スタートアップに関してはあまりにも特殊なので、どれもうまく当てはまりません。加えて、会社や創業メンバー個人個人の状況などがそれぞれ大きく異なるため、あるスタートアップに当てはまることが別のスタートアップには当てはまらないことも珍しくなく、判断が余計難しくなります。そのため、給料をいくらにすべきかについて、大まかな考え方を示すことはできますが、特に決まったルールなどは存在しません。 このテーマについて、PayPalやPalantir 、Founders Fundの共同創業者であるピーター・ティール(Peter Thiel)は、彼の著書である『Zero To One』の
新型コロナが世界を揺るがしている今、当社もフルリモートに舵を切りつつある。 もともと社内コミュニケーションはチャットとクラウドベースなので、割とスムーズに移行できている。 ところで今の経済状況的に、よくリーマン・ショック時と比較されることが多い。 いろいろ状況が違うこともあると思うが、スタートアップがこの状況にどう対応するべきかの参考になるかと思い、そのとき起こったことと、どう乗り切ったのかを公開してみたいと思う。 ピクスタの創業は2005年8月、事業開始が2006年5月なので、リーマン・ショックが起こった2008年9月は、創業からちょうど3年後、事業開始から2年半後である。 一般的にWebプラットフォーム事業の立ち上げから2〜3年後というのは、やっと形になってきたぐらいで、売上も大きくなく、まだまだ赤字を掘っている状況である。 創業1年後の2006年11月にシリーズAとして6000万円を
著者略歴:宮地俊充 シリアルアントレプレナー / 会計士試験合格→PwC→GCA→ITベンチャーCFO→オンライン英会話 ベストティーチャー創業&大手予備校に売却→エンジェル投資家→デジタルヘルス×D2C セルフケアテクノロジーズ創業(今ここ) きっかけは、2019年10月下旬のBASE上場申請時に、TwitterでVC比率と売出比率を巡って金融界隈やスタートアップ界隈で論争が起こっていたことです。 BASEの上場、売出株式比率が94.9%でVC勢だらけwwwww タバラジでも言うたろ? ZOZO前澤さんにはVCが必要なかったってw。まあ、自己責任でもあるが、これじゃあ、創業者ってなんなのかね?VCの駒か?とも思うよなあw https://t.co/fcJUA5KCkt — 田端信太郎@田端大学 塾長 (@tabbata) September 20, 2019 それを見て、そもそもVCから
現在25歳、2019年に起業するなら何を選ぶか? 司会:本イベントを主催しているbillage OSAKA(ビレッジ オオサカ)はコワーキングスペース、レンタルオフィス、イベントスペースを併設した大阪のインキュベーション施設として、起業家やスタートアップ企業に対して、起業や資金調達のサポート、コミュニティ形成の支援などを目的に数多くのイベントを開催してきました。 今回のイベントは関西を拠点とする若手起業家を対象としたピッチコンテストですが、起業家の方々の事業プレゼンに移る前に「今U-25で起業するなら何をする?」というテーマで先輩起業家の皆さんによるトークセッションを行いたいと思います。 では、ここからのモデレーターは、スマートラウンドの冨田阿里さんにお願いしてます。冨田さん、宜しくお願いいたします。 冨田阿里氏(以下、冨田):よろしくお願いします。スマートラウンドというスタートアップでC
前回の記事「起業家が知るべきVCの内情と選び方」に続くSecrets of Sand Hill Road読んでみた第2弾。 <ざっくりまとめ> ● 調達額は株を放出しすぎるほど大きすぎても、事業の目標達成ができないほど小さすぎてもダメ ● 資本構成がおかしいと経営陣やそのラウンドの投資家は当然のことながら、従業員のモチベーションにもかかわり、次の投資家も出資を渋る ● 一般的(10-20%の希薄化+適正バリュエーション+プレーンなタームシート条項)ではない資金調達をするのは、起業家側にとって一度しか使えない「奥の手」、どこでそれを使うべきかは慎重に考えるべき 本書ではタームシートの条件の説明にかなり多くのページを割いていて、どこまで含めるべきか迷いました…。「優先株式」や「コンバーティブルデット」などの単語の意味を知りたい、体系的に学びたいという方は、すでに業界の先輩方が日本語で分かりやす
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