コードレビューに限らず、いろいろなレビューがいろいろなプロセスに組み込まれている。だが、レビューにおいて、たとえ内容に瑕疵があっても承認されるなら、そのレビューは単なる形式・儀式に過ぎない。"何かを保障するためのプロセス"としてのレビューを機能させることを目的とするなら、そこには却下の可能性があることが必要条件だ。 保障: ある状態がそこなわれることのないように、保護し守ること。 https://kotobank.jp/word/保障-630029 却下と批判的立場そのようなレビューにおいて、レビュアーは「これは承認しても大丈夫か」と思考する。「承認しても大丈夫だ」という確信を得るということは、裏返せば「却下すべき理由がない」という確信を得ることである。その確信が得られるのは「却下すべき理由を探したが見つからなかった」ときである。つまりレビュアーに承認を求めることは、「却下すべき理由を探す